プロミスの自動契約機の使い方とカード発行までの流れ
貸金業務取扱主任者
地方銀行に8年勤務し、住宅ローン・カードローン・フリーローンなど個人ローンの他、事業性融資・創業融資など幅広い業務を担当。貸金業務取扱主任者の資格を有する、100件あまりのフリーローン、住宅ローン数十件、その他に投資信託・個人年金・国債販売も取り扱った金融商品のプロ。

自動契約機とは申込み手続き/カード発行を行える
自動契約機とは、スタッフと対面することなくプロミスへの申し込み手続きやカード発行ができる場所になります。
昨今ですと、カードを発行しないスマホで借入できる、「カードレス」のサービスも用意されていますが、まだまだカード発行の割合が多いです。
郵便でカードを受け取ることもできますが、本日中にお金を借りたいなどのニーズを応えるためにも、申し込んだ当日中に自動契約機でカードを用意できる画期的なサービスなのです。
必要書類は身分証明書
自動契約機を利用するにあたっては、必ず身分証明書の持参が必須です。
どのような手続きを行うにせよ、書類による本人確認が必ず行われるからです。
特に適しているのは、現住所と顔写真が記載されている運転免許証です。普段から財布等に常備している方は、そのまま来店しても問題ないでしょう。
自動契約機の営業時間は9:00~21:00※
プロミスの自動契約機は、一部の店舗を除き営業時間が9:00~21:00※となっています。
一般的な会社の終業時間以降でも営業しているので、仕事終わりに来店してお金を借りるという使い方もできます。
ただし、手続きそのものには30分から1時間程度かかるので、20時までには来店しておくといいでしょう。
※契約機により営業時間が異なります。
注意:年末年始は営業時間が異なる
1点注意すべきは、年末年始は営業時間が異なる点です。
年末年始の営業時間 | |
12/30 | 通常営業 |
12/31 | 20:00まで営業 |
1/1 | 休業 |
1/2 | 通常営業 |
このように、元旦は終日営業していないので注意してください。
自動契約機でプロミスカードを受け取るまでの流れ
さて、実際に自動契約機でプロミスカードを受け取るまでには、どういった流れで手続きすればいいのか?
前情報なく来店しても、自動契約機の画面に表示される案内に従えば、手続きそのものは行えるでしょう。
しかし、何をすべきかを知らずに来店すると、思いがけず長時間拘束されて1日の予定が狂いかねません。
ここでは、効率的にプロミスを利用できる「賢い手続きの流れ」を紹介します。
流れ1:スマートフォンで公式サイトから申し込み
ここがポイントですが、まずは手元のスマートフォンでプロミス公式サイトにアクセスしてください。
公式サイトからはネット申し込みができるので、フォーム入力・送信を済ませましょう。
申し込みが完了したら審査が開始されるので、待ち時間を利用してプロミス自動契約機まで向かうと効率的です。
Q.ネット申し込みする場合としない場合で店舗での滞在時間はどの程度違ってくるのか

貸金業務取扱主任者|手塚大輔
審査時間の30分を節約できる
店頭で申し込みをした場合には、申し込みから審査結果が出るまでには30分程度の時間がかかります。
この時間は無人契約機の中や近くで待機して、審査結果を待っている必要があります。
ネット申込をしても審査には30分程度の時間が必要になります。
この30分の間に無人契約機に移動してしまえば、移動中や、無人契約機に着いたくらいのタイミングで審査結果が出ることになります。
審査結果が出た後であれば、すぐに無人契約機で契約手続きとカードの発行手続きを行うことができるため、待ち時間がありません。
効率的に時間を使いたいのであれば、事前にネット申込をして、審査にかかる時間を利用して移動するということが賢い方法でしょう。
流れ2:身分証明書を持参して自動契約機へ
近くに自動契約機があるなら、そこに向かってください。人目が気になる方は、少し離れた店舗を選ぶ手もあるでしょう。
どの店舗に行くとしても、身分証明書の持参は忘れないでください。身分証明書がないと手続きが進められないので、自宅まで取りに戻らなくてはなりません。
流れ3:自動契約機の画面上で本人情報入力
初期状態で、自動契約機の画面上には三井住友銀行とプロミスの表示があります。
今回はプロミスに関する手続きなので、右側のボタンを押しましょう。
プロミスの手続きに入ると、申し込みが完了しているかどうかを問われます。
すでにネット申し込みを済ませている場合、選択するのは右側のボタンです。
次の画面では、申込時に申請した本人情報を入力します。
名前と生年月日を入力すると、本人情報と照会するために、5分ほど待機となります。
流れ3:電話でオペレーターと通話したうえで本人確認
画面が切り替わると、自動契約機に備え付けられている電話を取るように指示されます。
電話をとるとオペレーターから連絡があり、改めて本人確認がなされます。
オペレーターと通話中に、自動契約機の画面上部についているカメラで直接顔を確認されます。
プロミスは、カメラで確認した顔と身分証明書の顔写真を照らし合わせるので、眼鏡等でイメージが大きく変わっている人は注意しましょう。
顔の確認が完了すると、改めて身分証明書の提示を求められます。
自動契約機の画面下に空洞があるので、そこに持参した身分証明書を置いてください。画面の読み込みボタンを押すと、自動的に読み込みが開始されます。
流れ4:暗証番号を設定してカード発行
本人確認等が終了したら、プロミスカードの暗証番号を設定します。
この番号は自由に設定できますが、不正利用を防ぐためにも安直な番号は避けましょう。
暗証番号が設定できたら、5分ほど待機した後に、プロミスカードが発行されます。
Q.発行したカードはどのタイミングで利用できるようになるのか

貸金業務取扱主任者|手塚大輔
ATMでの借入と返済に利用可能
カードローンで発行されるカードはATMから借入と返済をするために利用できます。
カードローンはカードがなくても振込によって借入も返済も行うことができます。
しかし、この場合には銀行が空いている平日の9時〜15時の間しか借入と返済ができないことになります。
夜飲んでいる時や、休日など、急にお金が足りなくなる状況はいくらでも想定できます。
このような場合でも、ローンカードを作っておくことでコンビニATMから深夜でも土日祝日でも借入と返済をすることができ、日本国内であればどこでも現金を引き出すことができます。
このため、カードを作っておいた方がカードローンの利便性は圧倒的に高まることになります。
以上が、自動契約機でプロミスカードを発行するまでの流れです。
ポイントは、あらかじめネット上で申し込みを済ませておくこと。
全ての手続きを自動契約機で行うと、1時間以上余計に時間をとられてしまうので、まずは申し込みを済ませておいてください。
Q.身分証明書が必要となる理由とは
貸金業務取扱主任者|手塚大輔
他人が偽装してお金を借りないため
銀行口座を作る時や、カードローンなどの借入をする時には必ず本人確認が必要になります。
これは、本人確認法という法律に基づいて行われていることですが、法律で決められているからという以上に、ローンの場合には本人確認が必要になります。
もしも、誰かが本人になりすましてお金を借りてしまった場合、なりすまされた人は返済を行う可能性はありませんし、仮に裁判になったとしても回収する可能性はありません。
お金を借りた人の身元を貸した側が知らなければ督促を行うこともできません。
つまり、お金を貸した側が回収ができないということがないように、お金を貸す人間の身元を事前にチェックするために本人確認を行っているのです。