カードローンでうまく返済するコツと損をしないための注意点

この記事に関するアドバイザ

元 銀行ローンセンター長

佐藤喜三男

銀行にてローンセンター長を務めた他、大手証券会社・大手クレジットカード会社において、30年に渡り審査を中心に様々な職種を担当。現在はFP兼相続診断士として、多くの消費者の力になっている。

 この記事はこんな人にオススメ
  • カードローンの返済はどのようにするの?
  • うまく返済するコツは?
  • 返済に遅れるとどうなるの?

カードローンで借りたお金の使いみちは、基本的に自由です。生活費が足りないときや急な出費が出たときも使えます。

しかし、借りたお金はしっかりと返済をしないといけません。この返済が不安でカードローンを使うか悩んでいる人もいるでしょう。
カードローンはしっかりと計画を立てて、借りたり返したりすれば何も問題はありません。

カードローンの返済が不安で申し込みに踏み切れない...

お金が必要だが、カードローンの返済が不安で使うか悩んでいるという人もいるでしょう。金融機関からお金を借りるのは、怖いことだと思っていませんか?

  • 返済額が大きくて生活が破綻するのでは?
  • たくさんの利息がついて損をしてしまうのでは?
  • 今よりさらに金欠になるのでは?

確かに初めてお金を借りる人にとっては、毎月いくら支払うのか、また、利子がどれくらいかかるのかが分からず不安ですよね。

計画を立てないと生活が苦しくなることも...

確かに何も考えずに借りてしまうと、後々、返済で苦しくなるかもしれません。ときには返済金額が大きすぎて、生活費が足りないといったピンチにもなるでしょう。

しかし、カードローンの"返済の仕組み”をしっかりと把握して、計画性のある借り入れすれば、返済日に戸惑うことはありません。
まずは、返済のどのような点に注意して、カードローンを利用すればよいのか確認しましょう。

カードローンの返済方法と手数料

カードローンの主な返済方法は4つあります。

返済方法
  • ATMでの返済
  • 口座引き落とし
  • インターネット・バンキング
  • 店舗窓口での返済

うまく返済するためには、自分に合った返済方法を選ぶことが重要です。そうすることで毎月忘れることなく、手間なく返済ができます。

1|専用ATM・コンビニ設置の提携ATMで返済

カードローンは、金融機関の専用ATMに加えて、コンビニに設置してある提携ATMでも利用可能です。有名なカードローンだと、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートといった大手コンビニに設置してあるATMとも提携しております。

返済できる時間も、ATMのメンテナンス時間や深夜の数分を除いてほぼ24時間です。ただし、返済には手数料がかかるカードローンもあります。無料のカードローンもありますが、それ以外だと、ほとんどが108円~216円かかってしまうのです。

2|口座引き落とし

返済は口座引き落としで行うことも可能です。
カードローンの申し込み時に自身の銀行口座を登録することで、毎月、自動で返済金額が引き落とされます。

自動なので、返済日にわざわざ手間をかけなくても良く、手数料がかかりません。
しかし、引き落とされる金額が決まっており、自分で任意の金額を返済できないのがデメリットです。多めに返済をしたい場合は、別の方法を選ぶ必要があります。

3|インターネット・バンキング

カードローンは、振込で返済をすることが可能です。
自分が普段から利用している銀行の、ネットバンキングを利用して、指定された口座にお金を振り込みます。
カードローンによっては、振込手数料がかからないものありますが、全てのカードローンがそうではないので、あらかじめ確認しておくことが重要です。

インターネット・バンキングでの返済は、毎月決められた金額に加えて返済も可能です。しかし、手数料がかかるカードローンだと、何回も返済をするうちに手数料が積み重なってしまうので注意が必要です。

