JAの教育ローンで審査落ちする5つの理由と今からできる打開策

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この記事に関するアドバイザ

貸金業務取扱主任者

手塚大輔

地方銀行に8年勤務し、住宅ローン・カードローン・フリーローンなど個人ローンの他、事業性融資・創業融資など幅広い業務を担当。貸金業務取扱主任者の資格を有する、100件あまりのフリーローン、住宅ローン数十件、その他に投資信託・個人年金・国債販売も取り扱った金融商品のプロ。

 この記事はこんな人向け 
  • JAの教育ローンで資金を工面したい
  • でも、ローン審査に落ちてしまった…
  • なぜ審査落ちしてしまったのか分からない…

大学や専門学校への進学を控えるお子さんのために、保護者の多くは「教育ローン」を使って学費を工面しようと考えるのではないでしょうか?

そんなときに選ばれているのが、身近なJAバンクが提供する教育ローンですが、中には審査落ちしてしまうケースもあります。

教育ローンの利用条件や申し込み方法、さらには審査落ちする原因についても確認していきましょう。

この記事の目次

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借入れについて誰にも知られたくない
審査に落ちないか不安

JAの教育ローンを使って学費を工面!

教育ローン
金利 固定金利型 or 変動金利型
※各JAによって異なるので、詳しくはお近くのJAまでお問い合わせください。
限度額 10万円以上1,000万円以内
貸付条件 借入時年齢:20歳以上
最終償還時年齢:71歳未満
前年税込年収:200万円以上
教育施設(「国の教育ローン」の対象校に準じます。ただし、外国の教育施設の場合は、JAから振込可能な場合に限定した取扱いとする)に就学予定または就学中の子弟を有する方
勤続年数:1年以上
返済方式 元利均等返済

貯金や投資信託、各種ローンなどを提供するJAバンクでは、どうしても学費を工面できない人に向けて「教育ローン」が利用できます。

高額な進学・進級費用の支払いに特化したサービスで、各JAによって金利に差はありますが、まとまったお金を数%程度の利率で借り入れ可能です。

100万円以上の学費でもローンを組めば納付できる

もちろん進学先によって学費に差はありますが、下記のように高額な費用が必要なことには変わりありません。

進学先 学費
国立大学 817,800円
公立大学 932,519円
私立大学 1,124,516円
▶参照先|文部科学省

上記のように100万円を超える高額な費用も、JAの教育ローンを組めば無理なく納付できます。

今現在まとまったお金がない保護者でも、子供の希望する進学先に入学させてあげられる、理想的なローンと言えるでしょう。

金利については店舗への問い合わせが必要

JAの教育ローンの金利は、JAの店舗によって異なります。そのため、金利がいくらとは一概に言えないのです。

どうしても、利用前に金利を知りたいという人は、近くのJAに直接問い合わせしてみましょう。下記のリンクから近くのJAを検索することができます。

JAバンク公式HP 店舗・ATMのご案内

JAの教育ローンを利用する方法

まとまった資金を調達できるJAの教育ローンですが、利用するには公式サイトからWEB申し込みするのが主流です。

WEB申し込み後は、下記のフローで手続きが進み、契約が完了すれば学校側に入金されます。

審査を通過しなければいけない

高額な学費を工面するのに心強い教育ローンですが、申し込み後におこなわれる審査を通過しなければ利用できません。

 審査とは?

審査とは、ローン申込者に「返済を続けられるだけの収入と意思」があることを調査する手続きです。
具体的には、収入状況や住居情報、過去に行ったお金関連の取引状況を確認されて判断が行われます。


JAバンクの保証会社である三菱UFJニコスから、返済面に問題があると判断されてしまうと、教育ローンを組むことができないのです。

JAの教育ローン審査には時間がかかる

先述した要素に関しては特に問題がないと思っていても、審査を通過できる可能性は100%ではありません。

JA側が貸し倒れのリスクを回避するために、ローン審査は時間をかけて行われるので、予想外に審査落ちしてしまう人は少なからずいます。

収入状況や信用情報に問題がなかったとしても、確実にJAの教育ローンを組める保証はどこにもないのです。

低金利な分だけ詳細な審査が行われる

JAの教育ローンはなぜそこまで詳細に審査するのか、その理由は「金利の低さ」にあります。JAの教育ローンでは、各営業所ごとに違いはあるものの、ほとんどの金利は5%以下です。

