残高スライドリボルビング返済とは?カードローン利用時の注意点

この記事に関するアドバイザ

元 保証会社 社員

井上拓馬

保証会社(クレジットカード会社)にて、カードローン・クレジットカード・キャッシングの審査業務に従事、5,000名を超える顧客を担当。審査業務だけでなく、滞納者への対応や法務部での経験も豊富な、貸金業のプロ。

 この記事はこんな人向け 
  • 緊急でまとまったお金が必要に…
  • カードローンが気になるけど返済が不安…
  • 残高スライドリボルビング返済って何?

予定していなかった出費に対応できない時、多くの人がカードローンの利用を検討するものです。

しかし、気になるのはやはり「返済できるのか」。残高スライドリボルビング返済とは何なのか、記事内でしっかり確認していきましょう。

カードローンの利用を検討する人は多い

日々の生活を送る中で、下記のような予想もしていない費用が突然かかると皆様はどう対応していますか。

・知り合いの急な不幸のためにお葬式に出ることになったとき
・家の水回りや雨漏りなどで急に家を修理することになったとき
・高額な治療費用が必要なほどの病気にかかってしまったとき

こんなとき、ご自身に貯蓄があれば当然そこから捻出しますが、ないときは誰かを頼らざるを得ません。

ただし、なかなか親や友人を頼るのは難しいという人も多いのではないでしょうか。そんな時に使われるのが銀行や消費者金融会社のカードローンです。

ここではカードローンの特性である返済方法を知り、資金不足の対応策としてカードローンも選択肢に挙げられるようになりましょう。

返済システムが複雑で不安を感じやすい…

カードローン返済方法としてよく「残高スライド」や「リボ払い」という言葉を耳にしませんか。これらがどんな方法なのかわからないため、なかなかカードローンでお金を借りるのは敷居が高いと感じている方も多いのではないでしょうか。

確かに今までお金を借りたことがない人にとっては、そもそもお金を借りることが不安に感じると思いますが、一方でカードローンにも「緊急時にすぐ対応できる」や「少額返済から可能」といった様々なメリットがあります。

このため、以下のカードローンのメリット・デメリットをしっかり抑えることで不安を減らしていきましょう。

事前に仕組みを理解しておけば安心!

カードローンとは、決められた金額を上限に借入できるローン商品です。また、契約したローン商品によりますが最近は支店だけでなくATMやコンビニ等でも借入をすることができるようになったため、幅広い時間帯に利用できるようになっています。

また、返済についても月々数千円からの返済や一括での返済も可能なため、自分の返済計画にあった返済方法を利用できます。ただし、月々少額から返済可能ということには当然デメリットな点もあるため、これからその返済方法の仕組みについて見ていきましょう。

残高スライドリボルビング返済とは

「残高スライド」や「リボ払い」という返済方法の正式な呼び名は、「残高スライドリボルビング返済」と呼びます。

Q.残高スライドリボルビング返済とは

Inoue

元 保証会社 社員|井上拓馬

借入残高により返済額が変化していく返済方法です

残高スライドリボルビング払いとは、借入残高(利用残高)の金額によって、月々一定金額を返済していく返済方法です。

利用可能枠の中であれば、追加で借入を受けた場合でも、返済額は一定になるのがポイントです。毎月の返済金額は残高により決められ、概ね10万~30万円くぎりになっているので、月々の返済が一定であるというリボルビング払いの利点は健在です。

一方で借入残高が大きくなればなるほど、返済する金額も大きくなり、それに占める利息も多くなります。是非とも繰り上げ返済を活用し、可能なかぎり完済までの期間を短くしていくように心がけましょう。

賢く使えば、返済管理しやすい商品であることは言うまでもありません。

監修者の回答にもある通り、「現在の借入残高」に応じて「毎月の返済額」が決まる返済方法であり、更に4パターンの返済方式に分かれます。

貸金業者によって同じ金額を返済し続ける「残高スライド元利定額方式」や残高が少なくなるにつれて返済額も減少する「残高スライド元利定率方式」等を採用している場合もあります。

借入時には、必ず各貸金業者のホームページ上で確認できる返済方法の目安やシミュレーションを確認しておきましょう。

ちなみに同じ金額を返済する場合は「分割払いのようなイメージ」を持たれがちですが、利息が返済額にも含まれているため、全く別物であると認識しておいてください。

毎月金利分の利息が発生する

各消費者金融会社のホームページを見ていると「借入利率〇%~〇%」と表示されていますが、ここでは借入利率と実際に支払う利息について簡単なシミュレーションを基にご説明いたします。

初めに利息の計算方法についてですが、計算式は以下の通りです。

基本的な利息の計算方法
借入額 × 金利 ÷ 365 × 借入日数 = 利息
借入額を10万円、金利を18.0%、借入日数(返済までかかる日数)を30日とした場合、以下のような計算になります。

