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2022/05/17

FXで取引する通貨ペアの選び方は?取引量と取引ランキングを紹介

Murakami

この記事のアドバイザ

村上敬

大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、累計2000本以上の担当実績を誇る。自身でも多くの投資を経験。株式投資家やFXトレーダーへのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。

目次

  1. FXの通貨ペアとは
  2. 通貨ペアの知識|取引量
  3. 通貨ペアごとの特徴を把握
  4. 取引をする通貨ペアの選び方
  5. 取引スタイルに合った通貨ペアの選び方
  6. FX会社により取り扱っている通貨ペアは違う
  7. まとめ

FXの通貨ペアとは

「通貨ペア」とは2カ国の通貨のことを指します。FXトレードは、その2つの通貨を交換して利益を上げる手法なので、まずはどの通貨ペアにするのか、選ぶ必要があるのです。

例えば、「米ドル円」はアメリカのドルと日本の円。「ユーロ円」であればEUの通貨であるユーロと日本円を交換することを指します。

通貨ペアの英語表記と日本語表記

FXトレードをする際には、通貨ペアの選定を行います。通貨ペアは、アルファベットで記載されているため、初めてトレードをする人は、困惑してしまうでしょう。

トレードをするのであれば、まずは通貨ペアとその記載を覚えておいてください。どのFX会社も取引ツール上では、アルファベットで通貨ペアを表示します。最低でも、主要の通貨ペアは把握しておきましょう。

英語表記 日本語表記
USD/JPY 米ドル/円
EUR/JPY ユーロ/円
EUR/USD ユーロ/米ドル
GBP/JPY 英ポンド/円
AUD/JPY 豪ドル/円
NZD/JPY ニュージーランドドル/円
CAD/JPY カナダドル/円
CHF/JPY スイスフラン/円
ZAR/JPY 南アフリカランド/円
GBP/USD 英ポンド/米ドル
EUR/GBP ユーロ/英ポンド
GBP/CHF 英ポンド/スイスフラン
AUD/USD 豪ドル/米ドル
MXN/JPY メキシコペソ/円
TRY/JPY トルコリラ/円
NOK/JPY ノルウェークローネ/円
HKD/JPY 香港ドル/円
SGD/JPY シンガポールドル/円

この三文字のアルファベットを見たら、どの通貨かわかるようにしておきましょう。

例外もありますが、だいたいが国名と通貨名を略した記載になっています。日本円なら「JPY⇒JAPANのYEN」。米ドルなら「USD⇒United StatesのDollar」英ポンドなら、「CBP⇒Great Britainのpond」という風に略されているのです。

通貨ペアには表示ルールがある

まず通貨ペアを理解するには、「通貨ペアの記載方法」について把握しておきましょう。

上記の通り、左側の通貨が「基軸通貨」で右側が「決済通貨」です。通貨ペアで売り買いをする際は、基軸通貨のことを指して言います。例えば、「USD/JPYの買い」となれば「アメリカドルを買う、(日本円を支払って)」という認識になるのです。

なお、通貨には格付けがあります。それにより、「通貨のうちどちらが主軸通貨になるのか」が決まるのです。この通貨の格付けというのは、長い歴史の中で築かれたものであり、英国やその地域、それに従属した国の通貨が主軸通貨となりやすいのです。

【基軸通貨の順番】
EU>英>豪>NZ>米国>先進国>新興国>日本

オーストラリアやニュージーランドは、もとはイギリスの一部だったことから、このように基軸通貨の順番としても強くなっています。日本の通貨ペアは格付けは低く、どの通貨とペアなっても右側(つまり決済通貨)になると覚えておきましょう。

通貨ペアの知識|取引量

FXトレードをするのであれば、世界でどの通貨が多く取引されているか確認しましょう。それにより大きな視点を持って取引できます。

これからFXで利益を上げたいなら、単一の通貨だけでなく、世界の市場全体を把握しておくことが必要です。取引量が多いということは、それだけ世界に対してインパクトが大きいことになります。

