キャッシングした現金の返済方法と効率よく返すコツ
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クレジットカードでまとまった現金をキャッシングする際、正しい返済のやり方について理解を深めましょう。
この記事ではクレジットカードキャッシングの返済方法や注意点、効率よくお金を返すためのコツについて解説していきます。
キャッシングした現金はいつ、どうやって返済する?
カード払いできない高額商品の購入費用や金欠時など、まとまったお金が必要なタイミングは何度も発生します。
そんな時、日常的に使っているクレジットカードを使って、現金をキャッシングしようとする方が少なくありません。
しかし、キャッシングした現金がいつ、どうやって返済するのかわからないという方も多いでしょう。
ショッピング利用分と同じ日に口座引き落としで返済する
クレジットカードを使ってキャッシングした現金の返済日はカード会社によって異なりますが、基本的にはショッピングで利用した分と同じ日に支払います。
また、支払いは登録口座から引き落としされる仕組みです。ショッピング利用分と同じなので、計画的な返済も可能になっています。
コンビニでの随時返済も可能
また、カード会社によってはコンビニに設置されている提携ATMから返済できたり、インターネットバンキングを使って返したりすることが可能です。
これらの支払い方法は、口座引き落としのように支払日が指定されていないため、自分のタイミングに合わせて返済することができます。
キャッシングした現金の返済方法は2つある
クレジットカードでキャッシングした現金の返済方式は以下の2種類があり、借入する際に返済方式を選ぶことができます。
■リボルビング払い(リボ払い)
一括払いとリボ払いは特徴が大きく異なるため、各返済方法の仕組みについて把握して、どちらを選ぶべきなのか考えましょう。
1|一括払い
クレジットカードでキャッシングした現金を返済する際、最もポピュラーな方法が一括払いです。
カード会社があらかじめ設定した期間内にキャッシングされた現金を、利息とまとめて返済する方法になります。期間はショッピング利用時と同様に1ヶ月ごとに区切るのがほとんどです。
一括払いを利用して返済すれば、新たにキャッシングしない限り返済負担が増えないメリットがあります。
2|リボルビング払い
ショッピング目的でクレジット代金を支払う際によく耳にする「リボルビング払い(リボ払い)」ですが、キャッシングした現金を返済する際にも用いることができます。
クレジットカードによる支払方法の1つであり、買物などによる債務の額(支払残高と言います。)に応じ、毎月の支払額(元本返済額と手数料額の合計)があらかじめ決められています。
リボルビング払いは毎月の返済額が一定です。そのため、一括払いと比べると支払い負担を抑えられる特徴を持っています。
クレジットカード各社の返済方法
一括払いやリボ払いなどで返済が可能なクレジットカードのキャッシングですが、細かな部分では各社特徴が異なります。
ここからは、比較的利用者が多い、JCBカード、三井住友VISAカード、エポスカード、セゾンカードそれぞれの返済方法について確かめましょう。
JCBカードは一括払いをリボ払いに変更できる
JCBカードでキャッシングした現金の返済は、一括払いとリボ払いを選択可能です。毎月15日に当月分のキャッシング額を確定した後、翌月10日から返済する仕組みになっています。
そんなJCBカードの返済方法で特徴的なのが、支払い方法の変更です。毎月15日の締め日までに事前申請すれば、一括払いでキャッシングした現金をリボ払いでの返済に変更することができます。
三井住友VISAカードはリボ払いが基本で銀行での振込も可能
三井住友VISAカードもJCBカードと同様に一括払いとリボ払いを選択できますが、それらをひとまとめに「キャッシングリボ」として扱っています。
三井住友VISAカードの締め日と返済日は毎月15日締め翌月10日返済と、毎月月末締め翌26日返済の2パターンです。
なお、キャッシングリボで借りた現金は口座引き落としだけではなく、提携ATMや銀行への振り込みが可能です。
エポスカードやセゾンカードは1回払いでもATM返済が可能
流通系のクレジットカードとして知名度のエポスカードや、永久不滅ポイントでおなじみのセゾンカードも、キャッシングした現金の返済は1回払いとリボ払いを選択できます。
エポスカードは毎月4日締めで翌月4日返済、もしくは毎月27日締めで翌月27日返済、セゾンカードは毎月10日締めで翌月4日の返済です。
両カードが共通するポイントとして、返済方法を1回払いに選択した場合でも、自社設置のATMから全額返済できる点が挙げられます。
みずほマイレージクラブカードは一括払いとリボ払いが選択可能
みずほ銀行のクレジットカードであるみずほマイレージクラブカードは、一括払いとリボ払いを選択できます。
リボ払いの場合、「ご利用可能枠」に応じて、毎月返済額を選ぶことができます。
毎月 10 日(銀行休業日の場合は翌営業日)に前月 10 日締め時点での金額を返済することになります。
楽天カードは後から一括からリボ払いに変更も可能
楽天カードは一括払いとリボ払いを選択できます。
お支払い金額は締切日(毎月末日)の翌月27日に、ご利用金額に利息を加算した金額となります。
楽天カードでは、借入時に一括を選択しても、後からリボ払いに変更する『後からリボ』というサービスを提供しています。
※変更後、一括支払いに戻すことはできません
キャッシングの返済で意識しておきたいポイント
キャッシングした現金は、一括払いとリボルビング払いのどちらかで返済することになりますが、それぞれ意識しておきたいポイントがあるのです。