100,000円×0.18÷365×30日=1479.45

小数点以下は切り捨てになるため、支払う利息は1,479円です。

これに元金の返済額分も加えた金額が月の返済額となりますので借入の際に行うシミュレーションの内容をよく見て、返済の可否をご自身で判断できるようになりましょう。

長期的な返済になりやすい

残高スライドリボルビング返済のメリットに挙げた少額返済が可能という点には反面デメリットもあります。それは少しずつしか返済が進まないために借入期間が長期化しやすいという点です。

また、利息についても借入期間が長期化すればするほど利用日数が増加するため、利息負担が大きくなります。

例えば金額:50万円を利率:18.0%で借入する際に以下のような期間別で利息総額を比較すると、

・借入期間1年→48,569円
・借入期間2年→94,690円
・借入期間3年→149,463円
・借入期間4年→186,705円
・借入期間5年→250,686円

となります。このため、少額ずつ返済を行うことで負担が大きくなることを認識しながら、借入期間を設定しましょう。

無計画に利用するのは避けるべき

一度借金をして返済ができると借金をすることに慣れてしまうため、つい多めに借りることにも抵抗感を抱かなくなるケースがあります。しかし、借金には利息がかかるものであり、多額の借金をすることで利息さえ払えなくなることも多分にあります。

また、ご自身が健康で働き続けられれば問題ありませんが不意の事故等で働けなくなった場合、月々の給料から返済していたものが返済できなくなり、挙句の果てには破産手続きを行うことだってありえます。

将来には不確定なことばかりが起きるため、必ずお金を借りる場合は「何のために借りて、いつまでに返すか」を決めてからと心に誓いましょう。

残高スライドリボルビング返済の理想的な対策

これまで残高スライドリボルビング返済には借入期間が長期化しやすい、利息負担が大きくなる等様々な特性があるとお伝えさせていただきましたが、これらの問題を解決する対策はあります。

非常に基本的なことではありますが、必要な額が大きくなればなるほどそれらの効果を忘れてしまうため、その対策をしっかり覚えることで消費者金融をうまく活用しながら、緊急時のお金の不安をなくす術を身につけましょう。

ここでは「お金を借りる前の対策」と「お金を借りた後の対策」の2種類に分けてご説明いたします。

対策1|返済計画を立てる

「お金を借りる前の対策」として重要なのはきちんと返済計画を立てることです。月々の収入だけでなく、生活費や交際費等の支出も少し多めに見積もりながら計算し、その収支の余剰額を返済に充てるようにしましょう。

当然ながらこの段階で収支に余剰が発生しない場合は返済できませんので支出額を見直すか、そもそも借入理由の対象を諦めるかを判断することも今後生活を継続させていくうえで重要です。

ただし、給料以外にも賞与等の一時的な収入がある場合は月々の収支がマイナスでも年間の収支がプラスであれば生活の継続には問題ないため、それらの収入も返済計画に入れて計算しましょう。ただし、入る見込みがない収入を計画に入れることは厳禁です。

Q.返済計画の立て方とは

Inoue

元 保証会社 社員|井上拓馬

毎月いくら払えるかを基準に考えていきましょう

実際に借り入れを行う場合、その後毎月返済を行っていく段階になって、「毎月こんなに返せない…」という問題に直面する人が多くいます。

借入をする場合には、自分が毎月いくら返済できるのかをまず考えてみてください。賞与が発生する時期などの臨時収入があった時には、いくら繰り上げ返済できるかをカウントし、今の自分の年間返済額をを算出してみましょう。

仮に、1か月2万円ずつくらいなら無理なく払えるのであれば、年間約24万円が返済に充てられることになりますので、リボ+繰り上げ返済を加味しても、約30万円の借り入れが可能です。

対策2|繰り上げ返済を行う

「お金を借りた後の対策」としては基本的に当初立てた返済計画に基づいて返済を進めるのが望ましいですが、支出をある程度抑えられた月はその分だけ収支の余剰が発生します。

また、賞与も景気に左右されるため、好景気の時は予想していた以上に収入が増加するケースもあるでしょう。そのような場合は積極的に「繰り上げ返済」を行いましょう。

「繰り上げ返済」とは借入期間の途中で当初決めていた金額以上に返済を行うことですが、繰り上げ返済を行うことで借入期間の短縮や1回の返済金額を減額することが可能となります。

また、期間が短くなれば支払うべき利息の総額も減らすことができるため、可能な限り繰り上げ返済を行うことをおすすめします。

Q.繰り上げ返済における注意点

Inoue

元 保証会社 社員|井上拓馬

「できる範囲で行う」を守ることでしょう

いろんなところで、繰り上げ返済のいいところが取り上げられているので、「繰り上げ返済をしないと自分が損をしてしまう」と感じる人もいると思います。事実、繰り上げ返済をすることで返済までの期間を短くなるため、利息が安くなり総支払額を想定より安くできます。

一方、過度な繰り上げ返済を行うことで、日常生活がくるしくなったり、最悪の場合「返済のための借り入れ」として、他社から追加で借り入れるというケースも出てきます。

自分のできる範囲を超えて返済しても、結局は自分を苦しめてしまうことになります。何事も計画的に行うことが大切です。繰り上げ返済は、お財布に余裕がある時に行うようにしましょう。

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