
この記事のアドバイザ
目次
FXの初期投資資金は決めていますか?
FXのトレードスタイルは決まっていますか?
この2つを早い段階で決めておかないと、FXで効率的に利益をあげていくことは難しくなってしまうと言えます。これから始める方だけでなく、既にFXを始めているけど、トレード方法が定まっていない人も同様です。
FX初心者にとって非常に大事なことですので、早い段階できちんと覚えておきましょう!
自分に合ったトレードスタイルを決める

FXを始める際には、最初に自分に合ったトレードスタイルを決める必要があります。投資のスタイルは人によって違います。今回の記事で紹介する投資スタイルは、それぞれ勝ち方も手法も、かける時間や資金も変わってきます。
FXで勝つには、これらの方法を併用するのではなく、どれか1つに特化して、勝ちを重ねていくのが王道です。最初の段階では、どれが自分に合っているか探るための時間は、多少は必要かもしれません。しかし、できるだけ早いうちに、自分のトレードスタイルは決めおいた方が良いでしょう。これは、専業主婦、サラリーマン、事業主など誰でも共通して言える事です。
投資資金によってもトレードスタイルは変わる
もうひとつ重要なのが、投資の資金がどれぐらいあるかです。それぞれの人でFX投資にどれだけの資金を費やせるかは変わってくるはずです。10,000円だけFXに投資してみたいという人もいれば、100万円以上のお金で投資をしたい人もいるはずです。
自分の投資額に見合ったトレードスタイルを選択することは、非常に重要です。以下で詳しく見ていきましょう。
トレードスタイル【1】スキャルピング

3つの手法の中ではもっとも上級者向けと言えるのが、スキャルピングと呼ばれるFXの取引手法です。このトレードスタイルは、数秒~数分の間に何度も取引を繰り返し、短期間で小さな利益をガシガシ積み上げていくというものです。長くてもポジション保有期間は1日といったところです。
ジックリ構えるタイプの人は、スキャルピングには向かず、冷静かつ迅速な判断ができる、メンタルの強い人に向いていると言えます。人によってはレバレッジを高めにかけて、短時間で大きな利益を狙いに行きます。常にチャート画面を見続けて、サクサクと進めていかなければなりません。
投資資金はそこまでたくさん準備しなくてもスタートできますが、初心者で最初からスキャルピングから入るのはおすすめできません。専業主婦が家事の合間にチャートを眺めてコツコツと取引をするケースも珍しくありません。
向いているFX業者「DMM FX」
スキャルピングをメインに考えているなら、おすすめは「DMM FX」です。業界最狭水準の低スプレッドなのでコストが安く、サーバーや約定力が安定しているので、サクサクとトレードができます。
スマホ取引ツールの評判が良く、外出先からでもスムーズにスキャルピングができます。そのほかスマホアプリは、入出金・マーケット情報・取引履歴など一括でアプリ上で確認できるため、非常に使いやすいものとなっています。
トレードスタイル【2】デイトレード・スイングトレード
もっともスタンダードなスタイルと言っても良いでしょう。初心者の人でスイングトレードからスタートするという人も少なくありません。
スキャルピングに比べると、保有している期間は少し長めで、数日~数週間の保有期間で回している人がほとんどです。1度のトレードで大きな利益を狙うこともできるため、ジックリ構えてチャンスを待つタイプの人に向いています。夜しかFXトレードの時間が作れないサラリーマンなどは、ここに属するケースが多いでしょう。
このスタイルの場合は、それなりに資金を最初に準備しないと、大きな利益を出すことは難しいかもしれません。
向いているFX業者「SBI FXトレード」
スイングトレードに向いているのは「SBI FXトレード」です。短期にも中期にも長期にも向いている、非常にバランスの取れたFX会社です。SBIグループなので、安心と信頼の面でも抜群です。
一回の取引にかかるコストが安く、初めてのFX会社として選ぶ人も少なくありません。新規口座開設時には、口座残高500円からスタートできるのも魅力です。
トレードスタイル【3】中長期トレード
FXで稼ぐ方法は、為替の値動きにより発生する為替差益で稼ぐ方法だけではありません。通貨を長期間保有することにより発生する「スワップポイント」を狙うといった手法もあります。それを狙うことができるのは、中長期に渡ってトレードをする人だけです。
数週間から年単位で所有することになりますので、毎日のようにチャートを眺める必要はありません。しかし、この手法で大きく稼ごうと思ったら、それなりに資金が必要になります。
FXにかけられるお金が数万円~数十万円の人が、長期でトレードをしたところで、出る利益はさほどではありません。まとまったお金を投資できる人ほど効果的なのです。
向いているFX業者「ヒロセ通商 LION FX」
多彩なキャンペーンと高いスワップポイントが魅力のFX会社と言えば、「ヒロセ通商 LION FX」しかありません。新規口座開設時には、最大50,000円のキャッシュバックキャンペーンを活用することができます。
扱っている通貨ペアの数が50種類と多く、それだけ多くの可能性を秘めているFX会社です。南アフリカランドやトルコリラといった高金利通貨を長期保有するには非常に向いています。食品が定期的に送られてくるといったユニークなサービスも展開している、魅力的なFX会社です。
ヒロセ通商 LION FX





スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 1.0銭 | 0.6銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 50 |

元 金融機関為替ディーラー|中島翔
FXにおける中長期とは一般的に1ヶ月~年単位
FXのサイトをみてみると、中長期運用について記載があるサイトも多いと思います。では実際に中長期というスパンはどのくらいのことを指しているのかというと中期は1ヶ月以上で、長期は年単位となります。
もちろんそうなると中期トレードと長期トレードではトレードスタイルが変わってくるため、中長期とまとめるのはわかりにくくなるかもしれません。具体的な違いは中期トレードであれば、スワップポイントというのは重要視されない場合もありますが、長期トレードだと、スワップポイントは必ずみるというほど重要な投資時の判断材料となります。このように違いが様々あるためその違いは理解しましょう。
初心者の鉄則:自分の決めた投資資金は絶対に超えない

FXでどんどん投資をしてしまって、取り返しのつかない状態になってしまう人を稀に見かけます。そうした人のほとんどは、自分で最初に「FXに投資する資金」を決めていないのです。
FXを始める場合、最初にFX会社に口座開設をして、そこにまず一定のお金を入金する必要があります。ほとんどの人は5万円~10万円ほどのお金から始めることになりますが、まずは最初の金額以上を投資に回さないという意識を持ちましょう。
ギャンブルで負ける人の特徴は、「次は勝てる」「もう少しで流れが来るはずだ」と言って、当初の資金を超えてお金をつぎ込んでしまう人です。FXも似ていて、最初に決めた投資資金を超えてしまう人は、負けてしまう傾向にあります。
- FXで大切なこと
- ✔ 負けを受け入れる・早めに見切る(損切り)
- ✔ 負けの額を大きくしない
- ✔ 強欲にならず、早めに勝ちを確定させる

元 金融機関為替ディーラー|中島翔
FX会社各社が提供しているトレードノウハウを見て学ぶ
FXのトレードの基礎はまず本を見て勉強することからスタートします。またFX業者が口座開設者向けに色々なノウハウ等を公開しているところもあるためこのように勉強になるコンテンツは利用するようにしましょう。
やはり最初からトレードの方向性を決めるということはかなり難しく、まず第一歩としてはなぜ他の人がこのようなトレードアイデアを持っているのか理解することが重要です。そのようにアイデアの背景を理解することで、次にその考えが合っているのか間違っているのか自分で判断できるよう勉強していくことになります。このような繰り返しを経て自分の相場観というものが養われ、個人で安定したリターンを出せるようなトレーダーになっていけるでしょう。
FX初心者は早い段階でトレードスタイルを確立して磨きをかける

FXはサラリーマンや専業主婦でも始められる手軽な投資として定着してきていますが、それでも初心者の段階で覚えるべきことはたくさんあります。
FX取引をやっている人は、今回の記事で紹介したトレードスタイルのどれかを実践しています。併用している人は少ないので、できるだけ早くどのスタイルで進めるかを定着させましょう。
また、資金に関してですが、あくまでも日常生活に支障が出ない余裕資金でおこないましょう。
- この記事で紹介したサービス
- ◆DMM.com証券 「DMM FX」公式ページ
- ◆SBI FXトレード株式会社 「SBI FXトレード」公式ページ
- ◆ヒロセ通商 「LION FX」公式ページ
元 金融機関為替ディーラー|中島翔
まずは少額もしくはデモでシンプルな短期売買を経験してみる
取引スタイルは自分自身の性格が顕在化するため、まずは自分という人間がどういう性格で、どういう時に追い込まれるかということを把握することが大切です。そして短期トレードか中期トレードどちらがいいのかは性格にもよりますので、まずはデモトレードや少額の資金で挑戦してみましょう。
もちろん短期トレードの方が何回も売り買いを繰り返すためコストがかかることから、統計学的には不利な状況になりますので、難易度としては難しいと考えてください。またチャートも短いローソク足でトレードすることになるためノイズと呼ばれるトレンドではないが、トレンドが出たかのようにみえる動きもよくあるため注意が必要です。