公共料金が払えない場合の対処法と知っておくべきルール

✓公共料金が払えない…

毎月支払いをしている電気・ガス・水道といったライフラインの料金は、公共料金として請求されます。家賃と並んで生活のために重要であることは、いうまでもない事実でしょう。

ライフラインが生活の支えになっているとはいえ、公共料金が負担になる場合もありますよね。今回はガス代・電気代。・水道代が払えない場合の対処法について解説します。

まずはそれぞれの公共料金（水道代・電気代・ガス代）の平均額をみて見ましょう。
これは総務省統計局の家計調査で調べることができます。
平成29年度の資料から、単身者の平均的な公共料金の支払額をみていきましょう。

全国平均で、単身の場合は公共料金として10,000円強の支払いがあるようです。
こうした電気代、ガス代、水道代といった公共料金が払えないとどうなるのでしょうか。

人によっては公共料金の10,000円が安いというかもしれませんが、可能であればなるべく支払いは減らしたいものです。

節水や節電を心がけて、可能な限り公共料金の出費を抑えていきましょう。

特に平均額がもっとも高かった電気代については、あらゆる方法を試してみてください。たとえばこまめに電源を切るべき家電もあれば、意外と稼働し続けた方が料金が抑えられる場合もあります。

「公共料金が払えない」もしくは「払い忘れてしまった」からといって、滞納をしてしまうとそれぞれのライフラインが供給停止になってしまいます。

主なライフライン供給会社と、それぞれの供給停止までの期間をみていきましょう。

ライフラインが供給停止になってしまうと、思っている以上に日常生活を送ることは難しくなります。

雨風がしのげる屋根と寝床があればいいというわけには、なかなかいきません。

それぞれライフラインが供給停止になった場合のリスクを確認しておきましょう。

電気・ガス・水道など公共料金が払えないからといって、そのリスクを考えれば放置をすることはおすすめできません。

事情や今後の対応をきちんと説明して態度を改めることで、支払期限を延長してもらえる可能性があります。

まずは供給停止をされるまでの、具体的な流れを確認しておきましょう。

供給会社によって細かい部分は変わりますが、基本的な流れは以下の通りです。

この流れを見ればわかるように、ライフラインの供給停止までには3回の支払いのチャンスがあります。

供給停止予告状が届いた時点で、期限までに支払えないとわかっているのであれば、こちらから連絡をして期限延長の交渉をしましょう。

公共料金が払えない場合は、すぐにそれぞれのライフライン供給会社へ連絡をしましょう。

電力、ガス、水道の順番でストップしていきますが、お住まいの地域によって問い合わせ先は異なります。毎月送られてくる支払い請求書や、賃貸契約書類の中などに、必ず連絡先が書かれているはずです。確認してみてください。

たとえば代表的な都市の、それぞれの連絡先を確認しておきましょう。

公共料金が払えずライフラインがストップすれば、どうしても生活に支障をきたしてしまいます。

残念ながら、根本的な問題解決をするには、やはりお金を用意するしかありません。

そういった場合は、まず以下の対処を実行してみましょう。

まずは身内の人に相談してみてください。

必ずしも助けてもらえるとは限りませんし、叱責を浴びる可能性もあるかもしれませんが、解決できる可能性はあります。

ただし身内が相手でも、お金を借りれば借金であることに変わりはありません。

ルーズな対応をとれば、人間関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。金融機関で借りるのと同様に、誠実な対応を心がけましょう。

まとまった金額になる保証はありませんが、不用品をリサイクルショップ等で売るというのも、即効性がある対処法です。自宅の中を探して、不要な本やCD、ゲームやDVDなど「売れるもの」を探してみてください。

量と質によるところはありますが、古本屋やリサイクルショップに持っていけば公共料金の足しにはなるかもしれません。

とはいえ中古品なのでブランド物やレア物でもない限り、なかなか公共料金をまかなえるほどのお金にはなりません。

さらに一度売ったものは、簡単に戻ってきません。手放して困るものは、決して簡単には売らないよう注意しましょう。

今あるものをお金に変える他に、働いて新たにお金を作り出すという選択肢も考えられるでしょう。

短期間中にお金が支払われる日雇いのアルバイトをすれば、数日中に公共料金の支払ができるかもしれません。

ただし日雇いのアルバイトとはいえ全てが即日払いとは限らない点に気をつけてください。

即日払いと求人票にあれば良いのですが、「1日ごとに報酬が発生して、月末に支払われる」といった求人もあります。求人の内容はよく確認しておきましょう。