上記のように米ドルが最も取引されており、次いでユーロです。そして、日本円は世界で3番目に取引されており、存在感のある通貨と言えます。

世界中で取引されている通貨ペア

世界の市場で、どの通貨ペアがどれくらい取引されているのかを確認してみましょう。
以下が、各通貨ペアが占める市場の割合です。(2016年のデータ)

通貨ペア シェア
USD/EUR 23.00%
USD/JPY 17.70%
USD/GBP 9.20%
USD/AUD 5.20%
USD/CAD 5.20%

※発表されたデータに基づく記載と、実際の通貨ペアの表記について異なる部分があります。

参考:Triennial Central Bank Survey - Foreign exchange turnover in April 2016

上記は、国際決済銀行が発表した取引通貨ペアのシェアです。どの通貨ペアも主軸通貨が米ドルとなっており、アメリカドルの影響度が大きいというのがわかります。実際に、米ドルが関係する通貨ペアだけで、7割程度のシェアを占めているのです。

日本円に関しては、「米ドル円」が多く取引されており、世界で二番目の取引高になっています。それほど、円も注目されている通貨と覚えておきましょう。

日本で主に取引されている通貨ペア

日本国内ではどのような通貨ペアが取引されているのか、確認してみましょう。もちろん、日本で取引されているのは、日本円を決済通貨とした通貨ペアです。

なかでも、人気の通貨ペアは以下の通りです。

【日本で人気の通貨ペア】

英語表記 日本語表記
USD/JPY 米ドル円
EUR/JPY ユーロ円
GBP/JPY 英ポンド円
AUD/JPY 豪ドル円

世界全体で見たときと同じように、やはり米ドル円を取引する人が多くいます。米ドル円の通貨ペアがより活発に動くのは、日本時間で午後9時以降です。この時間帯に多くの人が米ドル円をトレードします。

Murakami

ファイナンシャルプランナー|村上敬

米ドル円は初心者におすすめの通貨ペア


日本のFXトレーダーで、もっとも多く取引されている通貨ペアは米ドル円です。取引している人が多く、かつ情報量が豊富で、国内のほぼ全てのFX会社で取り扱われています。
実質的なコストであるスプレッドも、米ドル円をもっとも狭い値にしているFX会社がほとんどですので、始めたばかりであればまずは米ドル円からFX取引に慣れていきましょう。

通貨ペアごとの特徴を把握

FXトレードは複数の通貨ペアがあり、自分でトレードする通貨ペアを選べます。通貨ペアはそれぞれ特徴が異なるため、まずは通貨ペアの特性を把握しておく必要があります。

米ドル円(USD/JPY)の特徴

米ドル円は為替市場のなかで2番目に取引高がある通貨ペアです。

そもそも米ドル自体が基軸通貨であり、頻繁に取引されています。基軸通貨であり、取引規模・経済が安定していると言えるでしょう。日本の輸出企業も米国ドルで代金を受け取るため、日本の株式市場とも関係しています。

特徴は、値動きが比較的穏やか。初心者の方はまずこの米ドル円から始めてみてもよいでしょう。チャートの値動きに関しても、きれいなトレンドを描くチャートになる傾向があります。

また、金融政策や日本の経済状況によって値動きが左右されます。
一般的にリスクオン相場(リスクとってもリターンを得たい相場)になると円安に。反対のリスクオフになると円高へ動くと覚えておきましょう。

ユーロ円(EUR/JPY)の特徴

ユーロ円の取引はメジャーな通貨ペアのひとつと言えます。ユーロ円は、アメリカドルに続く第二の基軸通貨と言われており、複数の国が扱います。

ユーロ円は合成通貨ペアです。実態の取引が存在せず、ユーロドル(EUR/USD)とドル円(USD/JPY)を掛け合わせて作られます。そのため、ドル円の動きに影響するとも言えるでしょう。

もともと米ドル円よりボラティリティが高めの(値動きが大きめの)ユーロ円ですが、チャートが活発化するのは、欧州市場が始める夕方5時(夏時間4時)からです。この時間帯からトレンドが転換する可能性があるので、チャンスがないか見てみましょう。

