通信キャリアが提供する融資サービスを徹底比較!特徴や利用方法を解説

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ファイナンシャルプランナー

村上敬

大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。公式ページ:「ファイナンシャルプランナー村上敬」

この記事の目次

  1. ソフトバンク:J.Score(ジェイスコア)
  2. au:au WALLET(ウォレット) スマートローン
  3. ドコモ:ドコモレンディングプラットホーム
  4. サービスの利用条件について
  5. それぞれのサービスの金利について
  6. 審査方法の違いについて
  7. 借入可能な金額を比較
  8. アプリの使い勝手を比較する
  9. 電子マネーとしての利便性の違い
  10. これからのローンサービスはスマホ1台で契約できる
  11. まとめ

従来、お金を借入れするといえば金融機関で借入れするのが当たり前でしたが、現在では、ローン商品を提供する会社は多岐に渡っています。

大手通信キャリアが提供する融資サービスもそのひとつです。
それぞれの特徴や利用の仕方について、比較しながら解説します。

ソフトバンク:J.Score(ジェイスコア)

ソフトバンクとみずほ銀行が合同で設立したJ.ScoreのAIレンディングは、2017年からサービスが本格的に始まっているため、すでに利用したことのある人も多いかもしれません。

AIによる融資サービスといった、これまでにない画期的なサービスで注目されました。

特徴1:AIスコアによる適切なサービスの提供が実現

J.ScoreのAIレンディングは、申込者の信用情報をAIが判断し、その申込者の信用度を数値化することで、適切な借入限度額や金利が決まります。

また利用中も生活習慣などを反映させていくことでスコアが上がっていきますので、常に自分の信用度と向き合うことができます。

元々金利も低めに設定されていますので、他社のカードローンの上限金利ほど高い金利で利用しなくてはならなくなるといった事態も起きにくい点が魅力の商品となっています。

特徴2:借入れ方法は口座振込のみで来店する必要がない

J.Scoreの借入れ方法は、口座振込のみとなっています。

若干、不便に感じる点もあるかもしれませんが、決められた店舗に来店しなくても借入れできるというのは、手間がかからず大きなメリットであるといえます。

au:au WALLET(ウォレット) スマートローン

auのグループ会社であるKDDIフィナンシャルサービスも、2019年4月に新たな形のローン商品を発表しました。

これまでにあったau WALLETをさらに借入れでも利用できるサービスです。

特徴:電子マネーとしてチャージして利用できる

従来のローン商品では、ATM等で現金を借入れするのが当たり前の利用方法とされていました。

ところが、新しく提供されるau WALLET スマートローンでは借入れしたお金をそのまま電子マネーとしてチャージすることで、キャッシュレスでの支払いにも利用できるようになることが発表されています。

また、チャージした借入れ金を利用することにより、au WALLETポイントを貯めることができます。
これまでは現金借入れが主流でしたが、電子マネーで利用できることにより、消費者にとっては嬉しい特典がつき、お得に利用できるようになると発表されています。

ドコモ:ドコモレンディングプラットホーム

先行した二社に続いてドコモも金融に関する新しいサービスである、ドコモレンディングプラットホームを開始することを発表しています。

ドコモレンディングプラットホームは大きく分けて3つの柱からなるサービスです。

特徴1:ドコモスコアリングが金融機関の審査基準になる

金融機関の融資サービスへの申し込み時に、申込者の同意に基づき、ドコモの幅広く提供されているサービスの利用状況などに基づいた信用スコアが自動的に算出され、そのスコアが金融機関の審査に活用される仕組みです。

金融機関は、この算出されたスコアを基に、申込者に対して適切な限度額や金利の設定をすることができます。

特徴2:レンディングマネージャーが返済計画をサポートしてくれる

次に、レンディングマネージャーが特徴的です。
融資サービスの利用者向けのアプリを活用すうことで、借入れから返済までアプリひとつで行うことができるようになります。

また、家計と借入状況を可視化することにより、利用者ごとに最適な返済計画のアドバイスをもらうことができるため、利用者は無理のない返済計画を立てやすくなります。

この返済計画は、資産管理や家計管理ツールで知られる株式会社マネーフォワードとの提携により実現することも発表されています。

特徴3:ドコモが提供するサービスとの連携でさらに便利に

ドコモレンディングプラットホームは、ドコモが提供する様々なサービスと提携することで、便利な利用ができる進化を続けていきます。

例えば、ドコモのバーチャルウォレットサービスにあたるドコモ口座のアプリを利用することにより、金融機関から24時間365日融資金をアプリに電子マネーとして入金してもらうことが可能になります。