低金利なのは利用者にとって非常に魅力的なのですが、ローン会社側からすれば利益が少なくなってしまう要因にもなるので大きなデメリットになります。

リスク回避の視点から審査に時間がかかるのは必然なので、余裕をもって通過するには、以下のような条件を最低限満たしておかなければいけません。

審査通過の最低条件
安定した収入がある
2年以上同じ職場で勤めていなければ、収入状況に不安があるとみなされて審査落ちの可能性が高まります。
信用情報が無傷
審査では信用情報(クレジットカードなどの利用履歴など)を確認されますが、ここで滞納した記録などが見つかると確実に落とされます。

※上記はあくまでも最低条件です。全てを満たせていたとしても、審査落ちの可能性は否定できません。

JAバンクの教育ローンで審査落ちする5つの原因

毎年多くの方がJAの教育ローンに申し込んでいますが、ローン審査は毎月1回以上の返済を安定的に継続できる人でなくては通過できません。

JA側から詳細な基準は公表されていませんが、一般的には下記のような5つの原因が考えられるでしょう。

審査落ちする原因1|虚偽申し込み

ローンの審査は、申し込みフォームに記載する情報を基に行われます。

多少の入力ミスならば、修正を求められる程度で、すぐに審査落ちに結びつくわけではありません。しかし、明白に虚偽の申し込みだと判断できるような場合は、詐欺の可能性が高いと認定され、その段階で審査に落ちてしまいます。

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【注意】虚偽申告をしてはいけません

  • すでに退職した勤務先を申告する、存在しない架空の会社名を記載する、アリバイ会社や実際に在籍していない会社を記載するなど、事実ではない虚偽の申告は、のちに必ず発覚して不正とみなされます。審査に通過できないことはもちろん、発覚後に大きな問題となる可能性もあるため、絶対にしてはいけません。

審査落ちする原因2|安定していない収入

安定した収入は、返済能力を審査する上で非常に重要なポイントです。

収入の安定性

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返済能力(収入の安定性)の判断項目

  • 勤続期間
  • 雇用形態
  • 業種/職種
  • 会社規模
  • 年収金額

特筆すべきは勤続期間です。高収入を得ている人でも、転職して間もない状況では、安定性が低いと判断され、審査に落ちてしまう可能性があります。

審査落ちする原因3|多すぎる他社借入

ローンの審査は、融資を希望している人の銀行やカードローンからの借入状況も確認します。

借入件数や借入金額が多いと、返済能力が無い多重債務者であると判断され、審査に落ちるでしょう。

特に、年収に対して借入金額が多すぎたり、4社以上から同時にお金を借りていたりする場合、審査を通過することは難しいといえます。

審査落ちする原因4|複数社への同時申込

短期間の申込

借入件数以外にも、他社への申込件数も審査落ちする要因となります。

同時に何件申し込んだら審査に通過できない」という詳しい情報は公開されていませんが、1ヶ月以内で4社以上に同時に申し込んでいる人は、審査に落ちる可能性があります。

同時に何件も申し込んでいる人は、かなりお金に困っていると思われ、返済能力が疑わしいと判断されるからです。

審査落ちする原因5|過去5年間に生じた金融事故

JAの教育ローン審査では、以前に行われた金融取引も信用情報で確認されます。

「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。

出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構

信用情報内に大きなトラブルである「金融事故情報」があると、その時点で返済に対する態度に問題があると判断され、審査落ちは免れません。

特に、JAバンクの保証会社である三菱UFJニコスが審査を担当している他社カードローンやクレジットカードでトラブルがあった場合、審査通過は絶望的と言えるでしょう。

審査落ち直後は再申し込み不可

さらに注意しておかなければいけないのが、審査落ちしてしまうと一定期間は再申し込みできない点です。

学費の納金期日が迫っているからと言ってすぐに再申し込みしても、収入状況や信用情報は短期間で改善できるものではありません。

すぐに再申し込みしても、同じように否決されてしまう可能性があるでしょう。

Q.どれくらい待てば再申し込みできる?

貸金業務取扱主任者|手塚大輔

6ヶ月空けば問題ありません

信用情報には申込情報という情報が記録されており、審査の際に申込の情報が多ければ多いほど不利になります。

この情報が信用情報から消えるのは最後の申込から6ヶ月経過後です。

審査落ちの履歴が審査にマイナスになるのが嫌だという人は、最後の申込から6ヶ月以上経過すれば審査には影響がなくなります。なので、最低でも6ヶ月以上空けるようにしましょう。

闇雲に申し込むのは避けるべき

他の教育ローンを利用しようと考えても、JAバンクと同等のサービス内容だと同じ結果になってしまう可能性があるので、闇雲に申し込むのはおすすめできません。

現状で解決できる手段を確認し、支払い期日までに学費を工面できるように行動していきましょう。

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