ブライダルローンの審査は甘い?重要視される要素を分かりやすく解説

この記事に関するアドバイザ

ファイナンシャルプランナー

工藤崇

FP-MYS代表取締役社長兼CEO。AFP資格を保有し、Fintech領域のリテラシーを向上させたい個人や、FP領域を活用してFintechビジネスを検討する法人のサポートやプロダクト支援に尽力。

この記事の目次

  1. ブライダルローンの審査は甘い?
  2. そもそもブライダルローンとは
  3. ブライダルローンの審査で重視されるポイント
  4. 審査の不安が解消された方はブライダルローンを比較
  5. 編集部がおすすめするブライダルローン
  6. ブライダルローンを利用するまでの手順
  7. ブライダルローンを利用する際の注意点
  8. ブライダルローンを使わずに済むのが理想的
  9. どうしても借入が必要ならフリーローンも検討すべき
  10. まとめ

ブライダルローンの審査は甘い?

「結婚式を挙げたいけれど資金不足…」
「ブライダルローンを利用したい…」
「でも、審査を通過できるのか不安…」

結婚を控えるカップルの中には、上記のような状況で「審査が甘いブライダルローン」はないか考えている方もいるのではないでしょうか?

結論から申し上げますと、そのようなブライダルローンはありません。

銀行や信販会社など、ブライダルローンを取り扱う金融機関は数多くありますが、すべての申込者に対してきちんとした審査を行っています。

どのようなローンも厳正に審査している

ブライダルローンの審査では、借入後にきちんと返済していけるのかを審査しています。

多くの方は、式が終わった後にご祝儀を使ってまとめて返済しようと考えているかもしれませんが、実際はそう甘くありません。

式を行うにあたって追加費用が発生したり、ご祝儀が想定していたよりも少なかったり、様々なイレギュラーが発生するものです。

このような状況も想定しつつ、融資先の銀行や信販会社は厳正に審査しています。

甘く審査するような金融機関はありません

根本的な話になりますが、そもそも融資先である銀行や信販会社が審査を甘く行うことがあるでしょうか?

どんな申込者も通過できるような甘い審査を行えば、貸し倒れのリスクが大きくなるでしょう。万が一、利用者が返済できない状況になれば、融資先は貸したお金を回収できなくなってしまいます。

上記のようなリスクを回避するためにも、ブライダルローンの審査を甘く行う金融機関などないと考えておきましょう。

そもそもブライダルローンとは

ブライダルローンとは、数十万円~数百万円といったような高額な資金を融資してもらえる個人向けの借入サービスです。

一般的には、結婚式の費用を補填するために利用する場合がほとんどですが、実は指輪の購入代金、エステ代、さらには新婚旅行の費用まで、ブライダル関連であれば幅広く使えます。

まとまった費用を借りて、毎月少額ずつ返済していける便利なサービスと言えるでしょう。

返済能力がなければ利用できません

これから結婚式を挙げる方にはとても便利なローンですが、利用するには「審査」を通過しなければいけません。
ローンを組んだ経験のない人にとって、不安を感じる方も多いのではないでしょうか?

ブライダルローンの審査では、簡単に説明すると長期的に返済していける人かどうかを判断しています。

つまり、融資先から「返済能力がない」と判断されてしまえば審査落ちとなり、ブライダルローンを利用することはできません。

Q.ブライダルローンを利用するための最低条件は?

Kudo

ファイナンシャルプランナー|工藤崇

返済能力が大切になってきます

ブライダルローンによって借入した金額を使うのは結婚式のみですが、返済は何ヶ月にもわたって継続します。借入する際には、滞りなく返済が進むかをシミュレーションしておくことが必要不可欠です。つい使ってしまいやすい傾向のあるブライダルローンは、返済時のイメージがわかず、借りてからトラブルになることもあるので注意しておきましょう。

ご祝儀を当てにしているようでは難しい…

例えば、結婚式でいただく予定のご祝儀が、均しで「1人あたり3万円」と想定し、ブライダルローンを組んだとします。しかし、実際のご祝儀が1人あたり2万円程度だったらどうなるでしょう?