また、アプリを利用することで、ドコモ口座に入金されたお金を24時間365日、セブン銀行ATMから出金することも可能です。

サービスの利用条件について

各社から様々な形で便利な商品展開がされることで、私達利用者の生活はより豊かなものになることでしょう。

しかし、各社が提供するローン商品には利用条件が定められているため、商品の特徴で比較するだけでなく、条件についても事前にきちんとかくにんするようにしましょう。

キャリアの指定がないのはJ.Score(ジェイスコア)のみ

現状では、大手通信キャリアから提供されるローン商品は、利用条件として携帯電話やインターネット等で各社の回線を利用していることが条件とされていることがほとんどです。

ソフトバンクとみずほ銀行が提供しているJ.Scoreについては、ソフトバンクの回線を利用していない人でも利用することができます。

ソフトバンク:J.Scoreの利用条件

以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
・ご契約時の年齢が満20歳以上、満70歳以下の国内に居住するお客さま
・安定かつ継続した収入の見込める方
(学生・留学生で、アルバイトなど安定収入がある方もお申込みいただます。また永住権のない外国人の方もお申込み可能です)

出典: 商品概要|J.Score

au:au WALLET スマートローンの利用条件

以下条件を満たすお客さま
・au 携帯電話、auひかり、auひかりちゅらのいずれかを個人契約のお客さま
・入会受付時、満 20 歳以上 70 歳以下のお客さま
・毎月の安定した収入があるお客さま
・会社員、公務員、個人事業主、アルバイト・パート、年金受給者(年金以外に安定した収入のある方)
・現住所が国内にあるお客さま

出典: 報道発表資料|au WALLET スマートローン

ドコモ:ドコモレンディングプラットホームレンディング

ドコモレンディングプラットホームの利用条件に関する詳細はまだわかっていません。
しかし、サービスそのものが、dアカウントやドコモアプリと連携することによって利用するものですので、ドコモ回線の利用者向けのサービスであることが予想できます。

それぞれのサービスの金利について

ローン商品を利用するにあたって、返済する金額に大きく影響を与えるものが適用される金利です。

大手通信キャリアのサービスでも、各社で金利が異なります。
例え各社の回線を利用している場合であっても、金利が高いと感じる場合には別の借入れ方法を検討することも大切な判断であることを忘れないでください。

J.Score(ジェイスコア)が最も低金利で利用できる

各社の金利を比較する際には、上限金利で比較することをおすすめします。
従来のカードローンと同様、利用開始の直後は上限金利が適用されることが多いためです。

商品名 金利
J.Score 年0.8%~12.0%
au WALLET スマートローン 年8.0%〜18.0%
ドコモレンディング
プラットホーム

大手通信キャリアが提供するローン商品の中においては、J.Scoreがもっとも低金利で設定されています。

au WALLET スマートローンは、借入れしたお金をそのまま電子マネーとしてチャージして利用することができる便利さがある反面、金利としては若干高めの設定となっています。

ドコモレンディングプラットホームについては、現時点で金利などの詳細な情報が発表されていませんので、わかり次第すぐにお伝えします。

審査方法の違いについて

これまでは金融機関に代わって保証会社が、申込者の収入状況や信用情報に基づいて審査をするケースが多くありました。

大手通信キャリアから提供されるローンは、従来のカードローンで行われてきた審査とは異なる、新たな形の審査が行われる点が特徴的です。

J.Score(ジェイスコア)はAIスコアによって結果が算出される

例えば、J.ScoreではAIによってスコアリングが行われます。

申込者が収入状況や勤務先、他社借入れの状況などの情報に基づき、AIが計算し、数値化します。

また、生活習慣や金銭感覚などに加え、自己投資にかけている金額などから、申込者の将来性も踏まえた質問に回答することで、現在の返済能力だけでなく、将来的な返済能力から適用される金利や借入限度額が決められます。

