私立高校の入学金をどうしても払えないときの対処法は4つ
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この記事はこんな人向け |
- 息子・娘が私立高校に行くことになった
- 入学金を期日までに支払うことが難しい…
- どのくらいの費用がかかるのか知りたい
高校の入学金は一括払いが基本のため、金額が高い私立の場合、「払えない…」と悩む保護者は少なくないでしょう。
高校や自治体に相談すれば、期日を調整してくれる可能性があります。また、返せる見込みがあるなら金融機関から借りて一時的に補填する方法も選択肢の一つです。
先延ばしにすればせっかく合格したのに入学できない事態になりかねません。この記事で紹介している対策を確認し、早めに行動しましょう。
高校の入学金は「公立」「私立」で金額に差がある
高校への進学を控える家庭では、入学金が払えずに頭を抱えるケースもあるでしょう。
進学する高校が公立もしくは私立かによって、入学金には差があります。
一般的にも、「公立より私立の方が高額になる」という認識が定着していますが、実際はどれほどの差があるのか確認しましょう。
公立高校の入学金相場|5,650円
ではまず、公立高校の入学金を確認していきましょう。
・北海道
全日制の課程及び専攻科 5,650円
参照:北海道教育委員会
・秋田県
全日制課程 5,650円
参照:秋田県立高等学校授業料等徴収条例
・岩手県
全日制過程 5,650円
参照:岩手県ホームページ
・宮城県
全日制課程 5,650円
参照:宮城公式ウェブサイト-県立高等学校授業料等について(管理運営班)
・福島県
全日制過程 5,650円
・群馬県
全日制の課程 5,650円
参照:群馬県教育委員会
・栃木県
全日制過程 5,650円
参照:栃木県/県立高等学校の授業料等について
・茨城県
全日制課程 5,650円
参照:県立高校の授業料について | 茨城県教育委員会
・埼玉県
全日制課程 5,650円
参照:埼玉県立高等学校の授業料・入学料等のあらまし - 埼玉県教育委員会
・東京都
全日制過程 5,650円
参照:授業料・入学料等|東京都教育委員会ホームページ
・神奈川県
全日制過程 5,650円
参照:県立高校の授業料、諸会費について - 神奈川県ホームページ
・千葉県
全日制課程 5,650円
参照:県立高校の入学料・授業料等/千葉県
・新潟県
全日制過程 5,650円
参照:新潟県立学校条例
・石川県
全日制課程 5,650円
参照:石川県手数料条例
・長野県
全日制過程 5,650円
参照:高等学校の授業料、入学に関する費用について/長野県教育委員会
・山梨県
全日制過程 5,650円
参照:山梨県立学校授業料、入学料及び入学審査料条例
・静岡県
全日制過程 5,650円
参照:静岡県/県立高校の入学料等について
・福井県
全日制過程 5,650円
参照:県立高等学校の入学料・授業料・就学支援金について | 福井県ホームページ
・岐阜県
全日制過程 5,650円
参照:岐阜県立高等学校等の入学金・授業料等について【教育財務課】
・滋賀県
全日制の課程 5,650円
参照:滋賀県ホームページ
・三重県
全日制過程 5,650円
参照:三重県|奨学金・授業料・給付金:授業料・入学選抜手数料・入学料
・奈良県
全日制課程 5,650円
参照:県立高等学校の入学料/奈良県公式ホームページ
・大阪府
全日制過程 5,650円
参照:大阪府/府立高等学校の授業料と就学支援金について
・和歌山県
全日制過程 5,650円
参照:和歌山県使用料及び手数料条例
・鳥取県
全日制過程 5,550円
参照:県立高等学校の授業料について/高等学校課/とりネット/鳥取県公式サイト
・岡山県
全日制過程 5,650円
参照:岡山県立学校の授業料等について - 岡山県ホームページ(財務課)
・山口県
全日制過程 5,650円
参照:山口県公式ホームページ
・香川県
全日制過程 5,650円
