プロミスVISAカードの審査基準は?メリット・デメリットも解説
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ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。公式ページ:「ファイナンシャルプランナー村上敬」
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
FP資格を有し、カードローン・消費者金融および貸金業に関する豊富な知識を持つ編集者。関連法規(貸金業法・金融商品取引法等)の理解を深めつつ、多数のローン経験者へのインタビューや金融機関勤務経験者へのヒアリングをもとにリアルな情報収集を怠らず、自身も当サイトにおいて1,000本を超える記事を執筆。生活に欠かせない「お金」だからこそ最適な意思決定を支援したいという理念のもとに情報発信を行っている。
プロミスVISAカードは、カードローン機能とクレジットカード機能が一体化したカードです。
プロミスと三井住友カードそれぞれの審査に通る必要があり、明確な審査基準が公開されていないため、「審査に通るのは難しいのでは」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではプロミスVISAカードの審査で見られるポイントや申込から契約までの流れを紹介します。他にも、プロミスVISAカードならではの特徴を解説しますので、これから申込を検討している人はぜひ参考にしてください。
プロミスVISAカードの審査は2回実施される
プロミスと三井住友カードの審査は同時におこなわれるのではなく、「プロミス⇒三井住友カード」の順番でおこなわれます。
そのため、たとえプロミスの審査を通過しても、三井住友カードの審査に落ちてしまうプロミスVISAカードは利用できません。その場合は、プロミスのみが利用できる状態になります。
まずは申込前に「プロミスの申込条件」と「三井住友カードの審査で重視される点」を押さえましょう。
プロミスの申込条件
プロミスの審査基準は公表されていないため、プロミスVISAカードに申込する前に、以下の要素を満たしているかどうかを確かめてから検討しましょう。
- 18~74歳
- 高校生は不可
- 安定した収入がある
- 主婦・学生でもアルバイト・パートなど安定した収入がある
- 収入が年金のみの場合は不可
プロミスは最短3分で審査が完了するため、大きな問題がなければその日のうちに三井住友カードの審査に移行できます。
審査が不安な方は、「お借入れ診断」で借入可能か確認できるため、試してみましょう。
三井住友カードの審査で重視される点
プロミスの審査に通過した場合は、三井住友カードの申込条件も自動的に満たされたと判断されます。クレジットカードの審査で重視されるポイントを押さえましょう。
一般的なクレジットカードの審査基準は、以下のとおりです。
一般的なクレジットカードの審査基準 |
- 安定した収入
- 信用情報
- 本人の属性
- 他社からの借入状況
上記の要素は、他のローン審査でも重視される項目となるため、各社の定める基準を満たせないと審査落ちにつながる可能性が高くなります。
プロミスVISAカードの審査で重要視される項目を解説
プロミスVISAカードの正確な審査基準は公表されていないため、必ず契約ができるとは限りません。
ただし、クレジットカードやローンの審査ではある程度、見られるポイントを想定することができます。
ローンとクレジットカードは、大きく以下の5つの要素を審査で確認するため、申込前に自分がどんな状態にあるか確認してみましょう。
ローンやクレジットカードの審査で確認される要素 |
- 収入が安定しているか
- 信用情報に問題がないか
- 他社からの借入が多いか
- 申込内容に不備がないか
収入が安定しているか
安定した収入があることは、すべてのクレジットカード会社や消費者金融の商品で申込条件として明記されています。
収入が安定していないと、返済能力がないと判断されてしまい、審査に通る可能性は低くなります。
安定した収入とは、「継続的に収入があるか」という意味で、返済能力は「借入した金額を毎月決められた期日までに返済する力」という意味です。
返済能力が少ない場合、毎月の支払いができなくなる可能性が高くなるため、金融機関はサービス契約をしないと考えられるでしょう。
したがって、安定した収入があれば返済能力があると判断されやすくなるのです。
安定した収入があると判断されやすくなる事例 |
- 毎月の収入が大きく変動しない
- 勤続年数が長い
- 雇用形態が正社員である
- 公務員である
