コメリカードの利用代金を滞納するリスクと適切な対処法
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ファイナンシャルプランナー
AFP資格を保有するファイナンシャルプランナー。銀行・生命保険会社に計8年間勤務し、営業として資産運用相談を中心とした顧客窓口を担当。生命保険、損害保険、個人年金保険、預金商品、投資信託、債券などを取り扱った、金融商品のプロ。
- ✓2ヵ月前、コメリカードを使いすぎた
- ✓請求日前なのに、口座が空っぽ
- ✓このままだと、滞納してしまう
今日中・明日までに清算したい |
滞納について誰にも知られたくない |
審査に落ちないか不安 |
コメリカードとは
コメリカード | |
年会費 | 初年度無料※ |
提携ブランド | JCB |
入会方法 | 店舗契約 |
入会の必要物 | ・通帳 ・通帳お届け印 ・運転免許証 |
・参考:コメリカード
新潟県発祥で全国に店舗を構える、ホームセンターの代表格コメリ。
コメリカードは、そのホームセンターの店舗で入会可能なクレジットカードです。
利用額に応じてポイント還元率が高くなる
コメリでは、通常の買い物では200円あたり1点のコメリポイントが付与されます。コメリカードを利用すると、その還元率が高まり、よりお得に買い物ができるのです。
また、コメリカードには「利用額に応じて還元率が高くなる」という特徴があります。
利用額およびポイント還元率の関係性は、以下の通りです。
階級 | 年間利用額 | ポイント |
- | 5万円未満 | 3 / 200円利用 |
ブロンズ | 5万円以上 | 4 / 200円利用 |
シルバー | 15万円以上 | 5 / 200円利用 |
ゴールド | 30万円以上 | 6 / 200円利用 |
毎月末日締め翌月26日支払い
コメリカードの締日は毎月末日で、確定した請求額は翌月26日の支払となります。基本的な支払い方法は指定口座からの自動引落しですが、別途問い合わせることで請求日前の支払いも可能です。
請求額分のお金を口座に用意できないまま26日を迎えると、引き落としができず翌日から滞納状態に陥ります。
請求日に利用代金を用意できないとリスクがある
コメリカードの利用代金滞納は、明らかな違約行為です。規約に違反している以上、相応のリスクを覚悟しなくてはなりません。
滞納時にどういった対応が取られるのか、具体的な流れは以下の通りです。
カードが利用停止になる |
日毎に加算される遅延損害金の発生 |
電話・郵送物による督促 |
強制解約・一括請求 |
場合によって訴訟・差押え |
これは、あくまでも一般的なクレジットカード対応時の流れであり、実際の対応は発行元によって異なる場合があります。
しかし、発生するリスクそのものは基本的に共通しており、決して無視できません。
コメリカードの利用停止と遅延損害金の発生
滞納状態に陥ると、コメリカードは利用停止となり、電話や郵送物による督促が開始されます。
また、コメリカードの会員規約にも記載がある通り、滞納時には遅延損害金も発生するので、金銭的負担も無視できません。
カード強制解約と一括請求
督促を無視して数ヶ月滞納し続けると、コメリカードは強制解約となり、遅延損害金を含めた利用代金の一括請求が行われます。
こうなると、たとえ未納分の清算をしたとしても、再度コメリカードを使うことはできません。
信用情報のブラック化
強制解約になるほど滞納していると、その取引状況が原因で信用情報がブラック化します。
この状態は、コメリカードの会員規約にも記載がある通り、未納分の清算をして契約が終了してから5年経たないと解消されません。
Q.信用情報のブラック化が招く具体的なリスクとは
ファイナンシャルプランナー|若菜真実子
あらゆる審査に通過できなくなります
もし新たにクレジットカードを申し込んだり、住宅ローンなどを契約しようとしても、信用情報がブラック化されている限り、審査に通過できないと思ってください。また携帯電話を新たに購入(機種変更含め)する際、分割での購入はできなくなります。
滞納時の対処法1:カード会社に相談
コメリカードの利用代金を滞納し続けると、最終的にライフプランに悪影響を及ぼしかねません。
後悔しないためにも、開き直らず適切な対処をすべきでしょう。
まずは、カード会社に連絡を取ってください。コメリカードの場合、問い合わせ先は0570-06-8181です。
支払い日を約束
コメリカード担当者に連絡すると、未納代金の入金はいつまでに行えるのかを確認されます。
ここで支払期日を約束しておけば、それ以降当日までは督促電話がかかってくることがありません。
もちろん、その期日は決して反故にしないよう注意しましょう。また、これはあくまでも支払期日を先延ばしにする対応であり、遅延損害金の発生などは止められないのでご注意ください。
9日までなら支払い方法の変更も可能
状況次第では、支払い方法の変更によって滞納を回避できるかもしれません。要するに、一回払いで決済した請求をリボ払いに変更し、月々の支払い額を安くするわけです。
