ファミマTカードの代金が払えない場合の滞納リスクと適切な対処法

大手コンビニエンスストアのFamilyMartで入会できる、ファミマTカード。

多くの人が日常的に利用するクレジットカードの1つですが、使いすぎると支払いを滞納してしまう可能性があります。

万が一、ファミマTカードの利用代金が払えなかったらどうなってしまうのか、滞納するリスクを確認していきましょう。

ポイント機能のみのタイプもありますが、この記事ではスタンダードな「クレジット機能付きファミマTカード」にフォーカスしていきましょう。

FamilyMartで作ることができるファミマTカードは、その名の通りTポイントカードとしての機能も備わっています。

JCB提携店で使えるのはもちろん、Tポイント加盟店であれば更にお得な買い物ができるカードです。

ポイントサービスだけでなく、所定の手続きを行えばTSUTAYAのレンタル機能をファミマTカードに付帯できます。

この1枚で会員確認から支払いまでを一貫できるため、カードケースにファミマTカードが入っていればいつでも気軽にTSUTAYAでレンタル可能です。

ファミマTカードには、クレジット機能だけでなく電子マネー「Tマネー」をチャージ・利用する機能が搭載されています。

「クレジット払いは大きな買い物だけで、普段は現金で支払いたい」といったニーズも、ファミマTカードなら一度に満たしてくれるでしょう。

ファミマTカードを利用して付与されるTポイント還元率は、FamilyMartでの月間支払額に応じて高くなっていきます。

ファミランクと呼ばれるステータスに応じ、以下のように還元率が変動するのです。

使った分だけお得に貯まるTポイントサービスや、電子マネーサービスなどからも分かる通り、ファミマTカードは利便性の高いクレジットカードと言えるでしょう。

※本記事は弊社メディアでの独自調査により作成しているため、該当のクレジットカード会社の見解を示すものではありません

ファミマTカードは、Tポイントが貯まりやすいお得なクレジットカードですが、月々の代金を滞納してはいけません。

支払方法は基本的に自動引き落としですが、残高不足で当日を迎えると滞納状態となってしまいます。

滞納は明確な違約行為なので、期日までに支払えなかった場合は、相応のリスクが発生すると認識しておきましょう。

クレジット代金を滞納すると、カードの利用停止だけでなく、登録した電話番号に督促の連絡が来ます。

督促の電話は支払が遅れている旨を通知して入金を促す内容ですが、無視だけは絶対にしてはいけません。

無断滞納は、カード会社からの信用を損ねる行為だからです。

音信不通のまま滞納を続けると、例え支払いに応じてもショッピング枠を減額されるなど、その後の契約内容に悪影響が出ます。
万が一対応できなかった場合も、必ず電話を掛けなおしましょう。

クレジット代金を長期間滞納し続けると、クレジットカードの強制解約と一括請求が行われます。これらは法的措置なので、決して拒否できません。

それでも滞納状態が解消されないと、最終的にはカード会社から訴訟を起こされ、財産の強制差し押さが執行されるリスクもあります。

クレジットカードの長期滞納行為は金融事故として記録され、信用情報がブラック化します。

信用情報がブラック化すると、事故情報が破棄されるまでの5年間はどんなローンも組めなくなるので注意してください。

※クレジットカードの滞納リスクはあくまで一般論であり、会社ごとに特徴や傾向は異なります。

クレジットカードの請求を無視し続けていると、カードの利用停止や信用情報のブラック化など、数多くのリスクが発生します。

「どうしても今月の支払いを滞納しそう…」そんな人は、すぐにカード会社へ電話して、担当者に事情を説明してください。

ファミマTカードのクレジット支払いに関するお問合せは、「ポケットカード株式会社 コールセンター（06-7670-3939）」です。

電話対応は「9:00～21:00（年中無休）」となっているので、時間帯を確認してから連絡するようにしましょう。

カード担当者に電話連絡すると、現在滞納している代金をいつまでに支払えるのかを確認されます。

ここで明確な期日を約束すれば、それ以降は再設定した返済日まで督促電話がかかってくることはありません。もちろん、約束した期日までに代金を支払う必要はあります。

基本的には支払いを先延ばしするだけですが、無断滞納はカード会社からの信用を大きく損ねる行為なので、必ず連絡しましょう。

仮に、請求日まで日数に余裕がある状況なら、支払い方法をリボ払いに変更することで滞納を回避できるかもしれません。

リボ払いとは、利用額に応じて決まる一定の金額を数ヶ月に渡って支払い続けるというシステムで、1ヶ月あたりの返済負担を減らせます。

「全くお金が無い訳ではないが、一括支払いは難しい…」そういった方は、一度担当者に支払い方法の変更を願い出てみましょう。

様々な商品・サービスに関する相談ができる国民生活センター（消費生活センター）では、消費生活全般に対する苦情・問い合わせに専門担当者が対応してくれます。

クレジット代金を払えない可能性がある人は、少しでも早く連絡して公正な立場からの適切なアドバイスを受けてください。

日本クレジットカウンセリング協会（通称：JCCO）は、消費者保護の観点から公正かつ中立的にカウンセリングをおこなっています。

債務関連の専門家が対応してくれる公共機関なので、お金のトラブルに関してはより具体的なアドバイスを期待できるでしょう。

最終的な手段のひとつになりますが、法律の専門家に相談するという選択肢も考えておいてください。

既に長期間滞納している場合、弁護士や司法書士に指導してもらいながら債務整理をすることで、返済問題を解決できます。

ただし、弁護士に依頼する場合は相談料を支払わなくてはなりません。

「まずは専門家の意見を聞いておきたい」「弁護士への依頼費用を捻出できない」といった状況の人は、無料相談できる法テラスに連絡してみてください。

場合によっては、足りない請求額分のお金を借りるという選択肢にも、目を向けてみてはいかがでしょうか。

具体的な方法としては、

✓知り合いから借りる
✓クレジットカードのキャッシング機能を使う
✓金融機関から借入する

といった選択肢があります。

監修者の言葉にもある通り、事情を説明すれば助けになってくれる可能性はありますし、解決できるならそれに越したことはないでしょう。

ただし、当然ながら借りたお金はしっかり返さなくてはなりません。相手が誰であっても、不誠実な対応はしないよう心掛けてください。

クレジットカードには、商品代金を立て替えるショッピング機能の他に、現金を借り入れするキャッシング機能があります。

メインの機能ではないため、利用可能額は少な目に設定されている場合が多いですが、今月のカード代金分であれば借入できる可能性は十分あるでしょう。

ただし、現在滞納しているクレジットカードだとキャッシング機能も停止しているので借入できません。

また、キャッシングの返済方法が一括のみとなっているクレジットカードもあり、その場合は来月の支払い負担が大きくなるので注意してください。