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2019/04/08

外貨預金とFXの違いを実際に運用シミュレーションして検証してみた結果【証券アナリスト監修】

Na2

この記事のアドバイザ

中島翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行に入行し、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。

目次

  1. 【結論】外貨預金よりFXの方が期待利回りは高い
  2. 外貨を通じた資産運用についての基本的な考え方
  3. 外貨預金について
  4. FXについて
  5. 積立FXについて
  6. 【まとめ】外貨預金をやるくらいならFXや積立FXから始めよう
この記事はこんな人におすすめ
  • 銀行の外貨預金ってどう?
  • FXとはどう違うの?
  • お金が増える可能性が高いのはどっち?

日本の各種銀行では、外貨預金の積立サービスを提供しています。この外貨預金はFX(外国為替証拠金取引)とどう違うのか。しばしば比較される外貨預金とFXですが、実はメリット・デメリットがあります。

そこで今回の記事では、両者の違いをシミュレーションを交えながら比較していきます。それぞれの特徴を把握して、自身はどちらにあっているのかを判断しましょう。

【結論】外貨預金よりFXの方が期待利回りは高い

FXと外貨預金の違いを一つ上げると、FXは【レバレッジ】をかけられる点があります。FXは自身が預けたお金の最大25倍までのお金を取り扱うことができます。それに対して、外貨預金はレバレッジがなく、基本的にはご自身の預けた資金をそのまま運用するのです。

そして結論から言いますと、レバレッジ1倍のFXと外貨預金とを比較した場合、外貨預金を選択するメリットはありません。

記事の中で詳しくお話しますが、決定的な違いは「年利」と「手数料」です。まずは基本的な部分から順番に見ていきましょう。

外貨を通じた資産運用についての基本的な考え方

資産運用で理解すべき3つの基本項目
  • 【1】収益性
  • 【2】安全性(リスク)
  • 【3】流動性

資産運用をする場合には、上記3つの概念について理解しておくことが重要です。

そのうえで、取引コスト(手数料)の重要性や、外貨投資ならではの利点についてご説明します。

資産運用の前提

投資にはリスクがあります。にもかかわらず、投資の必要性はますます高まっています。それは、近年の預金(貯金)金利と物価の関係にあります。

ものの値段は一定ではありません。毎年少しずつですが変化し、価格が上昇することをインフレといいます。インフレになると、同じものを買うのにより多くのお金が必要になります。つまり、過去に貯蓄したお金の価値が低下するのです。それでも、昔は銀行に(定期)預金していれば、数パーセント(例、平成初期には5パーセント超)の金利が付いていたので、銀行に預けておけばインフレになっても一緒に預金が増えていったので、問題ありませんでした。

日本の金利の状況が変わっている

しかし、21世紀に入り日本の金利はほぼゼロ金利です。また、日本銀行の政策により年2%のインフレが目指されることとなりました。つまり、インフレ率が定期預金金利を上回っているので、リスクを取らないで(投資をしないで)放っておくと、資産は増えないどころか実質的に目減りしていくのです

もちろん、投資をしないということが、すでに別のリスク(資産が実質的に目減りする)を取っていることになるのです。

何もせずとも資産が目減りする可能性があるとはどういう事か

Na2

元 金融機関為替ディーラー|中島翔

お金の価値は24時間ずっと変動を続けている


「貯蓄は資産が減らず安全」と、誤った認識をしている方が多くいます。見た目は減っていませんが、価値は毎年減価しています。
物価上昇率について、2018年日本は1%を超えて来ていますが、銀行の定期預金の利率は平均で0.02%です。つまり、生活していて売られているものが1%以上価格が上昇しているのに、貯蓄は0.02%しか増えないのです。
実質自分が持っているお金は、買える量が減っているため減価しているということになります。数字が減っていなければ安心できるように感じますが、これだけ物価上昇が遅い国も珍しく、上昇が始まれば2%以上で上昇します。必ず資産運用は、必須の時代というのは理解してください。