ユーロ円はこの指標をチェック

ユーロ円を取引するうえで着目するべきポイントは、ECB(欧州中央銀行)の金融政策に注意でしょう。日本でいうところの日銀のような立ち位置です。

また、ユーロ圏で中心的存在であるドイツやフランスの経済動向にも注意です。ドイツやフランスの経済状況が良好だと、ユーロが強くなります。

ただ、ユーロ圏内にはギリシャなど経済状況が良好と言えない国もあり、ドイツフランス以外にも、幅広くチェックする必要あるでしょう。

ユーロ米ドル(EUR/USD)の特徴

ユーロ米ドルは、世界で最も取引高がある通貨ペアです。そのため、チャートもよく動きます。特徴としては、トレンドが決まれば、一方方向に伸びやすく、利益を獲得しやすい傾向にあります。基本的には順張りで利益を獲得しやすい印象を受けます。

主な取引時間は夜です。特に、欧州時間、ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる時間は主戦場です。時間が重なる21時からの4時間(冬時間は22時~)から活発に動きます。

ユーロ米ドルはこの指標をチェック

トレードをするにあたり、米国とユーロ両方の指標に着目する必要があります。ユーロ圏に関しては、ドイツ・フランスの経済に着目しておきましょう。ECB(欧州中央銀行)の金融政策にも着目してください。

特に、ユーロ関連の要人の発言、例えば、(2019年現在であれば)ドイツのメルケル首相や欧州中央銀行のドラギ総裁の発言。そして、アメリカの雇用統計などもチェックしましょう。2019年現在では、ユーロ圏内の難民問題やイギリスのEU離脱など、多くの不安要素あるため、ユーロ安になっています。

ポンド円(GBP/JPY)の特徴

ポンド円の特徴は値動きがある(ボラティリティが高い)ことです。ポンドそのものは、米ドル、ユーロ、日本円に続く、4番目に取引高がある通貨です。

こちらの通貨ペアは、ポンドドルとドル円を掛け合わせてレートを出す合成通貨ペアであり、もともとのポンドドルが、激しく動いているため、ポンド円もその影響を受けています。

トレードをする際は、イギリス中央銀行BOEの政策や、消費者物価指数、製造業PMIに注目してみましょう。また、ブレクジットの行方も要チェックです。各指標発表は日本時間の18:30ごろに行われるので注意しましょう。

ボラティリティの高さに注意

1日に1円以上動くことがザラにあるため、トレードをするのであれば、必要証拠金を多めに預けておく必要があるでしょう。

ポンドは大きめの視野でみればトレンドができていますが、細かな部分では違和感のある動きをします。ポンドドルとドル円そのものが特徴的な動きをしており、その組み合わせだからとも言えます。

取引時間に関しては、午後4時~11時のロンドン時間になると、チャートが活発に動くので注意しましょう。スキャルピングと相性が良く大きなリターンを得られるので、世界の投機筋(短期の利益を狙う人)が流れ込みます。

豪ドル円(AUD/JPY)の特徴

豪ドル円は、ある程度のスワップ金利を狙いたいが、新興国のようなリスクは取りたくない人向けの通貨ペアと言えます。オーストラリアドルの格付けは2019年3月現在「AAA」であり、最も信頼されているランクなのです。

時間帯に関しては、日本時間の午前中にもっとも動きます。指標発表の時間は、日本時間の午前10時30分です。オーストラリアの雇用統計はチャートが動くので追っておきましょう。

豪ドル円はこの指標をチェック

オーストラリアは鉄鉱石や石炭(農業では小麦)などの資源が豊富であり、輸出することで利益を得ています。

主な貿易国は中国。中国経済の影響を受けやすく全体の輸出の3割を占めています。そのため、オーストラリアだけでなく中国国家統計局の動きに注意が必要です。中国製造業のPMIに着目しましょう。中国の製造業が活発であれば、オーストラリアの資源も買われやすいと予測できます。

コモディティ(原油、ガス、金)に影響されやすく、特に金については注目しておく必要があります。金の産出国であり、オーストラリアは第二位(一位は中国)。埋蔵量に関しては2018年現在第一位です。コモディティが買われれば、オーストラリアも買われやすいのも特徴でしょう。

