医療ローンの審査を通過できない3つの理由と打開策

この記事に関するアドバイザ

元 銀行ローンセンター長

佐藤喜三男

銀行にてローンセンター長を務めた他、大手証券会社・大手クレジットカード会社において、30年に渡り審査を中心に様々な職種を担当。現在はFP兼相続診断士として、多くの消費者の力になっている。

この記事の目次

  1. 医療ローンを組めば高額な治療でも安心
  2. 医療ローンの審査について
  3. 医療ローンの審査を通過できなかったケースも…
  4. 審査落ち後すぐに再申し込みするのはNG
  5. どうしても治療を受けたい人は…
  6. まとめ

 記事の内容を要約すると… 
  • 医療ローンの審査は決して甘くない
  • 未成年者は親の同意がなければ利用不可
  • 返済能力が無いと判断されれば審査落ち
  • 20歳以上ならカードローンも選択肢のひとつ

まぶたや鼻の整形手術、脱毛、脂肪吸引、豊胸、歯並びの治療など、様々な美容サービスが気軽に利用できるようになりましたが、費用は高額な場合がほとんどです。

そんな時に頼れるのが医療ローンなのですが、気になるのはやはり審査ですよね?

「自分でも審査を通過できるのか不安…」
「審査落ちしてしまったらどうしよう…」

医療ローンを検討しているものの、上記のような悩みを抱えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

医療ローンを組めば高額な治療でも安心

医療ローンは、保険適用外の高額な治療を受ける際、各医療機関が提携しているクレジット会社などの取り扱うサービスです。

最近では、「医療クレジット」や「メディカルローン」などの呼び名も耳にしますね。

美容整形やレーシック手術、インプラント、歯の矯正、真性包茎治療など、様々な施術費用を毎月少額ずつ支払っていくことが可能です。

ちなみに、美容整形については「美容整形ローンの審査に落ちた理由と対処法」、歯の矯正については「デンタルローンで審査落ちする理由と対処法」で詳しく解説しています。

医療ローンの用途が決まっている方は、そちらも参考にしてください。

美容整形やインプラントの費用相場

実際に、美容整形やインプラントなどの治療にどれくらいお金がかかるのか、以下に表でまとめてみたので確認していきましょう。

箇所・方法 費用
二重にする(全切開法) 25万円(両目)
鼻を高くする(シリコンプロテーゼ) 35万円
乳輪を小さくする 25万~35万円(片方)
わきがを治す 15万円(両脇)

引用|高須クリニック『料金一覧』

歯の治療 費用
インプラント(1本) 43万2千円
インプラント(3本) 97万2千円
インプラント(総入れ歯) 324万円

引用|新宿西口歯科医院『インプラント料金例』

矯正方法 種類 治療費(目安)
マウスピース インビザライン 30~85万円
アソアライナー ~30万円
裏側矯正 ハーフリンガル 698,000円~
フルリンガル 798,000円~
表側矯正 クリアブラケット 598,000円~
審美装置 648,000円~

引用|銀座しらゆり歯科『矯正歯科(歯列矯正)治療の費用、料金』

各種サービス料金を見ても分かるように、顔や体のどの部分にコンプレックスを抱いているかによって、必要になる費用が異なってきます。

とはいえ、プチ整形などの小規模な治療でも、保険適用外となってしまうので金銭的な負担は大きいものです。

「すぐにでも治療したいけれど、まとまったお金はない…」そんな人にとって、医療ローンは魅力的なサービスと言えるでしょう。

ただし審査を通過しなければいけない

高額な費用を工面できるのは確かに魅力的なのですが、実際に医療ローンを組むには「審査」を通過しなければいけません。

希望する医療ローンの申込条件をクリアしていたとしても、審査結果によっては利用できませんので注意しておきましょう。

医療ローンの審査について

医療ローンの審査は、金融機関側にとって貸し倒れのリスク回避に欠かせない重要な手続きです。

「みんな使っているから大丈夫だろう」と、安易な考えを持ってしまう人もいるかもしれませんが、申し込めば誰でも通過できるような甘い審査を行う金融機関はまずありません。

