ENEOSカードの請求額を払えないまま滞納するリスクと適切な解決法
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ファイナンシャルプランナー
AFP資格を保有するファイナンシャルプランナー。銀行・生命保険会社に計8年間勤務し、営業として資産運用相談を中心とした顧客窓口を担当。生命保険、損害保険、個人年金保険、預金商品、投資信託、債券などを取り扱った、金融商品のプロ。
- ✓ENEOSカードをいつも利用している
- ✓今月使い過ぎちゃって払えないかも…
- ✓クレジット代金を滞納するとどうなる?
ENEOSカードは、手持ちのお金がなくてもショッピングできる便利なクレジットカードです。
しかし、便利なだけに利用しすぎてしまうと、翌月の支払いが払えなくなってしまう人も少なくありません。
そこでこの記事では、クレジットカードの支払いを滞納してしまった際に生じるリスクと、請求額が払えないときの対処法を紹介します。
クレジットカードの支払いに困っている人は、ぜひ参考にしてください。
今日中・明日までに清算したい |
滞納について誰にも知られたくない |
審査に落ちないか不安 |
ENEOSカードの商品特徴をチェック!
ENEOSカードは、ガソリンスタンドのENEOSで知られているJXTGエネルギー株式会社が提供するクレジットカードです。
クレジットカードは下記の3種類が用意されており、利用者のライフスタイルにあわせた1枚を選べるようになっています。
年会費:本人会員/1,250円 (税抜き/初年度無料)
家族会員/無料
・キャッシュバックタイプ
・ガソリン/軽油が最大7円/ℓ引き
・灯油はいつでも1円/ℓ引き
■ENEOSカード P
年会費:本人会員/1,250円 (税抜き/初年度無料)
家族会員/無料
・ポイントタイプ
・ENEOSでカードを使えば最大3%ポイント還元
・1,000円利用する毎に30ポイント貯まる
・1,000ポイント⇒1,000円キャッシュバック
■ENEOSカード S
年会費:本人会員/1,250円 (税抜き/初年度無料)
家族会員/無料
※年1回のカード利用で年会費無料
・スタンダードタイプ
・いつでもガソリン/軽油2円/ℓ引き、灯油1円/ℓ引き
・カーメンテやショッピングで利用するとポイントが貯まる
支払い方法は、翌月に「一括払い」するのが一般的で、毎月5日に締切・翌月2日に指定口座から自動で引き落とされます。
特典1|ロードサービスが受けられる
ENEOSカードを持っていると、万が一の事故やトラブルが起きた時に、365日24時間対応してくれるロードサービスが受けられます。
※一部離島を除く
全国に9,500箇所もの出動拠点やネットワークがあるので、どんな場所でトラブルに見舞われても30分~1時間で駆けつけてくれるので安心です。
レッカー移動だけでなく、キー閉じ込み・タイヤパンク・ガス欠などでも、ENEOSロードサービスセンターに依頼すれば迅速に対応してくれます。
▶ENEOSロードサービスセンター:「0120-125-775」
特典2|メンテナンス料金の割引
最寄りにカーコンビニ倶楽部がある場合は、車のキズ・ヘコミを修理するときに5%割引きしてもらえます。
メンテナンスは、下記の公式サイト、もしくはカーコンビニ倶楽部お客さまセンターから簡単に申し込み可能です。
▶カーコンビニ倶楽部公式サイト:ENEOSカード会員特典ページ
▶カーコンビニ倶楽部お客さまセンター:「0120-012-055」
申し込み後、最寄りの店舗でメンテナンスサービスを受ける際に、ENEOSカードを提示すれば割引してもらえます。
特典3|レンタカー利用時に割引
家族や友人と旅行に行くときにも、ENEOSカードがあればレンタカー利用時に割引特典が受けられます。
全国に約800箇所あるオリックスレンタカーを利用するときに、ENEOSカードを提示することで10%割引の優待が受けられるのです。
※本記事は弊社メディアでの独自調査により作成しているため、該当のクレジットカード会社の見解を示すものではありません
クレジットカードの支払いを滞納し続けると…
魅力的な値引きサービスや、利用するほどポイントが貯まってお得なクレジットカードですが、月々の代金を滞納してはいけません。
支払方法は基本的に自動引き落としですが、当日残高不足になっていると滞納状態となってしまいます。
支払の遅れは重大な違約行為なので、相応のリスクが発生することを覚えておいてください。
リスク1|カードの利用停止・督促電話
請求額の支払いを滞納してしまうとカードが利用停止状態となり、申込時に登録した電話番号に督促の連絡があります。
電話連絡の内容は支払い日を過ぎている旨を通知して入金を促す程度の内容です。
しかし、無断滞納はカード会社からの信用を損ねる行為なので、絶対に電話を無視してはいけません。
音信不通のまま滞納し続けるとショッピング枠の減額など、その後の契約内容に悪影響が出るので、万が一対応できなかった場合も必ず掛けなおしてください。
リスク2|強制解約・一括請求 ⇒ 差し押さえの可能性も…
長期間に渡って滞納し続けると、利用していたクレジットカードを強制解約され、返済できなかった金額を一括請求されます。
一括請求は法的な措置なので、金欠で払えないからと言って拒否することはできません。
それでも支払いができないと、最終的にはカード会社から訴訟を起こされ、財産を強制的に差し押さえられるリスクもあります。
リスク3|金融事故による信用情報のブラック化
クレジットカードで長期滞納してしまった場合、金融事故情報として信用情報に一定期間記録されます。
出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。
信用情報に大きなダメージが残ると、事故情報が破棄されるまでの5~10年間はどんなローン審査も通過できなくなるので注意してください。
信用情報に異動情報が載ると(ブラック) |
- 住宅や車のローンが組めなくなる
- クレジットカード契約ができない
- カードローンでお金が借りられなくなる
- スマホの分割払いが不可になる
- 賃貸住宅の契約で保証会社を保証人にする場合に審査落ちする
- 事実が知られると職場や家庭などでも信用を失う
Q.信用情報がブラック化するのは滞納後何日目?