ー資源国とはー
資源国とは、様々な貴重な資源を産出する国々の総称を表しています。そうした資源の中には、金や銀、プラチナなどの貴重な鉱物資源や、石油、石炭、天然ガスといったエネルギー資源、食料資源などが含まれます。そうした国々の通貨は、商品市況に影響を受けやすく、インフレの際に買われる傾向があります。主に、オーストラリアや、ニュージーランド、カナダや南アフリカ、ノルウェーやアメリカなどが資源国として注目されています。

出典: 東海東京証券公式ページ

NZドル円(NZD/JPY)の特徴

NZドル円は、豪ドルと似たような動きをしやすいと言えます。NZランドはオーストラリアの隣国であるため、地政学の面で見ても似ていると言えます。

NZ(ニュージーランド)のウェリントン市場は、一番始めに市場が開きます。前日のニューヨーク市場がクローズするとともに、開いていきます。冬時間で日本時間の午前5時(夏時間で4時)と、早い時間帯から活発に動きます。

NZドル円はこの指標をチェック

ニュージーランドは、食肉や乳製品といった畜産品の輸出に頼っており、貿易の主な相手国は、中国、オーストラリア、米国、日本。特に、中国とオーストラリアの割合が多く、相手国の経済状況には注意を払いましょう。

原油が動いたときに、カナダやオーストラリアのように大きく影響はされません。主に農業系の指標に影響を受けやすく、自然災害(干ばつや豪雨)にも注意が必要です。
貿易収支や雇用統計といった発表は日本時間の7:45ごろ(夏時間で6:45)なので、朝早いですがチェックしておきましょう。

カナダドル円(CAD/JPY)の特徴

カナダは先進国で石油や天然ガスなどの天然資源に恵まれています。カナダは世界第二位の面積を持っており、原油の埋蔵量も豊富です。

カナダそのものは先進国のなかでも政治が安定していますが、地理的な面でアメリカと隣接していることで、経済的に影響を受けやすいのが特徴です。NAFTA(北アメリカ自由貿易協定)の関係はより一層強まりました。

チャートの動き方に関しては、原油価格に影響をしやすいです。原油の価格に着目した「WTI原油価格」には着目しておいてください。

スイスフラン円(CHF/JPY)の特徴

スイスフランは、ヨーロッパの安全資産として認識されています。過去にはスイスショックというワードを聞いたことがある人もいるでしょうが、それを除けば、格付けはAAAの信頼性が高い通貨です。

世界的に不安定な経済になると、投資家は安全な通貨へと投資対象を切り替えます。そのことを逃避通貨と言うのです。長年、スイスは永世中立国として戦争に参加しなかったことから、そのような立ち位置となりました。

スイスはEU未加盟ではありますが、貿易先はEU加盟国が多く、欧州の動向は追っておく必要があるでしょう。スイスのチューリッヒ市場が開くのも、ドイツ(EUでも影響度大)のフランクフルト市場と同じ時刻の15時に開きます。

南アフリカランド円(ZAR/JPY)の特徴

南アフリカランドは新興国通貨です。非常に高金利であり、スワップポイント狙いで投資をする人も多くいます。しかし、高金利な反面、リスクについても把握しておくべき通貨です。

南アフリカは資源国であり、金・プラチナ・ダイヤモンドの埋蔵量が多いのが特徴です。GDPの鉱業に占める割合が高く、影響を受けやすくなっています。

雇用関係の指標をチェック

ワールドカップが開催されたこともあり、経済的にも伸びてきていると思われますが、鉱業に関する労働環境が過酷であり、ストライキは頻発。失業率は高いのも特徴です。

南アフリカランドは資源が上がれば、上がるという傾向があります。しかし、通貨の取引高は少なく、ちょっとしたことで相場が荒れてしまうので注意が必要です。

南アフリカ国内の不安材料が解消していないため、リスクもなかなか払拭できていません。軽い気持ちで投資するのは避けたほうが良いでしょう。

メキシコペソ円(MXN/JPY)の特徴

メキシコペソは高金利通貨であり、スワップポイントを狙いたい人にとっておすすめの通貨と言えるでしょう。アルゼンチン・ブラジルとともに中南米通貨と言われています。

アメリカと隣接しており経済的には関係性が強く、メキシコの輸出相手国としてアメリカが断トツの1位です。アメリカの景気が良くなると、メキシコも上がるという傾向があります。