仮に、ゲストを100人呼んだとしましょう。1人当たりのご祝儀が3万円なら、手元に入る金額は300万円。
しかし、2万円だった場合は200万円となってしまうので、実質マイナス100万円もの誤差が生じてしまいますます。

このようなケースは意外と多いもので、編集者の周りでも、想定より50万円近くマイナスが出た夫婦もいました。

万が一、上記のように支払いに充てる予定だったお金が減ってしまったとしても返済していけるだけのステータスがなければ、ブライダルローンを組むことは出来ません。

ブライダルローンの審査で重視されるポイント

ブライダルローンを取り扱う金融機関は、銀行だったり式場と提携する信販会社だったり、その形式は様々です。

原則として、これらの融資先からブライダルローンの審査基準が公表されることはまずありません。

しかしながら、返済能力を確認するための重要なポイントは、以下の3点に絞り込むことができます。

ポイント1|安定収入の有無

ブライダルローンの審査を通過するには、継続的に返済していけるだけの「安定収入」が必要不可欠です。

安定収入に関しては、一般的なブライダルローンの申し込み条件にも記載されている要素で、申込者の年収だけでなく、安定性がより重要視されています。

例えば、フリーランスやシフト制のアルバイトやパートなどで働く方は注意が必要です。万が一、毎月の収入に大きな差があると、ブライダルローンの審査では不利になってしまいます。

勤続年数なども審査に影響してくる

ブライダルローンの返済は長期的になるので、申込者の勤続年数も重要な判断材料になります。

例えば、大手企業の正社員として長年働いている人であれば、特に大きな問題はないでしょう。逆に、働き始めて数ヶ月しか経っていなかったり、転職して間もなかったりすると、離職する可能性が危惧されてしまいます。

勤続年数が半年にも満たないような方は、審査で不利になってしまう可能性があることを理解しておいてください。

ポイント2|現在の借入状況

現在どれくらい借入しているのかも、審査の重要なポイントです。

例えば、現在の収入だけでは返済するのが難しいくらい借入している方は、これ以上の融資は難しいと判断されるので審査を通過できません。

すでに返済困難な方に対して、過度な融資を行う銀行や信販会社はまずないので、他社や各種ローンを使って借入している方は注意しておきましょう。

年収の1/3を借入限度として考えるのがおすすめ

融資先によって適用される法律やルールは異なるので、正確な金額を把握することは出来ませんが、一般的に知られているのは「総量規制」というルールです。

個人の過度な借入を規制するために、融資できるのは「年収の1/3まで」と貸金業法に定められています。年収300万円の方であれば、借入できるのは100万円まで、といった具合です。

すべてのブライダルローンに適用される訳ではありませんが、自分がいくらまで借入できるのか、大まかな目安にはなるでしょう。

ポイント3|申込者の信用情報

現在の状況だけでなく、これまでに行ってきた金融取引に関する内容も、「信用情報」をもとに必ずチェックされます。

 信用情報とは

信用情報とは、クレジットやローンなどの信用取引に関する契約内容や返済・支払状況・利用残高などの客観的取引事実を表す情報です。
=中略=
信用情報には、クレジットやローンなどを利用した際の契約内容や返済・支払状況(期日通りに返済・支払したかなどの利用実績)、利用残高などに関する情報が記録されており、新たにクレジットやローンなどの利用を希望する際にクレジット会社やローン会社などが皆さまの「信用力」を判断するための参考情報として確認しています。

ブライダルローンの審査ではありますが、上記にも記載されているように、クレジットカード代金等の日常的な支払い状況も審査の対象となります。

万が一、2~3ヶ月以上の長期滞納やカードの強制停止といったトラブルを起こしている方は、審査を通過することは出来ません。

信用情報に不安がある人はセルフチェック

過去に何らかのトラブルを起こしたことがある方は、信用情報に「金融事故」として記録されてしまいます。

とはいえ、永久に記録が残ってしまうわけではありません。一定期間が経過すれば、信用情報は自動的にクリアな状態へ戻る仕組みです。金融事故の内容にもよりますが、完済後5~10年間は記録が残ります。

自分の信用情報が気になる方は、一度情報を開示してもらいましょう。手数料として1,000円程必要ですが、インターネット上から開示申請できる信用情報機関もあります。詳しくは以下の記事を参照ください。