ファイナンシャルプランナー|若菜真実子
滞納後61日目です
クレジットカードの返済予定日から61日経っても返済しなかった場合、その情報がCICに登録されます。
長期滞納などの金融事故情報が登録されるということは、信用情報がブラック化するということです。
新たに借入したくても、一定期間は各種ローン審査には通らないと考えてください。
滞納時の対処法1|カード会社に連絡する
クレジットカードの請求を無視し続けていると、カードの利用停止や信用情報のブラック化など、数多くのリスクが発生します。
「どうしても今月の支払いを滞納しそう…」そんな人は、すぐにカード会社へ電話して、担当者に事情を説明してください。
ENEOSカードのお問合せ先は、カード裏面に記載されている電話番号をご確認ください。
Q.クレカ滞納時に取るべき行動とは?
ファイナンシャルプランナー|若菜真実子
クレジット会社に連絡しましょう
まずは、クレジット会社に連絡をとりましょう。督促の電話がきていれば、必ず対応してください。重要なのは「返済する意志があること」を知ってもらうことです。
先方に滞納している事情を話し、すぐに返済が難しい場合はどうしたらいいのか素直に相談してみてください。
ある程度の条件であれば交渉が可能なので、「返せないから…」と連絡を無視するのだけはやめましょう。信用を失い、最終的に裁判所に訴えられかねません。
支払い可能な期日を再設定してもらう
カード担当者に電話連絡すると、現在滞納している代金をいつまでに支払えるのか確認されます。
ここで明確な期日を約束すれば、再設定した返済日まで督促電話がかかってくることはありません。もちろん、約束した期日までに代金を支払う必要はあります。
基本的には支払いを先延ばしするだけですが、無断滞納はカード会社からの信用を大きく損ねる行為なので、必ず連絡しましょう。
請求日前なら支払い方法を変更できる
仮に、請求日まで日数に余裕がある状況なら、支払い方法をリボ払いに変更することで滞納を回避できるかもしれません。
リボ払いとは、利用額に応じて決まる一定の金額を数ヶ月に渡って支払い続けるというシステムで、1ヶ月辺りの返済負担を軽減できます。
「全くお金が無い訳ではないが、一括支払いは難しい…」そういった方は、一度担当者に支払い方法の変更を願い出てみましょう。
滞納時の対処法2|専門機関に相談する
すでにクレジット代金を滞納している人は、落ち着いて専門機関に相談してください。
公的機関や専門家であれば、今後行うべき正しい対処法を指導してくれるでしょう。
検討したい相談先 |
- 国民生活センター(消費生活センター)
- 日本クレジットカウンセリング協会
- 弁護士などの専門家
相談先1|国民生活センター(消費生活センター)
様々な商品・サービスに関する相談ができる国民生活センターや消費生活センターでは、消費生活全般に対する苦情・問い合わせに専門担当者が対応してくれます。
クレジットカード利用者で少しでも払えない可能性がある人は、1分1秒でも早く連絡して公正な立場からの適切なアドバイスを受けてください。
相談先2|日本クレジットカウンセリング協会
日本クレジットカウンセリング協会(通称:JCCO)は、消費者保護の観点から公正かつ中立的にカウンセリングをおこなっています。
債務関連の専門家が対応してくれる公共機関なので、お金のトラブルに関してはより具体的なアドバイスを期待できます。
相談先3|弁護士などの専門家
最終的な手段のひとつになりますが、法律の専門家に相談するという選択肢も考えておいてください。
既に長期間滞納している場合、弁護士や司法書士に指導してもらいながら債務整理をすることで、返済問題を解決できます。
ただし、弁護士に依頼する場合は相談料を支払わなくてはなりません。
「まずは専門家の意見を聞いておきたい」「弁護士への依頼費用を捻出できない」といった状況の人は、無料相談できる法テラスに連絡してみてください。
滞納時の対処法3|お金を借りる
場合によっては、足りない請求額分のお金を借りるという選択肢にも、目を向けてみてはいかがでしょうか。
具体的な方法としては、
- ・知り合いから借りる
- ・クレジットカードのキャッシング機能を使う
- ・金融機関から借入する
といった選択肢があります。
借入方法1|知り合いに頼む