参照:県立高等学校の授業料 | 授業料・奨学金 | 高校教育課 | 香川県教育委員会
・徳島県
全日制過程 5,650円
参照:県立高校の入学金,授業料,受講料が知りたい。|徳島県庁コールセンター
・高知県
全日制過程 5,650円
参照:高知県立中学校・高等学校授業料 | 高知県庁ホームページ
・佐賀県
全日制過程 5,550円
参照:佐賀県立学校授業料等徴収条例
・長崎県
全日制過程 5,550円
参照:県立高等学校の授業料など | 長崎県
・大分県
全日制過程 5,650円
参照:県立高等学校の授業料等について - 大分県ホームページ
・熊本県
全日制過程 5,650円
参照:熊本県手数料条例
・宮崎県
全日制過程 5,650円
参照:学費について-宮崎県高等学校教育研究会事務部会
・鹿児島県
全日制過程 5,650円
参照:鹿児島県立中学校及び高等学校授業料等徴収条例
一般的な入学金は「5,650円」となっています。
対して私立高校の入学金は、文部科学省の調査結果を確認すると「162,362円」が全国平均となっています。
画像引用:令和3年度私立高等学校等初年度授業料等の調査結果
上記を見ても分かる通り、公立高校の相場に比べ、私立高校の入学金は高めに設定されていることが確認できます。
入学金以外に制服などの購入費用も必要になる
高校進学時には、入学金以外に制服や教材などの購入費など、様々な費用が必要になります。
文部科学省が過去に行った調査から、大まかな金額は確認できます。
各種費用に関しては、進学する高校によって異なるので、あくまでも参考程度に留めておきましょう。
とは言え、入学金以外にもまとまったお金が必要になることが分かります。
入学時に必要な費用だけでも10万~30万円前後に…
在学中に発生する費用を除いたとしても、入学金と同じタイミングで支払わなければいけない費用は「平均10万~30万円」となります。
入学金などを考慮すれば、「子どもには公立高校へ進学してもらいたい」というのが親御さんの本音かもしれません。
家庭の事情によっては、入学金やその他の費用がどうしても払えないケースもあるでしょう。
【注意】入学金が払えないと進学できない可能性もある
仮に、高校の入学試験に合格していたとしても、入学金を期日までに払えなければ進学できない可能性があります。
高校に進学させたいと考える親御さんは、支払い期日までにしっかり納金しましょう。
一括払いが基本なので支払い負担が大きい
入学金の支払い方式は高校によって異なりますが、学校施設維持費や生徒会費などと一緒に「一括払い」するのが基本です。
支出が大きくなるタイミングで入学金を一括払いするのは、親御さんにとって大きな金銭的負担になってしまいます。
支払い期日を引き延ばせる延納制度を設ける私立高校もありますが、どの高校でも利用できる訳ではないので注意しましょう。
こういった場合は親の責任が大きい為、余裕を持って相談に乗れる体制を作っている学校がほとんどでしょう。それでも、早めに入学先の担任や事務の方に相談してください。
入学費が払えない人は子どもの為に対策を考えて!
✓将来のためにも高校へ行かせたい
✓金銭的な理由で諦める訳にはいかない
✓どうにかして入学金を用意したい
子どもの人生を考えると、高校までは進学させたい。そんな親心を体現するには、やはり入学金をどうにかして工面するしかありません。
高校の入学金がどうしても払えない人は、お子さんが志望校へ進学できるように、いくつかの対処法を検討してみましょう。
対処法1|高校や自治体に相談してみる
高校の入学金が払えない場合は、志望校もしくはお住いの自治体に相談してください。
金銭的に高校への進学が難しい家庭向けに、「生活福祉金貸付制度」もいくつか用意されています。
出典: 政府広報オンライン生活福祉資金貸付制度とは
生活福祉資金貸付制度は、低所得者、高齢者、障害者などが、安定した生活を送れるよう、都道府県の社会福祉協議会が資金の貸付けと必要な相談や支援を行う制度です。
どうしても自力で払えないのであれば、1度相談してみてはいかがでしょうか?