審査の不安が解消された方はブライダルローンを比較

ブライダルローンの審査に対する不安が解消された方は、申込先を厳選していきましょう。

お住まいの地域にある銀行のブライダルローンや、式場が提携する会社のブライダルローンに申し込む方も多いですが、なんとなく申し込んでしまうのはおすすめできません。

ブライダルローンといっても数は多く特徴も異なるので、きちんと比較・検討してから選んでみてください。

比較その1|金利

ブライダルローンを使って借りたお金は、毎月金利分の利息と一緒に返済していかなければいけません。

つまり、金利が低ければ利息の負担は抑えられることになります。

一般的なブライダルローンの金利は年10%以下となっていますが、高額な借入を希望するカップルはより金利の低いブライダルローンを選ぶようにしましょう。

比較その2|返済しやすさ

金利だけではなく、毎月返済していきやすいブライダルローンかどうかを比較するのも大切です。

例えば、金利が低く設定されているブライダルローンでも、毎月4~5万円を超える返済額を支払っていかなければいけない場合もあります。

確かに少額ずつ返済していけるとはいえ、これからの生活にかかる費用、将来を見据えての貯金なども考慮すると、毎月の返済額が大きすぎるのはつらいものですよね。

毎月いくら返済していけばいいのかも、事前に比較・検討しておくといいでしょう。

比較その3|各種サービス

金利や返済額以外の比較ポイントとしては、以下のようなサービス面も確認しておくのがおすすめです。

●数ヶ月間は利息だけの支払いでOK
●カップルだけではなく、親御様のお借入もOK
●来店せずに申し込み~契約することが可能
●対象サービスを利用している方は金利優遇

上記はほんの一例ですが、お得に借入できるものから手続きが簡単に進められるもの等、幅広いサービスが用意されています。

借入を検討されている方は、ブライダルローンの様々な要素を比較するようにしましょう。

編集部がおすすめするブライダルローン

比較するポイントを踏まえて編集部がリサーチした結果、おすすめのブライダルローンをいくつか絞り込んでみました。

大手ネット銀行から地方銀行の取り扱うブライダルローンまで、幅広くチェックしていったのでぜひ参考にしてみてください。

ちばぎんブライダルローン

項目 詳細
取扱先 株式会社千葉銀行
金利 年5.00~年5.20%(固定金利)
限度額 10万円~500万円(1万円単位)
支払回数 1回~120回
支払期間 6ヶ月~120ヶ月(6ヶ月単位)
支払方法 指定口座からの自動振替

▶参照|ブライダルローン|多目的ローン(フリーローン)|千葉銀行

【メリット】
・金利は年5.20%なので利息の負担を抑えられる
・子育て家庭優待カード保有者、住宅ローン利用者は金利優遇
・ネット上から申し込み~借入まで対応できるので来店不要

【デメリット】
・借入までには約2週間、もしくはそれ以上かかる
・利用できるのは関東エリアの一部地域にお住まいの方だけ
 千葉県/東京都/茨城県/埼玉県/神奈川県(横浜市、川崎市)

プレシャンテ

項目 詳細
取扱先 株式会社ジャックス
金利 年6.5%・年9.0%・年18.0%(固定金利)
限度額 10万円~500万円(1万円単位)
支払回数 1回~84回
支払期間 1ヶ月~84ヶ月
支払方法 ゆうちょ銀行・銀行口座からの引き落とし

▶参照|プレシャンテについて

【メリット】
・国内外にある400件以上の式場で利用できる
・費用が確定していない段階でも事前申し込み可能
(挙式予定日より6ヶ月前から申し込める)
・支払い途中にまとまったお金を繰上返済できる

【デメリット】
・3回払いまでは金利が高めに設定されている

支払回数 金利
1回払い 年18.0%
3回払い 年9.0%
6回~84回払い 年6.5%

・すぐに完済する予定のカップルには他社がおすすめ
・一部式場では申し込み方法が書面のみ
・結婚式以外の目的だけでは利用できない

楽天銀行 目的型ローンブライダル

項目 詳細
取扱先 楽天銀行株式会社
金利 年7.0%(固定金利)
限度額 10万円~300万円(1万円単位)
支払回数 1回~100回
支払期間 最長8年4ヶ月(100ヶ月)
支払方法 指定口座からの自動振替