まずは、ご両親や親せき、友人といった知り合いに相談してみてください。
もちろん、必ずしもお金を借りられるわけではありませんし、頼み方によっては人間関係が悪化するリスクもあります。
しかし、事情を説明すれば快く助けになってくれる可能性がありますし、この手段で解決できるならそれに越したことはないでしょう。
ただし、当然ながら借りたお金はしっかり返さなくてはなりません。相手が誰であっても、不誠実な対応はしないよう心掛けてください。
借入方法2|クレジットカードでキャッシングする
クレジットカードには、商品代金を立て替えるショッピング機能の他に、現金を借り入れするキャッシング機能があります。
メインの機能ではないため、利用可能額は少な目に設定されている傾向にありますが、今月のカード代金分であれば借入できる可能性は十分あるでしょう。
ただし、現在滞納しているクレジットカードだとキャッシング機能も停止しているので借入できません。
また、キャッシングの返済方法が一括のみとなっているクレジットカードもあり、その場合は来月の支払い負担が大きくなるので注意してください。
借入方法3|金融機関から借りる
手元のクレジットカードにキャッシング機能がついていないなら、金融機関に借入を申し込むという選択肢も検討してみてください。
もちろん、借りたお金には利息を上乗せして返さなくてはなりません。しかし、金融機関から借りたお金は、数ヶ月に分けて少しずつ返済していくのが基本です。
借入金額にもよりますが、この方法なら、来月以降の支払い負担が過度に大きくなる心配はないでしょう。
カードローンという選択肢
具体的な借入方法ですが、カードローンに目を向けてみてはいかがですか?
カードローンとは、どのような支払いもローン払い(分割・リボ払い)にできるカード商品です。
そのため、「クレジットカードの支払いに充てたい」といったニーズにも応えてくれます。
カードローンには、「ATMで現金を借りる」という使い方と、「指定した口座に入金してもらう」という使い方があります。
後者の場合、契約したカードローン会社の会員ページにログインし、スマホ上で入金依頼するだけです。
この機能は、入会審査に通過し契約手続きが完了したら、その時点で利用可能となります。
つまり、スマホ上で入会申し込みをして、そのまま「カード代金の支払い口座」に必要な金額を入金してもらうこともできるのです。
早ければ今日中に借入できる
例えば、審査が早いカードローンがおすすめです。
最短20分で審査結果がわかるカードローンを選べば、早ければ今日中にお金の問題を解決することもできます。
では、具体的にどういったカードローンがあるのか?おすすめは、以下の通りです。
プロミス
20~30代にオススメ!即日融資ならネット申し込みがおすすめ!
30日間"無利息期間"があり!カードレスでも可能だから郵送物なし!
アコム
来店不要で最短20分融資可!周りにバレずに内緒で借入れ可能!
三菱UFJフィナンシャル・グループだからサービスが充実!初めてなら「最大30日間金利0円」でコンビニ利用も可能!
アイフル
初めての利用なら最大30日間の利息ゼロ!
バレずに使いたい人ならアプリが充実している安心・信頼のアイフルで。
まとめ
ENEOSカードは、日常生活で頻繁に車を使う人にとって、非常に便利なクレジットカードです。
しかし、便利なだけに使いすぎてしまう人も多く、次月の支払いが払えないまま滞納してしまうケースも少なくありません。
滞納を防ぐには、払えないと感じたときにどうやって解決するかが重要なので、紹介した幾つかの方法を検討してみてください。
「今月は払えないかも…」と感じた時点で適切に対応し、滞納リスクの回避・解決に努めていきましょう。
Q.クレジットカードの危険な使い方とは?
ファイナンシャルプランナー|若菜真実子
リボ払いによる使い過ぎです
リボ払いの「毎月返済額が安い」という安心感から、クレジットカードを使いすぎてしまう人が多いです。
リボ払いにすると、結果的に返済額が増えます。リボ払いの返済内訳は、ほとんどが利息です。その結果、元本がなかなか減らないので返済が長期化します。
クレジットカードを使えば使うほど借金元本が増えますので、返済がどこまでも続く図式が出来上がります。借入生活にストップをかけたいと思ったら、まずはリボ払いをやめましょう。