メキシコ国内の治安が悪く、政治的にも安定しないことから、投資をする際は十分に注意する必要があるでしょう。メキシコは産油国であり、WTI原油価格に関してはチェックしておいたほうが良いでしょう。

トルコリラ円(TRY/JPY)の特徴

トルコリラは2019年現在、非常に金利が高い通貨として有名です。しかし、取引量が少なく、相場が急激に荒れることもしばしば。高いリスクがある通貨ということを認識して、取引する必要があるでしょう。

政策金利 2018 2019
1月 8.00% 24.00%
2月 8.00% 24.00%
3月 8.00% 24.00%
4月 8.00% 24.00%
5月 16.50% 24.00%
6月 17.75% 24.00%
7月 17.75% 19.75%
8月 17.75% 19.75%
9月 24.00% 16.50%
10月 24.00% 14.00%
11月 24.00% 14.00%
12月 24.00% 12.00%
情報更新日: 2019年12月23日

トルコは欧州と中東の間に位置しています。ここが重要なポイントであり、近隣諸国の情勢に影響を受けやすいのです。近隣諸国の事件に関しては、よく調べておく必要があるでしょう。例えば、シリア内戦やウクライナ情勢などのリスクがあげられます。

スワップ狙いをするなら十分注意する

非常にスワップポイントが狙い目のように見えるトルコリラですが、それ狙いで投資を行いロスカットというケースも少なくありません。十分にリスクを許容できるかたのみ投資をしましょう。

指標に関しては、失業率や貿易収支をチェックしておくのが良いでしょう。日本時間の17時頃に発表があります。

ノルウェークローネ円(NOK/JPY)の特徴

ノルウェーは高福祉国家であり政治が安定しています。ノルウェーがある北海には油田があり、原油や天然ガスにが資源となっているのです。輸出先の多くはユーロ圏であり、国の収支は黒字となっています。マイナー通貨ペアですが、「ヒロセ通商 LION FX」などでは取引をしている人が多くいらっしゃいます。

ノルウェーに関して言えることは、国の情勢悪化による為替変動、カントリーリスクが非常に低いということです。そのため、長期的な目線で投資ができるでしょう。(ただし、現状は円高に向かっています。)

ノルウェーそのものは安定しているため、ユーロ圏内の情勢に目を配るのが良いでしょう。なお、原油価格とは大きな相関関係があります。原油価格の指標である「WTI原油価格」と「ノルウェークローネ円」は似たような動きをしやすいのでチェックしておきましょう。

香港ドル円(HKD/JPY)の特徴

香港ドルは「ドルペッグ制」を採用している通貨です。ドルペッグ制とは、基軸通貨である米ドル円に連動させる固定相場のことを指します。米ドル円と連動をさせることで、自国の通貨を安定させる目的があるのです。

香港は英国の植民地であり1997年に中国に返還されました。しかし、経済は中国本土と異なり、人民元でなく香港ドルを利用しています。香港ドルは中央銀行ではなく、香港上海銀行、スタンダード・チャータード銀行、中国銀行と3つの銀行が発行しているのです。

チャートの動きとしては、ドルペッグ制であるため、米ドル高になれば、同様に香港ドル高となります。非常に米ドル円と似た形のチャートになる特性がありますが、変動幅は米ドルよりも抑えめとなる傾向があります。

シンガポールドル円(SGD/JPY)の特徴

シンガポールドルは、「通貨バスケット制」という制度になっています。通貨バスケット制とは、自国の通貨を複数の外貨に連動させてレートを決める固定相場制のことをいうのです。

米国ドルやユーロに対する変動が抑えられており、比較的安定していると言えます。東南アジアの新興国の中でも高い経済成長をしており、2019年現在まで円安に向かってきています。

シンガポールには中央銀行やそれに相当する機関がなく、為替政策はシンガポール金融管理局(MAS)が取り仕切っています。そのため、政策金利がなく、シンガポール国内の金利情勢をもとにスワップポイントが決まるのです。