ポイントを意識しないままキャッシングし続けると、返済時に大きな負担になってしまうケースがあるため、事前に把握しておきましょう。
キャッシングの翌日から利息が発生する
クレジットカードでキャッシングした現金は返済方法関係なく、借りた翌日から利息が発生します。
キャッシングの金利が年率18%に設定されたクレジットカードで10万円を借りた場合、翌月(30日後)の支払いまでに発生する利息は以下の通りです。
借入額を10万円、金利を18.0%、借入日数(返済までかかる日数)を30日とした場合、以下のような計算になります。
100000×0.18÷365×30=1479.45
小数点以下は切り捨てになるため、支払う利息は1479円です。
なお、ショッピング利用分の支払いとは異なり、
一括払いのまま高額の借入を行うと負担が大きい
返済方法を一括払いで選択したまま高額のキャッシングを行うと、支払い月の負担が大きくなってしまいます。
例えば10万円キャッシングして、返済方法を一括払いに設定した場合、翌月の引き落とし日までに10万円分を全額返さなければなりません。
また、上記にもある通り返済日までの利息も支払わなければならないため、さらに負担が重くのしかかります。
返済方法を一括払いにする場合は、自分の返済能力も認識したうえで借入額を決めてください。
リボ払いは返済期間が長期化しやすい
キャッシングした現金をリボルビング払いで返済する場合、設定された金額だけで払い続けていると、完済に時間がかかってしまいます。
完済までの期間が延びる分、利息額もどんどん増加してしまい、最終的な返済額が大きく膨らんでしまう恐れがあるのです。
返済の長期化や利息負担を増やしたくない場合は、借入時に一括払いを選択するか、毎月の返済額を増やしておかなければなりません。
キャッシングの返済を効率よく行うためのコツ
クレジットカードでキャッシングした現金を効率よく返済していくには、2つのコツを押さえておかなければなりません。
事前に返済シミュレーションを行ったり、借入後も積極的な返済を行うなど、すぐに役立つキャッシング返済のコツを解説します。
返済シミュレーションを使って計画を立てる
キャッシングした現金を効率よく返済するコツとしてまず挙げられるのが、「返済計画」です。事前に借入額や毎月の支払い額を決めたり、返済シミュレーションなどを行いましょう。
以下のフロー通りに作業を進めれば、効率的な返済計画を立てることができます。
完済までの希望期間を設定 |
毎月最低限必要な返済額を算出 |
収入から捻出できる金額と比較 |
シミュレーションなどをもとに計画した返済額での支払いが難しいと感じたら、副業で収入を増やしたり、借入額を減らすなどの対策を実行しておきましょう。
定期的に繰上返済を行う
キャッシングで発生する利息の負担を減らしたい方は、ボーナスなどでお金の余裕があるタイミングに「繰上返済」を行ってください。
返済額が増えるほど、以下の通り利息総額や完済期間に大きな差が出ます。
毎月5,000円返済→利息総額19,814円、完済期間23ヶ月
毎月10,000円返済→ 利息総額 9,190円、完済期間10ヶ月
ただし、必要以上に繰上返済を続けると日常生活に支障をきたす恐れが出てくるので、無理のない範囲で実践していきましょう。
【注意】キャッシングの返済が遅れた場合に発生するリスク
上記でも解説した通り、クレジットカードでキャッシングした現金の返済は口座からの引き落としが基本です。しかし、口座が残高不足のままだと支払い遅延となってしまいます。
また、遅延を続けて滞納を起こすのは重大な規約違反行為です。キャッシングの返済が遅れた場合に発生するリスクを確認しましょう。
1|カードの利用停止や督促の発生
キャッシングした現金の返済が遅れた場合、カード会社の判断でクレジットカードの利用を停止させたあと、書面による返済の呼びかけが行われます。
その後、書面で案内された日程までに入金しなかった場合、自宅もしくは携帯電話に支払い意志の確認などをただす督促電話が入るのです。
このとき、繰り返し連絡しても反応がない場合に限り、申込時に記入した職場への督促の電話が行われる可能性も否めません。
2|強制解約や一括請求が行われる
ほとんどのクレジットカードでは、返済が滞ってしまった段階で遅延損害金が加算され、更に返済負担が増加します。
また、督促に応えないまま滞納し続けると、一括請求という形で全額の返済を求められるのです。
最悪の場合、カード会社の規約に基づいて強制的に解約された後、財産を差し押さえられる可能性があるでしょう。
3|信用情報に傷がついてしまう
クレジットカードの長期滞納は、金融事故情報として記録され信用情報がブラック化します。
出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。
信用情報に異動情報が載ると(ブラック) |
- 住宅や車のローンが組めなくなる
- クレジットカード契約ができない
- カードローンでお金が借りられなくなる
- スマホの分割払いが不可になる
- 賃貸住宅の契約で保証会社を保証人にする場合に審査落ちする
- 事実が知られると職場や家庭などでも信用を失う
Q.リボ払いのデメリットは?
元 銀行員|内藤潤一
他の借入に比べて金利が高い。
リボ払いの最大のデメリットは金利が高いことです。各会社によって金利が変わるものの大体15%前後はかかります。一時的に利用してすぐ返済するなど返済計画がしっかりしているのならいいですが、無計画に利用して支払えないくらい残高が多くなった話はよくあります。クレジットカードを利用する場合は利息がかからない2回払いにするか、やむ終えず利用する場合はカードローンなどリボ払いより金利の低いものを利用することをお勧めします。