金利が安いカードローンと審査の難易度を元銀行員が解説

この記事に関するアドバイザ

貸金業務取扱主任者

手塚大輔

地方銀行に8年勤務し、住宅ローン・カードローン・フリーローンなど個人ローンの他、事業性融資・創業融資など幅広い業務を担当。貸金業務取扱主任者の資格を有する、100件あまりのフリーローン、住宅ローン数十件、その他に投資信託・個人年金・国債販売も取り扱った金融商品のプロ。

この記事の目次

  1. 金利が安いものを探すと?
  2. 高額借り入れが希望の方は銀行のカードローン向き
  3. 銀行以外に低金利での消費者金融利用
  4. 申し込む前に必見!元銀行員が明かす「審査の裏話」

カードローンでお金を借り入れる際に、みなさんがどこの会社を選ぶかを決める基準は何でしょうか。金利、急いでいるからとりあえず目に入った、あるいは、家から契約機が近い、など様々あるかもしれません。

ただ、借り入れるとその後は返済していきますので、金利が低く利息が安いカードローンに越したことはありません。

借り入れる際に重視する項目は、金利の安さなのではないでしょうか。
今回は金利が低く利息の安さという一点だけにこだわってお話をさせていただきます。

金利が安いものを探すと?

金利が低く利息が安いカードローンは何か。借り入れるユーザーのみなさんにとっては、それは一番気になる情報かと思います。

まずは各種カードローンを発行しているところの特徴を見ることで、理解を深めてみましょう!

3種類のカードローンの金利の特徴

カードローン3種
  • 銀行系(労働金庫・中小組合含む)
  • 消費者金融系
  • 信販系

カードローンは大きく分類すると上の三つになります。

それぞれ業種が異なっていますよね。そのため、カードローンの特徴にも違いがあり、「金利」もそれぞれ異なります。

まず、消費者金融は金利の上限を利息制限法で定められています。貸出額によって20.0%~15.0%となっており、10万円~100万円未満では18.0% です。

銀行は銀行法の下にあり、利息制限法では管理されませんので、14%台が多く採用 されています。これだけでも消費者金融系とは差があります。

一方で、信販系・クレジットカード系は消費者金融よりも少し低くなっています。

利息制限法第1条「利息の制限」とは?
日本の経済状況に適した利率で、利用者の生活を守るための法律
原文:第一条 金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。
 元本の額が十万円未満の場合 年二割
 元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分
 元本の額が百万円以上の場合 年一割五分

銀行が特に低金利な理由

銀行は借入額にもよりますが、いまや金利相場は14%~のところも数多く見かけるようになりました。では、その金利の安さの理由ですが、次のようなことが理由として挙げられます。

銀行が低金利の理由
  • 資金調達の必要がない
  • 他商品でも利益が出ている

そして、消費者金融の大手は軒並み銀行の傘下に入っていますが、銀行からの融資を受けますので、その分だけ金利は上乗せされることになります。

信販系と言われるクレジットカード関連会社は、お金を貸すことよりもショッピングでの利用が中心です。ただ、最近ではかなり企業努力をしており、安い金利のものが出てきています。そのため、これからの動向に注目です。

Q.なぜ銀行カードローンは消費者金融より金利が安いのか

Teduka

貸金業務取扱主任者|手塚大輔

資金調達コストと融資額の違いです

特に大きな要因は、資金の調達コストの違いです。
金融機関の中で、預・貯金を受け入れられるのは銀行だけです。他の金融機関は、原資の大半を銀行からの融資で調達しています。調達コストが異なる訳ですから、その差を貸出金利に上乗せせざるを得ないことは当然とも言えます。
次に、貸出姿勢の相違を指摘できます。低利になるほど収益が少ない訳ですから、貸し倒れリスクの少ない人に利用者を制限し、さらに貸付額を大きくすることにより、利益を確保する必要があるのです。貸出額が大きくなるほど金利は安くなるのが原則です。

金融機関別の金利と最低返済額を比較

カテゴリ 金融機関 金利 毎月の最低返済額
都市銀行 みずほ銀行 2.0%~14.0% 10,000円
都市銀行 三井住友銀行 4.0%~14.5% 2,000円
都市銀行 三菱UFJ銀行 1.8%~14.6% 4,000円
消費者金融 アコム 3.0%~18.0% 3,000円
消費者金融 プロミス 4.5%~17.8% 4,000円
ネット銀行 auじぶん銀行 2.2%~17.5% 2,000円
信販系 クレディセゾン 15.0% 4,000円