ファイナンシャルプランナー|隅倉広樹
入学費用が払えない場合は各自治体や教育委員会に相談しましょう
低所得世帯向けの支援制度や、お子さんの学力によって補助が受けられる場合もあります。
入学先や、各都道府県で色々なサポートを設けてありますので、まずは公共機関に相談をしましょう。
利用可能な制度がなければ、親戚知人に話すことになるでしょうが、頼みづらい場合は教育ローンを組む方も多いので検討してみるのも良いでしょう。
打開策2|身内に金銭的な手助けを頼む
高校の入学金が払えない人は、身内でお金を借りられる人はいないか探してみてください。ご両親など、身内の方であれば、親心を察してお金を工面してくれるかもしれません。
高校の入学金が払えない旨をきちんと説明すれば、金銭的な援助をしてもらえる可能性はあるでしょう。
もちろん、誰が相手であっても、借りたお金はしっかり返す必要があります。
お金の貸し借りは人間関係を悪化させる可能性もあるので、あくまでも誠実に対応するよう注意してください。
打開策3|教育ローンを検討してみる
身内に相談したものの、金銭的な援助が難しかった人は、銀行などの教育ローンを検討してみてください。
どの教育ローンも、借入したお金は毎月少額ずつ支払っていけるので、高校の入学金が払えない人にとって適切な選択肢のひとつと言えます。
低金利な教育ローンを組むには「審査を通過しなければいけない」ので、必ず利用できる訳ではない点を理解しておきましょう。
打開策4|金融機関からお金を借りる
純粋に収入を増やせたり、知り合いに助けてもらうことができるなら、それに越したことはありません。
しかし、例えば副業では必要なお金を工面できなかったり、親しい相手には素直に相談できないこともあると思います。
それでも、「お金が足りない」という状況は解決したいですよね。
場合によっては、金融機関からお金を借りるという選択肢にも目を向けてみてください。
大きな負担を数ヶ月に分散
金融機関からお金を借りた場合、金利に基づいて算出される利息を支払わなくてはなりません。しかし、返済そのものは少額を数ヶ月かけておこなうのが一般的です。
もちろん、借入金額にもよりますが、基本的に月々の金銭的負担は大きくなりすぎないでしょう。
つまり、金融機関からお金を借りるということは、目の前の大きな金銭的負担を数ヶ月に分散させる、ということです。
少なくとも、今月の「お金が足りない」という問題の、一時的な解決にはつながります。
カードローンという選択肢
具体的な借入方法のひとつに、カードローンがあります。カードローンとは、ATMから現金を直接借入できる、カード型のローン商品です。
コンビニに設置されているATMでも利用できるので、緊急でお金が必要になったときも、カードがあればすぐ借入できます。
どのような目的でも利用できる
カードローンの特徴は、事業目的以外であれば、借りたお金の用途が限定されていない、ということです。
「毎月お金が足りない」という方の中には、特定の請求に困っている人もいれば、生活費全般に悩んでいる方もいるでしょう。
どのような理由でお金が必要になったときでも、カードローンは助けとなってくれるのです。
早ければ今日中にお金を用意できる
最短20分で審査が終わるカードローンなら、早ければ申込をした日にお金の問題を解決できるでしょう。
カードローンを利用する手順は以下の通りです。
手続きそのものはシンプルなので、借入の経験が無い方でも安心して申込できるでしょう。
では、具体的にどういったカードローンを選べばいいのか?おすすめは、以下の通りです。
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まとめ
高校の入学金をどうしても払えない人に向けて、今からできる打開策をいくつか紹介していきました。
公立もしくは私立によって入学金には差があり、さらには制服や教材の購入費なども必要になるので、場合によっては支払い負担が非常に大きくなってしまいます。
高校の入学金がどうしても払えない場合は、記事中で紹介した対処法を検討し、お子さんの為にも資金調達に取り組みましょう。
ファイナンシャルプランナー|隅倉広樹
費用が払えないと入学できない可能性もあり
入学取り消しの可能性は、もちろんあるでしょう。
ただし、学校側も学生に勉強する場を与えるのが仕事ですので、期限を設けた滞納費用の催促はもちろん、支払えない場合の個別の相談に応じるケースが多いです。