上記は、返済能力が高いと判断される例です。雇用形態が正社員以外で勤続年数が短い人であっても、返済能力を認められる可能性は十分にあるため、基準のひとつとして押さえておきましょう。
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奥山 裕基
安定した収入の基準は、サービスの希望利用額によっても変動します。たとえば、利用限度額が100万円を超える場合と10万円以下では、難易度は大きく異なります。ご自身が利用したい金額と照らし合わせて申込することも重要です。
信用情報に問題がないか
クレジットカード会社や消費者金融は、審査の際に信用情報機関に照会し、信用情報に問題がないか確認します。
信用情報とは、個人の信用力を評価するための情報で、過去の金融機関との取引履歴が登録されています。
審査落ちにつながる信用情報に問題がある状態は、以下のようなケースがあげられます。
信用情報に問題があるケース |
- 支払いを延滞した
- 自己破産や任意整理などの債務整理をおこなった
- 他社からの借入が多い
- 短期間で複数のクレジットカードに申込んでいる
上記の情報は信用情報機関に記録されており、クレジットカード会社や消費者金融は、審査の際に参考にしています。
他社からの借入が多いか
すでに複数社とローン契約を結んでいたり、1社でも多額の借入金があったりすると、返済能力が不安定であると見なされ、審査に通らない可能性が高まります。
たとえば、銀行を除く貸金業者では、賃金業法に基づく「総量規制」という法律に基づき貸付をおこないます。
総量規制とは、貸金業者が消費者に対して過剰な貸付をすることを防ぎ、消費者が貸金業者から借入できる金額の条件を3分の1までに制限するという決まりです。
たとえば、年収150万円の人は50万円以上借入することはできません。
総量規制は1つの借入先だけではなく、すべての借入先からの合計額に適用されるため、注意が必要です。
申込内容に不備がないか
必要書類が足りなかったり、情報に誤りがあったりすると、審査にかかる時間が長くなるだけでなく、審査に落ちる原因になり得るため、慎重に申込しましょう。
さらに、勤務先や年収などの情報で虚偽申告をおこなうと、審査に落ちるだけではなく、信用情報に悪影響が出たり、悪質な場合は法的措置がとられたりする場合もあります。
嘘の申告は非常にリスクが高いため、正しい内容を申告しましょう。
プロミスVISAカードの審査に落ちしたら信用情報の確認をすると良い
プロミスVISAカードの審査に落ちてしまったら、先述した審査落ちの原因に当てはまっている可能性が高いといえます。
そのため、まずは信用情報機関に開示請求をおこない、自分の信用情報を確認してみましょう。
信用情報機関とは、以下のような、個人や企業の信用情報を収集・管理・提供する機関のことです。
信用情報機関 | 所属する金融機関 |
---|---|
CIC(株式会社シー・アイ・シー) | ・流通系クレジット会社・銀行系クレジット会社 ・家電メーカー系クレジット会社 ・自動車メーカー系クレジット会社 ・リース会 ・保険会社 ・保証会社 ・銀行 ・消費者金融会社 など |
JICC(株式会社日本信用情報機構) | ・消費者金融会社 ・流通系、銀行系、メーカー系クレジット会社 ・信販会社 ・金融機関 ・保証会社 ・リース会社など |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | ・銀行 ・信用金庫 ・信用組合 ・農業協同組合 など |
自分の信用情報の確認方法は各機関によって異なりますが、手数料1,000円ほどで、ネットや郵送で開示報告書が受け取れます。
実際に開示をした場合の例
以下の画像は、実際に開示請求をした際に届く信用情報です。赤枠で囲われているように異動情報が登録されていると、審査に通過するのが難しくなります。
信用情報を確認したあとの対処法
信用情報を確認したあとは、以下の3つの対処法があります。
信用情報を確認した後の対処法 |
- 信用情報を改善する
- 6カ月後に再申込する
- 他社カードに申込する
信用情報を改善する
信用情報を確認した結果、過去の延滞など問題があった場合は、その状況を改善する必要があります。
信用情報の改善方法は、以下のとおりです。
信用情報の改善方法 |
- 安定した収入を得る
- クレジットカードを定期的に利用してポジティブな利用実績を作る
- 登録された情報の保存期間が過ぎるのを待つ
信用情報に問題がある場合、短期間での改善が難しいケースが多くなります。そのような状態でなるべく早くお金が必要という場合は、お手持ちの不用品を売るか、または公的サービスの利用を検討しましょう。
6カ月後に再申込する
