リーウェイズ株式会社にインタビュー │ 不動産テックサービスGate.について

不動産投資×テクノロジーを掲げるLEEWAYS（リーウェイズ）株式会社。

同社の提供する「Gate.」では、膨大なデータベースとAIシステムを駆使し、不動産投資物件に係る利回りや賃料相場、空室率や将来に渡る物件価値の推移など、不動産投資に関する幅広い情報を分析することが可能となっています。

今回はそんなリーウェイズ株式会社に、Gate.の特徴やサービスに対する想い、今後の業界の動向などをお聞きしました。

不動産投資についてご検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

リーウェイズの基本情報

連絡先・コンタクト方法

巻口代表の経歴

社会人キャリアを巣鴨の新聞販売店で専売としてスタートしました。
２年の新聞配達生活のあと、国内不動産デベロッパーに入社し経理業務に従事しつつ、基幹システムをVBとOracleでスクラッチ構築し、システム開発の責任者を兼任。

その後、グローバルコンサルティングファーム、トーマツコンサルティング（現デトロイトトーマツコンサルティング）を経て、2005年リノベーション事業を展開するリズム株式会社設立に参画。

同社で専務取締役に就任しマーケティング、販売部隊のトップとして売上高110億円の企業に育てた後、2014年世界的に見ても透明性の低い日本の不動産マーケットに対し、不動産業界全体の効率化と高度化を実現すべく、IT不動産を事業の柱とするリーウェイズ株式会社の設立に至りました。

「Gate.」の特徴

人工知能を搭載した不動産業務システム「Gate.」

不動産価値分析AIクラウドサービスパッケージ「Gate.（ゲイト）」を提供しています。

Gate.では、2億件以上の不動産ビッグデータをAIで分析することで投資用不動産の将来にわたる収益性をシミュレートすることができます。

仲介業務の効率化・営業提案の説得力向上・融資審査の参考資料として多くの方にご利用頂いております。

査定・シミュレーション【Gate. Investment Planner】

Gate. Investment Planner

過去10年間で蓄積された2億件以上の物件データから、全期間利回り・賃料査定・物件価格査定・空室率の推移・賃料下落の推移・50年先まで分析したキャッシュフロー・LTVなどの詳細な不動産分析が可能です。

その他、各物件に合わせた、柔軟な投資条件の設定によるグラフィカルなレポートを出力し、不動産事業者様、金融機関様の不動産業務を飛躍的に効率化させ、高評価を受けております。

売買仲介業者の皆様が営業資料として活用されていたり、管理会社様は更新時の一括査定をなさったり、金融機関様を融資判断の参考にご利用頂いております。

ご導入後のアフターサポートもございますので、安心してご導入いただけます。

ワンクリック市場分析【Gate. Market Survey】

Gate. Market Survey

Gate. Market Surveyでは、膨大な時間がかかっていたエリア分析をワンクリックで実現します。不動産取引の中で、収集に時間がかかっていた、検索エリアの人口構成、世帯数、公共施設、商業施設などを瞬時に表示できます。

エリア調査レポートとして、仕入れ及び販売、提案の資料に。特に3年先までの施設の変化を知ることが出来る[建築未来図]は必見。

地図上で分かりやすく新たな建築・移転情報を把握する事ができます。ハザードマップ機能も追加され昨今の法改正にも対応できます。

不動産デベロッパーの皆様の企画時に、どの土地にどんな物件を建てればよいのかという情報収集にご使用いただいたり、賃貸仲介会社の皆様には営業資料として、また重要事項説明の際にご使用頂いております。

オフィス分析ツール【Gate. Office Market Survey】

オフィスナビ株式会社との共同開発により透明性の低かったオフィス市場の分析を可能にしました。
30万件以上のオフィス物件データから、駅を指定するだけで周辺の町丁目ごとの賃料相場や募集物件情報を表示。
業種構成、就業者人口、周辺施設など、オフィスマーケットの需給に関わる情報をグラフィカルに表示。市場調査レポートとして仕入れ、販売、提案時の説明資料として活用頂けます。

Gate. Office Market Survey

不動産テックコンサルティング

不動産ビジネスにおけるテクノロジー活用において、IT戦略・企画構想からデジタル、アナリティクス、PoC、ビジネスアプリケーション導入などIT技術に関する多様なサービスをご提供しています。

