ダイナースクラブカードの請求代金を滞納するリスクと適切な対処法
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- ✓ダイナースクラブカードを愛用している
- ✓先月、カード払いしすぎた...
- ✓万が一、滞納したらどうなるの?
誰でも持てるわけではない、持っているだけでもステータスと言われるダイナースクラブカード。
確かに高級感あふれ、使うこと自体が楽しみともいえるカードですが、それだけに払えない状況だけは避けたいですよね。
ワンランク上の大人が持つダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードの詳細 | |
国際ブランド | Diners Club |
年会費 | 2万2,000円 |
入会の目安 | 27歳以上 |
ダイナースクラブカードは、日本で最初に販売されたクレジットカードです。
当時はカード払いそのものが珍しく、手にすることができるのは限られた人だけでした。
しかし、昨今はいくらか手が出しやすいクレジットカードになっています。
特別な優待サービスが利用者をサポート
ダイナースクラブカードは富裕層向けの仕様となっており、年会費は2万2,000円かかりますが、様々なサービスが大人の日常生活と余暇を彩ります。
一般的なクレジットカードと違い、ダイナースクラブカードの限度額に一律の制限はありません。会員ごとに、利用状況や支払い実績などによって個別に設定されます。
✓空港ラウンジサービス
フライト前の待ち時間に、会員専用ラウンジでくつろげる無料サービスです。
✓豊富な優待サービス
レストラン特等席の予約代行サービス、高級ホテル宿泊優待、ゴルフのプライベートレッスン優待など、豊富な優待サービスを利用できます。
✓有効期限なしのポイントサービス
利用時に付与されるダイナースクラブりワードポイントには、有効期限がありません。
また、貯まったポイントは物品交換や航空会社のマイルへの変換、旅行商品の購入などに利用できます。
利用額に制限がないので大きな買い物がしやすい
ダイナースクラブカードで特筆すべきは、利用額に一律の制限がないことです。
一般的なクレジットカードはショッピング枠の範囲でしか利用できないため、あまり高額な買い物には向いていません。
その点、ダイナースクラブカードなら提携店であればどれだけ高額な買い物にも対応できます。
※本記事は弊社メディアでの独自調査により作成しているため、該当のクレジットカード会社の見解を示すものではありません.
支払いに遅れるリスクは無視できない
このクレジットカードを持つことは、確かに今でもステータスであり続けています。しかし、一律の利用制限がないために、金銭感覚のマヒや使い過ぎには十分な注意が必要です。
月々の支払いは基本的に自動引き落としで行われますが、残高不足で当日を迎えると滞納になります。
滞納は明確な違約行為なので、どうしても払えない場合は相応のリスクが生じることを理解しておいてください。
カードの利用停止と督促電話の発生
利用代金が払えないと、手もとのカードは利用停止処分となり登録した電話番号に担当者から督促が来ます。
電話内容は滞納している旨を通知して入金を促すだけですが、気まずいからと支払を怠ったまま音信不通になってはいけません。
無断滞納は、カード会社からの信用を損ねる行為だからです。
滞納したまま音信不通が続くと、例え支払ができたとしてもショッピング枠を減額されるなど、その後の契約内容に悪影響が出るので、万が一対応できなかった方も必ず掛けなおしましょう。
▶▶▶ダイナーズクラブカード・会員規約
強制解約・一括請求が行われる恐れも
あまりにも長期に渡って滞納が続くと、クレジットカードは強制解約となり一括請求が行われます。
これは法的措置であるため、こうなると担当者に掛け合ったところで拒否できません。
また、一括請求を無視し続けてしまうと、最終的には強制的な財産差し押さえが行われます。
もちろん、クレジットカードで購入した高価な代物も、差押え対象です。
信用情報のブラック化も深刻な問題
クレジットカードを長期滞納すると、利用状況が金融事故情報として記録され信用情報がブラック化します。つまり、社会的にも不名誉な事態に陥るわけです。
出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。
Q.信用情報が傷つくとどうなりますか?