4|店舗窓口での返済

カードローン会社の店舗まで足を運び、返済をするいう方法も可能です。この方法はわざわざ店舗に行く手間がありますが、柔軟な返済ができます。

毎月決まった金額に加えて、多めに返済することも可能です。加えて、ATM返済や口座引き落としではできない、端数の支払いもできます。
なお、返済手続きに手数料はかかりません。

返済をしていると、最後の最後で端数が余ります。完済して、カードローンを解約したい場合に、端数の支払いが必要になるので、この方法を取ると良いでしょう。

金利や利息といった返済の仕組み

カードローンの返済をする上で、把握しておきたいことが、毎月いくら支払うのかという点です。返済金額を確認するには、金利や利息の仕組みを確認しておく必要があります。
これを確認しておくことで、毎月無理なく返済ができるのに加えて、完済までの計画が立てやすくなるのです。

基本的な利息の計算方法

返済で支払う利息は、借入金額、金利、返済期間によって決まります。
これらを掛け算して算出するため、どれか一つの値が大きくなると、利息も比例して大きくなるのです。

基本的な利息の計算方法
借入額 × 金利 ÷ 365 × 借入日数 = 利息

なお、金利は利息制限法によって設定できる上限が決まっています。金融機関は、これに則って金利を決めるのです。
契約時に決められた金利はなかなか変動するわけではないので、都度、払う利息を確認する際は、自身の借入金額や返済期間に着目するのが良いでしょう。

 利息制限法

金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。
 元本の額が10万円未満の場合 年2割
 元本の額が10万円以上100万円未満の場合 年1割8分
 元本の額が100万円以上の場合 年1割5分

金額別に見た利息のシミュレーション

借り入れをする前に、自分がいくらの利息を確かめることは重要です。
利息はそんなにかからないだろうと思っていると、後々足りないということにもなり兼ねません。

利息のシミュレーション
例)10万円の借り入れ・金利(年率)18.0%・30日で返済
 式|100,000円×0.18÷365×30日=1479.45
 ⇒支払う利息は1,479円。返済総額は101,479円。
例)20万円の借り入れ・金利(年率)18.0%・30日で返済
 式|200,000円×0.18÷365×30日=2958.90
 ⇒支払う利息は2,958円。返済総額は202,958円。
※小数点以下は切り捨てになります。
例)30万円の借り入れ・金利(年率)18.0%・30日で返済
 式|300,000円×0.18÷365×30日=4438.35
 ⇒支払う利息は4,438円。返済総額は304,438円。

借りた金額が大きければ大きいほど、利息の支払いも多くなります。

返済で延滞してしまうとどうなるの?

初めてカードローンを利用する人は、「返済に遅れるとどうなるのだろうか」と気になっている人もいるでしょう。中には、ちょっとくらい遅れても良いだろうと思っている人もいるかもしれません。

しかし、カードローンで延滞をするとリスクが生じるため、なんとしてでも避けるべきなのです。

元金に対して遅延利率が適応される

もし返済で遅れてしまうと遅延損害金という、いわば罰金のようなものを支払わないといけません。
遅延損害金の利率は決まっており、返済に遅れた分の日数はその利率が適応されます。この利率は、カードローンの通常の利率より高くなっており、年20.0%に設定している金融機関が多い傾向にあります。

遅延損害金の計算
例)30万円の元金、遅延損害金利率が年20.0%、30日遅延
 式|30万円×0.2×30日÷365日=4, 931円
 ⇒支払う遅延損害金は4, 931円。

上記の場合だと、期日の30日後に支払う際に、遅延損害金4,931円も支払わなくてはなりません。

Q.遅延損害金はどのタイミングで支払うの?

