「人生の三大支出」と「貯蓄ノススメ」

本コンテンツには、紹介している商品・商材の広告(リンク)を含む場合があります。 これらの広告を経由して読者が企業ホームページを訪れ、成約が発生すると弊社に対して企業から紹介報酬が支払われるという収益モデルです。 ただし、特定の商品を根拠なくPRするものではなく、当編集部の調査/ユーザーへの口コミ収集などに基づき、公平性を担保した情報提供を行っています。
>提携企業一覧
「人生の三大支出」と「貯蓄ノススメ」
この記事を執筆した専門家

ファイナンシャルプランナー

福嶋淳裕

証券アナリスト(CMA®)ファイナンシャル プランナー(CFP®・1級FP技能士)1級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
大学卒業後、法人顧客向けIT企業に入社。営業、マーケティングに従事したのち、内部統制企画(J-SOX導入)、経理企画(IFRS適用検討)を経て、企業年金基金に出向(7年間、事務長として従事)。趣味と実益を兼ねた投資・投機の経験豊富。
>公式ウェブサイト

この記事の目次

人生の3大支出

  • 子どもの教育費(教育資金)
  • 住宅の購入費(住宅取得資金)
  • 老後の生活費(老後資金)

この三つを、「人生の3大支出」または「人生の3大費用」といいます。

2017年、「人生100年時代」というフレーズが日本社会に急速に定着しました。現代日本は、健康状態や認知能力にかかわらず、何歳まで生きることになるかわからない社会です。自助努力による「老後資金」の準備は、今後ますます、特に若い方ほど重要になります。

他方、家族観の変化や、働き方・ライフコースの多様化に伴い、「教育資金」「住宅取得資金」が不要な方は今後増えていくかもしれません。

しかしながら、今は具体的な予定がなくとも、将来それらの資金が必要になるだろうと仮定して準備を始めておくに越したことはありません。ある程度準備できていれば、マイホームを取得する際の住宅ローンを減らせますし、住宅ローン以外の借金とは無縁の人生を送ることができます。

もし、準備した「教育資金」「住宅取得資金」が結果として不要になったとしても、「老後資金」に転用できますので無駄にはなりません。

以下は目安の額です。

教育資金

  • 子ども一人あたり1,094万円

小・中・高は公立、幼稚園と大学(4年)は私立を想定し、文部科学省の資料(※1※2)をもとに筆者が試算(各種の手当てや就学支援金、給付型の奨学金などは考慮せず)。

住宅取得資金

  • 建売住宅3,442万円
  • 土地付注文住宅4,113万円
  • マンション4,437万円

引用元:住宅金融支援機構

老後資金

  • 夫婦で月額27万円

高齢夫婦無職世帯を想定し、総務省の資料をもとに筆者が試算(税・社会保険料を含む)。

仮に40年(60歳から100歳まで)なら、夫婦で総額1億2,960万円(一定程度は国の年金で賄える)。

将来お金で苦労しないために今すぐ始めるべき対策

借金(クレジットカードのリボ払いやキャッシング、銀行や消費者金融のカードローン、自動車ローン、奨学金など)がある場合

  1. ① 借金の早期(繰り上げ)完済
  2. ② 一定程度の「貯蓄」実現
  3. ③ 合理的な「投資」の開始

この優先順位で取り組んでいきましょう。

借金がない場合

「貯蓄」グセを身につけ、そのあと合理的な「投資」を併用しましょう。

借金の早期完済も、貯蓄や投資も、結局のところはキャッシュフロー(収入-支出)を改善しない限り進みません。次の「貯蓄ノススメ」をご参考に、一念発起されてはいかがでしょうか。

貯蓄ノススメ

  • 収入-支出=貯蓄

「余ったら貯蓄する」。これはダメです。なかなか貯まりません。

  • 収入-貯蓄=支出

「まず貯蓄してから、残りで生活する」。これがオススメです。

貯蓄グセを身につけるためのヒントを三つ挙げます。同時に始めてください。決意、決心が大事です!

(1) 貯蓄目標を立て、その実現を目指そう

いつまでにいくら貯めるか、目標を立てます。「1年で○万円貯める。3年後には○万円にする」といった目標です。

もし、「○歳で結婚したいから(子どもを作りたいから、マイホームを持ちたいから)、それまでに○万円貯める」など、希望するライフイベントと関連づけた目標であれば、貯蓄へのモチベーションはさらに高まります。

