車検費用が払えない!代金を工面する3つの対処法
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ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、国家公務員試験第Ⅱ種に合格。公務員として奉職後、民間の総務部を経て平成24年社会保険労務士試験に合格。給与計算や年末調整、社会保険の手続き等、多岐に渡る業務に従事。平成 28 年ファイナンシャルプランナー2 級資格を取得、同年AFP技能士登録。平成29年8月に独立、 AFPの見地からファイナンス領域の専門家として活動。
- ✓車検のお金が高くて払えない…
- ✓駐車場代・保険など、車の維持費がキツイ…
- ✓車にお金がかかりすぎて生活費もヤバイ
車は私達の日常に欠かせないものですが、車のある生活をするには何かとお金がかかるものです。
とはいえ、きちんとお金を払わなければ、車に乗ることができなくなって、生活に何かと不便な点が出てきてしまいます。
今回は、車検代をはじめとする車関係の支払いについて見ていくとともに、払えない時の対処法なども紹介します。
車検してもらう際には様々な費用が発生する
車検を受ける際には、具体的にどのような費用が発生するのか。
まずは、車検費用として支払わなければいけない項目を見てみましょう。
自動車の重量に掛かる税金です
✓自賠責保険料
自動車に掛かる保険料です
✓印紙代
車検の登録に必要な書類代金です
✓点検費用
自動車検査自体にかかる費用です
マイカーの点検費用だけでなく、税金や保険料などの「法定費用」と呼ばれる項目も含まれています。
車種や状態によっては10万円近くかかる
点検費用以外にも様々な費用が必要になるので、マイカーの車種によっては、車検費用の金額に大きな差が出てきます。
例えば、軽自動車であれば重量税がかなり安く抑えられますが、重量のある普通車になればなるほど、車検費用の負担は大きくなってしまうのです。
さらに、マイカーの状態によっては、車検に通る状態に修復しなければいけません。
そうなれば、部品代や交換費用なども別途発生するので、相場以上の支払いが必要になる可能性も十分あります。
一括払いが基本なので負担は大きい…
支払い負担の大きい車検費用ですが、支払い方法は「一括払い」が基本となっています。
数年に1度行う頻度なので、多くの方は車検費用を貯蓄している場合がほとんどでしょう。
とはいえ、高額な車検費用を一括払いするのは負担が大きいことに変わりありません。
中には、車検を間近に控えているのにまとまったお金が手元になく、どうしても費用が払えないケースもあるでしょう。
費用が払えないからと言って車検を受けずにいると…
では、車検費用が払えないとどうなるのか…結論から申し上げますと、今まで通りマイカーを利用できなくなってしまいます。
定期的に車検を受けるのは、マイカー所持者に与えられた義務です。
費用が払えないからといって車検を受けずにいれば、相応のリスクが伴ってくることを理解しておきましょう。
リスク1|公道を走れなくなる
まず覚えておいていただきたいのが、車検の切れたマイカーで公道を走るのは法律違反だという点です。
これは「無車検車運行」という罪になり、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられます。
無車検車運行とは、車検を受けていない自動車(自動二輪車も含む)を運行に供することで、道路運送車両法違反の犯罪として刑事処罰の対象となります。 車検を受けたことがない場合はもちろん、車検証の有効期間が切れたいわゆる「車検切れ」で自動車を運転した場合なども無車検車運行に該当します。
期限を過ぎてしまうと車検を受けに行くことも難しくなってしまうので、十分注意してください。
リスク2|自動車保険が効かない
公道以外であれば問題ないからと言って、敷地内で車検が切れたまま運転しているケースもあります。
しかし、敷地内で何がしらかのトラブルに見舞われても、車検が切れていると加入している自動車保険が適用されません。
車をぶつけたり人身事故を起こしたりしても、保険が一切効かないので全額負担する必要があります。
リスク3|仮ナンバーの申請をしなければいけない
有効期限が過ぎてから車検を受けることになった場合、仮ナンバーを交付してもらわなければいけません。それは、車検に持っていくために運転をしなければならないからです。
最寄の市役所などで仮ナンバーの申請を行い、使用した後は期限終了後から5日以内に返却しなければいけません。
車検の有効期限をすぎてしまうと、様々なリスクや手続きが伴うので、非常に手間のかかる状況となってしまうのです。
一括でなければ車検費用が払える人は!