ドコモスコアリングも適切な借入れ金額を決めてもらうことが可能

ドコモレンディングプラットホームの特徴のひとつとして、金融期間の融資サービスへ申し込みをする際、申込者の同意のもとで、ドコモが提供する各種サービスの利用状況などから信用スコアを算出し、その数値を金融機関の審査に活用することができます。

これにより、申込者ごとに適切な借入限度額を設定することが可能になりました。

借入可能な金額を比較

商品名 契約極度額
J.Score 10万円〜1000万円
au WALLET スマートローン 1万円〜50万円
ドコモレンディング
プラットホーム

契約できる最大の金額も、各社で異なります。
各社で行われた審査を基に、申込者ごとに適用される限度額が決定します。

au WALLET スマートローンは少額の借入れに向いている

au WALLET スマートローンは、1万円から借入れをすることができます。

この商品の最大の魅力は、借入れした金額をそのままau WALLET残高にチャージして、電子マネーとしてキャッシレスでの支払いができることです。

ショッピング等で急な出費が生じた際に、少額の借入れをして利用する方法が最も適しているのが、au WALLET スマートローンであるといえるでしょう。

アプリの使い勝手を比較する

大手通信キャリアの提供する新たな形のローンサービスでは、スマートフォンアプリを活用することが共通しています。

各社の便利なサービスをより快適に利用するために重要になるのが、アプリの使い勝手や充実度です。

現時点ではリリースされていないアプリもあるため、それぞれのアプリの特徴をご紹介します。

J.Score(ジェイスコア)アプリは生活習慣をスコアに反映する

J.Scoreはアプリ上で、スコアリングのための質問に回答していきます。
日々の生活習慣を改善していくことで、そのデータをアプリ上に蓄積させてスコアに反映することができます。

J.Scoreのアプリ上では、日々の習慣を改善するサポートとなるようなコンテンツが整えられており、それを利用することでもスコアアップをすることができる可能性があります。

スコアアップすることで、適用される金利や借入限度額が変わる仕組みとなっています。

ドコモ口座アプリは近くのコンビニからアプリにすぐ入金できる

ドコモ口座アプリでは、セブン銀行ATMとの提携により、24時間365日金融機関の融資サービスを受けることが可能になります。

ドコモ口座上の電子マネーで利用することや、現金として出金することも可能です。

au WALLETアプリはポイント制度が充実している

au WALLETのアプリは、以前から多くのauユーザーに利用されており、すでに身近に感じる人も多いでしょう。

au WALLETは、提携店舗で電子マネーを利用することで、ポイントが貯められる制度があり、貯めたポイントは、1ポイント1円として電子マネーとして利用したり、au料金の割引に利用することができます。

電子マネーとしての利便性の違い

サービス名 利用可能
J.Score 電子マネーとの連携なし
au WALLET ポイント MasterCard (R) 加盟店
世界約3810万店舗で利用可能
ドコモ口座 銀行口座に払い出し可能
世界中のネットショップで利用可能

J.Scoreは利用しても、電子マネーとの連携はありません。
au WALLETポイントは、MasterCard(R)加盟店の広い範囲で利用することができます。

ドコモ口座は、自分の銀行口座に払い出すことができるため、現金として利用することができるという強みを持っています。

これからのローンサービスはスマホ1台で契約できる

各社のサービスは、申し込み方法にも違いがあります。
しかし、これからの新しいローンサービスに共通しているのが、スマートフォン1台で申し込みから契約までの手続きが完了できる点です。

来店する必要もなく、商品自体の利便性も上がっているため、これまでより身近なものとして、生活をサポートしてくれる存在となりそうです。

au WALLET スマートローンではau IDの情報が自動で反映される

au WALLET スマートローンの場合では、au回線利用者に対して発行されるauIDに登録している情報を、申し込み情報に自動反映してくれる機能があります。

これまでは申し込み情報の入力に最低でも5分から10分かかるのが当たり前でしたが、便利な申し込み方法が採用されることとなりそうです。

まとめ

従来のカードローン商品では、借入れするまでの手続きに時間がかかってしまったり、カードの発行をしなくてはならなかったりと、なにかと手間のかかる場面が多くありました。

大手通信キャリアから提供される新しいカードローンは、契約手続きから返済に関するサポート制度まで整えられると発表されていますので、以前より身近な存在として生活をサポートしてくれるかもしれません。

自分の利用目的に合わせて、金利や借入れ方法で適切な商品を選びましょう。

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