ゼロ金利政策により何が起きたか

Na2

元 金融機関為替ディーラー|中島翔

預けているだけでお金が増える時代は既に終わった


日本は2008年のリーマンショック以降、政策金利をほぼ0(実際には0.1%)まで引き下げています。現状はマイナス金利まで導入し、過去見たことのない政策金利の水準となりました。しかしながら、国民の貯蓄への安心感が残っています。
昔は10年で2倍になる「ゆうちょの定期預金」なので、安定的に資産を守っていた人も多くいました。しかし、預金では増えない時代が到来し、金融リテラシーが培われていないまま、急に資産運用が求められる方向性へ変化しているのです。

投資の基礎知識

「投資はよく分からないし何だか怖い」

そんな人も多いかもしれません。しかし、基本はとてもシンプルであり、収益性、安全性(リスク)、流動性の3つの要素について理解すれば、世の中の投資商品が自分に向いているかを考えることができるようになります。

3つの基本項目を理解しよう

収益性ですが、これは一定期間(例えば1年や5年、10年の間)にどれくらいの利益を出してくれるか、ということです。収益性だけを取ってみれば、高ければ高いほど良いのですが、一方で収益性のみを追求していくと安全性が低下し、リスクが高まることが一般的です。つまり、大きく稼ごうとすればそれだけ大きく損する可能性を背負うということになります。特に、短期間で大きく稼ぐことを狙う場合には、長期的にやっていれば儲かった方法でも、うまくいかない場合があります。

また、流動性の概念も重要です。これは、お金が必要になった時に、その投資をやめていつでも現金にできるか、ということを示す概念です。これが低いと、やめたいときにやめられないため、一般的に流動性は高ければ高いほどよい投資商品と言われます。

外貨預金について

外貨預金とは、銀行の窓口で扱っている金融商品のことです。円貨を外貨に換えて預金することで、円貨では得られない高い利回りと、為替変動による差益を狙います。

外貨預金の収益性

外貨預金の具体例として、広島銀行の取り扱っている外貨リレー定期預金ビッグバンの米ドル外貨預金(1万ドル分)を題材にご説明します。この商品概要は以下の通りです。

商品内容
  • ・年利0.5%
  • ・為替手数料片道0.5円(往復1円)

一般的にいって、外貨預金の収益性は低いです。例えば、この後でご紹介する(外貨預金とリスク量が同じ)レバレッジ1倍のFXやレバレッジ1倍の積立FXの為替変動を除く年利はいずれも約1.46%であり、為替手数料(スプレッド)は、片道0.05円(往復0.1円)です。

外貨預金のリスク
  • 為替変動リスク :外貨の価値が下がることによって、満期になった時の資産が円に戻した時に目減りすることがあるというリスクです。
  • 金利変動リスク :外貨の金利が下がることによって、当初約束されていた金利が低下する(金利収入が減る)というリスクです。

外貨預金の流動性

為替相場、とりわけドルを取り扱った相場は流動性が高く、基本的にいつでも円貨に戻すことはできます。しかし、中途解約の場合、当初約束されていた金利とは別の計算式(外貨普通預金の金利の計算式)で計算されることがあります。

FXは怖いと感じている場合はどうすればいいか?

Na2

元 金融機関為替ディーラー|中島翔

まずは少額で外貨を購入してみると良い


FXというものに恐怖感がある方もいまだに多く、元金が全てなくなるとか、元本が大きく毀損するとかというイメージが大きいと思います。
まず小さな金額でとりあえずやってみて、元金に対してどのくらい価格が動き、資産が上下するのか体感してみましょう。
重要なのは評価損益をパーセンテージでみることです。数千円とかでスタートするとあまり大きな損益というのは発生しませんが、元金が大きくなってもこの点は変わらないため注意しましょう。

FXについて

ここでは、FX業界の中では大手と言われる、SBIグループの「SBI FXトレード」を例にとって説明します。外貨預金と、話を合わせるために、基本的にレバレッジ1倍での運用を前提にご説明します。

FXの収益性

上記は『SBI FXトレード』のスマホアプリの画面です。FXにおける、米ドル外貨預金に相当するのは、米ドル円でしょう。これについて、上記の外貨預金と同じように収益性を計算しますと以下のようになります。