Sato

元 銀行ローンセンター長|佐藤喜三男

約定返済日の翌日から入金日迄です

遅延損害金は、約定返済日の翌日から、入金日までの日数に適用されます。なお、金利が約定金利から遅延損害金の利率に切り替わるということで、、約定金利に上乗せして支払うものではありません。また、遅延損害金の利率は金融機関によって異なりますが、貸金業法で最大20%と定められており、この利率を超えることはありません。また、中には再請求制度があり、この期間内であれば遅延損害金が発生しないところもあります。

信用情報がブラック化する

カードローンの返済を延滞してしまうと、信用情報がブラック化します。
信用情報とは、個人のお金の取引情報を記録したもので、カードローンの申し込み時、金融機関にチェックされます。

 信用情報とは

信用情報とは、クレジットやローンなどの信用取引に関する契約内容や返済・支払状況・利用残高などの客観的取引事実を表す情報です。
=中略=
信用情報には、クレジットやローンなどを利用した際の契約内容や返済・支払状況(期日通りに返済・支払したかなどの利用実績)、利用残高などに関する情報が記録されており、新たにクレジットやローンなどの利用を希望する際にクレジット会社やローン会社などが皆さまの「信用力」を判断するための参考情報として確認しています。

数日の返済遅れではブラック化しませんが、61日以上もしくは3ヶ月以上返済で遅れてしまうとブラックになるのです。
信用情報がブラック化すると、日常生活の金融取引ができなくなるといった支障が出ます。

信用情報が傷つくと
住宅や車のローンが組めなくなる
クレジットカード契約ができない
カードローンでお金が借りられなくなる
スマホの分割払いが不可に
賃貸住宅の契約で保証会社を保証人にする場合に審査落ち
事実が知られると職場や家庭などでも信用を失う

カードローンの返済で失敗しないためのコツ

いくら生活が厳しいと言えど、返済に遅れるのだけは避けるべきです。もし遅れてしまうと、損をしたり、生活に支障が出たりします。

そのためカードローンを利用する際は計画を立てて、無理なく返済していくということが重要なのです。

しっかりと返済計画を立てる

まず、あなたが何に困っているのか考え、それを解決する分のお金だけを借りるようにしてください。次に、その借入金額をどのくらいの期間で返済するのか決めましょう。

各カードローンのサイトには、借入金額や返済期間を入力すると「毎月いくら支払うのか」「利息はいくらなのか」を教えてくれる、返済シミュレーション」というツールがあります。
借り入れ前にこのツールを活用して計画を立ててください。

繰り上げ返済を活用する

返済期間が長ければ長いほど、利息は増えます。そのため、お金に余裕があるときは積極的に繰り上げ返済をするのが大切です。

返済の種類
  • 約定返済
  • 毎月、決められた日に決められた金額を返済する。
  • 随時返済(繰り上げ返済)
  • 約定返済とは別に任意の金額を返済する。

カードローンの返済は2種類あり、毎月決まった金額とは別に返済ができます。これを繰り上げ返済と言い、これをすることにより利息の節約ができるのです。

具体的に「借入金を20万円」「金利18.0%」として、返済額の違いによる利息の差を見てみましょう。

パターン 毎月返済額 返済期間 利息
一般的な返済 10,000円 24ヶ月 39,554円
積極的な返済 15,000円 15ヶ月 24,807円

毎月の返済額を5,000円増やすことによって、期間にして9ヶ月、利息はなんと14,747円もの節約に成功しました。

最低返済額が低い+繰り上げ返済の活用が効率的

毎月返済する金額は、金融機関ごとに異なります。

確かに毎月の返済金額が大きいカードローンを選ぶと、その分返済期間が短くなって利息も節約できるでしょう。

しかし毎月毎月、安定して返済をしていくことが難しい場合もあります。
冠婚葬祭や家電の故障など、急な出費が出てくる可能性も否めません。そのため、出来ることなら最低返済額が低いカードローンを利用することが得策なのです。

最低返済額が低いと利息も増えると思うかもしれません。しかし繰り上げ返済を活用することによって、その分はカバーできます。

基本は低めの返済額。それに加えて、自分の都合によって繰り上げ返済をしていく。これが最も柔軟なカードローンの返済方法なのです。

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