取引をする通貨ペアの選び方

初めてFXトレードをする人のなかには、どの通貨ペアでトレードすれば良いのか迷っている人もいるでしょう。
ここで通貨ペアの選び方4つを紹介します。多くのトレーダーは何を軸に通貨ペアの選定をしているのか確かめてみてください。

1:情報量の多さで選ぶ

FXトレードを初めてする人は、情報量が多い通貨ペアを選ぶと良いでしょう。情報量が多いと、それだけ確度の高いトレードができます。情報が少ないマイナーな通貨を取引する場合は、予想外の動きをすることも多く、初心者にとっては扱いづらいかもしれません。

具体的におすすめなのは、米ドル円です。米ドル円は、取引量も情報量も多いため、初心者の人でも扱いやすいでしょう。書籍にしろインターネットにしろ、米ドル円であれば情報が多く掲載されているので、勉強もしやすいです。

2:取引している人の数で選ぶ

FXトレードをする際は、取引している人が多い通貨ペアを選ぶのが良いでしょう。具体的には「ユーロ/米ドル」「米ドル/円」です。この2つの通貨で世界の4割のシェアを占めています。

取引量が多い場合は、情報に対して素直に値動きしやすいのが特徴です。反対に、取引量が少ない通貨ペアは、取引する人が少ないからこそ、値が飛びやすく(値動きが激しく)扱いづらいというリスクがあります。

マイナー通貨ペアを扱う際の注意点は?

Murakami

ファイナンシャルプランナー|村上敬

流動性リスクに注意しましょう。


マイナーな通貨は世界中でも取引をしている人が少ないので、自分の思い通りのタイミングで決済できないというリスクがあります。特に大きな額を取引している人は注意が必要です。
米ドル円やユーロドルと言った世界でも取引している人が多い通貨ペアでは、国内のFX会社でほぼリアルタイムチャートと同じ値での決済が可能です。初心者のうちはあまりマイナーな通貨ペアを取引するのではなく、比較的メジャーな通貨ペアから慣れていくことをおすすめします。

3:スワップで選ぶ

通貨ペアをスワップポイントで選ぶというのも一つの手です。スワップポイントとは、金利が高い通貨を保有することで貰えます。高金利の通貨を持つことで、利益が定期的に生まれます。例えば、トルコリラ/円、南アランド/円といったの通貨ペアが有名でしょう。

しかし、このようにスワップポイントが高い通貨ペアは、値動きが激しい傾向にあります。「スワップ狙いをしようとしたら、為替差益で損をしてしまった」というケースにならないよう注意しましょう。

比較的安定しており、初心者でも取引しやすいのは米ドル円や豪ドル円でしょう。マイナー通貨のリスクは避けたいという人はこちらでトレードしてみましょう。

会社 米ドル/円 豪ドル/円
GMOクリック証券 49円 -51円 18円 -19円
外貨ex byGMO 49円 -64円 19円 -34円
外為どっとコム 49円 -79円 19円 -34円
ヒロセ通商 LION FX 20円 -130円 20円 -75円
DMM FX 46円 -48円 18円 -19円
セントラル短資FX 20円 -49円 7円 -22円
SBI FXトレード 57円 -60円 18円 -25円
FXブロードネット 40円 -78円 11円 -49円
インヴァスト証券 50円 -80円 18円 -38円
外為オンライン 45円 -75円 10円 -45円
情報更新日: 2021年12月16日

どんな通貨ペアだとスワップが高くなるの?

Murakami

ファイナンシャルプランナー|村上敬

スワップポイントは政策金利の差で決まる


日本円をはじめとする世界各国の通貨には、その国の定める金利が設定されています。米ドルと日本円を取引する時には、その金利差が生じるので、その金利差分に応じたスワップポイントを定期的に受け取ることができて、その金利差が大きいほど受け取れるスワップポイントも大きくなります。
トルコや南アフリカランドといった高金利の通貨が人気になっているのは、このスワップポイントを受け取ることができるからです。政策金利は月に1回各国で発表されるので、注目してみてください。

4:チャートの形状で選ぶ

チャートの形状で通貨ペアを選ぶのもひとつの手です。チャートを見てみて、「今、上がっている」「今、下がっている」といったトレンドが顕著に見えるのであれば、注文してみるのもひとつの手です。

