カードローンの返済で気をつけるポイントと比較【返済が終わらない場合の対処法】

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ファイナンシャルプランナー

村上敬

大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。公式ページ:「ファイナンシャルプランナー村上敬」

カードローン・キャッシングで気をつけなければいけないのは「返済」です。返済に遅延をしてしまうと、遅延金として利息制限法の最大金利20%の遅延金を支払わなければならないケースがあります。また、あなたの信用情報にも傷がつきます。

傷がついてしまうと、自動車ローン・住宅ローンなど大きな買い物をする際に、人生のライフイベントで何も購入することが出来ないなど、大きな傷をつけてしまいかねません。

そこで、返済に関する情報を提供したいと思います。
今回は、「返済方法」、「返済方式」、「借り換え返済」、そして返済の際の注意点など細かく見ていき遅延しないのは勿論、借金地獄にはまらない為の方法なども紹介します。

カードローン・キャッシングの返済方法

現在、返済方法にも様々な種類の方法があります。
消費者金融のキャッシング・銀行のカードローンも借りる人の為に、様々な配慮をしてくれているのです。例えば、プロミス・モビットが代表するのは、カードレス支払いなどがあります。

しかし、時代の移り変わりとともに、キャッシング・カードローンのやり方が変わってきました。

それでは、返済方法について細かく見ていきたいと思います。

口座振替を利用した返済方法

口座振替を利用するメリットは、口座にお金があれば振込を忘れないという点です。デメリットとしては、お金を自動的に引き落とされてしまう関係で返済額の調整ができないという点です。

つまり口座振替を選んだ人がいつもより多くの返済をしようと思うなら、別の返済方法で追加支払いをするしかないのです。

直接振込を利用した返済方法

直接振込を行うメリットは自分のお金を調整することが出来るという点です。
カードを使った返済方法とカードレスの方法がありますが、いずれも大きな手間を取られる心配はありません。

直接振込の方法

◆銀行
消費者金融が指定する口座に直接入金する方法です。

◆ネット返済
ネットバンキングの口座を登録し、ネット上で自由に返済する方法です。指定の銀行口座なら24時間対応できる場合もありますが、一般的には銀行の営業時間内しか返済が行えません。

◆提携ATM返済
カードローンと提携している銀行のATMから返済を行う方法です。
カードが無いと利用できませんが、その分キャッシュカードの出入金と同じような手軽さで返済できます。

◆コンビニでの返済
コンビニでの返済方法は主に2つあります。代表的なのはコンビニATMからの返済で、こちらは他提携ATMと同様の使い方で利用できます。

返済額の算出方法

カードローン・キャッシングの返済方法は様々で、返済額は各社独自の返済方式によって算出されます。

いくつか種類があり言葉は非常に似ていますが、似て非なるものです。この意味をしっかりと把握することで返済方式に関しての知識を身に着けていきましょう。

まず理解して欲しいのが、「リボルビング方式」です。クレジットカードのCMからお馴染みで、略称「リボ払い」とも言われています。リボ払いとは、毎月一定の返済額で支払いを行う返済方式を指します。

返済額は優先して利息分に当てられるので、最悪はいつまでも返済が終わらない状況につながります。返済額が元金に届けば問題ないのですが、そうでないと利息を払い続けることになってしまうのです。

例えば5万円をリボ払いで返済するとして、毎月の返済を5,000円に設定します。リボ払いの金利は一般的に、年利は15%程度です。


初月:
50,000×15%×365日÷30日=616円の利息です。
(元金+利息)-(返済額)となるため、50,616円-5,000円=45,616円

2ヶ月目:
元金:45,616円
利息:562円
支払い額:5,000円
残元金:41,178円



10回
支払い総額:52,778 円
利息:2,778 円

リボ払いでは返済金が元金に届かないと返済を続けても元金が減らず、結局いつまでも返済が終わらないのです。返済は、「元金を減らす」ということが何よりも重要だということを覚えておいてください。

これを踏まえて、以下の返済方式を見ていきましょう。

元金定額リボルビング返済方式

元金定額リボルビング返済方式は、毎月一定の元金とその都度算出された利息を合わせた金額を支払う返済方式です。

元金は一定額ずつ減っていき、それに応じて毎月支払う利息の金額も減少していきます。

金利18%の消費者金融から10万円をキャッシングするとしましょう。

元金定額リボルビング返済方法

1回目
返済額:6,726 円
利息:1,726 円
元金返済:5,000 円
残高:95,000 円

2回目
返済額:6,639 円
利息:1,639 円
元金返済:5,000 円
残高:90,000 円


19回目
返済額:5,172 円
利息:172 円
元金返済:5,000 円
残高:5,000 円

20回目
返済額:5,086 円
利息:86 円
元金返済:5,000 円
残高:0 円

このように、「返済額」と「利息」の金額が変動しますが、元金の返済額は5,000円と一律となります。

▶▶元金定額リボルビング返済方式を採用している消費者金融・銀行
・三井住友カード ゴールドローン

元金定率リボルビング返済方式

元金定率リボルビング返済方式の計算式は以下の通りです。

その時点での借入残高×一定の割合(定率)+利息=返済額

毎月の返済額は元利定率リボルビング返済方式よりも少なくなりますが、その分元金は減りやすくなっています。元金定額と返済方式としては、大きく変わりませんが、一番最初に元金に当てる額が「額」なのか、「率」なのかが違います。

