
この記事のアドバイザ
目次
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXって本当に儲かるの?
- ✔ 損はしない?お金は減らない?
- ✔ どうやったら利益を出せるの?
周囲でFXをしている人がいる場合、その人たちは本当に儲かっているのでしょうか?Webサイトや雑誌にFXの成功者が載っていたりしますが、本当にあれだけ簡単に稼ぐことはできるのでしょうか?
今回は、FXは本当に儲かるのか、そして、利益をあげるにはどんなことに気をつける必要があるのかについて紹介しています。ルール決めやメンタルコントロールなど、初心者の方でもすぐに始められるものばかりですので、ぜひ、参考にしてみてください。
サラリーマンや主婦に人気の高いFX

FXは24時間いつでも取引ができ、数千円〜の少額から始められることもあり、サラリーマンや主婦に高い人気があります。通貨同士の為替差益やスワップポイントで利益を得られるため、短期売買でも長期保有でも利益を重ねていくことができ、さまざまな取引スタイルが可能です。
本当に儲かるのか?
FXは本当に儲かるのでしょうか?Webサイトや雑誌などでは「簡単に月収100万円生活」「5万円から始めたのが半年後には1,000万円に!」「1日5分の取引で3万円稼げる」など、さまざまな文言が並んでいます。
言うまでもなく、FXは誰でも稼げるほど甘い世界ではありません。上記のような大儲けをしている人は、ごく一部の話でしょう。ただし、簡単に勝てないのはFXに限ったことではなく、株式投資をはじめとした他の投資も同様です。
しっかりと商品の仕組みや相場動向、お金のことを勉強し、常に検証しながらノウハウを積み上げていくことで徐々に勝率や利益率が高まっていきます。
基本的なポイントを踏み外さない!
FXで100%確実に勝つ・利益をあげることはできませんが、少しでも利益を出す確率を高めることはできます。特に、FX初心者の方は以下の重要ポイントを踏まえたうえで日々の取引を行っていきましょう。
- 勝率UPのために
- 【1】コストの小さいFX業者を利用する
- 【2】取引ルールを決める
- 【3】テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析
- 【4】メンタルコントロール

FXは素人・初心者でも勝てるのか?
【1】コストの小さいFX業者を利用する
FXで利益を出す確率を上げるために「コストを抑える」ことも重要です。コストを抑えることができれば、小さい相場変動でも利益を出しやすくなります。FX業者ごとでコストの大きさが異なるため、業者を選びをする際の1つの基準にしてみましょう。
FXで注目したいコスト:スプレッド

ほとんどのFX業者では取引手数料は0円です。入出金手数料も0円(振込手数料は負担)で、「手数料無料」などサイトにも掲載されていて、一見すると取引コストがかからないように見えます。しかし、実質的には手数料は無料ではありません。
「スプレッド」という手数料が各業者かかります。スプレッドとは、買値(Ask)と売値(Bid)の価格差のことです。各業者、通貨ペアごとにスプレッドが異なり、同じ通貨ペアでも業者によってスプレッドに差があります。取引予定通貨ペアのスプレッドが狭い業者を選ぶと良いでしょう。
会社 | 米ドル/円 | ユーロ/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/ドル |
---|---|---|---|---|
GMOクリック証券 ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.7銭 | 0.4pips |
外貨ex byGMO ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.6銭 | 0.4pips |
外為どっとコム ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.7銭 | 0.4pips |
ヒロセ通商 LION FX ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 | 0.3pips |
DMM FX ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.7銭 | 0.4pips |
セントラル短資FX |
0.1銭 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.3pips |
SBI FXトレード |
0.09銭 | 0.49銭 | 0.69銭 | 0.38pips |
FXブロードネット ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.6銭 | 0.3pips |
インヴァスト証券 |
0.3銭 | 0.5銭 | 0.6銭 | 0.3pips |
外為オンライン |
1.0銭 | 2.0銭 | 3.0銭 | 1.0pips |
FXで注目したいコスト:約定力とスリッページ

