ルミネカードはキャッシングできない？できないときの対処法も紹介

村上敬

貸金業務取扱主任者・FP

二松学舎大学国際政治経済学部卒。2級FP技能士、貸金業務取扱主任者(第F241000177号)。
カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修実績は計2000本以上。ローン利用者へのインタビューなども多数実施し、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。

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奥山 裕基

マネット編集担当／キャッシングガイド

FP資格を有し、カードローン・消費者金融および貸金業に関する豊富な知識を持つ編集者。関連法規（貸金業法・金融商品取引法等）の理解を深めつつ、多数のローン経験者へのインタビューや金融機関勤務経験者へのヒアリングをもとにリアルな情報収集を怠らず、自身も当サイトにおいて1,000本を超える記事を執筆。生活に欠かせない「お金」だからこそ最適な意思決定を支援したいという理念のもとに情報発信を行っている。

ルミネカードでキャッシングできないケース

結論から言ってしまうと、2009年3月31日以降に契約した人は新規でキャッシング枠をつけることはできません。

すでにキャッシング枠がついている人は例外ですが、今後、新規でキャッシングを利用することはできなくなっているのです。

キャッシングできないときの対処法

ルミネカードでキャッシングできないときは、TypeⅡカードを作成するといった対処法があります。

ルミネカードは、ルミネが発行しているビューカードという種類のクレジットカードです。
一方、TypeⅡカードでは提携会社とビューカードが提携し、提携会社が発行する形になっています。

このTypeⅡカードにはキャッシング機能つきのものがあり、契約した年に関わらずに借入できます。カード表面にiiマークがあれば、それはTypeⅡカードです。キャッシング機能つきのTypeⅡカードから、おすすめ3つを紹介します。

キャッシング機能つきイオンSuicaカード

イオンSuicaカードは、ビューカードとイオン銀行の提携によって誕生したTypeⅡカードです。イオングループでお買い物する人に向いているクレジットカードです。本会員の年会費は無料となっています。イオンSuicaカードのキャッシングには、以下の特徴があります。

イオンSuicaカードでは、ネットキャッシングを利用できます。ネットキャッシングは原則24時間365日、最短数10秒で口座へ入金するサービスです。

土日祝はもちろんのこと、早朝や深夜でもネットキャッシングが可能です。インターネットでキャッシングの手続きをするだけ、ATMまで出かけなくても借入できます。

キャッシング機能つきANA VISA Suicaカード

ANA VISA SuicaカードはビューカードとANA、三井住友カードの提携によって誕生したTypeⅡカードです。電車や飛行機をよく利用する人に向いているクレジットカードです。本会員の年会費は2,000円（税抜）／初年度無料となっています。（年会費割引特典あり）

ANA VISA Suicaカードにも、以下の特徴を持つキャッシング機能がついています。

元利定額返済は毎月の返済額（元金＋利息）が定額になる返済方法です。毎月定額だから分かりやすい返済ができます。

キャッシングはインターネット、電話、ATM・CDで利用可能です。インターネットと電話なら最短即時入金されます。なお、ATMより出金・返済するときは1万円以下で100円（税抜）、1万円超で200円（税抜）の手数料が発生します。

キャッシング機能つきスーパーICカード Suica

スーパーICカード Suicaはビューカードと三菱UFJ銀行の提携によって誕生したTypeⅡカードです。本会員の年会費は無料となります。キャッシュカード一体型のため、三菱UFJ銀行の口座をすでに持っている人、または新規開設したい人に向いているクレジットカードです。

スーパーICカード Suicaにも、以下の特徴があるキャッシング機能がついています。

利息14.5％は他社カードのキャッシングより低めの水準です。キャッシングの利息を抑えたい人に、ピッタリなクレジットカードとなっています。

セブン銀行ATMやローソン銀行ATM、イーネットATM（ファミリーマートなど）、コンビニATMと提携しているため近くのコンビニでキャッシングしたい人にも便利なクレジットカードです。また、平日14時30分までの手続きで即時入金するサービスも提供しています。

ルミネカードでキャッシングできるケース

ルミネカードでキャッシングできるかどうかは、契約した年によって変わります。契約が2009年3月31日までなら、キャッシング機能をつけられるため利用を検討できます。

