地方銀行カードローンの審査は甘いのか?お金を借りたい人が着目すべきポイント
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ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。公式ページ:「ファイナンシャルプランナー村上敬」
- ✓まとまったお金がどうしても必要
- ✓でも、正直審査に通る自信がない
- ✓大手じゃなくて地銀なら借りられるかな?
小さい地方銀行のカードローンなら審査は甘いでしょ!
一部では「顧客が少ない地方銀行は、大手と違って審査を甘くしないと十分なカードローン利用者を獲得できない」というロジックで、地方銀行カードローンの審査は甘いという誤解をする人がいます。
もちろん、地方銀行カードローンの審査が特別厳しいということはありません。比較したうえで地方銀行カードローンの方がメリットが大きいと判断したなら、そのまま申し込むべきでしょう。
本当は大手の銀行が良いけど、審査に通る自信ない…
できれば大手銀行のカードローンを使いたいけど、年収や信用情報に不安があって申し込めない…。そういった考えで地方銀行カードローンに目を向けていたなら、結果は大手に申し込んだ場合と同じであることを知る必要があります。
そもそも銀行カードローンの審査に甘い・厳しいという差は無い
前提として、銀行カードローンの審査に難易度の違いはないです。誰でも借りられるようなカードローンは存在せず、少なくとも甘くはありません。
強いて言うなら、銀行カードローンは全般的に審査が厳しいのです。
その理由は、審査の仕組みにあります。
地方銀行はカードローン審査を保証会社に委託している
地方銀行カードローンは、実のところ審査業務をほとんど行っていません。ほとんどの工程は保証会社に委託しており、地方銀行が担当しているのは最終確認程度のもの。
つまり、地方銀行カードローンに申し込んだ人は、保証会社によって厳しくチェックされているのです。
担当している保証会社は大手銀行からも審査を委託されている
ちなみに、大手の銀行も地方銀行と同じ仕組みで審査をしています。審査業務の委託先は地方銀行の審査も請け負っている保証会社であり、このことからも地銀と大手で審査の差が無いことがわかるでしょう。
地方銀行だからと保証会社が審査で手を抜くわけがない
もちろん、保証会社が「大手銀行か地方銀行か」でカードローン審査の難易度を変えるわけがありません。
なぜなら、大手だろうが地方銀行だろうが保証会社が得るメリット・デメリットは同じだからです。
一方を優遇するメリットが無い以上、審査は公平に行われます。
保証会社にとって低金利な地方銀行カードローンの審査はリスキー
はっきり言って、保証会社にとっては地方銀行カードローンの審査はとてもリスキーです。
もちろん、無料で審査を請け負うわけではなく、保証料という報酬も支払われていますが、保証という行為そのものにリスクがあります。
利用者が踏み倒すと保証会社に被害が…
保証を行うということは、万が一利用者が借入金を踏み倒した場合、保証会社がその肩代わりをしなくてはならないという意味でもあります。
裏を返せば、地方銀行にとってカードローン融資はほとんどノーリスク。それだけに、地方銀行はこぞって低金利なカードローンを提供しています。
肩代わりは代位弁済と言われるもので、利息の一部で支払われる保証料には見合わないリスクとも考えられるでしょう。
自社からの融資には保証会社もポジティブ
さて、なぜ保証会社は地方銀行カードローンの審査を担当できるのか。それは、保証会社自身もカードローン商品を提供しており、審査ノウハウを持っているからです。
言うまでもなく、踏み倒しが発生した時のリスクは、地方銀行カードローンであろうが自社からの融資であろうが変わりません。しかし、自社の顧客から得られる利息という収益の方が、地方銀行から支払われる保証料よりも多いというのも事実。
そのため、保証会社は自社カードローンによる融資に対して比較的ポジティブです。
どうしてもお金が必要なら、保証会社に目を向けよう
お金が無いと本当に困るけど、やっぱり審査が不安。そんな状況では、やはり安易に地方銀行カードローンはオススメできません。
どうしてもお金が必要なら、保証会社が提供しているカードローンに目を向けてみてください。
保証会社にとっては自社カードローンの方が収益率が良い
前述の通り、保証会社は地方銀行カードローンの審査を代行するにあたり、報酬として保証料を受け取っています。
しかし、保証会社にとっては、地方銀行から支払われる保証料より、自社カードローンの利用者から利息を得る方が収益率が良いのです。
実は保証会社のカードローンは利便性が高い
保証会社が提供しているカードローンには、以下のようなメリットがあり、一般的な地方銀行カードローンより利便性が高いものが多いです。
保証会社のカードローンに申し込む際、口座開設は不要です。特定の銀行口座を用意する必要が無く、借入金の振込先も、自分がすでに持っている口座を指定できます。
保証会社は、スコアリングという申し込みフォームの内容をもとに自動で審査を行うシステムを利用しています。
結果がスピーディーに出るため、早ければ申し込んだ日のうちにお金を借りられます。
保証会社のカードローンは、大手コンビニに設置されている提携ATMで利用できます。
わざわざ店舗窓口に足を運ばずとも、近所のコンビニで借入・返済ができるのです。
まとめ
繰り返しますが、地方銀行カードローンの審査が甘いわけがありません。
審査の工程はほとんど外部に委託されていますが、請け負っている保証会社にとってはリスクが高く、厳しくならざるを得ないのです。
保証会社は自社でもカードローンを提供しているので、そちらに目を向けてみても良いでしょう。
そういったカードローンはサービスが充実しており、地方銀行よりも利便性が高い点もあります。