家計の緊急事態に備えるには|想定されるトラブルと災害対策

この記事を執筆した専門家

ファイナンシャルプランナー

大間 武

CFP(R)、1級ファイナンシャルプランニング技能士。
飲食業をはじめ多業種の財務経理、株式公開予定企業などの経理業務構築、ベンチャーキャピタル投資事業組合運営管理を経て、2002年ファイナンシャル・プランナーとして独立。2005年株式会社くらしと家計のサポートセンター、NPO法人マネー・スプラウト設立。「家計も企業の経理も同じ」という考えを基本に、「家計」「会計」「監査」の3領域を活用した家計相談、会計コンサル、監査関連業務、講師・講演、執筆など幅広く活動。
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この記事の目次

  1. どのような事案を想定したらよいか?
  2. 災害等の発生する危険性はどこから情報を得れば良いか
  3. 災害等の発生に備えて家庭や家計においてどのようなことができるか?
  4. まとめ

近年、毎年のように「何十年に一度」と言われる災害が日本各地で発生しています。地球規模では温暖化がさらに進んでおり、地球温暖化前に戻すには人類皆が行動し、相当の覚悟と時間、コストが必要となってきます。

また、2020年に世界中に蔓延した新型コロナウイルスについては、ウイルスの特徴をつかんだ感染しないための予防策や対処方法、ワクチン開発も進んでいますが、毎年発症するインフルエンザに比べるとまだまだ時間が必要のようです。

毎年のように大規模災害が発生していることがあたりまえになってくると「何十年に一度」という表現ではおかしくなり、

「毎年、どこかで災害が発生するかもしれない」

という考え方を前提にするとともに、今まで経験したことのない新たなウイルスや事件事故によってある日突然、

「日常生活が止まる、止めざるを得ない」
「大きく変化する、全く違う形になる」

ということも頭の片隅に留めつつ、その時の対応方法について考え、準備を行う、または基本的生活の方法を考え直すことが必要となってきました。

どのような事案を想定したらよいか?

何らかの災害について準備を行う場合には、ある一定の災害の事案を想定しないとそれに対応する具体的な対策が作れません。例えば以下のようなことが想定できると思います。

  • 大雨などによって道路が冠水し、自宅の床上まで浸水した
  • 台風・強風による飛来物や交通事故により自宅に車が突っ込んだことによって「窓ガラスが割れる」「外壁にぶつかり自宅内部まで破損した」
  • 地震によって自宅が全半壊した
  • 大雨や地震などによる土砂崩れが発生し、道路が寸断、自宅が全半壊した
  • 火山が噴火することによる降灰や噴石によって通信障害の発生、自動車等の破損
  • 新しいウイルスが蔓延し、仕事や生活などの日常活動が制限しないといけなくなった

上記は一部ではありますが、いろいろな事案が考えられます。また、誤解のないように申し上げておきますが恐怖をあおるつもりはありません。

災害等の発生する危険性はどこから情報を得れば良いか

洪水や土砂災害などのリスクに関する情報については、国土交通省が運営している
「ハザードマップポータルサイト」から事前に確認することができます。

すでに大雨の予報が出ている、洪水発生の可能性が高いなどリアルタイムに近い雨雲の情報を得るには、ヤフーなどのポータルサイトの気象情報やウェザーニューズ社の雨雲レーダーなどを活用いただくことで、雨雲の動きを見ることができます。この他、各市町村の防災無線などもありますので、事前にご確認いただくことをオススメします。

また、実態の解明がされていないウイルス等の蔓延による感染者の広がり方や感染することによる治療・隔離などについては公共放送を中心とした日々のニュース等から複数の情報を得ることをオススメします。

災害等の発生に備えて家庭や家計においてどのようなことができるか?

災害等が発生していない日頃から以下の点について確認や準備をしておくことをオススメします。

住宅周辺のチェック

自宅の周辺を確認し、強風で飛ばされてしまいそうなものがないかどうか

ある場合には出来れば日頃から外へは出さず自宅内へ収納するなど、保管方法を検討(ペットボトルでもガラスを突き破る威力になります)。

水害に備えて自宅周辺のゴミ拾いを行う

側溝にゴミが詰まることによる氾濫を防ぎます。

大雨が降って洪水となった場合、どこから自宅内に水が入ってくるのか?どこを塞げば浸水が防げるのか?を想定。水害に備えて土嚢などを用意し、自宅の浸水を防ぎましょう(ただし、通常の水の流れとは違う可能性を認識する)。

避難を行わなければならないことを想定して、公的機関指定の避難所や親戚・知人のところに避難できるかどうか、避難するにはどれだけの時間がかかるかなどを確認しておくことも重要です。

自宅内のチェック

  • 水害発生の可能性がある場合、下水(トイレ、風呂、キッチンなど)の逆流に備えて水嚢を用意する
  • 強風による被害を少なくし、けが人を出さないようにするために、窓ガラスが大きく破損しないよう、テープ等で補強する
  • ベランダや玄関ポーチなどに置いてあるものを片付ける(風で飛ばされないように)

ライフライン等

電気

停電に備えて懐中電灯などの照明、乾電池、充電電池、ラジオ、ソーラー発電機、手回し発電機などの準備。

ガス

災害が起きることが想定される場合にはガスの元栓は常に閉めておく。ガスが停止したときに備えてカセットコンロ等の準備も検討する。

水道

水道設備の破損や電気が止まることにより水道が止まる住宅(マンション、地下水を汲み上げている住宅など)は浴槽やバケツ等に水を用意しておく。日頃から浴槽に水をためておくスタイルにすることも検討。

食料・水・お湯

停電等によるライフライン停止に備えて、保存の効く食料の確保(缶詰など)、飲料水の用意(ミネラルウォーターやお茶)、赤ちゃんのいる方はお湯をどのように準備するかの検討(上記カセットコンロ等)。

複数の水筒・ポットなど保温ができる容器や断水し給水車による給水を受けることを想定して折り畳み式の給水タンク(1つあたりの大きさ・容量は10リットルが適当)を準備。

生活費の確保

災害発生やウイルス蔓延によって通常の生活行動が制限されると、働くことができず収入が無くなるまたは減少することが想定されます。これに備えて最低2~3ヶ月分の生活費を貯蓄として確保しておくことをオススメします。

住まい(住居)を考える

具体的には、生活の拠点となる「住まい」と「住まい方」について、住む場所の地形、住宅の形態(木造、鉄筋コンクリートなど)の事前確認、災害による被害を最小限にする設備の導入、住宅内の所有物についての考え方(あらゆる物を所有するのか、所有物は減らすのかなど)について、あらゆる災害を想定して準備を行う必要があります。

今後住宅購入をお考えの方、リフォームをお考えの方は災害発生に備えた住宅の購入や設備等の導入をご検討ください。

まとめ

災害発生時は日常の生活上では何でもないものが凶器になったり、意外な形で被害が発生することがあります。普段使っているものや使っている場所について「災害が発生したらどうなるか?」という視点で常に見ていただき、もしもの時に被害・損害が最小限に済むように事前の対策を行ってください。

上記の内容はほんの一部にすぎませんが、みなさんの生活に少しでもお役に立てれば幸いです。

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