障害年金だけで即日借入することは出来ないが対処法はある

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障害年金だけで即日借入することは出来ないが対処法はある
この記事に関するアドバイザ・編集者

ファイナンシャルプランナー

村上敬

大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。公式ページ:「ファイナンシャルプランナー村上敬」

マネット編集担当/キャッシングガイド

奥山 裕基

FP資格を有し、カードローン・消費者金融および貸金業に関する豊富な知識を持つ編集者。関連法規(貸金業法・金融商品取引法等)の理解を深めつつ、多数のローン経験者へのインタビューや金融機関勤務経験者へのヒアリングをもとにリアルな情報収集を怠らず、自身も当サイトにおいて1,000本を超える記事を執筆。生活に欠かせない「お金」だからこそ最適な意思決定を支援したいという理念のもとに情報発信を行っている。

この記事の目次

障害年金で即日借入することは出来ません

年金は安定収入とみなされない

障害年金を受給されている方は、残念ながら即日融資してもらうことは出来ません。

個人が即日融資してもらえるサービスとして一般的なのは、テレビCMでもおなじみの大手消費者金融が取り扱うカードローンです。

しかし、カードローンを利用できるのは、毎月きちんと返済していけるだけの安定した収入がある方に限られます。

金融機関が年金を収入として認めていない

障害年金の受給日は、基本的に偶数月(2・4・6・8・10・12月)の15日。つまり、障害年金だけでは毎月一定の収入があると認めてもらえません。

この記事をお読みになられている方は、病気や怪我で働きたくても働けない、もしくはすでに退職されて年金生活を送られているはずです。

定職に就いて毎月給料をもらえるような状況ではないので、現状に頭を抱えてしまうもの仕方ありません。

年金を担保に借入するのは法律違反

年金受給者に融資する民間企業はほとんどない

「即日融資でなければ、借入できる可能性があるのでは?」とお考えになられる方もいるかもしれませんが、そもそも障害年金を担保に借入すること自体が法律で禁止されているのです。

従って、銀行や消費者金融、さらには民間企業の取り扱う借入サービスは、残念ながらすべて利用できません。

過去に返済トラブルが多発したので禁止された

実のところ、以前までは個人向けの融資サービスがそこまで規制されていませんでした。

ですが、障害年金を受給されているような生活保護者に融資した結果、返済に追われて生活が苦しくなってしまう債権者も多かったようです。

こういった背景もあるので、障害年金を受給しながら生活されている方は、残念ですがカードローン等の借入は諦めましょう。

どうしてもお金が必要なら国の制度を検討

年金担保貸付制度や生活福祉資金貸付制度

どうしてもお金に困っているのであれば、年金を担保にして借入できる国の制度を検討してみてはいかがでしょうか?

さすがに申請した当日に借入するのは難しいですが、法律で唯一認められている手段でもあります。

数日中に金銭的サポートを受けられる可能性もあるので、ぜひ検討してみてください。

制度1.年金担保貸付制度

1つ目は、「年金担保貸付制度」です。

簡単に説明すると、国から年金を前借りするイメージですね。基本的なスペックは、以下に表でまとめておきました。

項目 詳細
貸付限度額 10万円~200万円
(条件に応じて変動します)
金利 年2.8%
返済方法 年金受給時に支払い
連帯保証人 必要

▶参照年金担保貸付融資のご案内

融資システムは複雑で、独立行政法人福祉医療機構を介して年金を前借り、その後は受給される年金から指定金額を返済に充てていく仕組みです。

年金担保貸付の仕組み
画像引用:独立行政法人福祉医療機構

こちらは法律で唯一認められた年金を担保にした融資制度なのですが、残念ながら新規申込は令和4年3月で終了となることが決定しております。

ご希望される方は、「融資のごあんない」をよくお読みになってから申請しましょう。

制度2.生活福祉資金貸付制度

2つ目は、「生活福祉資金貸付制度」です。

資金の種類は、

・総合支援資金
・福祉資金
・教育支援資金
・不動産担保型生活資金

の4つに大きく分類されており、借入目的に応じた資金を選びます。

お急ぎの方であれば、福祉資金に分類されている「緊急小口資金」がおすすめです。基本スペックは、以下を参照ください。

項目 詳細
貸付限度額 10万円以内
据置期間 貸付日から2ヶ月以内
償還期限 据置期間経過後12ヶ月以内
貸付利子 無利子
連帯保証人 不要

▶参照生活福祉資金一覧

据置期間(すえおききかん)というのは、利子だけを返済していける期間です。緊急小口資金は無利子なので、実質2ヶ月間は返済する必要がありません。

償還期限(しょうかんきげん)というのは、簡単に説明すると満期を指します。借りたお金を12ヶ月、つまり1年後までには返すイメージですね。

場合によっては融資してもらえない可能性もあるので、まずはお住まいの地域にある市区町村社会福祉協議会へご相談してみてください。

まとめ

現在受給している障害年金を担保に即日借入するのは、現実的に考えて不可能です。

とはいえ、数日~数週間程度の余裕を作ることが出来れば、国の制度を使って融資してもらえる可能性はあります。

即日借入できるサービスはありませんが、一度お近くの公共団体へご相談してください。

Editor

マネット編集担当/キャッシングガイド

奥山 裕基

年金受給者の場合、お金を借りる選択肢が少なくなります。また、時間がかかるものが多いです。そのため、突発的に利用するのではなく、事前に準備をしたうえで余裕を持った対応が必要です。年金は今後の増額がないため、日々の計画的な利用も重要です。

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