ルミネカードのキャッシングの特徴

ルミネカードのキャッシングには、以下の特徴があります。

利用枠は最大でも30万円まで、少額キャッシングに向いているサービスです。利息はキャッシング利用日の翌日から引き落とし日まで発生するしくみになっています。

キャッシングでは日割計算で利息がつきますので、なるべく早めに完済しましょう。

リボ払い

「リボルング払い」の略で、クレジットカードやカードローンの支払い方式の1つ。借入残高や利用金額に関わらず、あらかじめ設定した金額を定期的に支払リボ払い方式。無理なく返済していける反面、完済までの期間が長期化して支払総額が増えやすくなる点に注意が必要。

締め日は月末、支払いは翌月4日

キャッシング代金は毎月月末締め、翌々月4日に引き落としとなります。1回払いは、翌々月に利息を含めてすべて引き落としとなる返済方法です。

1回払いはキャッシングの基本的な返済方法と考えてください。一方、リボルビング払いは毎月最低額からお支払いする返済方法です。ビューカードのリボルビング払いでは、以下のコースを用意されています。

ビューカードのリボ払い

• 5,000円コース
• 1万円コース
• 2万円コース
• 3万円コース

5,000円コースなら、1円から10万円までの残高で毎月5,000円の返済です（デフォルトのリボ払いでは、5,000円コースとなっています）。

毎月の返済を楽にしたい人は5,000円コースのまま、早く完済したい人は1万円以上のコースを選ぶと良いです。

コースを変更したい場合は、カード会員向けWEBサービス『VIEW's NET』へログインして手続きしてください。

キャッシングはどこで利用できる？

ルミネカードのキャッシングを利用できるのは、以下のCD・ATMです。

ルミネカードを使えるCD・ATM

• 駅ATM『VIEW ALTTE』
• 提携金融機関のCD・ATM

『VIEW ALTTE』は年中無休で利用できる駅ATMです。通学・通勤などでよく駅を利用する人に便利なATMとなっています。『VIEW ALTTE』のある駅が分からない人は、ビューカード公式サイトより検索してみてください。

提携金融機関のCD・ATMについて、詳しくは以下をご覧ください。

提携金融機関のCD・ATM

• みずほ銀行
• 三井住友銀行
• 三菱UFJ銀行
• りそな銀行
• 埼玉りそな銀行
• ゆうちょ銀行
• 横浜銀行
• 千葉銀行
• 千葉興業銀行
• 常陽銀行
• きらぼし銀行

ゆうちょ銀行なら全国にあるため、幅広い都道府県の人でキャッシングを利用でき、お出かけ先でキャッシングしたい人にも便利です。

提携金融機関ATMの取り扱い手数料は無料です。キャッシングを利用した後は、翌月20日頃に利用明細書が届きますので内容をよく確認しましょう。

海外でもキャッシングを利用できる

ルミネカードのキャッシングは国内だけではなく、海外でも利用できます。国内は日本円でのキャッシングですが、海外は現地通貨でのキャッシングです。

海外旅行や海外出張中、現地通貨の使いすぎでなくなってしまったときに便利なサービスです。

以下のように、海外キャッシングを利用できるATMは国際ブランドによって異なります。

空港や銀行などで海外ATMを見つけたら、上記のマークがあるかどうか確認してください。なお、海外キャッシングの返済方法は1回払いのみとなります。

キャッシング利用上の注意点

ルミネカードのキャッシングには、以下の注意点があります。

注意点

• 暗証番号が必要
• 20歳未満の人はキャッシングを利用できない
• 返済を遅延すると遅延損害金が発生する
• 自動振替手続きをしていないと、キャッシングできない場合がある
• 本人情報（名前や住所、電話番号、お勤め先）に変更があったとき、連絡が遅れるとキャッシング一時停止の場合がある

ATMよりキャッシングするときに必要なのが暗証番号です。暗証番号を忘れてしまうとキャッシングできなくなるため、事前に記憶しておいてください。

暗証番号が分からなくなったときは、以下の方法でお問い合わせします。

お問い合わせ後、登録住所に暗証番号通知書が届きますので確認してください。

まとめ

繰り返しますが、現状としては新規でルミネカードにキャッシング枠をつけることはできません。

そのため、今から新たにキャッシングしたいと考えるなら、TypeⅡカードを作成するか、そもそもルミネカード以外でキャッシングするしかありません。

すでにキャッシング枠がついている人は、付与されている限度額の範囲内でお借入ができますので、詳しい条件は会員ページで確認しておいてください。

マネット編集担当／キャッシングガイド

奥山 裕基

キャッシング同様に、現金を借りるもう一つの方法にカードローンがあります。消費者金融系のサービスであれば最短即日で借入までできる場合もあるため、緊急で必要な人も活用できます。金利は年18.0%程度とキャッシングと同程度なので、計画的に利用しましょう。