年利約1.46%(スワップポイント1日40円として計算)
為替手数料0.00135円(往復0.0027円(0.27銭))

したがって、FXの収益性は、外貨預金と比較して、高いといえます。

ちなみに、上記の年利は為替変動を考慮していません。為替変動も考慮して、より実際の運用に近づけて、外貨預金と(レバレッジ1倍の)FXを比較すると下のようになります。
※両方とも2016年10月1日に100万円分の米ドルを一括購入し、2017年10月1日まで運用した場合を想定しています。

このように、全ての期間においてFXのほうが外貨預金を上回っています。また、為替変動を考慮した実質年率は以下の通りです。
※後でご説明する積立FXも参考までに入れています。

ここでは、積立FXでも2017年の10月1日に一括購入するというやり方を採用しています

また、取引のために要したコストも忘れてはいけません。コストが高いと、それだけ得られる利益が少なくなってしまいます。取引コストを比較すると、次のようになります。

なお、今回は米ドル外貨預金とFXのドル円取引を比較しましたが、他の通貨(ユーロ・英ポンド・オーストラリアドルなど)になると、違いはさらに大きくなります。

FXのリスク

FXにも外貨預金と同様、為替変動リスクと金利変動リスクがあります。FXにはそれに加えて「レバレッジリスク」があります。これは、口座に預けている資金の最大25倍までの取引をすることで、利益の幅を25倍まで高めるとともに、損失の幅も25倍になってしまうというリスクです。

しかし、レバレッジ1倍ならば口座資金=取引資金なので、外貨預金とまったく同様のリスクとなり、FXだからということに起因するリスクといえば、せいぜいそのFX会社が倒産するリスクということになります。
※この場合も信託保全といって、投資資金を信託銀行などによって保護することが国内FX業者には義務付けられています。一方で、外貨預金はペイオフ(金融機関破たん時の預金保護制度)の対象ではありません。

FXの流動性

FXでは、相場が止まっている土日を除き、いつでも決済して出金できます。それをしたからといって、今までの金利が低くなるということはありません。したがって、流動性についてはFXのほうが上です

積立FXについて

SBI FXトレード公式|積立FX
画像引用:SBI FXトレード公式|積立FX

とはいえFXはちょっと不安…

そんな人には、SBI FXトレードが提供しているサービス「積立FX」がおすすめです。

積立FXの特徴
  • レバレッジは最大3倍まで
  • 強制ロスカットの証拠金維持率が低い
  • 取引コスト(スプレッド)はFXよりやや高い
  • スワップポイント(金利)はFXとほぼ同じ
  • 毎月固定額を自動で買い付けてくれる機能がある(ドルコスト平均法)

積立FXの積立・運用例

上記の例と同じく、2016年の10月1日から毎月83,333円(1年で100万円)を積み立てて運用した場合の評価損益の推移は以下の通りです。

また、これに基づいて実質年利と総取引コストを算出しますと、以下のようになります。
※折れ線:実質年利 棒グラフ:総取引コスト

2016年後半は上げ相場だったため、コツコツ買っていくスタイルではやや分が悪かったですが、それでもレバレッジ1倍で3.22%の年利を実現しています。また、取引コストは外貨預金の9,831円と比較して圧倒的に安いことも分かります。

積立FXについては、以下の記事でも詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

【参考】積立FXの驚くべき効果とSBIFXトレードの優れている点

【まとめ】外貨預金をやるくらいならFXや積立FXから始めよう

外貨預金は、確かに身近な銀行でも扱っており、ハードルは低いのですが、投資としてみた場合には、その価値はどの観点から考えても低いということが分かりました。

いきなりFXというのが、少し不安がある方に向けた商品としてはさきほどご説明しました積立FXがあります。こちらから始めてみることをお勧めします。

Sbifx

SBI FXトレード

満足度
full star
full star
full star
full star
half star
4.4
スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円
0.09銭 0.49銭 0.99銭 0.69銭
取引単価 通貨ペア数
1通貨 34

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