▶参照|ブライダルローン|目的ローン|楽天銀行

【メリット】
・ネット銀行なので全国どこからでも申込可能
・毎月の返済は最低1万円ずつから対応していける

借入総額 毎月の最低返済額
50万円以下 10,000円
50万円超100万円以下 20,000円
100万円超150万円以下 25,000円
150万円超250万円以下 35,000円
250万円超300万円以下 40,000円

【デメリット】
・申込時に提出しなければいけない書類が多い
・借入後1ヶ月以内に領収書、振込控などの写しを提出する
(提出できなかった場合は金利が年14.5%へ引き上げ)

ゼクシィ結婚式費用立替えプラン

項目 詳細
取扱先 スルガ銀行 リクルート支店
金利 年8.8%~年12.8%(固定金利)
限度額 10万円~800万円(1万円単位)
支払回数 1回~120回
支払期間 6ヶ月~10年間
支払方法 ATMによるカードでの直接入金or振込入金

▶参照|結婚式費用立替えプラン|商品・サービス|スルガ銀行リクルート支店

【メリット】
・なんと最大3ヶ月間、利息が一切かかりません
・期間内にご祝儀やお祝い金等で返済できれば利息ゼロ

【デメリット】
・他社と比べて金利が若干高めに設定されている
・無利息期間内に返済できなければ負担が大きくなる

ブライダルローンを利用するまでの手順

ブライダルローンを利用するには、少々面倒ですがいくつかの手続きを踏まなければいけません。

融資先によって多少の違いはあるかもしれませんが、手続きの基本的な流れは同じです。

  1. ブライダルローンに申し込む
  2. 必要書類を提出する
  3. 所定の審査を受ける
  4. 融資先との契約手続き
  5. 一括借入後に返済していく

必要書類の提出や契約についてなど、専門的な手続きも多いので詳細に分けて解説していきましょう。

手順1|ブライダルローンに申し込む

最近では、インターネット上から申し込めるブライダルローンも増えてきました。

ネット対応の場合は、公式サイトの申し込みフォームに必要事項を入力して送信しましょう。店頭窓口で申し込む場合は、受付で申込書を受け取り、必要事項を記入してから提出してください。

虚偽の申し込みは絶対にしない

どうしても結婚式の費用が必要だからといって、嘘の申し込み情報を提出するのはやめましょう。

例えば、実際よりも年収を多く記載したり、勤続年数を偽ったりする行為です。このような虚偽行為は、申し込み後の審査ですぐにバレてしまいます。

すでに退職した職場を記入する等、悪質な行為だと判断された場合、今後どんなローン審査も通過できなくなるので注意しておきましょう。

手順2|必要書類を提出する

ブライダルローンに申し込んだ後は、審査に必要な書類を提出します。基本的な書類は「本人確認書類」「収入証明書類」といったものです。

本人確認書類は、運転免許証やパスポートなどがあれば特に問題ありません。収入証明書類は、源泉徴収票や確定申告書などを用意しておきましょう。

ネット申し込みの場合は、スマートフォンで撮影した書類をアップロードするだけなので、数分あれば対応できます。窓口で手続きを行う場合は、各書類の複写を持参してください。

資金の使い道を確認するための書類も必要

すべてのブライダルローンではありませんが、「資金使途確認書類」が必要な場合があります。

原則として、ブライダルローンのような目的型ローンは、決められた用途以外に資金を利用してはいけません。借入したお金をブライダル関連に使うことを証明するための書類、と考えておいてください。

ブライダルローンの場合であれば、結婚式の見積書や請求書、予約確認書などの金額が確認できる書類があれば問題ないでしょう。

手順3|所定の審査を受ける

書類提出が完了した後は、所定の審査を受けることになります。
これまでに提出した個人情報や書類をもとに、「返済能力があるかどうか」を判断してもらいましょう。

申込者側が何かする必要はありません。審査の結果が届くのを待ちましょう。

ちなみに、ブライダルローンの審査結果は現住所に「本人限定郵便」で郵送されるのが一般的です。申込者本人しか受け取れないようになっているので、所定の確認手続きを行って受け取ってください。

場合によっては保証会社が審査の一部を担当します

余談ですが、ブライダルローンの審査を行うのは、取扱先の担当者だけではありません。銀行や信販会社などの各種ローンを利用する際は、「保証会社」が審査の一部を担当します。