「全くお金が無いというわけではないけど、一回払いは難しい」
そういった方は、この手段で問題を解決できるかもしれません。ただし、この手段を利用できるのは、締日翌月の9日までです。
それ以降は原則的に支払い方法は変更できないので、ご注意ください。
滞納時の対処法2:専門家に相談
すでに滞納状態になっているなら、専門家に相談するという選択肢にも目を向けてください。
適切な相手に相談することで、あなたが取るべき行動を示してもらえるでしょう。
消費生活全般に対する苦情・問い合わせに専門担当者が対応してくれる公共機関であり、様々な商品・サービスに関する相談を受け付けている。
電話番号:042-758-3161
国民生活センター公式サイト
✓日本クレジットカウンセリング協会
消費者保護の観点から、中立的かつ公正な立場でアドバイスを行う、債務関連の問題を取り扱う公共機関
電話番号:03-3226-0121
JCCO公式サイト
✓法テラス
法律の専門家に、無料で相談できるサービス。全国に窓口があり、電話でも相談できる。
電話番号:0570-078374
法テラス公式サイト
滞納時の対処法3:お金を借りる
場合によっては、足りない請求額分のお金を借りるという選択肢も検討してみてください。
あくまでも一時的な対処に過ぎませんが、今月の利用代金の滞納はしっかり回避できます。
お金を借りる方法には、以下のようなものがあります。
親・兄弟・親戚・友人等に相談し、一時的にお金を貸してもらうという手段。頼み方によっては、人間関係にヒビが入りかねないので注意が必要。
しかし、利息が生じず柔軟な対応も期待できる。
✓クレジットカードのキャッシング
クレジットカードを利用してATM等から現金を借りる方法。キャッシング枠がついているカードがあるなら、すぐにでも利用できる。
ただし、一括返済のみのカードもあり、その場合は翌月の支払い負担が増える。
✓金融機関から借りる
銀行や消費者金融等からお金を借りるという方法。保証人なしで利用できるが、金利に応じた利息を払わなくてはならない。
しかし、返済は数ヶ月に渡って少しずつ支払う方法が基本なので、翌月以降の負担が少ない。
カードローンという選択肢
金融機関からお金を借りるのであれば、カードローンという手段を検討してみてはいかがでしょうか?
カードローンとは、保証人・担保が不要の、個人の判断のみで借入ができるカード商品です。「あらゆる請求をローン払いに出来るカード」、とイメージしてください。
借入金の用途は原則として自由なので、不足している「クレジットカードの請求額」に充てるという使い方もできます。
カード代金の支払い口座に直接入金できる
カードローンの代表的な借入方法は、「コンビニATMで借入金を引き出す」というものです。しかし、カード代金の支払いに充てるのであれば、指定口座への直接入金という借入方法を試してみてください。
スマホやPCから、カードローン会社の公式サイトで会員ページにログインし、ネット上で指定口座への入金依頼をすれば、最短当日中に振込が行われます。
このシステムは、カードローンの入会手続きが完了したタイミングで利用できます。例えば、スマホでカードローンの入会手続きを行い、その流れで「カード利用代金の引き落とし口座への入金」を依頼できるわけです。
早ければ今日中に滞納リスクを回避できる
特におすすめは、審査が早いカードローンです。
最短20分で審査結果がわかるカードローンを選べば、早ければ今日中にカード代金の滞納を回避できるでしょう。
では、具体的にはどういったカードローンをえらべばいいのか。おすすめは、以下の通りです。
プロミス
20~30代にオススメ!即日融資ならネット申し込みがおすすめ!
30日間"無利息期間"があり!カードレスでも可能だから郵送物なし!
アコム
来店不要で最短20分融資可!周りにバレずに内緒で借入れ可能!
三菱UFJフィナンシャル・グループだからサービスが充実!初めてなら「最大30日間金利0円」でコンビニ利用も可能!
アイフル
初めての利用なら最大30日間の利息ゼロ!
バレずに使いたい人ならアプリが充実している安心・信頼のアイフルで。
まとめ
コメリカードは、確かに便利なクレジットカードです。ホームセンター「コメリ」での買い物が多い人にとっては、手放せない1枚と言えるでしょう。
ただし、利用代金は期日までにしっかりと支払う必要があり、滞納すると最悪の場合でライフプランに悪影響を及ぼします。
万が一支払いができそうになければ、まず担当者に電話で連絡をとり、そのうえで適切な対処を検討しましょう。
Q.再三の督促に応じないとどうなるのか
ファイナンシャルプランナー|若菜真実子
財産を差し押さえられます
まずはクレジットカードを強制解約されます。その後、遅延損害金を含めた金額を一括請求されます。最終的にカード会社は裁判所に申し立て、裁判所からも一括請求、それにも応じなければ財産を差押えられます。財産には給与口座も含まれているので、勤め先に知られてしまうというリスクも同時に発生します。このマイナス情報は信用情報機関に登録され、一般の金融機関の知るところとなります。そのため、新たに資金の借入をすることは困難となります。