不動産テックを活用した業務改革、先端のAI技術活用したビジネス構築、運用支援の提供まで、クライアントの課題解決のパートナーとして、豊富な実績を生かしたコンサルティングおよび専門サービスを提供します。

金融機関様や不動産事業者様の中でも、「自社独自のサービスに Gate. をカスタマイズしたい」というニーズのある会社様にご利用頂いております。

レインズ掲載物件の収益性も分析できる

例えば、レインズは不動産事業者同士が販売情報を共有するためのシステムで、指定流通機構が運営していますが、この条件で売りたいですという情報が乗っているだけの募集リストなので、果たしてその価格が妥当かどうか、どのようなリスクとチャンスがある不動産なのかという分析ができるものではありません。

弊社の「Gate.」は不動産がどのような収益をうむか、周りの環境がどうなっているかというものを分析するサービスであり、レインズでは行えない分析までを補うシステムとなっています。

Gate.の実績

不動産事業者様は140社以上、金融機関様10社以上でサービスを導入いただいております。

導入企業様は少数精鋭の会社様から大企業様まで様々です。

Gate.の開発にあたり苦労されたエピソード

AIの開発にはビッグデータが何よりも重要になるため、会社設立前の2008年より独自にシステムを構築しデータ収集を続けてきました。

「Gate.」のサービスが完成したのが会社設立3年後の2017年7月だったので、それまでひたすらデータを集め続けたという点が一点です。

優秀なエンジニアを確保するためにVCや金融機関などからも出資を受け、設立7年であるにもかかわらず、資金調達を8回おこない、累計8億円のエクイティを確保した点が2点目の苦労ポイントです。

不動産テックのノウハウをYouTubeにて解説

不動産テックが盛り上がりを見せる中、不動産事業者、金融機関は各社どのようなテックの活用可能性があるかを模索している状態です。国内外の先進テック事例などを元に、YouTubeで不動産テックの未来を解説する「不動産テックの学校Gate.School」を開校しました。

不動産のプロフェッショナルから個人投資家まで幅広い方を対象に不動産テックとは、テクノロジー＆ビジネスモデルの最新情報、海外マーケットの事例を解説しています。

リーウェイズ社内の雰囲気

社内の雰囲気は、アットホームの一言につきます。
部門間の垣根も低く、仕事を一緒にする上で社員同士のコミュニケーションを大切にしている会社です。

社長との距離も近く、YouTubeに【番外編 オフィスで美味しいペペロンチーノを作る！】の動画があるように、社内にあるキッチンでランチを作ったりなんかもしています。

今後の不動産業界の動向

世界2位の不動産投資市場を持つ日本ですが、投資家人口は約2.5％と少なく、「投資は怖い」「信用ができない」などを理由として不動産投資のハードルが高くなっている現状があります。

一方で誰でも扱うことのできる不動産テックの登場により、「家賃がどのように下がっていくのか」「空室率はどのくらいを想定すべきなのか」「賃料低下や空室率を考慮した投資採算はどうなりそうか」など、投資家の方も不動産業者と同等の分析を行うことができる時代が来ています。

これまで中身の分からないレモン市場であった不動産市場の透明化が進み、信用度の高い業界になればかつての中古車市場のように、不動産投資の市場は何倍にも拡大すると信じています。

会社として大切にしていること

クラウドサービスはスピードが命であるため、

「Fast」「Quick」「Rapid」

を行動指針として活動しています。

またエンジニアとセールススタッフの情報連携により、良いサービスが実現するという思いから、会社全体で連携できる組織づくりを心がけています。

これからご利用を考えている方へ

不動産の分析は高度な能力を要求され、ベテランと新人の能力差が激しい業務とされていますが、AIを活用することで誰でもが同じレベルでの分析ができるようになります。

不動産事業者の本来の業務は「顧客や取引先との関係構築」であるはずなので、AIにできることはAIに任せて、人間が本来やるべき業務に時間を避けるようになるというのが、AIサービスを導入いただきたい理由となります。

特に今は不動産事業者よりも顧客の方がAIに慣れ親しんでいる環境になってきている中、自社の生き残りのためにAIサービスを活用することは有効な一手と理解しています。

変化の激しい市場分析に苦戦している不動産業者様、個別で不動産投資を検討されている投資家様などは、ぜひお気軽にご相談ください。