 保証会社とは

提携金融機関にお客さまが個人向け無担保ローンの申込みをした際、 金融機関における申込審査ののち当社が保証会社として保証審査を行い、その結果を踏まえて金融機関がお客さまに融資を行っています。 お客さまの返済が難しくなった場合には当社が金融機関に対してお客さまに代わり弁済を行う仕組みとなっています。

例として、先ほど紹介した楽天銀行が取り扱うブライダルローンを見てみましょう。

楽天銀行の取り扱うローン商品ではありますが、審査の一部を担当するのは保証会社である「楽天カード株式会社」です。

申し込み後に行われる審査は「仮審査」とも呼ばれており、基本的にはこのような保証会社が担当していることを覚えておきましょう。

手順4|融資先との契約手続き

申し込み後の審査を無事に通過できれば、融資先と正式に契約することとなります。

本人宛てに郵送されてきた審査結果と一緒に、契約内容に関する書類も同封されているので、間違いがないかしっかりと目を通しておきましょう。

ブライダルローンを使って借入する金額や金利、毎月の返済額などに問題がなければ、契約書類に記入して返送してください。融資先によっては、店頭窓口でしか契約できない場合もあるので気を付けておきましょう。

手順5|一括借入後に返済していく

ブライダルローンの契約手続きが完了次第、必要な資金を融資してくれます。選択したブライダルローンにもよりますが、申し込みからここまでに平均1~3週間程かかる見込みです。

一般的には、返済用口座などに一括融資してもらえます。銀行によっては、証書貸付となる場合もあるようですね。借入したお金は、希望していた用途にのみ使っていきましょう。

一括融資してもらった後は、毎月の返済額を決められた方法で、期日までにきちんと支払っていってください。

ブライダルローンを利用する際の注意点

結婚式の費用など、ブライダル関連の様々な費用を補填できるものの、借金であることに変わりありません。

中には借入後にトラブルを起こしてしまうケースもあるので、ブライダルローンを利用する際の注意点として、借入する金額や利息についても確認しておきましょう。

注意点1|必要以上に借り過ぎてしまう

ブライダルローンの融資方法は一括で振り込んでもらうタイプなので、あらかじめ決められた金額をまとめて借入することになります。追加で10万円借入しようとしても、再度新規申し込みが必要です。

このような一括融資のシステム上、「不足しているのは80万円だけど、念のため100万円借入しておこう」といった具合に、本来必要のなかった金額を借入してしまう傾向があります。

万が一、予想していた費用をオーバーしてしまったときは安心ですが、不要だった場合は余計な借入をしてしまうことになるのです。

例を挙げて利息をシミュレーション

どれくらい損をしてしまうのか、実際に利息をシミュレーションしてみましょう。

不足している金額は80万円、利用するブライダルローンの金利は5.0%、毎月5万円ずつ返済していくものとします。

■必要な80万円だけ借りた場合
 完済までにかかる期間 44ヶ月
 合計の利息額 77,234円

■念のため100万円借りた場合
 完済までの期間 57ヶ月
 合計の利息額 125,518円

シミュレーション結果を確認してみると、念のために20万円多めに借りたことで「+48,284円」の利息が発生。不要な借入となってしまった場合、これだけ損をしてしまうことになるのです。

希望金額を多めに見積って損をしないよう、借入する際は注意しておきましょう。

注意点2|利息の負担は意外と大きい

ブライダルローンの金利は、高額な借入になりやすいので比較的低めに設定されている場合がほとんどです。しかし、金利が設定されている以上、毎月利息を支払っていかなければいけません。