正確な審査基準を把握することは出来ませんが、すべての申込者に対して厳正な審査が行われていることを理解しておきましょう。

審査が行われるタイミングを確認

医療機関によって取り扱うローンの特性は異なってきますが、申し込み手続きの流れは基本的に変わりありません。

一般的には、以下のような流れで手続きが進められていきます。

  1. 医療機関で申し込み
  2. 本人確認書類を提出
  3. 所定の審査を受ける
  4. 審査の結果を確認
  5. 金融機関と契約手続き

審査完了までにかかる時間には個人差があり、申し込んだその日に合否が分かる人もいれば、逆に1週間以上かかるケースもあります。

返済能力の有無を判断している

医療ローンを使ってお金を借りる以上、利用者は金融機関に対して毎月きちんと返済していかなければいけません。

一般的には「返済能力」と呼ばれており、申込者の収入や信用情報など、様々な要素から能力の有無を判断されることになるでしょう。

正確な審査基準を把握することはできない

返済能力の有無を確認しているとはいえ、どのような基準で医療ローンの審査が行われているのかは把握できません。

申込者側が事前に審査対策できないようにするため、金融機関が審査基準を公表することは絶対にないのです。

正直なところ、「審査を受けてみなければ分からない」というのが実情でしょう。

医療ローンの審査を通過できなかったケースも…

医療ローンに申し込んだとしても、申込者のステータスによっては審査を通過できない場合があるのも事実。

そこで、実際にどのような人が審査落ちしてしまうのか、共通するポイントを洗い出してみました。

審査を通過できない原因はある程度絞り込めるので、不安な方もすでに審査落ちしてしまった方も、一度目を通してみてください。

原因1.申込時の年齢が20歳未満だった

例えば、日本の法律でローンを組めるのは20歳からと定められているので、20歳未満の未成年者が医療ローンに申し込もうとしても、残念ながら審査落ちしてしまいます。

ただし、18歳以上20歳未満の方であれば、本人名義で申し込み、親権者が保証人になってもらうことでローンを利用できるケースもあるようです。

上記はあくまでも一例なので、全ての医療ローンに該当するわけでありません。親権者名義でローンを組んでもらうのが一般的なので、気になる方は金融機関に確認してください。

原因2.収入が安定していない

20歳以上である程度の収入があっても、月々の金額に大きな変動がある場合、審査落ちしてしまう可能性があります。

例えば、先月は50万円の収入があったものの、出来高の関係で今月は10万円程度の収入しかない、といったケースです。

医療ローンのような借入サービスは、毎月決まった金額を長期的に返済していくのが基本なので、収入額も大切ですが安定性がより重要視されます。

シフト制のアルバイトやパート、フリーランスとして働いている方などは、毎月の収入に変動がないか注意しておきましょう。

原因3.過去の取引でトラブルを起こしている

無理なく返済していけるだけの収入があることも大切な要素ですが、返済に対する姿勢も重要な判断材料です。

判断が難しいと思われるかもしれませんが、これは「信用情報」と呼ばれるこれまでの金融取引に関するデータを照合されています。

 信用情報とは

信用情報とは、クレジットやローンなどの信用取引に関する契約内容や返済・支払状況・利用残高などの客観的取引事実を表す情報です。
=中略=
信用情報には、クレジットやローンなどを利用した際の契約内容や返済・支払状況(期日通りに返済・支払したかなどの利用実績)、利用残高などに関する情報が記録されており、新たにクレジットやローンなどの利用を希望する際にクレジット会社やローン会社などが皆さまの「信用力」を判断するための参考情報として確認しています。

万が一、以下のようなトラブルを起こしていると、信用情報に5~10年間ほど「金融事故」として記録が残ってしまうのです。

審査落ちにつながるトラブル例
・クレジットカード代金を61日以上滞納した
・携帯本体料金の分割払いを2~3ヶ月以上滞納した
・家賃の支払いを2~3ヶ月以上滞納した
・自己破産などの債務整理を行った
 

上記はほんの一例ですが、信用情報にダメージがある間は医療ローンだけでなく、どんなローン審査も通過できません。

心当たりがある人は、医療ローンの申し込みを見送った方が良いでしょう。

審査落ち後すぐに再申し込みするのはNG

一度審査落ちしたローンには、一般的に6ヶ月(半年)は再申し込みしない方が良いとされています。

これは、審査落ちの原因となるポイントの多くが、短期間では改善できないからです。審査落ちした医療ローンにすぐ再申し込みしても、同じ結果になってしまうでしょう。

申し込みブラックにも注意しておく

ちなみに、申し込みと審査落ちを短期間に何度も繰り返してしまった場合、「申し込みブラック」として扱われてしまいます。

万が一、医療ローンの審査に落ちしてしまったら、闇雲に他のローンへ申し込んだり、再申し込みしたりしないようにしましょう。

どうしても治療を受けたい人は…

「医療ローンの審査を通過できなかった…」
「すぐにでも施術してほしかったのに…」

医療ローンの審査を通過できなかったものの、どうしても希望日までに治療しておきたい!と考える人もいるのではないでしょうか?

そんな方は、医療ローン以外の選択肢にも目を向けてみましょう。

用途自由のカードローンを使う選択肢もある

例えば、医療ローンではなく「カードローン」を利用するのも選択肢のひとつです。

カードローンとは、借入専用のローンカードを発行してコンビニATMなどから直接現金を借入できるサービスになります。

カードローンの仕組み

医療ローンは、文字通り「医療」に関する用途にしか利用できない目的型ローンですが、カードローンは事業性資金以外であればどんな用途に使っても問題ありません。

美容整形やインプラントなど、自分の希望する治療費に充てることができるでしょう。

Q.カードローンは安全なのか?

