JR東海エクスプレスカードで審査落ちする理由と今からできる打開策
- ✓JR東海エクスプレスカードを発行したい
- ✓でも、まさかの審査落ち…
- ✓どうしても欲しいものがあるのに…
東海道・山陽新幹線を頻繁に利用する人の中には、便利なJR東海エクスプレスカードに申し込むケースも少なくありません。
しかし、申し込んだものの審査落ちしてしまう人もいます。なぜ審査落ちしてしまったのか、その理由を確認していきましょう。
JR東海エクスプレスカードとは
JR東海エクスプレスカードは、旅行好きな方やJRを使った移動の多い方におすすめのクレジットカードです。
JR東海エクスプレス・カード | |
お申し込み対象 | 20歳以上(郵送は18歳以上) |
年会費 | 本人会員:1,000円(税抜) 家族会員:1,000円(税抜) |
国際ブランド | Visa mastercard JCB |
ポイントサービス | ワンダフルプレゼント21・提携先独自ポイント (EX予約グリーンプログラム) |
JR東海エクスプレスカードは、買い物時に貯まったポイントでグリーン車を予約することができます。買い物をなるべくJR東海エクスプレスカードで済ませてしまえば、移動料金を大幅に節約できるのです。
スコアリング審査を採用している
JR東海エクスプレスカードのようなクレジットカードの多くは、スコアリング審査をおこなっています。
統計的モデル(一定のロジック)に基づいて、個人または企業の信用度を点数化(スコアリング化)し、与信可否を迅速かつ中立的に判断するシステムのことをいいます。
具体的には、カードの入会審査(初期与信)では、顧客の属性(年齢・年収・勤務先・勤続年数・居住状況等)や個人信用情報機関の個人信用情報を解析してスコアリング化し、またカード発行後の審査(途上与信)では、利用状況や支払状況をスコアリング化します。
簡単に説明すると、申し込みをした人の属性に数値を振り、それによって結果をはじき出すという審査方法です。
スコアリング審査はコンピューターによって行われるため、申し込みから結果が出るまでの時間が非常にスピーディーな特徴が挙げられます。
審査は誰でも通るわけではない
スコアリング審査は結果がスピーディーに出る、と言うと「審査に通りやすい」と勘違いする人がいます。
スピーディーな審査だから簡単に通過できるのではなく、「継続してきちんと支払いをおこなえる人」でなければいけません。
JR東海エクスプレスカードで審査落ちする3つの理由
JR東海エクスプレスカードの審査に落ちた場合、3つの理由が考えられます。
ただし、ここで紹介する審査落ちする理由とは、あくまでも「考えられる理由」であるため、実際とは異なっている場合もあります。
これは、JR東海エクスプレスカードが審査基準を公表していないためです。
審査落ちの理由1|収入が安定していない
まず、審査落ちする理由として考えられるのは「収入が安定していない」と判断されたケースです。
クレジットカードの入会審査では、返済能力の有無を判断するのに安定収入を重要視しています。
毎月の給料が変動しやすいシフト制のアルバイトやパートで働く人は、正社員と比べて審査では不利になってしまうのです。
- ✓勤続年数が長いこと
- ✓正社員といった安定した雇用形態
- ✓怪我や解雇のリスクが少ない業種/職種
- ✓経営が傾くおそれのない会社規模
- ✓現在の年収金額
審査落ちの理由2|過去5年間に金銭トラブルがある
次に審査落ちする理由として考えられるのは、「過去5年以内に金銭トラブルを起こしている」ケースです。
ここで言うお金のトラブルとは、主に料金の長期滞納を指します。携帯料金や家賃、光熱費などを3ヶ月以上滞納してしまうと、信用情報に記録されてしまいます。
出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。
お金のトラブルによって記録された情報は、「金融事故」として扱われます。
信用情報に金融事故が記録されてしまうと、審査では「支払いに遅れるかもしれない人物」とみなされてしまう可能性が非常に高いのです。
審査落ちの理由3|申し込み内容に虚偽があった
審査落ちする理由として最後に考えられるのが、「申し込み内容に大きな誤りがあった」ケースです。
多少の誤入力程度なら訂正を求められるだけですが、明らかな虚偽申し込みが発覚すれば、詐欺の恐れがあるとして当然審査落ちします。
すでに退職した勤務先を申告したり、架空の社名で申込んだりしても、その嘘は必ずバレてしまいます。
こういった虚偽は明らかに不正申し込みとみなされ、審査落ちするだけでなく二度と申し込み直せなくなる恐れもあるでしょう。
審査日数が長引いている人は基準ギリギリ
JR東海エクスプレスカードに申し込んでみたものの、審査結果が出るまでに数日~1週間以上かかっている場合は、通過基準ギリギリで判断に迷っている可能性があります。
「審査に時間がかかっているが、自分は大丈夫だろう」と思っていても、100%通過できる確証はどこにもありません。
もちろん、審査落ちの可能性も…
本来のスコアリング審査であれば、コンピューターによってすぐに結果が出るのでそこまで時間はかかりません。
つまり、結果が数日~1週間経っても出ない場合、コンピューターではなく、担当者の目視で審査しているケースが考えられます。
実際にこのような審査が行われているのであれば、同じ申し込み内容でも審査落ちする人が出てもおかしくありません。
通過しても利用枠は少なくなる
また、万が一審査基準ギリギリで通過できたとしても、「利用枠が少なくなる」ことが考えられます。これは、カード会社がその人を本当に信頼に置ける人物かを判断していると考えて良いでしょう。
「カードが届いてからすぐに大きな買い物がしたい、欲しい商品がある」という場合は、ご希望に添えない可能性もあると認識しておきましょう。
Q.与信担当者は何を基準に合否を判断する?
元 銀行ローンセンター長|佐藤喜三男
属性による返済能力と信用情報です
簡単に言えば、安定した収入があり、過去に金融トラブルがなく、毎月継続して返済できるかどうかを基準に判断します。
具体的には、申込み情報上の審査項目を基に、コンピュータ処理により点数付けするスコアリングと呼ばれる手法で振り分け、さらに、個人信用情報機関への照会で得た過去の利用情報を加味して、返済能力に応じた利用限度額が決定されます。
万が一、虚偽申告が発覚したら、審査に通らないことは云うまでもありません。