信用情報に問題がなかった場合でプロミスVISAカードを利用したい場合は、6カ月後に再申込してみましょう。
信用情報機関では、申込をした事実が少なくとも6か月間保存されます。そのため、最低でも6カ月、期間を空けて申込することで、審査に通る可能性があります。
他社カードに申込してみる
信用情報に問題がなかった場合、他社カードであれば審査に通る可能性はあります。
プロミスVISAカードの他に、クレジットカード機能とカードローン機能がついたカードは、以下の2つです。
- Tカード プラス(SMBCモビット next)
- ACマスターカード
項目 | プロミスVISAカード | Tカード プラス(SMBCモビット next) | ACマスターカード |
---|---|---|---|
申込条件 | 満18歳以上のプロミス会員の人(高校生は除く) | 満20歳以上のモビットカード会員の人 | 安定した収入と返済能力を有する人 当社基準を満たす人 |
年会費 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
発行日数 | 記載なし 最短3分で融資可能 |
最短4営業日 | 最短即日発行 最短20分融資 |
ポイント還元率 | Vポイント基本0.5%、特定店舗で最大7% | Tポイント基本0.5%、提携店で優遇ポイント | 利用金額から0.25%自動でキャッシュバック |
利用限度額 | 最大500万円 | 最大800万円 | 最大800万円 |
返済方法 | 残高スライド元利定額返済方式 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 | 定率リボルビング方式 |
実質年率 | 4.5%~17.8% | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0% |
無利息サービス | 借入日の翌日から30日間 | なし | 契約日の翌日から30日間 |
プロミスVISAカードの申込方法
審査基準や気を付けるべきポイントを押さえたら、実際の申込手順を確認しておきましょう。
24時間365日、Webやアプリから申込可能で、申込の流れは以下のとおりです。
- プロミスで借入の契約
- プロミスVISAカードの申込内容の入力
- プロミスVISAカードの入会審査・発行
- (審査結果は申込完了から最短20分で、メールか電話で連絡)
- 借入(インターネット振込なら最短10秒で指定口座に振込可能)
- 自宅にカードが到着(三井住友カード名で簡易書留郵便で届く)
審査時に申込内容が正しいか確認する手続きがあるため注意
審査時に書類提出と本人確認手続きがあるため、以下の書類を準備しておきましょう。
概要 | 詳細 |
---|---|
本人確認書類 | 運転免許証 経歴証明書 パスポート 健康保険証 マイナンバーカード 在留カード・特別永住者証明書 |
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奥山 裕基
審査の際は、申告された勤務先に本当に在籍しているかどうかを確かめる、「在籍確認」があります。プロミスVISAカードの審査では、原則電話での在籍確認はおこなっていませんが、審査内容によっては勤務先への電話確認がおこなわれる場合もあります。本人の同意を得ずに電話されることはありませんが、電話確認が必要になった場合はスムーズに審査に通るよう、本社の電話番号ではなく直通電話で申込むのがおすすめです。
プロミスVISAカードの概要
プロミスVISAカードの概要は、以下のとおりです。
概要 | 詳細 |
---|---|
買い物利用 | カード利用枠(カードショッピング):0~100万円 リボ払い/分割払い利用枠:0~100万円 |
国際ブランド | Visa |
返済日 | 15日締め翌月10日払い 月末締め翌月26日払い |
支払方法 | 1回払い 2回払い ボーナス一括払い リボ払い 分割払い |
電子マネー | 三井住友カードiD Apple Pay Google Pay™ 三井住友カードWAON PiTaPaカード |
保険 | 最高2,000万円の海外旅行傷害保険 (事前に旅費などを当該カードでクレジット決済することが前提) |
借入利用 | 用限度額 :500万円まで 適用金利 :4.5%~17.8%(実質年率) 遅延利率 :20.0%(実質年率) 返済方式 :残高スライド元利定額返済方式 返済期日 :5/15/25/末日から選べる 返済期間 :最終借入後原則最長6年9カ月、1~80回 資金使途 :生活費のみ(個人事業主は事業費も可能) 担保/保証人:不用 |
プロミスVisaカード
借入・買い物のどちらでもVポイント獲得可能!