車検の有効期限が切れるまでもう時間がない…そんな状況でも、迅速に対処すれば現状を乗り切ることは可能です。
どうしても払えないからといって車検を受けないのではなく、今からでも出来る方法を試してみましょう。
依頼先に分割できないか相談しましょう
まずは、車検費用の支払い方法について相談してみてください。
車検にかかった費用の見積もりが届き次第、一括で支払うのが一般的ですが、交渉次第では分割払いにしてもらえる可能性があります。
本来は一括払いしなければいけない費用だという点を踏まえて、依頼先へ失礼のないように交渉しましょう。
車検費用の安い業者を探すのもおすすめ
意外と知られていませんが、依頼する業者や手続き方法などによって車検費用には差があります。
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一般的なのは、やはりマイカーを購入した自動車ディーラーに車検を依頼するパターンでしょう。
しかし、車検費用を抑えるのであれば、ユーザー車検などを選択するのもおすすめです。
マイカーを自分で運輸支局に運ぶ必要はありますが、その分車検費用はかなり抑えられるでしょう。
提携先のカーローンを使って補填することも可能
車検の度に10万円近くの費用を支払うことになっているものの、自前で調達するのは大変です。
このままじゃ車検代が支払えない…とお悩みの方は、車検を依頼する業者が提携する「カーローン」の利用も検討してみましょう。
カーローンと聞くと車の購入費用として用いるイメージがありますが、実は車検代の支払いにも対応しているのです。
自動車ディーラーや整備工場で申し込んだ後、審査を通過すればすぐに利用可能です。
一括では無理だけど、数ヶ月かけてなら支払えそう…という方はカーローンを使って車検費用をカバーすると良いでしょう。
カーローンの例
JA マイカーローン | |
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用途 | 自動車・バイク購入(中古車両含む)費用およびその付帯費用、修理、車検費用、カー用品費用、運転免許取得費用、車庫建設費用(100万円以内) |
利用条件 | 借入時年齢:18歳以上 最終償還時年齢:80歳未満 前年度税込年収:200万円以上 勤続年数:1年以上 |
限度額 | 1,000万円以内 |
金利 | 固定金利型もしくは変動金利型 |
》詳細 |
MUFG マイカーローン | |
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利用条件 | 次の条件をすべて満たす個人のお客さま ●年齢が申込時に満20歳以上、完済時に満70歳の誕生日までで、保証会社(㈱ジャックス)の保証を受けられるお客さま。 ●前年度の税込年収(事業所得の方は申告所得)が200万円以上のお客さま。 ※年金収入のみのお客さまは対象外です。 ●勤続(営業)年数が1年以上のお客さま。 ●今回の自動車購入について、当行以外からのお借り入れがないお客さま。 ●パソコンのEメールアドレスをお持ちのお客さま。 ※携帯電話のEメールアドレスではお申し込みいただけません。 ※外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 |
返済期間 | 6ヵ月以上10年以内(1ヵ月単位) |
限度額 | 50万円以上1,000万円以内(1万円単位) |
金利 | 変動金利 |
》詳細 |
車検費用を分割しても払えない…そんな人向けの対処法
自動車ディーラーや整備工場などには、高額な車検費用が払えない人向けに、様々な救済措置ともいえるサービスが用意されています。
しかし、それでも車検費用を支払えない場合はどうすればいいのでしょうか。
そんな時は、車検費用を分割するのではなく、必要なお金を工面する方法も検討していきましょう。
対処法1|不要な物を売る
不要になったものをリサイクルショップ等に持ち込めば、ある程度のお金は用意できるかもしれません。
しかし、車検に必要な金額を全て用意できる保証はないので注意してください。
売却したものを取り戻すのも簡単ではないので、しっかりと考えてから手放すようにしましょう。
対処法2|親や兄弟に相談する
不要な物を売っても車検費用を工面できなかった人は、素直に身内を頼ってみてください。
両親や兄弟に相談すれば、必要なお金を一時的に貸してくれるかもしれません。
もちろん、家族が相手でも借りたお金は必ず返す必要があります。期日を決めて、必ず返済するよう注意してください。
対処法3|金融機関から借りる
身内や友人からお金を借りることができたら、車検費用を支払うことができるかもしれません。しかし、お金の問題は簡単に相談できないという人もいるでしょう。
そういった人は、金融機関からお金を借りて車検費用の支払いに充てる、といった選択肢にも目を向けてみてはいかがでしょうか?
