借金で発生する利息の基礎知識|カードローンの金利と返済時の注意点
∨【コンテンツの広告表記に関して】
>提携企業一覧
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。公式ページ:「ファイナンシャルプランナー村上敬」
この記事はこんな人向け |
- 今月、生活費や支払いに充てるお金がない
- カードローンでお金を借りようと考えている
- 返済の際に利息を多く払いたくない
とにかく金欠で、今月の生活費が足りないという際に、解決策として利用されているのがカードローンです。しかし、利息はどれくらいかかるのか、不安に感じる人も多いでしょう。
今回は、カードローンの金利と利息について解説します。返済で不安を感じている人はぜひ参考にしてみてください。
カードローンで借金した際の利息が不安...
急な出費やイベント事で、10万円から20万円が必要。日常生活でこのような出費がある場合に、カードローンが利用されています。しかし、当然ながらカードローンは借金であるため、利息も返済時に支払わなければなりません。
確かに、便利なサービスのカードローンですが、支払う利息を把握していないと返済時に苦労してしまうのです。そうならないためにも、借入前に借金の利息に関して、ある程度学んでおいたほうが良いと言えるでしょう。
借金の利息は金利・借入額・借入期間により決まる
借金で返済時に支払う利息は、3つの要素が関連してきます。
- 金利(実質年率)
- 借入残高
- 借りた期間
完済するまでにかかる利息の総額は上記3つが関係します。いくら金利が低かろうと、別の要素で足を引っ張れば、結果的に支払う利息は多くなるでしょう。
金利設定はカードローン各社で異なる
公式サイト | 金利 | 審査時間 | |
---|---|---|---|
詳細は こちらへ |
3.0 ~ 18.0% | 最短20分※1 | |
詳細は こちらへ |
4.5 ~ 17.8% | 最短3分 | |
詳細は こちらへ |
3.0 ~ 18.0% | 最短18分 | |
詳細は こちらへ |
4.5 ~ 18.0% | お申込後最短15秒※ | |
詳細は こちらへ |
3.0 ~ 18.0% | 10秒簡易審査 |
公式サイト | 金利 | 審査時間 | 在籍確認の電話 | |
---|---|---|---|---|
詳細は こちらへ |
1.5 ~ 14.5% | 最短当日※ | あり | |
詳細は こちらへ |
2.0 ~ 14.0% | 数日 | あり | |
詳細は こちらへ |
1.4 ~ 14.6% | 最短即日 | あり |
借金をする際は、借入先の金利設定に着目しましょう。各金融機関で金利も異なります。
各金融機関により、金利は異なっているのがわかります。この金利によって、支払う利息は変わってくるのです。なお、借りる金額が少額であればあるほど適応される金利は高くなるのが一般的でしょう。
金利の上限は法律で決まってる
また、金利は「利息制限法」という法律で借入金額ごとに上限金利が定められています。
仮に金利20.0%を超える請求をされたら正当な金融機関ではなく、闇金などの可能性があります。
借入額が少なければ利息も少なくて済む
支払う利息に関しては、金利がだけが着目されがちです。しかし、借入金額にも着目してください。支払う利息は、借りた金額に対して、金利を掛け算して求めます。つまり、掛けられる数である借入額が少ないと利息も減るのです。
確かに、今必要なお金は変えようがないと感じるかもしれません。しかし、少しでも借りるお金を減らせるのであれば、それが利息の節約にも繋がるのです。
1日ごとに利息が発生する仕組みになっている
実際に目にする「年利」という文字を見かけた人もいるでしょう。年というからには、日にち単位では関係ないのでは?と感じる人もいるかもしれません。
しかし、実際は借りたお金に対して年利をかけて、返済期間で割るものなのです。つまり、日にち単位でも早く返せば返すほど、支払う利息は少なくなるのです。
まずは自分の支払う利息を計算してみよう
具体的に、自分がいくら利息を支払うのか、確認してみましょう。利息を計算する方法は、以下の通りです。
利息の計算式 |
- 利息額=借入元金×金利÷365×借入日数
※上記はあくまでも一般的な計算式です。各金融機関ごとに毎月の最低返済額が異なるため、必ずしも支払う利息と合致するものでないことをご了承ください。
借金をする際に、利息に関して目を向けられるのは金利がほとんどです。しかし、借入金額が大きい場合や、借入日数が長い場合も支払う利息は増えるのです。
10万円を借金した際の利息計算
各カードローンの公式サイトには、返済シミュレーションという、借入金額・借入期間・金利を入力すると、支払う利息や毎月の返済額を教えてくれる便利なツールがあります。
今回は大手消費者金融のアコムの返済シミュレーションを使い、実際に金利18.0%で10万円を借りて1年(12ヶ月)で返す場合のシミュレーションをしてみましょう。
回数 | 返済金額 | 元金 | 利息 |
---|---|---|---|
13 | 110,011 | 100,000 | 10,011 |
利息で支払うお金が、10,011円だということが分かりました。返済シミュレーションのツールを利用すると、支払う利息、毎月の返済額を導き出してくれるので、借入前に確認しておきましょう。
借金で利息を多く払わないために注意するべきポイント
カードローンでの借金で、利息を多く支払わないために注意するべきポイントは、計画的に借りて計画的に返すという点です。
返済を見据えた借入をしないと、結果的に自分の想定した以上の利息を払うことにもなり兼ねません。まずは借金をする前に、一度立ち止まって計画を立てるのが大切です。
利息を多く払わないために必要最低限の借入をしよう
利息を多く払いたくない場合は、不必要な借金は控えてください。
確かに、カードローンには限度額といって使って良い金額は決まっています。だからといって、多く借りてしまうと、その分、支払う利息も多くなるのです。
まずは、自分が何のためにお金を借りるのか、必要な借金なのかを改めて振り返ってみましょう。
返済期間が長くならないように繰り上げ返済をしよう
借金の返済には、主に2つの方法があります。
返済の種類 |
- 約定返済:毎月、決められた日に決められた金額を返済する。
- 随時返済(繰り上げ返済):約定返済とは別に任意の金額を返済する。
一般的には、約定返済が設定されていることが多いです。しかし、この約定返済で決められている金額は、ほとんどが無理なく返済できる金額となっているため、返済残額が減らず、なかなか完済できないというのが実情です。
返済期間が長いとその分、利息も払います。利息の節約をするには、余裕ができた時に繰り上げ返済をすることが重要なのです。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
カードローンの返済に苦労した人の話を聞くと、金利と利息の仕組みを正しく理解できていない人が多く見られました。各金融機関の公式サイトにある返済シミュレーションを使えば、金利と利息について詳しく知らなくても、月々の返済額と利息負担額、さらに返済期間を知ることができるため、積極的に活用しましょう。
貸金業務取扱主任者|手塚大輔
臨時返済をマメにすると効率的
毎月の約定返済で設定されている返済額は1ヶ月分の利息と少しの元金返済となるように設定されているため、約定返済だけをしていても元金はなかなか減少しません。このため、約定返済とは別に臨時返済をこまめにすることが重要です。臨時返済には利息が発生しないため、返済金すべてが元金返済に充てられます。
ただし、カードローンによって提携ATMでの返済は手数料が発生するため、手数料の確認を忘れないようにしましょう。