ファイナンシャルプランナー|隅倉広樹
新しくカードを作ることができなくなります
信用情報とは、CICやJICCといった機関に登録されるそれぞれの滞納等の履歴です。クレジットカード会社や銀行は、ここと情報を共有してクレジットカード作成や審査の業務を行います。事故情報がここに乗ってしまったら、滞納を完済してから5~10年は各会社・銀行でローンを組めなかったり、携帯電話を一括購入しなければならなかったり、賃貸物件の家賃保証審査にも通らなくなったりします。日常生活で、不便が増える事になります。
滞納時の対処法1:カード会社に連絡
クレジットカードの滞納状態を放っておくと、最悪の場合で生活設計に悪い影響を及ぼすようなリスクがあります。
後悔しないためにも、居直って滞納し続けるのではなく、適切な対応を取るべきでしょう。
まずは、カード会社に電話をして担当者に事情を説明してください。
ダイナーズクラブカードの場合、専用ダイヤルは0120-099-477です。
支払い可能な期日を約束
担当者に電話すると、現在滞納している代金をいつまでに支払えるのかと質問されます。
ここで明確な日付を約束すれば、それ以降は当日まで督促電話がかかってくる可能性はほぼないでしょう。
もちろん、約束した期日までにはきちんと代金を入金する必要があります。基本的には支払いを先延ばしするだけですが、無断滞納はカード会社からの信用を損ねる行為なので、連絡はしておきましょう。
請求日前ならリボ払いへの変更も可能
もしも支払日を過ぎていないなら、支払方法を一括からリボ払いに変更することで、滞納を避けることができるかもしれません。
リボ払いとは、利用額に応じて決まる一定の金額を数ヶ月続けて支払う仕組みで、一ヶ月あたりの支払い負担を減らせます。
「今月は一括払いをするときつい」
このような方は、一度担当者に問い合わせて、支払い方法の変更を希望してみてください。ただし、請求日を過ぎている場合、支払い方法の変更ができない場合もあるので注意しましょう。
滞納時の対処法2:専門機関に相談
すでに代金の支払い期日を過ぎて滞納しているなら、適切な相手に相談しましょう。公的機関や専門家なら、正しい対応方法を指導してくれます。
検討したい相談先 |
- 国民生活センター(消費生活センター)
- 日本クレジットカウンセリング協会
- 弁護士などの専門家
相談先1|国民生活センター(消費生活センター)
国民生活センター(消費生活センター)は、消費生活全般に対する苦情・悩みに専門担当者が相談に乗ってくれる公共機関であり、国民生活の安定・向上を目的に、様々なサービスの悩み解決に一役買っています。
中立な立場から適切なアドバイスを無料でしてもらえるので、少しでも払えない可能性があるなら、滞納する前に相談してみましょう。
相談先2|日本クレジットカウンセリング協会
日本クレジットカウンセリング協会(通称:JCCO)は、消費者保護の観点から公正かつ中立的に助言・指導を行う公共機関です。
債務関連の専門家からアドバイスをもらえるので、お金の悩み関してはより相談しやすい相手と言えます。
相談先3|弁護士などの専門家
その他、法律の専門家に相談するという手段も検討してみましょう。
ただし、弁護士事務所に行くと相談料を支払うことがほとんどです。「一旦、専門家の意見が聞きたい」「弁護士に依頼するお金を用意できない」という方は、無料相談できる法テラスへの相談も検討してみてください。
滞納時の対処法3:お金を借りる
場合によっては、足りない支払額分のお金を借りるという方法も考えてみてはいかがでしょうか。
具体的な方法としては、
✓知り合いから借りる
✓クレジットカードのキャッシング機能を使う
✓金融機関から借入する
といったものがあります。
借入方法1|知り合いに頼む
まずは、ご両親や身内、友人といった知り合いにお願いすることを考えてみましょう。
もちろん、必ずお金を借りられるとは限りませんし、頼み方によっては人間関係が悪くなる可能性があります。
しかし、事情を説明すれば親身になって相談に乗ってくれる可能性がありますし、この手段で解決できるならそれに越したことはありません。
ただし、当然ながら借りたお金は返済しなくてはなりません。相手が誰であっても、不誠実な対応はしないように心がけてください。
借入方法2|クレジットカードでキャッシングする
クレジットカードには、商品代金を立て替えるショッピング機能の他に、現金を借りるキャッシング機能があります。
主要の機能ではないため、利用可能額は少なく設定されている場合がありますが、今月のカード請求分の金額なら用意できる可能性があります。
ただし、現在滞納しているクレジットカードはキャッシング機能も停止しているので利用できないでしょう。また、キャッシングの返済方法が一括のみとなっているクレジットカードもあり、その場合は来月の支払い負担が大きくなるでしょう。
借入方法3|金融機関から借りる
お手持ちのクレジットカードにキャッシング機能がついていない場合は、金融機関から借りるという手段も考えてみましょう。
もちろん、借りたお金には利息を足して返済する必要があります。しかし、金融機関から借りたお金は、数ヶ月に分けて少しずつ返済していくのが一般的です。
借入金額にもよりますが、来月以降の支払い負担が一気に増える心配はないでしょう。
具体的な借入方法ですが、カードローンに注目してみましょう。
カードローンとは、どのような支払いもローン払い(分割・リボ払い)にできる金融商品です。
そのため、「クレジットカードの支払いに充てたい」といったニーズにも対応できます。
Q.強制解約のリスクは大きいの?
ファイナンシャルプランナー|隅倉広樹
強制解約となれば手の打ちようがありません
滞納したままで督促を無視し続けていると、担当者はクレジットカードの規約に従ってカードの強制解約・高利な遅延損害金を加算した滞納金の一括請求の手続きに移ることになります。こうなれば毎月の支払額の減額やカードの再発行なども不可能になってしまいます。やはり滞納者自身から連絡を取り、支払いの意志を見せて相談すべきでしょう。