お金を使いすぎた人が考えたい節約のポイントと金欠時の対処法
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貸金業務取扱主任者
地方銀行に8年勤務し、住宅ローン・カードローン・フリーローンなど個人ローンの他、事業性融資・創業融資など幅広い業務を担当。貸金業務取扱主任者の資格を有する、100件あまりのフリーローン、住宅ローン数十件、その他に投資信託・個人年金・国債販売も取り扱った金融商品のプロ。
- ✓やばい…今月お金を使いすぎた…
- ✓まだ給料日までかなり日があるのに…
- ✓これからどうやって生活していこう…
ついついお金を使いすぎたという経験は、誰しもあるでしょう。その際は、なんとか食いつながなくてはならないですが、厳しいものがあります。
その際は、次の給料日まで何とか持たせないといけませんが、多少の我慢をしなくてはならないでしょう。
今回は、お金を使いすぎた際に、どうピンチを乗り切るのか対処法を解説します。
お金を使いすぎてしまった人の理由は?
まずは、どのようなものにお金を使いすぎてしまうのか確認てみましょう。
はじめは一着だけ買おうと思っていても、コーディネートを考えると加えて洋服を買いたくなる人が多いようです。またセール時には安いから今のうちに買っておかなくてはという気持ちから、必要以上に買ってしまう人もいます。
■ソシャゲーに課金しすぎてしまう
最初は無料だからと始めてみたももの、ハマってしまって、どうしてもアイテムがほしいとガチャをするために課金をする人があとを絶ちません。一回ガチャをしてしまうと、どうしてもレアアイテムがドロップせずに悔しくて何度もガチャを回してしまうという人もいるようです。
■フェス三昧
夏になるとフェスが盛んに開催されます。好きなバンドが出演するフェスだけに行こうと思っていても、ついつい複数のフェスに行きたくなってしまいます。一度フェスにハマると好きなバンドが増えてしまうので、より一層フェスにハマってしまうこともあるみたいです。
■飲み会に行き過ぎる
同僚・先輩の送別会、友達の結婚式の2次会、週末の飲み。飲み会が重なる際は、どうしても金欠になることが多いでしょう。人間関係を考えれると「参加しなくては!」と思う人もいれば、単に飲み会が好きなど、飲み会に参加する理由は様々なようです。
計画性がない使い方が原因
上記の体験談を見てみると、やはり計画性のないお金の使い方に原因があると言えるでしょう。さらに具体的に言えば、以下の通りです。
✓その時の勢いや雰囲気に流されてしまった
✓使ってはいけないお金まで手を出してしまった
例えば、明日が給料日ということであれば、使いすぎたという感じはそこまでしないはずです。次にお金が入るのが先だからこそ、ピンチだと感じる方多いのです。
支出を洗い出して節約しよう
収支のバランスを立て直し、「お金が足りない」という状況を改善するためには、ある程度の節約が必要です。
しかし「何にお金を使っているのか」を把握できない場合は効率よく節約することは難しいでしょう。
節約すべき支出1:日々の無駄遣い
毎日のように間食をしたり、ビールやたばこを購入している人は注意してください。
これらの出費は、一個あたりの値段は少ないかもしれませんが、実際に総額を出してみると、多く使っている場合があります。
「家計が苦しいのに、何が原因なのか分からない」という方は、このような細かい出費が原因の可能性もあります。
まずは出費の一つ一つをメモする。レシートを残しておくといったことをして、自身がどれくらい使っているのかを把握しましょう。
節約すべき支出2:人付き合いによる飲食代
まず毎月生活費が足りない人に見られる出費として、食事代や飲み会代があるでしょう。人付き合いがいい人は、誰かの誘いがあると、ほとんど参加してしまうでしょう。
こうなると出費はかさみます。一回一回の飲み会は少額でも、回数が重なれば家計を圧迫します。
まずは自身が交際費に使える金額を考えてみましょう。その金額から、何回飲み会に参加できるのかを考えて、ときには飲み会を控えるということも重要です。
ただし場合によっては、仕事関係といった重要な飲み会の可能性もあります。参加する飲み会・参加しない飲み会はきちんと吟味しましょう。
節約すべき支出3:固定費
支出の中で、毎月一定以上の支払いが必要になる固定費。
この固定費が大きくなるほど、手元に残るお金が少なくなるので、お金が足りないという状況が生まれやすくなります。
主な固定費は以下の通りです。
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固定費を節約するには、各種サービス会社の料金プランを見直すのが良いかもしれません。
確かに連絡をする手間はかかりますが、一度料金を見直してしまえば、それ以降は継続して節約できることになるのでおすすめです。
例えば、携帯電話料金。あまり通話をしないのに、通話できるオプションがついている場合は、そのオプションを変更してみても良いかもしれません。
Q.見直しやすい固定費は?
ファイナンシャルプランナー|森泰隆
まず住居費や保険料や通信費の見直しを
食費などの数百円しか影響が出ない費用よりも、毎月数千円~数万円の削減に繋がる固定費の削減を見直す方が効果的です。見直ししやすいのが、住居費、保険料、通信費です。住宅費は住宅ローンの借り換えや繰り上げ返済などで、保険料は必要な保障額にあった保険に見直すこと、通信費は格安プランに変えるなどで固定費を見直し、貯蓄も増やしましょう。
浪費は避けて貯金をある程度しておこう
「お金を使いすぎた」という状況が頻発する人は、自身の支出を振り返ってみると良いかもしれません。
何にお金を使いすぎているのかを洗い出し、少しでも削減できるように心がけましょう。
余ったお金は毎月少額ずつでもよいので、貯金してください。貯金があれば、「まとまった資金が必要」という場合にも対応できます。
Q.お金を使いすぎないためには?