適用される金利が低かったとしても、返済期間が長くなる程、利息の負担は大きくなっていきます。

毎月少しずつ返済していける反面、その分完済までにかかる期間は長期的になりやすいので、総額で考えると利息負担は意外と大きいものです。

完済までにかかる利息をシミュレーション

一例として、金利5.0%のブライダルローンを組んで100万円借入した場合を確認してみましょう。月々の支払いは、1万円ずつ返済していくものとします。

「1,000,000円×0.05÷365×30日=4,109.58…」
※1ヶ月を30日として計算しています

小数点以下は切り捨てとなるので、1ヶ月目にかかる利息は4,109円。1万円返済したとしても、利息分を差し引くと5,891円しか元金に充てられません。

この流れで、次月の支払い時にかかる利息も確認してみましょう。

「994,109円×0.05÷365×30日=4,085.37…」
※1ヶ月を30日として計算しています

前回支払いに充てられた5,891円分だけ元金が減っているので、若干ですが利息は少額になります。とはいえ、1万円返済しても5,915円しか元金に充てられません。

このように計算していくと、最終的にいくら利息を支払うことになるのかが分かります。編集部が完済までにかかる利息を計算してみたところ、結果は以下のようになりました。

■利息総額をシミュレーション
 完済までにかかる期間 130ヶ月
 合計の利息額 297,197円

毎月の返済額次第である程度変動はしますが、金利5.0%で100万円借りたとしても、完済までに「297,197円」も利息がかかるのです。最終的に支払う利息は、意外と高額になることを理解しておきましょう。

完済までにどれくらいかかるのか、利息をいくら支払うことになるのか、こういった不安を抱える方は、編集部が返済シミュレーションを用意したのでぜひご活用ください。

返済金額を計算

毎月の返済金額を計算します

借り入れする
金額
千円
金利 %
完済までの期間 ヶ月

{{ error }}

返済期間を計算

完済までの期間を計算します

借り入れする
金額
千円
金利 %
毎月の返済額 千円

{{ error }}

ブライダルローンを使わずに済むのが理想的

ブライダルローンという名目ではありますが、出来ることなら借入せず結婚式を挙げるに越したことはありません。

新婚生活がスタートすれば、さらに出費は増えていきます。そんな中で、毎月数万円ずつブライダルローンの借入金を返済していくのは正直つらいものです。

現状でお金を借りずに済ませる方法は、まだ残っているかもしれません。ブライダルローンを利用する前に、今からでも出来る対処法はないか確認してみましょう。

代案1|会費制の結婚式を検討してみる

「お金がないけど結婚式を挙げたい…」そんなカップルには、会費制の結婚式をおすすめします。

一般的な結婚式ではゲストからご祝儀をいただきますが、会費制の場合は1万円~2万円程度の 「会費」を集めて執り行うシステムです。

会費は男女一律1万円、といったような形式がポピュラーなので、低コストで挙げられるカジュアルな挙式や披露宴でよければ、ぜひ検討してみてください。

【メリット】
・結婚式にかかる費用や負担額が把握しやすい
・参加者の負担を抑えることが出来る

【デメリット】
・立食スタイルのパーティーに絞られてくる
・会費制で行える式場は限られてくる

代案2|不要なものは削って費用を抑える

既に式場を予約されている状況であれば、一度プランを練り直してみてはいかがでしょうか?

式場にもよりますが、結婚式では様々なものにお金がかかります。招待状や映像・音響関連、こだわり始めたらカーテンやテーブルクロスといった部分にまで、お金が発生してしまうものです。

「足りない部分は借入する」のではなく、式場からの見積書を再度見直してみて、本当に必要なものなのかを話し合ってみてください。

【メリット】
・不要なオプションを外すきっかけになる
・こだわりたい部分にだけ注力できる

【デメリット】
・演出などである程度の妥協が必要になってくる
・参加者に関わる費用も検討しなければいけない

どうしても借入が必要ならフリーローンも検討すべき

ブライダルローンを希望するカップルの中には、何らかの事情があり、「無理をしてでも結婚式を挙げたい」といった状況に置かれている場合もあるでしょう。

上記のように、万全な状態で結婚式を挙げられないカップルがいるのも事実。理由はどうあれ、ブライダルローンのようなサービスを必要とする人もいるはずです。

そんな方は、ブライダルローンだけでなく、銀行の取り扱うフリーローンも検討してみてはいかがでしょうか?

ブライダル関連の費用としても借入できる

フリーローンはその名の通り、事業性資金以外であればどんな用途でも借入できます。

日常的な買い物から公共料金の支払い、旅行費用、借金の返済、もちろんブライダル関連の資金として借入しても問題ありません。

ブライダルローンよりフリーローンの方が取扱先も多いので、借入の選択肢が広げられるはずです。金利面や返済プランなど、自分にあった商品が見つかる可能性を広げておきましょう。