▶▶元金定率リボルビング返済方式を採用している消費者金融・銀行
アイフル

元利定額リボルビング返済方式

元利定額リボルビング方式は、毎月一定額の返済を続ける返済方式です。

毎月の返済額は「最終借入残高」ではなく「初回借入残高」で決定されます。途中で追加融資を行ったとしても、毎月の返済額に変更はありません。

その分無理のない金額での返済が続くため、かえって返済期間が長引き、総支払額は高くなる傾向にあります。

■注意点
一番最初に大きな金額を借入れを行うと、毎月の返済額が大きくなります。逆に、1回目で小さな額の借入れを行い、2回目で大きな金額の借入れを行うと、返済額は小さいですが利息地獄に陥る可能性がありますので注意が必要です。

元利定率リボルビング返済方式を採用している、アコムの事例で行ってみましょう。金利18%で10万円をキャッシングすると・・・

元利定額リボルビング返済方式

1回目
返済額:3,615 円
利息:1,479 円
元金返済:2,136 円
残高:97,864 円

2回目
返済額:3,615 円
利息:1,447 円
元金返済:2,168 円
残高:95,696 円



35回目
返済額:3,615 円
利息:96 円
元金返済:3,519 円
残高:2,975 円

36回目
返済額:3,019 円
利息:44 円
元金返済:2,975 円
残高:0 円

「返済額」は一定になりますが、「利息」、「元金返済」が変動します。また、注意点で記載した様に、更に10万円を借入れを行ったとしても、「返済額」は変わりありません。しかし、「利息」の額が増えます。

元利定率リボルビング返済方式

「元利」ということで、元利定額リボルビングと大きな違いがありません。元利定率リボルビング返済方式は、次のような計算で毎月の返済額を決定します。

(その時点での借入残高+利息)×一定の割合(定率)=返済額

つまり借入残高と利息を先に算出し、そこに定率をかけるのがこの返済方式なのです。メリットとしては、毎月無理のない返済額で済みます。しかしデメリットとしては、その分返済期間が長引いて利息の支払総額が大きくなりがちな点です。

▶▶元利定率リボルビング返済方式を採用している消費者金融・銀行
アコム

残高スライド方式

残高スライド方式とは、最終借入残高に応じて毎月の返済額が変化する仕組みです。最終借入残高とは、「一番最近、実際にキャッシングした金額」です。

たとえば限度額50万円のカードローンで30万円キャッシングした場合、最終借入残高は30万円です。

また返済を続けて元金が24万円になったとき、普通に返済を続けるなら借入残高に変更はありませんが、そこで1万円追加融資を受けたら「最終借入残高=25万円」になり、毎月の返済額も変化します。

残高スライド元利定額返済方式

残高スライド元利定額返済方式は、別名で残高スライドリボルビング方式とも称される返済方式です。

この返済方式では毎月一定の金額を完済できるまで支払い続けることになります。
毎月の支払額の内訳として、利息は借入残高をもとに算出されます。

返済を続ければ元金が減っていくので、同じ金額を支払っていても初月と数か月後では元金に充てられている金額が大きく変わってきます。

しかし、この方法はなかなか元金が減っていかないという欠点があります。無理のない金額を支払い続けるというのは、借入期間が延びて利息が増えるという一面もあり、結果的に総支払額は大きくなってしまうのです。

▶▶残高スライド元利定額返済方式を採用している消費者金融
SMBCコンシューマーファイナンス プロミス

キャッシング・カードローン返済遅延は絶対にダメ

キャッシング・カードローンでもっとも気をつけるべきなのが、遅延です。

消費者金融のキャッシング・銀行のカードローンを利用すると、個人情報機関と言われる「JICC日本信用情報機構」、「指定信用情報機関のCIC」に登録されます。

信用機関に登録されると、良くも悪くも自動車ローン・住宅ローンの審査に影響があることは覚えておいてください。

もしも遅延実績が無ければ「返済能力がある」、「責任感がある」ということで今後の審査に高評価でしょう。しっかりと返済日を忘れずに、着実に返済していくことが重要です。

万が一遅延してしまった場合の対応方法は下記を参考にしてみてください。
参考記事:プロミスの返済を延滞した時の注意点と取り立て時期

万が一、遅延・延滞してしまうと通常のキャッシング・カードローンで返済していた金利よりも高い返済金の支払いを行わないといけません。

返済を遅延してしまったらどれほど利息を払わないといけないのか、そして利息の計算方法を具体的に見ていきましょう。

返済の遅延損害金利はきつい

多くの消費者金融のキャッシング・銀行のカードローンは実質年率が20%近くになっています。最大金利20%の根拠は、利息制限法という法律です。もしも遅延すると、金利を最大まで引き上げられます。