スリッページは、注文した価格と約定した価格の差のことで、「隠れたコスト」とも言われます。
例えば、米ドル円のレートが110.000円の時に買いの成行注文をしたのに110.010円で約定された場合などです。相場が乱高下している場合や多くのトレーダーの注文が集中する場合に、スリッページが大きくなる傾向があります。
いくらスプレッドが狭くてもスリッページが多ければコスト高となってしまいます。業者の約定力が高ければ、スリッページは起こりにくいですので、約定力の高いと評判のFX業者を利用すると良いでしょう。
【2】取引ルールを決める
FXにおいて自分なりの取引ルールを決めることは非常に重要です。取引ルールという軸が決まっていないと、毎回の取引がその時の感情やなんとなくの判断で行われてしまい、安定した取引結果が得られません。最低でも利益確定や損切りルールは決めましょう。
利確・損切りルールを決めて徹底する

必ず利確・損切りルールを決めて始めましょう。特に、損切りルールを決めることは非常に重要です。
相場が上昇して含み益を得ても「もっと上がるかもしれない」と待っている間に相場が下落し含み損になる。相場が下落し含み損を抱えても「もう少し待てば上昇するかもしれない」と期待しても更に下落を続け大きな損失を負ってしまう。このような経験をしたことのあるトレーダーは多いはずです。
期待通りのなることはほとんどないとわかっていても、期待して痛い目を見てしまいますので、「●pips変動で利確・損切り」というルールを決めて、その通りに実行しましょう。
【3】テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析
FXで利益を出すためには相場分析が不可欠です。確実に相場動向を予測できるわけではありませんが、少しでも予測の精度を高めることで利益を得やすくなります。テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の精度をそれぞれ高めていきましょう。
テクニカル分析
テクニカル分析とは、チャートなどから相場動向を分析する方法です。移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表、MACD、RSI、ストキャスティクス、パラボリックなど、多くのテクニカル指標があり、利用しやすい指標を使い分析します。初心者でもすぐに活用できる指標も多く、短期〜中期の相場動向を予測するのに向いていると言われています。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは、各国の経済指標などを基に相場動向を分析する方法です。
特に影響力の大きいのはアメリカの経済指標で、非農業部門雇用者数や失業保険申請件数、CPI、新築住宅販売件数、中古住宅販売件数、失業率、GDP、政策金利など、重要な指標がたくさんあります。
また、経済指標だけでなく、政治や国の情勢、自然災害、テロなどの要素も相場に影響を与えますので注意が必要です。ファンダメンタルズ分析は中期〜長期の相場動向の予測に向いていると言われています。
出典: 野村證券公式ページーファンダメンタルズ分析とはー
経済活動等の状況を示す基礎的な要因をもとに分析すること。例えば、一国経済を分析する際の基礎的条件は、経済成長率、物価上昇率、失業率、財政収支の赤字(黒字)率、経常収支の赤字・黒字額などの指標を使う。(一部抜粋)
【4】メンタルコントロール

ルールを厳守したり、相場分析を活かすためにも、自身のメンタルコントロールをする必要があります。せっかく取引ルールを作っても感情的になるとルールを破ってしまう可能性がありますし、相場分析を台無しにしてしまうこともあります。
メンタルは投資に悪影響を与えますので、常に冷静に取引できるようコントロールしなければなりません。
メンタルに自信がない場合は勉強や練習を繰り返す
「相場が予測と反対に動いて感情的になってしまう」「含み損が大きくなると冷静ではいられない」など、すぐにメンタルの状態が乱れてしまう人は、もっと相場分析の勉強や練習をしましょう。
冷静でいられなくなるのは、相場が自分の予測範囲を越えた動きをして、先のことが読めないからです。もっと相場の勉強をしてデモトレードで実践経験を積めば、より先のことを予測できるようになり簡単には動じなくなります。
選ばれているFX会社は?