貸金業務取扱主任者|手塚大輔
固定費の算出と自由に使えるお金の把握
毎月の収入の中から、必ずかかる固定費の額を出す必要があります。その残った額の中から、貯金に回す額・生活費・娯楽費などを計算して、自由に使えるお金の許容範囲を見極めましょう。そうすることで、毎月の許容範囲で収まったか、許容範囲を超えてしまったかが分かるようになります。
家賃・光熱費・携帯料金が払えなくなってしまうと、日常の生活が成り立たなくなってしまう可能性があります。それだけは絶対に避けるように気をつけましょう。
お金を使いすぎても払わないとマズい「請求費用」
お金を使いすぎて金欠という状態でも、あらゆる請求費用は滞納してはいけません。請求費用を滞納すると今後の生活に支障をきたしてしまう可能性があります。
✓クレジットカード
✓携帯端末の分割払い
上記の請求費用は、信用情報に関わります。現在、賃貸に住んでいて、保証会社を利用している方もいるでしょう。その場合、家賃を滞納すると信用情報に傷がつきます。いわゆる信用情報のブラック化です。
出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。
信用情報のブラック化はライフプランに影響を与える
信用情報は、ローンやクレジットカードの審査時にチェックされる情報です。個人のお金の取引履歴が記録されています。
きちんと支払い・返済をおこなっていれば問題ありませんが、滞納をしてしまうと審査に通らなくなってしまいます。
将来的に住宅ローンや自動車ローンを組む方もいるでしょう。信用情報に滞納記録がある場合、それらローンの審査に通らなくなってしまう可能性があるのです。
Q.信用情報がブラックになるとどうなるの?
貸金業務取扱主任者|手塚大輔
5年から10年はお金を借りれません
信用情報がブラックの人はクレジットカードの契約、大手消費者金融、銀行からお金を借りることができません。
このうち、自己破産や個人再生などの官報(国のお知らせ)に記載される情報は全国銀行個人信用情報センター(KSC)だけは10年記録しています。
クレジットカードと消費者金融ではKSCには照会しないため事故から5年でお金を借りることができますが、官報記載の事故を起こした場合には銀行からは10年お金を借りることができません。
どうしてもお金が必要な場合の対処法
収支のバランスを注意して、長期的に生活を安定させたい...。
このように思っていても、現状お金を使いすぎてピンチだという場合は、目の前の問題を解決していですよね。
このような方は、一時的にお金を用意できる手段がないか考えてみましょう。
対処法1:物を売ってお金に換える
まずは要らないものがないか探して、売ることをができないか考えてみましょう。あまり着ていない服や装飾品、頻繁に使わない家電など売れるものはありませんか?
新商品やブランド品でない限り、高額での買い取りはされないでしょう。しかし、いくつか持ちよれば、多少の資金を得られるかもしれません。
例えば、車のように高額かつ「維持費」がかかるものを手放すのが有効かもしれません。
売って資金を得られるだけでなく、維持費を削減できるので、その分のお金があまるわけです。
ただし一度手放したものは簡単に取り戻せないかもしれません。車の場合は、手放すと生活が不便にあんるリスクも抱えているので十分に注意しましょう。
対処法2:副業で稼ぎを増やす
売れるものがないという場合は、副業をすることによって稼ぐことを考えてみてはいかがでしょうか。
たしかに空き時間を見つけて更に働くのは、大変かもしれません。しかし内職などを行い、自分にあったペースで稼げることもあります。
代表的な副業にクラウドソーシングがあります。クラウドソーシングとはインターネット上で個人が仕事を受注できるサービスです。
クレジットカード上で発注されている仕事には、専門性が高いものがありますが、パソコンさえ利用できれば、気軽に応募できるものまであります。
例えば、デザインやプログラミングは誰にでもできるものではありませんが、コラムの作成やアンケート記入であれば初めての人でも応募できるかもしれません。
対処法3:知り合いに助けてもらう
どうしても金欠で悩んでいるときは、両親や友人など、知り合いに相談してみるというのも1つの手段です。生活費が足りない理由にもよるかもしれませんが、快く助けてくれる場合もあるでしょう。
もちろん、誰が相手であっても、借りたお金はしっかり返済していく必要があります。
お金の貸し借りは人間関係を悪化させる場合もあるので、誠実に対応を心がけてください。
Q.知り合いとの金銭トラブルを避けるためには?
ファイナンシャルプランナー|森泰隆
借証書など書類の手続きを
両親や友人など身近な関係だからこそ起こりやすい金銭トラブル。貸したお金が返ってこない、連絡が取れなくなった、贈与と思っていたなど一度こじれてしまうと人間関係まで崩壊します。トラブルを回避するためには、借用書を作成することが有効です。借用書があっても返済に応じない場合は、内容証明便で請求書を発送し、支払い督促という申立書を書いて裁判所に提出します。トラブルになったら、弁護士などの無料相談を活用しましょう。
対処法4:クレジットカードを利用する
クレジットカードを持っている人は、お金が手元に入るまでの期間、クレジットカードを利用するのも方法のひとつです。
ただし、クレジットカードによっては支払いが一括払いになっており、来月の負担が大きくなることには注意が必要です。
Q.ついついお金を使いすぎてしまう人の特徴は?
ファイナンシャルプランナー|森泰隆
使途不明金が多い
収入が多い人=お金が貯まる人ではありません。独身で収入が多い人ほど、使途不明金が多く、お金を使いすぎてしまう。キャッシュレス時代になり、カードやスマホ決済になると余計にお金をいくら使ったかが分からなくなりがちになる。結婚してる人でも、共働きで夫婦別財布の人の場合、世帯として貯蓄額が少なくなってしまうことが多く、将来の教育費や老後費用を準備できていないということに陥りがちです。