トラベルローンの審査で落ちた理由と憧れの海外旅行を心から楽しむ方法
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貸金業務取扱主任者
地方銀行に8年勤務し、住宅ローン・カードローン・フリーローンなど個人ローンの他、事業性融資・創業融資など幅広い業務を担当。貸金業務取扱主任者の資格を有する、100件あまりのフリーローン、住宅ローン数十件、その他に投資信託・個人年金・国債販売も取り扱った金融商品のプロ。
- ✓今年はどうしても海外旅行したい
- ✓でも、正直言ってお金が足りない
- ✓よし、トラベルローンを使おう
海外旅行で素敵な思い出を作りたい、そうなると想像以上にお金が必要になるものです。
単純に考えてみても、旅費・宿泊費・食費・お土産代その他諸々。もちろん、現地で遊ぶお金も十分に用意しなくてはいけません。
満足いくまで楽しもうと思うと、何十万円もかかってしまう海外旅行。これをトラベルローンで賄う手段がありますが、実は誰でも簡単に利用できるわけではないことをご存知でしょうか?
トラベルローンを組んで海外旅行を楽しむという選択肢
トラベルローンとは、銀行や信販会社が提供している高額な旅費を複数回に分けて支払うことができるローン商品です。
HISのような旅行代理店が斡旋しているものもあれば、楽天銀行のように金融機関が目的ローンの一種として展開しているケースもあります。
言うまでも無く、その利用目的は旅行にかかる費用に限られていますが、特に役立つのはやはり海外旅行と言えるでしょう。まずは、こちらをご覧ください。
旅行先 | 旅費相場 |
---|---|
ハワイ | 30万~40万円 |
アメリカ | 約20万円 |
イギリス | 20万~25万円 |
イタリア | 20万~40万円 |
ドイツ | 30万~40万円 |
フランス | 25万~30万円 |
これは、主な旅行先と必要な旅費の相場です。ご覧の通り、一朝一夕で用意できるような金額ではありません。
もちろん、上記はあくまでも最低限必要とされる旅費の相場なので、実際に現地を楽しむには更にお金が必要となります。
ローンを組めば現地のレジャーも心ゆくまで楽しめる
どの国に旅行するにせよ、30万~40万円程度あれば最低限楽しむことはできるでしょう。そのための貯金なら、計画性を持てば1年程度で達成できるかもしれません。
しかし、実際に現地を思い切り楽しむには更にお金が必要になるもの。また、期間や日々の都合から予定鳥の貯金ができないケースもあるでしょう。
トラベルローンを利用すれば、少なくとも最低限必要な30万~40万円はすぐに用意でき、海外旅行を最高の思い出にできます。
ただしトラベルローンを組むには審査通過が条件
せっかくの海外旅行なんだから、妥協せず心ゆくまで楽しみたい。できれば、時間がある今年中に海外旅行をしたい。
そういった方にとって、トラベルローンは確かに魅力的な選択肢と言えるでしょう。
しかし、実際にトラベルローンを組むためには審査をクリアしなくてはなりません。
審査とは、ローン申込者に「返済を続けられるだけの収入と意思」があることを調査する手続きです。
具体的には、収入状況や住居情報、過去に行ったお金関連の取引状況を確認されて判断が行われます。
要するに、少しでも返済に遅れる可能性がある人は、トラベルローンを組むことができないのです。
最高の思い出を作りたくて申し込んだトラベルローンで審査落ち
実のところ、多くの申込者がトラベルローンの審査にあっけなく落とされています。そもそも、ローン審査は毎月1回以上の返済を安定的に継続できる人でなくては通過できません。
月々の返済を継続できる人とは、
- ・毎月一定の収入を得ている
- ・信用情報に問題が無い
- ・他社借入が多くない
アルバイトやパートの収入だけでは通過が厳しい
正直言って、非正規雇用の方はローン審査に不向きです。アルバイトやパートといった、月々の収入状況がシフト状況で上下しやすい仕事では、簡単には審査に通過できません。
そのため、思い出づくりのために海外旅行を計画している学生やフリーターといった、本来なら最もトラベルローンが必要な人ほど審査通過が厳しくなっています。
クレジットカードや携帯料金のトラブルも審査落ちの原因に
正規雇用である人も、安心はできません。トラベルローンの審査では返済に対する姿勢も確認されるのですが、過去に以下のようなトラブルを起こしていると簡単に落とされてしまいます。
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上記のようなトラブルは、信用情報という金融取引の履歴に記録されています。
あらゆるローン審査は必ず信用情報を確認するため、少なくとも直近5年間のトラブルは隠し通すことができません。
心当たりがある方は、残念ながらトラベルローンを諦めざるを得ないでしょう。
トラベルローンの審査は厳しい?