取引を決めるのは自分だから、どこのFX会社を使っても同じという意見もありますが、実はそんなことはまったくありません。
コスト面や約定力などは、FX会社によって変わります。また、見やすいチャートや取引ツールを使うことで、分析の精度も上がります。さらに、FX業者でニュースや為替情報の配信状況などもまったく異なります。
勝てない時にはFX会社を変えてみるのも吉
勝率がまったく上がらずに悩んでいる場合には、FX会社を変えてみるのも1つの手段です。FX会社の口座開設申し込みは基本的に無料なので、デメリットは基本的に存在しません。
気分転換にもなりますし、FX会社によっては新規口座開設時に「最大●●円キャッシュバック」のようなキャンペーンを開催している所もあります。

証券外務員|中川聡
コスト・情報量・約定力など総合的に判断してFX会社を選ぶ
何を基準にFX会社を選べばいいかというと、いくつか見るべき軸があると思います。
ひとつはコストです。取引をする上でスプレッドが大きいと短期で値幅をとることができず、利益をあげる手法が限られてしまいます。
また、FXは情報が命ですので、新鮮な情報を取得しやすい環境も大事です。そして、最後に約定力。いい情報を元にトレードを行ったとしても、約定が思うように付かないとせっかくの取引機会なのに逃してしまうリスクがあります。これら3つは重要な軸になりますので最終的にはお持ちよく考えて申し込むようにしてください。
利用者数で選ぶなら「DMM.com証券」
2018年1月時点で国内のFX口座で最大数を誇るのがDMM.com証券で、その代表的なFXサービスが「DMM FX」です。見やすく使いやすいチャートツールを提供していて、コスト面でも業界最狭水基準スプレッドです。相場が荒れる時間でも、約定力が非常に安定しています。
初心者向けに各種サービスが充実

DMM FXは業界初の「LINEカスタマーサポート」を実現しており、FXについての不明点をLINEで質問することができます。オペレーターが不明点に答えてくれるので非常に便利です。
今なら新規口座開設時に「最大20,000円キャッシュバック」のキャンペーンを使うことができます。
自動売買で勝ちを狙うなら「FXブロードネット」
手動でおこなうFX取引でなかなか勝率が上がらないという人は、自動売買ツールに切り替えるという手段も有効です。自動売買は自分の感情を一切込めずに、24時間ルールに従って自動で売買を繰り返してくれるので非常に効率的です。
自動売買ツール「トラッキングトレード」
画像引用:FXブロードネット公式ページ|トラッキングトレード
とくに忙しいサラリーマンや主婦にオススメ。仕事中も家事中でも利益獲得のチャンスを逃しません。これまで手動のFXで負けを繰り返していた人は、FXに対しての見解が180度変わるかもしれません。
こちらも新規口座開設時に「最大20,000円キャッシュバック」のキャンペーンを使うことができます。
FXブロードネット





スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.2銭 | 0.5銭 | 1.5銭 | 0.6銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 24 |
【まとめ】
FXに限らず、投資でいきなり大金を稼ぐことはできません。また、コンスタントに勝ち続けることも、それなりの知識や経験が必要です。FXでも確実に利益を出す方法はありませんが、今回紹介したポイントに気をつけ、徹底するだけで勝率が高まる可能性があります。
そして、さらに勝率を高めていくのに大事なのが、日々検証を行い質を高めていくことです。FXで上達するためには「実践あるのみ」です。練習をして実践に臨みましょう。

証券外務員|中川聡
勉強・分析・経験の量と勝率は比例する傾向にある
相場の急変に巻き込まれて、市場から退場を余儀なくされた方はたくさんいらっしゃいます。上手なトレーダーでも必ず毎日プラスというわけではありません。
しかし、努力を一切していない人は負け組です。勝ち組は努力した人の中から生まれるものであり、何もせず勝てるほど甘くはありません。
勉強やチャート分析や実戦経験から学んだことを生かせれば勝率はそれに比例して上がっていきます。こつこつと努力は続けましょう。
- この記事で紹介したFXサービス
- ●DMM.com証券「DMM FX」
- ●株式会社FXブロードネット「FXブロードネット」
証券外務員|中川聡
最初は負ける可能性大という前提でFXを始める
FXは上がるか下がるかの2択なので、普通に考えると勝率は50%となります。運がよければ連続で勝てるかもしれません。しかし、勝率は50%でも長期的に見ていくと、初心者がプラスを維持するのは非常に難しいといえるでしょう。
初心者はまず負けても良いように少額から取引を始めてください。利益を出せるようになったら金額を増やしていくという戦略が必要でしょう。最初は市場から退場しない範囲の取引を行い、実力がついてから大きくポジションをとるようにしましょう。