給与振込口座などの生活資金口座とは別の口座に積み立てる、あるいは勤務先の財形貯蓄などを利用するのがよいでしょう。

(2) 「いざ」に備えるお金を準備しよう

入院や休職、失業、被災など、不運な出来事は誰にでも起こりえます。このような場面でも借金せずにすむよう、いざというときに備えるお金を準備します。

生活費の半年分を当面の目標としたいところです。これも生活資金口座とは別の口座に積み立てるのがよいでしょう。

(3) 日常の消費行動を分析し、無駄な支出を抑えよう

「収入」と「支出」の中身を把握してください。これらを把握できれば、「支出」を計画的に管理しやすくなり、併せて「貯蓄」を計画的に進めやすくなります。

ときどき出てくる欲しいモノ、やりたいコトに対しては、「自分の生活や仕事に本当に必要なモノ(コト)か? それとも衝動的な欲望か?」をよく考えてください。

「必要」と判断できなければ、いったん冷却期間を置きましょう。

「必要」と判断できても、「貯めてから買う(申込)」のが基本です。足りないからといって安易に借金してはいけません(リボ払いを含む)。

最後に、無駄な支出の抑制、効率的な支出の見直しについて、具体例をみていきましょう。

効率的な支出の見直し

無駄な支出を計画的に抑えられれば、その分、貯蓄を計画的に増やすことができます。以下、ご自身に該当するものを是非検討してください。

嗜好品(酒・炭酸飲料・コーヒー・茶・菓子・タバコなど)

仮に、嗜好品に毎日1,000円使っているとして、毎日500円に減らす(節約する)と決めれば、500円×30日=月15,000円、貯蓄目標を増やすことができます。

1年なら18万円、10年なら180万円、50年なら900万円!です。

日常の消費行動を変えることによる節約は慣れるまでのストレスを伴いますが、キャッシュフローの改善には極めて有効です(塵も積もれば山となる)。

併せて、ストレスフリーでキャッシュフローを改善できる固定費の削減に取り組みます。

借金の支払金利

金利の高い借金は、キャッシュフローを確実に痛めます。貯蓄の進捗をある程度犠牲にしても、早期完済を優先すべきです。

生命保険の保険料

過剰な生命保険(病気・けが・死亡)は解約しましょう。

損害保険の保険料

自動車保険はテレビCMを流さないネット損保が安価です。

携帯電話料金

まずは料金プランの変更を検討し、できれば格安SIM・格安スマホへの切り替えも検討しましょう。

電気料金

新電力への切り替えを検討してみてください。

その他(まとめ払い割引)

NHK受信料や各種保険料などは「まとめ払い割引(一括前払い)」を利用すべきです。

その他(会費や定期購入、サブスク)

年会費や月額費用がかかる各種サービス、定期購入契約、サブスクリプション、クレジットカードなどをすべて点検し、生活や仕事に本当に必要と判断できないものを解約します。

住宅ローン以外の「借金とは無縁な人生」への第一歩を踏み出してはいかがでしょうか。

おすすめの特集ページ

記事についてのお問い合わせ・ご相談

マネットカードローンでは、専門家の意見を取り入れながら、正確性に細心の注意を払って正しい情報の発信を追求し続けています。

万が一、内容に誤りがある場合、真摯に向き合って修正にあたっております。

また、ファイナンシャルプランナーへの相談も無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。(詳細は注意事項をご確認ください。)

> 記事についてのお問い合わせ
  • 1.本サイトの目的は、ローン商品等に関する適切な情報と選択の機会を提供することにあり、当社は、提携事業者とお客様との契約締結の代理、斡旋、仲介等の形態を問わず、提携事業者とお客様の間の契約にいかなる関与もするものではありません。
  • 2.本サイトに掲載される他の事業者の商品に関する情報の正確性には細心の注意を払っていますが、金利、手数料その他の商品に関するいかなる情報も保証するものではございません。ローン商品をご利用の際には、必ず商品を提供する事業者に直接お問い合わせの上、商品詳細をご自身でご確認下さい。
  • 3.当社及び当社アドバイザーでは、本サイトに掲載される商品やサービス等についてのご質問には回答致しかねますので、当該商品等を提供する事業者に直接お問い合わせ下さい。
  • 4.本サイトに関して、利用者と提携事業者、第三者との間で紛争やトラブルが発生した場合、当事者間で解決を図るものとし、当社は一切責任を負いません。
  • 5.編集方針、免責事項・知的財産権、ご利用いただく上での注意、プライバシーポリシーの各規程を必ずご確認の上、本サイトをご利用下さい。
  • 6.カードローンお申し込み時に保険証を提出する場合、保険者番号、被保険者記号・番号、通院歴、臓器提供意思確認欄に記載がある場合はマスキングしてお送りください。その他、バーコードなど個人情報にアクセス可能な情報についても隠したうえでご提出ください。
  • ※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用し、事業者(アコム/プロミス/アイフルなど)から委託を受け広告収益を得て運営しております。
この記事に関するキーワード
ページトップに戻る