24時間どこでも申込ができるのでお急ぎの場合でも安心
プロミスVISAカードのメリット
プロミスVISAカードは、プロミスと三井住友カードのメリットが合わさった特徴を持ちます。
プロミスVISAカードのメリット |
- 最短3分で融資可能
- 30日間無利息サービスがある
- Vポイントが貯まる
- ナンバーレスカードなので安心して使える
- 24時間年中無休のサポート体制
最短3分で融資可能
プロミスVISAカードは、最短3分での融資が可能です。ただし、申込時間や審査状況によっては時間がかかることもあります。
急ぎの場合は申込完了後、フリーコール(0120-24-0365)に電話するのがおすすめです。
30日間無利息サービスがある
プロミスVISAカードは、初回借入の翌日から30日間無利息で利用できます。
ただし、以下のような利用条件があるため注意しましょう。
プロミスVISAカードの利用条件 |
- プロミスをはじめて利用する人
- 無利息サービスに申込み、メールアドレスを登録
- Web明細を利用する人
無利息期間中に返済期日が到来した場合は、借入残高に応じた金額の返済が必要です。
Vポイントが貯まる
プロミスVISAカードは、借入・買い物どちらでもVポイントが貯まります。貯まったポイントは、景品やマイル、ギフトカード、他社ポイントに移行も可能です。
通常、利用金額200円(税込)につき、1ポイント貯まります。さらに、対象のコンビニ・飲食店を利用すると、最大7%還元されます。
- カード現物のVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済で支払うと、5%ポイント還元
- スマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済で支払うと、さらに2%上乗せ
対象店舗一覧(一部) |
- セイコーマート
- セブン-イレブン
- ポプラ
- ミニストップ
- ローソン
- マクドナルド
- モスバーガー
- サイゼリヤ
- ガスト
ナンバーレスカードなので安心して使える
プロミスVISAカードは、表面にクレジットカード番号や有効期限、名前が記載されていないため、第三者にカード情報を知られるリスクが少ないというメリットがあります。
カード番号や有効期限などのカード情報は、Vpassアプリをダウンロードして確認できます。
24時間年中無休のサポート体制
プロミスVISAカードは、国内・海外ともに、紛失や盗難に合った場合でも、24時間年中無休で対応してくれるサポート体制があります。
万が一、トラブルがあった場合もすぐに対応してもらえるため安心です。
プロミスVISAカードのデメリット
プロミスVISAカードは複合的なサービスであるため、他のローンやクレジットカードにはないデメリットが存在します。
プロミスVISAカードのデメリット |
- 審査に時間がかかり即日発行できない
- カードローンとクレジットカードの返済日が異なる
審査に時間がかかり即日発行できない
プロミスVISAカードは、プロミスと三井住友カード2つの審査が必要なため時間がかかりますが、具体的な時間は明記されていないため、数日程度の時間がかかってしまう可能性があります。
そのため、カードを即日発行することはできないため、すぐに利用したい人は注意しましょう。
即日発行可能なクレジットカードを利用したい場合はACマスターカード
クレジットカードを即日発行したい場合は、ACマスターカードを検討してください。ACマスターカードは、アコムが提供しているクレジットカードであるため、キャッシングに特徴を持つクレジットカードです。
最短20分で審査が完了して、アコムの店舗に行けばその場で発行できるため、キャッシングに特徴を持つクレジットカードが必要な人に向いているでしょう。
ACマスターカード
最短即日発行が可能なクレジットカード!
土日祝日も最短即日でカード発行可能。これ1枚で国内・海外・ネットで使えて、簡単・便利。しかも年会費0円!パート・アルバイトの方でも一定の収入があればOK。
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
カードローンとクレジットカードの返済日が異なる
プロミスVISAカードは、以下のとおりカードローンとクレジットカードの返済日が異なります。
- カードローンの返済日:5日・15日・25日・末日から選択
- クレジットカードの返済日:15日締め翌月10日払い・月末締め翌月26日払いから選択
そのため、カードローンとクレジットカードをどちらも利用する場合は、各支払日で残高不足にならないよう注意が必要です。
まとめ
プロミスVISAカードは、プロミスのカードローン機能と三井住友カードのクレジット機能を兼ね備えた便利なカードです。
最短3分で融資可能で、30日間無利息サービスやVポイント還元などのメリットがある一方で、2段階の審査が必要なため、即日発行できないデメリットもあります。急ぎでカードが必要な場合は、即日発行可能な他のカードも検討してみましょう。
審査基準は、安定した収入や良好な信用情報など一般的なものですが、プロミスと三井住友カード両方の基準を満たす必要があります。
審査に落ちた場合は信用情報を確認し、信用情報の改善や再申込を検討しましょう。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
プロミスVISAカードでキャッシングを予定している人は、審査を受ける前に返済シミュレーションを受けましょう。返済シミュレーションでは月々の返済金額や支払い回数を把握することができるからです。シミュレーションをして、完済までにかかる期間と支払い額を正確に把握しましょう。