ブライダルローンと基本的な仕組みは同じ

フリーローンを利用する流れは、ブライダルローンを利用する場合と基本的には同じです。

  1. フリーローンに申し込む
  2. 必要書類を提出する
  3. 所定の審査を受ける
  4. 融資先との契約手続き
  5. 一括借入後に返済していく

取り扱う銀行によっては、どんな目的でフリーローンを利用するのか確認する手続きが必要な場合もあるので注意しておきましょう。

そのようなときは、ブライダルローンと同様に見積書などを提出すれば問題ありません。

おすすめは3大メガバンクのフリーローン

地方銀行等でもフリーローンを取り扱っていますが、おすすめはメガバンクのサービスです。

もちろん、こちらも厳正な審査を通過しなければいけませんが、大手銀行のフリーローンなだけあって、ハイスペックな融資サービスとなっています。

記事中で紹介したブライダルローンよりもお得な金利で借入できる可能性もあるので、「どうしても借入しなければいけない…」そんな方は以下のフリーローンも検討してみてください。

みずほ銀行:みずほ銀行多目的ローン(無担保)

項目 詳細
商品名 みずほ銀行多目的ローン
金利 年5.875%(変動金利)※
年6.5%(固定金利)
限度額 10万円~300万円(1万円単位)
支払回数 1回~84回
支払期間 6ヶ月~84ヶ月(1ヶ月単位)
支払方法 指定口座からの自動振替

※2019年7月時点での金利となります

▶参照|多目的ローン|みずほ銀行

【メリット】
・変動金利もしくは固定金利のいずれかを選択できる
・みずほ銀行との取引内容に応じて金利優遇あり
 (証書貸付ローンや住宅ローンを組んでいる方)

【デメリット】
・一定条件をクリアしていなければ申し込めない
 勤続年数2年以上(自営の方は営業年数)
 前年度税込年収が200万円以上(個人事業主の方は申告所得)
・契約手続きのために来店する必要あり

三井住友銀行:フリーローン(無担保型)

項目 詳細
商品名 フリーローン(無担保型)
金利 年5.975%(変動金利)※
限度額 10万円~300万円(1万円単位)
支払回数 1回~120回
支払期間 12ヶ月~120ヶ月(1ヶ月単位)
支払方法 指定口座からの自動振替

※2019年7月時点での金利となります

▶参照|フリーローン(無担保型)|三井住友銀行

【メリット】
・契約手続きはお近くのローン契約機で対応できる
・三井住友銀行との取引状況によって金利優遇あり
 (三井住友銀行の一部住宅ローンを組んでいる方)

【デメリット】
・一定条件をクリアしていなければ申し込めない
 前年度税込年収が200万円以上(個人事業主の方は申告所得)
・借入金の一部もしくは全額を返済するには手数料が必要
 (繰上返済手数料として税込み5,400円かかる)

三菱UFJ銀行:2018年に新規受付を停止

メガバンクの一角である三菱UFJ銀行でも、以前までは「ネットDE多目的ローン」と呼ばれるフリーローンを取り扱っていましたが、2018年5月31日(木)に新規申込者の受付を停止しました。

しかしながら、フリーローンを検討されていた方に向けて、カードローン「バンクイック」を用意しています。

カードローンも、様々な用途で借入できる便利なサービスです。フリーローン同様、事業性資金以外であればどんな目的でも借入できます。各種フリーローンが利用できなかった場合などに、選択肢のひとつとして検討してみてください。

▶参照|多目的ローン|三菱UFJ銀行

まとめ

ブライダルローンの審査は甘いのか、初めてお金を借りる方にも分かりやすいように解説しつつ、おすすめのサービスをいくつか紹介していきました。

記事中の大切なポイント
審査の甘いブライダルローンはない
収入・借入状況・信用情報を確認しておく
金利や返済しやすさを考慮して選ぶ
お金を借りてまで結婚式を挙げるべきか考える
どうしても借入が必要なら他ローンも検討すべき

結婚式に関連する様々な費用を補填できる便利なサービスですが、銀行や信販会社などからお金を借りる行為である点をしっかりと理解しておきましょう。

「本当にブライダルローンを利用すべきなのか」
「お金を借りなくても挙式や披露宴を行えないのか」

これからの新婚生活も見据えて、ローンを利用するか決めることが大切です。パートナーとしっかり相談して、ライフスタイルにマッチした選択肢を選びましょう。

万が一、ブライダルローンやその他ローンを利用する場合は、きちんとした借入・返済プランを立ててから申し込むようにしてください。

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