金融機関が行う審査の目的は、貸し倒れリスクの最小化です。
トラベルローンの審査も同様で、少なくとも申し込めば必ず組めるというものではありません。
もちろん、トラベルローンだけに限ったことではなく、ローンと名の付く金融商品の審査はいずれも厳しいのです。
審査落ちしたら同じローンに再申し込みはできない
一般的に、一度審査落ちしたローンには、約6ヶ月は再申し込みしない方が良いとされています。
再申し込みそのものは可能ですが、一定期間は即審査落ちとなってしまうのです。
なぜなら、金融機関が「審査落ち」と判断した原因というものは、一般的に短期間での改善は難しいとされているからです。
無暗な再申し込みは「申し込みブラック」につながる
審査においては、他社への申し込み状況も確認されています。
そして、短期間(およそ1ヶ月間)に複数の申し込み履歴があると、返済能力を超えた借り入れを希望していると判断され、通るはずの審査に落ちるケースがあるのです。
いわゆる、申し込みブラックです。
審査落ちしたローンに何度も申し込みを繰り返すと、結果的に申し込みブラック状態になる可能性があるので注意してください。
せっかくの海外旅行でガマンしたくない、そんな方は…
「めったに行けない海外旅行なのに、ガマンだけはしたくない」
「せっかく海外に行くのに、レジャーを楽しめなかったら意味がない」
「まだ貯金できてないけど、やっぱり今のうちに海外旅行がしたい」
お金をかけて海外旅行をするのだから、興味があることは全部したい。とにかく、最高の思い出を残したい。
そんな思いで申し込んだトラベルローンで審査落ちしたら、やはりガッカリしてしまいますよね。
どうしても旅行を満喫したい。そういった方は、その他の選択肢に目を向けてみてください。
用途自由のローンという選択肢
その他の選択肢のひとつが、用途自由のローン商品です。
トラベルローンは、その名の通り「旅行」に関する用途にしか利用できず、ものによっては貸付条件で詳細な制限が設けられています。
そういったローンは低金利であるという魅力があるものの、柔軟な利用ができず旅行先で困ってしまうケースもあり得るのです。
カードローンに目を向けてみては?
具体的な選択肢のひとつに、カードローンがあります。
カードローンとは、限度額の範囲内であれば何度も借入できる、用途自由のローン商品です。
旅費の用意はもちろんのこと、旅行先で買い物をしたりレジャーを楽しんだりするためのお金としても利用できます。
トラベルローンとカードローンでは審査基準が異なる
もちろん、カードローンを利用するにあたっても厳しい審査を受ける必要があります。
例えば、
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しかし、審査内容と通過基準は金融機関やローンの種類によって違うので、トラベルローンで審査落ちした人でもカードローンを利用できる可能性はあるのです。
Q.カードローンは安心して利用できるのか?
貸金業務取扱主任者|手塚大輔
無計画に借りない限りは安心です
カードローンは、即日融資可能で、無利息期間があり、金利が高い分銀行などの金利の低いローンの審査に通らない人でも資金を提供してくれる可能性のあるとても優秀なローンだと思います。
しかし、インターネットやATMからあまりにも簡単にお金を借りることができるため、借りすぎが最も注意すべき点になります。
生活費や遊興費を安易にカードローンから借り、身の丈に合わない生活をすると、やがて金銭感覚が麻痺し、借金がどんどん増えてしまいます。
そのため、カードローン利用の際にはくれぐれも計画性を持って利用しましょう。
旅行やモノを購入するためにカードローンを契約したのであれば予定外のことには使わないことを徹底してください。