クレジットカードを使い過ぎて払えない場合に滞納するリスクと対処法

この記事に関するアドバイザ

元 クレジットカード会社職員

熊澤健

クレジットカード会社20年勤務し、うち10年間は債権回収を担当。クレジット審査業務能力検定上級コースであるシニアクレジッター及び、クレカウンセラー取得をしている審査のプロ。

この記事の目次

  1. 日常の買い物から海外でのショッピングまで便利に使えるクレジットカード
  2. クレジットカードの支払方法は「一括・分割・リボ」の3つ
  3. なぜクレジットカードが払えないのか?
  4. クレジットカードを滞納した際の流れを確認
  5. 滞納時の対処法1:クレジットカード会社に電話連絡
  6. 滞納時の対処法2:専門機関に相談
  7. 滞納時の対処法3:お金を借りる

今や、誰でも1枚は財布に入っているクレジットカード。確かに便利な支払い手段ですが、ついつい使いすぎて請求額にびっくりする人も少なくありません。

もちろん、請求額の未払いは違約行為です。「払えなくても、カードを止められるくらい」と思っていると、想像以上のリスクに後悔するかもしれませんよ。

「クレジット代が払えない」
その問題、これで解決
請求日は明日。時間がない。
その状況、今日解決できるかも。
解決策を見る

日常の買い物から海外でのショッピングまで便利に使えるクレジットカード

クレジットカードとは、商品代金の支払い専用のカード商品です。

具体的には、カード会社が商品代金の建て替えを行い、後日利用者に請求が行われる仕組みとなっています。カード会社は提携店から手数料を得ているため、基本的な1回払いを利用する分には利用者が商品代金以上のお金を払う必要はありません。

加えて、代金請求はクレジットカードを使った月の翌月・翌々月払いとなるため、金欠時にも買い物ができるというメリットもあります。

便利な反面使い過ぎてしまうのが怖いところ…

現金を持ち歩かずにショッピングできるクレジットカードですが、金銭感覚が狂ってしまうというリスクは無視できないでしょう。

手持ちのお金が無い状態でも支払いができてしまうために、無計画な出費をしてしまいがちな人が後を絶ちません。

請求書が送付されるまでは利用状況が不透明なので、収入以上にクレジットカードを使ってしまうケースが多いのです。

クレジットカードの支払方法は「一括・分割・リボ」の3つ

クレジットカードは、利用額の支払い方法に選択肢があります。
一般的には1回払いが選択されていますが、想定以上にカード払いをしてしまった月などは分割払いやリボ払いで支払い負担を分散させることも可能です。

一見すると便利なシステムですが、これこそが払えない状況につながる原因になっています。

クレジットカードではリボ払いに注意

利用額に応じて月々の請求額が決まる、リボルビング払い
実際に使った金額に対して支払う金額の負担が軽いため、使い勝手は非常に良いのですが、「払えない状況」に陥ると簡単に解決できなくなるというリスクがあります。

毎月の支払額が一定ということは、一度でも払えない請求額になると、翌月以降も同じ負担に苦しみ続ける羽目になるのです。

また、リボ払いの請求額は利用額に応じて段階的に高くなるため、「ある日突然払えなくなった」という状況も珍しくありません。

リボ払いを使い過ぎると金銭感覚が無くなる

リボ払いには、金銭感覚が狂いやすいというリスクもあります。
単純な話で、毎月の負担が一定なので無制限に使ってしまいがちになりやすいのです。

しかし、クレジットカードはショッピング枠内でのみ利用できるもの。いずれは上限に達するもので、リボ払いを続けているとある日カード決済ができなくなって事の重大さに気づくという人もいます。

なぜクレジットカードが払えないのか?

クレジットカードが払えない場合とは、どんな状況でしょうか?普段何気なく利用しているクレジットカードですが、払えない状況は多く考えられます。

不注意が原因ということもあれば、使い過ぎて払えないということもあるでしょう。

具体的には以下の通りです。

クレジットカードが払えない理由
一括払いを指定したが口座預金が足りない
一括払い後にリボ払い指定を忘れていた
複数の買い物で分割払いを選択した
出費を考えずにリボ払いの返済額を決めた

上記が払えない場合の状況として多いのではないでしょうか。

払えないのは支払いが後回しになるため

クレジットカードを普段から利用する方は、「後日払えば良い」「あとでリボ払いに変更すればよい」などの思考回路になりがちです。支払いを後回しにする分、お金に関していい加減になってしまう傾向があるでしょう。

また「翌月になれば給与が入るから大丈夫」と考える人もいます。しかし、翌月は翌月で払わなければならないお金があるはずです。そのお金を払うと、クレジットカードの支払いにあてるお金がなくなってしまうことも考えられます。