毎月の最低返済額は、10万円を借りた場合の毎月の最低返済額になります。

表をみてもらうと分かる通り、メガバンクのみずほ銀行の金利が一番低いです。しかし、毎月の返済額が一番高いのもみずほ銀行ということもわかると思います。

利息を含めた合計の返済額は下がりますが、毎月の支払わなければいけない金額は他金融会社と比較すると高いのが特徴です。

カードローン金利の決まり方は?利息計算の仕組みと本当に低金利のサービスを比較

30万円を借りた場合にはどう違うのか

では、実際に一般的な銀行と、消費者金融のアコムで、30万円を借りて返済シミュレーションしてみました。どのような結果になったでしょうか。

例)30万円を借り入れ 返済期間を12ヶ月とした場合

金融機関 金利 毎月の返済額 返済総額
一般的な銀行 14.5% 2万7,006円 32万4,076円
アコム 18.0% 2万7,503円 33万44円

両者の金利差は3.5%。結果は、月々の支払額が497円の差、総額で5,968円となりました。30万円という比較的少額の借り入れ条件でしたので、差は小さいですが、借入額がもっと大きくなると、さらにその差は大きくなります。

返済期間も重要な要素

金利についてお話してきましたが、利息には返済期間という要素も関わってくることを忘れてはいけません。というのも、完済し終えるまで残高に対して金利は掛かってくるからです。

利息を求める公式は次のようになります。
借入残高×金利÷借入期間(365×日数)=利息

仮に、元金30万円、年利18.0%のカードローンを30日間で完済したとします。利息は約4,500円となります。以下に返済シミュレーションがあるので利用してみてください。

返済金額を計算

毎月の返済金額を計算します

借り入れする
金額
千円
金利 %
完済までの期間 ヶ月

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返済期間を計算

完済までの期間を計算します

借り入れする
金額
千円
金利 %
毎月の返済額 千円

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借入日数が増えれば、利息も膨らみます
借入残高はもちろんですが、「金利」と「日数」が変われば、返済額も大きく変わってきますので、ご注意ください。

消費者金融やカードローンの返済を効率化するコツ|低金利にまつわる誤解

高額借り入れが希望の方は銀行のカードローン向き

借り入れ金額が大きくなると、金利面でかなり恩恵を受けるようになります。

それは、どこの銀行カードローンも同じですが、ちなみに、ここでは銀行カードローンを例にとって見てみましょう。


借入額 金利
800万円 1.9%~4.5%
600万円以上800万円未満 3.0%~7.8%
500万円以上600万円未満 4.5%~7.8%
350万円以上500万円未満 4.9%~8.9%
300万円以上350万円未満 4.9%~12.5%
200万円以上300万円未満 6.9%~14.5%
100万円以上200万円未満 9.6%~14.5%
10万円以上100万円未満 14.5%

上の表を見ていただけるとわかりますが、500万円以上を借り入れると、10%近く金利が変わってきます。

銀行以外に低金利での消費者金融利用

銀行の金利が安いことはわかりましたが、銀行以外に低金利で借り入れる方法はないのでしょうか。

借りる側のみなさんそれぞれの都合が違うのですから、必ずしも銀行を使わなければならないわけではありません。

では、どのようなものがあるでしょうか。

消費者金融で無利息期間サービスを使う

大手の消費者金融プロミス、アコム、アイフルなら、初めての方を対象に最大30日間は利息がゼロになる無利息期間サービスを展開しています。

特に30日以内に返済のあてがあり、少額であればメリットは大きいでしょう。

消費者金融でも100万円超で金利は15.0%

カードローンだけでなく、お金というものは借りる金額が大きくなればなるほど、金利が安くなるものです。

これは金融業界の不変の真理でもあるのですが、銀行ではなく消費者金融でも100万円以上の高額借り入れをすると、金利は安くなります。

これは利息制限法が定める上限金利が10万円以上100万円未満だと18.0%ですが、100万円超だと15.0%になるからです。

申し込む前に必見!元銀行員が明かす「審査の裏話」

銀行カードローンですが、全体の融資残高は4兆9470億円(平成27年末時点)にも上っており、消費者金融といったノンバンクを上回りました。

日銀のマイナス金利政策によって各金融機関は、新たな貸付先を探さなければいけなくなりました。

不動産業者の間では「バブルの時代まではいかないまでも、普段は融資しないような中古ワンルームでも融資が降りている」といいます。

手数料が3%前後の投資信託、6%前後の変額保険よりも、カードローンは14%前後は取れるのですから貸し付けする気は満々なのです。

Q.金利が安いカードローンの審査は高いカードローンより厳しいと言えるか

Teduka

貸金業務取扱主任者|手塚大輔

審査が厳格になる傾向があります

低金利のカードローンほど、審査が厳格になる傾向は否定できません。低金利ということは収益が少ないことですから、貸し倒れ率が高かったら事業として成り立ちません。必然的に審査を厳格にして利用者を貸し倒れリスクの少ない人に制限し、さらに貸付額を大きくすることで、利益を確保する必要がある訳です。
一方、金利を高目に、貸付額を低めにすることができれば、貸し倒れリスクの影響を薄めることができる反面、審査を柔軟にして、できるだけ利用者を増やさなければならなくなります。
低金利・厳格な審査による利用者の制限・高額貸付と、高目の金利・柔軟な審査による利用者の拡大・少額貸付は、表裏一体ということができるでしょう。

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