利息は発生するが他人に迷惑がかからない
もちろん、金融機関からお金を借りた場合は、金利をもとに算出される利息を加えて返済する必要があります。
ただし金融機関からの借入は自分自身の責任で行えるので、しっかりと返済していれば周囲に心配や迷惑をかけずに済むでしょう。
カードローンの利用を検討してみては?
具体的な借入方法のひとつに、カードローンがあります。カードローンとは、ローン専用カードを利用してATMから現金を借入できる商品です。
大手コンビニに設置されているATMでも利用できるので、例えばコンビニでお金を借りてそのままレジで車検費用を支払うという使い方もできます。
車検費用分だけの借り入れができる
金融機関からお金を借りる場合、1万円単位の融資が基本となっているケースがあります。車検費用は数千円程度であるケースが多いので、その場合は「借りすぎ」になることもあるでしょう。
しかし、一般的なカードローンは、借入方法にもよりますが「1,000円単位」で利用できます。つまり、車検費用分だけ借りたい方にも適しているのです。
もちろん、カードローンは車検費用以外の支払いにも利用できるので、例えば「次の給料日までお金が足りない」といった方にとっても、大きな助けになってくれるでしょう。
早ければ今日中に車検費用を払える
審査が早いカードローンを利用すれば、最短で今日中に車検費用を支払うことができます。
具体的には、最短20分で審査結果が出るカードローンがおすすめです。このようなカードローンは、無人店舗でカードの即日発行もできるので、今日中に車検費用を払わないと供給停止になるという方でも、安心して利用できるでしょう。
ちなみに、おすすめのカードローンは以下の通りです。
アコム
来店不要で最短20分融資可!周りにバレずに内緒で借入れ可能!
三菱UFJフィナンシャル・グループだからサービスが充実!初めてなら「最大30日間金利0円」でコンビニ利用も可能!
プロミス
20~30代にオススメ!即日融資ならネット申し込みがおすすめ!
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アイフル
初めての利用なら最大30日間の利息ゼロ!
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まとめ
数年ごとに受ける必要がある車検ですが、費用は高額になりやすいので、思いのほか負担になってしまいます。
しかし、払えないからといって車検を受けずに運転するのは法律違反です。いずれ取り返しのつかない事になってしまうかもしれません。
車検を依頼する業者に相談して分割にしたり、提携先のカーローンを利用したり、出来る限りのことはしていきましょう。
それでも車検費用が支払えない場合は、お金を工面する方法も検討していってください。
Q.車検代がどうしても払えない時の相談先は?
ファイナンシャルプランナー|金本絵美
車検業者に分割払の相談をしてください
車検業者に分割払いにできないか、相談します。車検業者によっては、クレジットカードでの支払いを受け付けてくれるところもあります。車検切れの車を運転しますと道路運送車両法の規定により、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金となります。
分割払い、クレジットカード払いのいずれも利息や手数料がかかってしまうというデメリットはありますが、法を犯して免許停止や罰金を支払うよりは良い方法と考えられます。