クレジットカードを利用する際は、払えないという状況にならないように、徹底した自己管理が必要です。

生活水準も下げれないのでさらに悪循環

カード払いが終わらない人の例
1.とりあえずクレジットカードを使う
2.今月の支払いが高額になる
3.高額な支払いをしたからお金がない
4.お金がないからまたクレジットカードを使う
5.また高額な請求金額になる…。

クレジットカードのリボ払いでは、請求残高が大きくなってきても、生活水準を下げるのが難しくなります。

例えば、自分の収入よりも高い買い物を毎月していると徐々にそれが当たり前になっていきます。

そうなると、お金がなくなったらリボ払い。次もリボ払い。この生活を繰り返し、いずれ生活水準を下げることができなくなってしまうのです。

自分の収入以上の買い物ができてしまうクレジットカードは、使い過ぎを誘発し金銭感覚が狂ってしまう大きな原因になると言えるでしょう。

クレジットカードを滞納した際の流れを確認

クレジットカードが払えない場合は段階的な措置になります。「今は払えない…」かといって、即深刻な状況になるわけではありません。

しかし、払えないということは滞納するしかないでしょう。滞納してしまった場合は、クレジット会社から何かしら督促や催促が来ます。

クレジットカードが払えない場合は、クレジット会社から督促があると、頭の中に入れておきましょう。

クレジットカードが払えない場合は以下の通りになります。

クレジットカードを滞納した場合の流れ

【1】再引き落とし日を案内する書面が届く
再度口座から引き落としがかかる旨の書面が自宅に届きます。
【2】カード会社から電話督促
担当者から利用者の携帯電話に払うようにと催促されます。
【3】連絡がつくまで督促電話が続く
電話がつながるまで、何度もかかってきます。
【4】強制解約
クレジットカードを退会させられます。再度入会することはできません。
【5】支払督促状が届き一括支払い
カード残高全て+延滞金を一括払いで払う必要があります。

クレジットカードが払えない場合は上記の流れとなります。

【1】カード払いにしている請求が全て未納状態に…

クレジットカードが払えない場合に最初に起こる問題は、クレジットカードの利用停止です。

クレジットカードを利用する人の中には、携帯料金、家賃、自動車の保険などをカード払いにしている方もいるでしょう。

クレジットカードが利用停止になっていると、他の請求も全てストップしてしまいます。

【2】遅延損害金も発生する

クレジットカードが払えない場合に、次に発生する問題は、遅延損害金です。

クレジットカードの請求日に支払いができないと、その翌日からいわゆる延滞金が発生します。この延滞金は、どのクレジットカード会社も、同額で年率20.0%が通例です。

遅延損害金の計算式

式)請求元金×遅延損害金年率(20.0%)÷365日×期日経過数
=遅延損害金

条件:請求額50,000円で10日遅延した場合

式)50,000×20.0%÷365×10
=273円

遅延損害金は273円

上記のとおりになります。延滞金と聞くと払えない金額になると考える人も多いですが、実は数日遅延しただけでは、さほど高額にはなりません。

しかし、クレジットカードが払えない場合のリスクはまだまだあります。

【3】滞納し続ければ利用料金を全て一括請求

次に紹介するクレジットカードが払えない場合のリスクは、一括請求です。

上述の払えない場合の流れの中でも取り上げていますが、クレジットカードが払えない場合は強制解約となり、現在残っている残債や、利息、延滞金を全て一括請求されます。

【4】最終的には口座や給料を差し押さえに

一括請求をされても、クレジットカードが払えない場合は、預金口座や給与の差し押さえがおこなわれます。

払えないと言っても、口座にはいくらかお金がある人もいるはずです。その場合、預金口座のお金を差し押さえられ、最終的には給与も強制的に引き落とされてしまいます。

差し押さえは、裁判所命令です。そのため、絶対に拒否することはできないのです。

Q.債権回収の流れとは


元クレジットカード会社職員|熊澤健
私生活や仕事で問題になるような取り立てはされない

私が以前勤めていた会社では、延滞が発生すると登録電話へ電話、自宅への手紙送付をしていました。その先は遅れの回数や利用残高、仕事の状況などに応じで変わります。
連絡が取れない時は職場への電話や自宅への訪問もありますが、状況の確認や連絡依頼でした。貸金業法21条1項の取り立て行為の規制により、私生活や仕事に支障が出るような取り立てや威迫は禁止されています。支払い督促や訴訟といった裁判手続きになるケースもありますが、話し合いに応じてもらえます。給料などが差し押さえになることもあります。サービサーという債権回収業者に債権が譲渡されることもありますが、こちらも違法な取り立てはしません。