ただし、いつもエントリーをするのでは負けてしまいます。自分が得意なチャートの形を見つけたときのみ、チャレンジしてください。ただし、得意なチャートの形状で選んでも、通貨ペアの特性をよく把握しないうちは、あまり攻めるようなトレードは控えるべきでしょう。

取引スタイルに合った通貨ペアの選び方

FXトレードをする際は、自分がどのようなスタイルでトレードをするのか決める必要があるでしょう。

「短期でトレードをしたいのか。それとも長期でトレードをしたいのか。」と、いう軸を決めておきましょう。その軸に沿って、通貨ペアの選定をしてみてください。

短期売買ならコストの安い通貨ペアを

短期売買でトレードをするのであれば、コストの安い(スプレッドが狭い)通貨ペアを選びましょう。長期で取引をする人に比べて、短期売買でトレードをする人は取引回数が増えます。

短期トレードをする人は、ポジションを持って長い時間待つのではなく、短期の値動きでコツコツと決済して利益を上げるためです。

そうなると、取引回数だけコストも増えるため、合計で見るとコストで取られているというケースも少なくないのです。このような自体を避けるためにも、短期売買をする人はコストにこだわりましょう。

米ドル円やユーロ円といったメジャーな通貨であれば、比較的コストが安いので取り組みやすいでしょう。

中長期売買なら動きの安定した通貨ペアを

中長期でトレードをしていきたい人は、安定した通貨ペアを選びましょう。スワップポイントが高いからといって、真っ先にその通貨ペアに飛びつくのは賢明ではありません。その通貨は、チャート的にも、政治経済面でも安定しているのか良く確認する必要があります。

例えば、カントリーリスクという言葉があります。これは国の政治・経済・社会環境から起こりうるリスクであり、これによりFXでも損失を被ることも十分にあります。このようなリスクも十分に加味してトレードしましょう。

マイナーな通貨ペアは大きく化ける可能性も

マイナー通貨ペアのメリットは、場合によっては大化けする可能性があります。マイナー通貨ペアの特徴としては、スワップポイントが比較的高めでボラティリティが高いことが挙げられます。

しかし、政治・経済的に安定していない部分も多く、なにかのはずみで急騰・急落することもあるのです。このような点から、大化けを狙っていける可能性もあるでしょう。

ただし、このような通貨ペアは情報が少なく、値動きの予測も立てづらいのが現状です。初心者の人は情報が多くある、メジャーな通貨ペアを狙うのが良いかもしれません。

FX会社により取り扱っている通貨ペアは違う

FX会社の口座を開設する際は、そのFX会社が取り扱っている通貨ペアには何があるのかを確認しておきましょう。

確認していないと、ある通貨を取引したいと感じても、その通貨ペアを取り扱っていなかったというケースにもなりかねません。まずは、FX会社の通貨ペアについて見ていきましょう。

FX会社 通貨ペア数
ヒロセ通商LION FX 50
SBI FXトレード 26
外為オンライン 26
FXブロードネット 24
JFX 24
アイネット証券 24
外貨ex byGMO 24
DMM FX 20
外為どっとコム 30
GMOクリック証券FXネオ 20

情報更新日:2022年5月

どのFX会社もだいたい20種類の通貨ペアを取り扱っています。FX会社ごとに通貨ペアが異なるのは、主にマイナーな通貨ペアです。

例えば、最も通貨ペア数が多い『ヒロセ通商LION FX』の場合は、ノルウェーやスウェーデン、ポーランドやハンガリーといった国の通貨ペアも取り扱っています。これらの国の通貨を使うトレードは、一般的にマイナー通貨ペアと言われます。

国内大手のFX会社ならメジャーな通貨ペアはほぼ取り扱っている

FX会社ごとに通貨ペアが異なるのは、マイナー通貨ペアの有無が理由であり、主要な通貨ペアであれば、どこも取り扱っています。「米ドル円」「ユーロ円」 「ポンド円」 「豪ドル円」といったメジャーな通貨ペアはもちろんあるのでご安心ください。

基本的に初めてFXトレードをするのであれば、メジャーな通貨ペアを選ぶのが得策です。マイナーな通貨ペアは予測がつかない動きをしやすく、どちらかというと中級者~向けと言えます。