Sato

元 銀行ローンセンター長|佐藤喜三男

返済可能範囲での利用なら安全です

大手の消費者金融会社は、銀行の傘下にもなっており、銀行の個人融資の審査も担当、コンプライアンスも十分遵守されています。もちろん、借入額を年収の3分の1までに制限する、貸金業法の総量規制も遵守しています。コマーシャルや雑誌の広告などで知名度も高く、安心して利用できるのではないでしょうか。とは言え、金利や限度額など自分に合ったカードローンを選び、返済可能な範囲で利用すべきことは言うまでも有りません。

医療ローンとは審査の仕組みが異なる

もちろん、カードローンを利用する場合も厳正な審査を行っているので、必ずしもお金を借りられるわけではありません。

しかし、医療ローンとカードローンでは審査の仕組みが違うため、異なる結果がでる可能性は十分にあるのです。

一部のカードローンは成約率を公開している

ちなみに、テレビCMでもおなじみの大手消費者金融は、IR情報(投資家向け情報)として成約率を公開しています。簡単に説明すると、申込者のうち何人が利用できたのかを示す割合です。

例えば、大手消費者金融のひとつであるプロミスが公開している成約率は、 2019年8月時点で以下のように掲載されていました。

項目 詳細
新規申込数 54,967
新規顧客数 25,270
成約率 46.0%

▶参照|SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標

確かに審査落ちしてしまう人もいますが、多くの方がお金を借りられているのも事実。改めて申し込み先を選ぶ際は、こういった点を参考にしてみてもいいでしょう。

最短即日融資してもらうことも可能

ちなみに、大手消費者金融が取り扱うカードローンは審査が最短30分で完了します。

手続きがスムーズに進めば今日中にお金を用意することもできるので、数日中に施術を受けたい人にもおすすめです。

カードローンの使い方は、以下を参考にしてください。

カードローンの利用方法

ご覧のとおり、最低限スマホと身分証があれば、今すぐにでも申し込み可能です。

借入後は毎月の返済に専念する

カードローンを使って治療費を支払った後は、借入したお金の返済に専念しましょう。

申込者によっては限度額に余裕があり、追加借入できる状態になるかもしれません。しかし、返済の途中に再度借入すると完済までにかかる期間が延びてしまいます。

毎月の支払いは少額でも利息負担は大きくなってしまうので、治療費として借入した分を計画的に完済するようにしてください。

対処法:無理のない範囲で繰り上げ返済していく

カードローンを利用する際は、計画的に返済していくことが大切です。毎月決められた金額だけ支払っていくのは、正直あまりおすすめできません。

しかし、大手消費者金融のカードローンでは、毎月決められた金額以上を支払える「繰り上げ返済」が可能です。
実際にどれくらい効果があるのか、シミュレーションしてみましょう。

繰り上げ返済の効果
例)借入30万円、金利18.0%、毎月1万円返済
・最低返済額のみ支払っていく場合
 完済までの期間 25ヶ月
 合計の利息額  61,976円

・毎月5,000円繰り上げ返済した場合
 完済までの期間 18ヶ月
 合計の利息額  44,551円

毎月5,000円ずつ繰り上げ返済するだけでも、利息の節約や完済までにかかる期間短縮にも繋がります。

どうしても治療が必要な人は、無理のない借入・返済を心がけて、以下のカードローンを検討してみましょう。

プロミス

限度額 最大500万円
金利 4.5~17.8%

カードなしでの借り入れも可能です。
契約は全てWEB上で完結できます。

公式サイト
※申し込みの時間帯によっては翌日以降の対応になります。

アコム

限度額 最大800万円
金利 3.0~18.0%

早ければ本日中に借入れできます。
初回契約の方であれば最大30日間、利息がかかりません。

公式サイト
※申し込みの時間帯によっては翌日以降の対応になります。

アイフル

限度額 最大800万円
金利 3.0~18.0%

最短1時間で借入れできます。
お振込みで借入しても、通帳に「アイフル」の文字は残りません。

公式サイト
※申し込みの時間帯によっては翌日以降の対応になります。

まとめ

高額な治療費を工面できる医療ローンですが、申し込み後の審査を通過しなければ利用できません。申込者の収入や信用情報の状態によっては、審査落ちしてしまう可能性もあるでしょう。

審査を通過できない理由はある程度絞り込めるので、記事内で紹介したポイントをセルフチェックしてみてください。

万が一、医療ローンで審査落ちしてしまった方は、他の選択肢としてカードローンを検討してみましょう。

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