◇遅延金利 年率20.0%
アコム
SMBCコンシューマーファイナンス プロミス
SMBCモビット

◇遅延金利 年率18%
じぶん銀行 じぶんローン

◇遅延金利 年率14.60%
東京スター銀行 スターローン

遅延損害金の計算方法

さて、先ほどは遅延した際の金利を紹介しましたが、次は遅延利息に。万が一、遅延すると、通常の金利分の「利息」と遅延金利の「遅延利息」の2つの金利の利息を支払わなければなりません。

下記に一例を紹介したいと思います。

モビットの毎月指定期日の場合

・借入れ金額:20万円
・借りている日数:50日間
・遅延日数:20日間

◇通常に利息計算
(借りているお金)×(通常の金利)÷365(日)×借りている日数=利息

20万円×18%÷365日×50日間=4931.50円

◇遅延利息の金利計算
(借りているお金)×(遅延金利)÷365(日)×遅延している日数=遅延利息

20万円×20%÷365日×20日間=2191.78円

合計利息:7,123円

返済金額を7,123円以上支払わなければ、元本に届きません。万が一利息だけの支払いになると、本当に返済が終わらないという状況になります。

また、モビットの返済方式は、借入後残高スライド元利定額返済方式を採用しています。毎月定額の返済資金となります。返済が終わらない状況になってしまう恐れがありますので、ご注意ください。

借入れ金額が高額になればなるほど、元本ではなく、利息の支払いが多くなります。そのため、返済を早めたいと思う方は、支払いを遅延してはいけません。

カードローンの返済日

返済日は、給料日を勘案しながら決めることが肝心です。

支払い日に関しては、消費者金融・銀行のカードローンで違いがあるので、自分に適している支払い日を見つけてください。

毎月の返済期日を決める約定返済

約定返済とは、毎月決まった日に返済する返済方法をさします。

例えばモビットのキャッシングの場合は、毎月指定された日(5日、15日、25日、末日のいずれか)に口座からお金が引き落とされます。公共料金や携帯料金の支払い形態とほとんど変わりません。

アコムの「35日ごと」の返済

アコム
金利:3.0~18.0%限度額:~800万円収入証明書:なし審査時間:30分~申込はコチラ

アコムのキャッシングの返済方法は少し変わっています。約定返済の方法もありますが、お金の工面など難しい場合は、35日返済を利用するのが便利です。

返済期日は、前回の返済日の翌日から数えて、35日目になります。そして、返済すると、その翌日からまた35日後が次回の返済期限となります。そのため、給料日前になるといつも苦しいという方は、35日返済を利用して日程を調整することが可能なのです。

例えば、毎月25日に給料日だとすると、給料をもらった10日後に返済をして、返済した次の日の35日からカウントが始まるので35日後に返済日をずらすことができます。

公式サイトへ

利息を減らす繰り上げ返済

利息を減らしたいと考えている人は、約定返済と併せて繰り上げ返済(任意返済・随時返済ともいいます)をしていきましょう。

繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別に任意の金額を返済する方法のことです。約定返済を行うと、「利息+元金」の2つの支払いを行います。しかし随時返済では「元金」の支払いだけに返済額が使われるのです。そのため次の支払いの際に、利息が減るのです。重い利息を少しでも減らしたいという方は、「約定返済」と同時に、「繰り上げ返済」を行ってください。

返済が終わらない場合は借り換え

消費者金融でキャッシングする場合、金利は利息制限法で定められる上限ギリギリであるケースが非常に多いです。
そのため返済が長期間長引くと、その分利息が増してしまい、なかなか完済に辿りつけません。

どれだけ返しても終わらないと思ったら、借り換えという選択肢を検討しましょう。借り換えとは、現在借入している金融機関より低い金利の金融機関に借入を移すものです。

銀行カードローンを利用しよう

利息が苦しい場合の借り換え先には、利息が低いローンを選択する必要があります。そのときは銀行カードローンを検討してみてください。

多くの消費者金融が利息制限法に定められる上限ギリギリの金利である約18%なのに対して、銀行は最大で4%程度低く設定されています。金利が変われば返済の負担も大きく変わるので、ぜひご検討ください。

返済方法と返済方式を考慮して最適な返済計画を立てよう

キャッシングは借りるのは一瞬ですが、返済には長い期間を要することがあります。返済計画を立てるなら、返済方法だけでなく返済額にも目を向ける必要があるでしょう。

毎月の返済額が小口であれば無理なく返済できますが、その分返済期間が長引いて、結局は負担が大きくなることもあります。すぐに一括返済できる場合は問題ありませんが、長期間の返済計画を立てたたなら、余裕があるときは積極的に繰り上げ支払いをしましょう。

2社以上の利用には充分に注意しましょう
カードローンの併用はよく考えてから
カードローンを2社以上利用するのは、利用期間が長くなるほど、利息の負担が大きくなってしまいます。

返済の見通しがない状態で借りるのは、とても危険です。きちんとした返済計画を立てて、返せる見通しがある場合のみ利用してください。

また、カードローンはお金を準備するための手段の1つです。知人や身内に相談したり、公的機関に支払いの相談ができないか検討したりと、色々な手段を検討してみてください。

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