特に注意すべきリスクは「信用情報のブラック化」

クレジットカードが払えないリスクとして、最も身近でリスクが高いのは信用情報のブラック化です。

信用情報とは、クレジットカードやローンなどの遅延・延滞の記録です。過度に遅延・滞納があると、ブラックと見なされてしまいます。

将来的に住宅ローンや自動車ローンを組む人も多いはずです。その時になって、信用情報に傷がつき、審査に落ちてしまうなんてことも、よく聞く話なのです。

Q.クレジットカードの滞納はローン審査にどう影響するのか


元クレジットカード会社職員|熊澤健
悪影響を与えることが多いが、必ず審査がNGではない

いつ、どれくらいの延滞だったかで状況は変わります。一般に延滞があるとローンやクレジットの審査は通らないことが多いです。しかし、軽微な延滞の場合などローンの審査会社がローンを組んでも払ってもらえると判断することもあります。
また、延滞したカード会社とローンを組む会社が違う場合、延滞のすべてが審査する会社に伝わるのではありません。軽微で伝わらない時や、延滞から期間が経過して情報が消されていることもあります。信用情報機関CICの場合、クレジット情報の保有期間は契約終了後5年間です。

滞納時の対処法1:クレジットカード会社に電話連絡

クレジットカードの利用代金が払えないと、最悪の場合でライフプランに影響を及ぼすようなリスクがあります。

何年も経ってから後悔しないよう、開き直って滞納し続けるようなことは避け、適切な対処を心がけてください。

まずは、利用しているクレジットカードの発行会社に電話連絡をしましょう。

滞納している代金が支払える期日を約束

クレジットカード会社に電話すると、担当者に取り次がれ入金期日について相談することになります。

ここで明確な期日を約束しておけば、当日まで督促電話がかかってこなくなります。

もちろん、約束した期日を反故にしてはいけません。この対処は基本的に「支払期日の先延ばし」に過ぎませんが、無断で滞納することはカード会社からの信用を大きく損ねるので、必ず電話するよう注意してください。

滞納時の対処法2:専門機関に相談

すでに請求日を過ぎてしまっている場合は、適切な相手に相談してみてください。

例えば、

  • ・国民生活センター(消費生活センター)
  • ・日本クレジットカウンセリング協会
  • ・弁護士等の専門家

といった公的期間や専門家に相談すれば、あなたがとるべき適切な行動を提示してもらえるでしょう。

相談先1:国民生活センター(消費生活センター)

国民生活センター(消費生活センター)とは、消費生活全般に対する苦情・問い合わせに専門担当者が対応してくれる公共機関で、様々な商品・サービスに関して相談できます。

一般消費者とクレジットカード会社の間に立ち、公正な立場から適切なアドバイスをしてくれるので、ぜひ1度相談してみてください。

・国民生活センター/消費生活センター
電話番号:042-758-3161
国民生活センター公式サイト

相談先2:日本クレジットカウンセリング協会

日本クレジットカウンセリング協会(通称:JCCO)は、公正かつ中立的な立場から、消費者保護の観点でカウンセリングを行う公共機関です。

債務関連の専門家から適切なアドバイスをもらえるので、クレジットカードのような金銭トラブルに関してはより相談しやすい相手と言えるでしょう。

・JCCO
電話番号:03-3226-0121
JCCO公式サイト

相談先3:弁護士などの専門家

その他、法律の専門家という相談相手もいます。
ただし、弁護士事務所に行くと相談料を支払わなくてはなりません。場合によっては、その費用がそもそも支払えないという方もいらっしゃるでしょう。

「取り合えず専門家の意見が聞きたい」「弁護士に依頼するだけの費用が無い」といった方は、無料相談できる法テラスに連絡してみてはいかがでしょうか。

・法テラス
電話番号:0570-078374
法テラス公式サイト

滞納時の対処法3:お金を借りる

場合によっては、払えない請求額分のお金を借りるという対処法も検討してみてください。

具体的な方法としては、

  • ・知り合いから借りる
  • ・クレカのキャッシング機能を使う
  • ・金融機関から借入する

という選択肢があります。

借入方法1:知り合いに助けてもらう

まずは、ご両親や兄弟、友人といった知り合いに相談してみましょう。
もちろん、必ずしもお金を借りられるわけではなく、頼み方によっては人間関係に悪影響が及ぶ恐れもあります。

しかし、事情を説明すれば快く助けになってくれるかもしれませんし、この手段で解決できるならそれに越したことはありません。

ただし、当たり前ですが借りたお金はしっかり返さなくてはなりません。相手が誰であっても、あくまでも誠実な対応を心がけましょう。

借入方法2:クレジットカードでキャッシングする

多くのクレジットカードには、商品代金を立て替えるショッピング機能の他に、現金を借り入れするキャッシング機能が備わっています。

メインの機能ではないため、利用可能額は少なく設定される傾向にありますが、1ヶ月分のカード代金分なら十分に借入できるでしょう。

ただし、現在滞納しているクレジットカードはキャッシング機能も停止するため利用できません。また、キャッシングの返済方法が一括のみとなっているクレジットカードもあり、その場合は翌月の支払い負担が大きくなるので注意しましょう。