初心者の人で、メジャーな通貨ペアとトレードするのであれば、マイナー通貨ペアの有無より、スワップやスプレッドといった基本スペックや取引アプリの使いやすさで会社選びをしましょう。

FX会社の選び方

FXトレードで通貨ペアの特性を把握することは大事です。そして、この通貨ペア選びと同様に、FX会社の選び方も重要と言えます。

いくら通貨ペアの特性を理解しても、自分に合わない会社であれば、100%の実力は出せないでしょう。今回は、初心者におすすめのFX会社を紹介します。

コスト面で選ぶならSBI FXトレード

SBI FXトレード

FXトレードを初めてするのであれば、『SBI FXトレード』はおすすめのFX会社です。FXトレードには、スプレッドという1回の取引にかかるコストがあり、それらは通貨ペアごとに異なります。

SBI FXトレードは、このコストがどの通貨ペアでも比較的低いのです。例えば、「米ドル/円が0.17銭」や「ユーロ/円が0.49銭」(2019年現在)と、メジャーな通貨が取引しやすくなっているのも高評価のポイントです。

なお、SBIFXトレードが強みなのは、スプレッドだけではありませんSBI FXトレードに約定力という強い武器があります。この約定力というのは、狙った通りの数値で約定できるかという点です。

これはシステムが強く、安定しているという証拠です。どの通貨ペアを狙うにしろ、この約定力が重要になってきます。より安定したトレードをするのに、SBI FXトレードは申し分ありません。

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40代 / 男性

ユーザー評価
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non star
3.8

ネットを見ていて表示されたSBIFXトレードの広告バナーに、1通貨からでも取引できると書かれていたことが興味を持ったきっかけです。慣れるまでは少ないロットで取引しようと考えていたため、ここなら安心できると思い申し込むことにしました。

Sbifx

SBI FXトレード

満足度
full star
full star
full star
full star
half star
4.4
スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円
0.09銭 0.49銭 0.99銭 0.69銭
取引単価 通貨ペア数
1通貨 34

総合力で選ぶならDMM FX

DMM FX

総合力で選ぶなら『DMM FX』がおすすめです。DMM FXは、国内口座数ナンバーワンのDMM.com証券のFXサービスです。

安定したトレードツールと基本スペックから弱点は特にありません。通貨ペアに関しては、「米ドル円が0.2銭」「ユーロ円が0.5銭」「ポンド円が0.7銭」と、どの通貨もコストが低い設定になっています。

通貨ペアのコストだけでなく、チャートのみやすさもおすすめのポイントです。現在、どの通貨ペアがどう動いているのか、取引ツール上で一目瞭然。CFD(金や原油など)のチャートもあり、トレードの判断材料にもなるでしょう。

Male

40代 / 男性

ユーザー評価
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non star
non star
non star
1.0

まず一番重視したのはスプレッドです。DMM FXは当時一番といっていいほどスプレッドが狭く、また口座開設キャンペーンのキャッシュバックも魅力的だったため、ここにしました。スプレッドに関しては同等レベルの業者も他にありましたが、デモトレードを試した結果、一番しっくりきたのが最後の決め手です。

Dmm main

DMM FX

満足度
full star
full star
full star
full star
half star
4.5
スプレッド※原則固定(例外あり)
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円
0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.7銭
取引単価 通貨ペア数
10000通貨 21

まとめ

今回は、FXトレードの通貨ペアに関して解説しました。FX会社は世界の通貨を何種類か扱っているので、トレードをする際はその中から自分が取引する通貨を選ぶ必要があります。

ただし、マイナーな通貨ペアの場合は、動きを読みにくい傾向にあります。初心者の人であれば、メジャーな通貨ペアから始めてみるが良いでしょう。

各通貨ペアを取引する際は、通貨ペアの特性を把握しておくことが大切です。その国の経済状況はどの国と関わっているのか。おもな資源は何なのかも押さえておきましょう。

これらの情報は経済指標の発表で分かり、その際にチャートも動きます。情報収集を怠らず、トレードすることで利益に一歩近づきます。

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