借入方法3:金融機関から借入する

キャッシング機能がついているクレジットカードを持っていないなら、金融機関から借入するという選択肢を検討してみてください。

当然ながら、借りたお金には利息を上乗せして返済しなくてはなりません。しかし、金融機関からの借入は、数ヶ月に分けて少しずつ返済していくのが基本です。

借入金額にもよりますが、この方法なら、翌月以降の支払い負担が過度に大きくなる心配はないでしょう。

カードローンという選択肢

具体的な借入方法のひとつに、カードローンというものがあります。
カードローンとは、あらゆる請求をローン払い(分割・リボ払い)にできるカード型のローン商品です。

例えば、テレビCMで有名なアコムやプロミスが、大手カードローンの一種です。

カード代金の支払い口座に入金できる

カードローンの利用方法には、「ATMで現金を借りる」という使い方と、「指定した口座に振込んでもらう」というものがあります。
振込で借りる場合、契約したカードローンの公式サイトで会員ページにログインし、スマホ上で入金依頼するだけです。

カードローンの使い方

この機能は、入会審査に通過し契約手続きが完了すれば、その時点から利用できます。つまり、スマホ上で入会申し込みをして、そのまま「カード代金の支払い口座」に必要な金額を入金してもらうこともできるのです。

早ければ今日中にお金を借りられる

例えば、審査が早いカードローンがおすすめです。
特に、最短30分で審査が完了するカードローンを選べば、早ければ今日中にお金の問題を解決することもできるでしょう。

では、具体的にどういったカードローンがあるのか?おすすめは、以下の通りです。

アコム

限度額 最大800万円
金利 3.0~18.0%
審査 最短30分
融資 最短1時間

すぐお金が必要な方におすすめ。
初めてのお借入れにおすすめ。

公式サイトはこちら
※申し込みの時間帯によっては翌日以降の対応になります。

プロミス

限度額 最大500万円
金利 4.5~17.8%
審査 最短30分
融資 最短1時間

スマホでお借入れ可能。
20代・30代の方から人気。

公式サイトはこちら
※申し込みの時間帯によっては翌日以降の対応になります。

アイフル

限度額 最大800万円
金利 3.0~18.0%
審査 最短30分
融資 最短1時間

内緒で借りたい方におすすめ。
銀行振込で借りたい方におすすめ。

公式サイトはこちら
※申し込みの時間帯によっては翌日以降の対応になります。

※カードローンの利用はあくまで一つの選択肢にすぎず、本サービスはカードローンの利用のみを勧めているわけではありません。カードローンをご利用の際には、利用条件等を確認し、十分にご注意下さい。
なお、本サービス掲載の情報は出来る限り最適なものとなるよう万全を期しておりますが、その正確性・最新性を保証するものではありません。ユーザーの皆様の責任と判断において、本サービスをご利用下さい。詳しくは、免責事項をご参照下さい。

請求に関する記事一覧

特徴から探す

記事についてのお問い合わせ・ご相談

マネットカードローンでは、専門家の意見を取り入れながら、正確性に細心の注意を払って正しい情報の発信を追求し続けています。

万が一、内容に誤りがある場合、真摯に向き合って修正にあたっております。

また、ファイナンシャルプランナーへの相談も無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。(詳細は注意事項をご確認ください。)

> 記事についてのお問い合わせ
  • 1.本サイトの目的は、ローン商品等に関する適切な情報と選択の機会を提供することにあり、当社は、提携事業者とお客様との契約締結の代理、斡旋、仲介等の形態を問わず、提携事業者とお客様の間の契約にいかなる関与もするものではありません。
  • 2.本サイトに掲載される他の事業者の商品に関する情報の正確性には細心の注意を払っていますが、金利、手数料その他の商品に関するいかなる情報も保証するものではございません。ローン商品をご利用の際には、必ず商品を提供する事業者に直接お問い合わせの上、商品詳細をご自身でご確認下さい。
  • 3.当社及び当社アドバイザーでは、本サイトに掲載される商品やサービス等についてのご質問には回答致しかねますので、当該商品等を提供する事業者に直接お問い合わせ下さい。
  • 4.本サイトに関して、利用者と提携事業者、第三者との間で紛争やトラブルが発生した場合、当事者間で解決を図るものとし、当社は一切責任を負いません。
  • 5.編集方針、免責事項・知的財産権、ご利用いただく上での注意、プライバシーポリシーの各規程を必ずご確認の上、本サイトをご利用下さい。
この記事に関するキーワード

注目の特集

アドバイザ一覧バナー
ページトップに戻る