4社合計370万円の借金をおまとめローンで1本化しました|和田さん(48歳・男性)の体験談
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マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
FP資格を有し、カードローン・消費者金融および貸金業に関する豊富な知識を持つ編集者。関連法規(貸金業法・金融商品取引法等)の理解を深めつつ、多数のローン経験者へのインタビューや金融機関勤務経験者へのヒアリングをもとにリアルな情報収集を怠らず、自身も当サイトにおいて1,000本を超える記事を執筆。生活に欠かせない「お金」だからこそ最適な意思決定を支援したいという理念のもとに情報発信を行っている。
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この記事はこんな人向け |
- 複数社からの借金がある…
- 利息の返済が厳しい…
- おまとめローンってどうなんだろう
現時点で複数社のカードローンからの借金があり、少しでも返済負担を減らしたいと考えている場合は、「複数の金融機関からの借入を1社にまとめる」という手段があります。いわゆる「おまとめローン」を活用することで、利息負担(返済負担)を軽減することができます。
今回は合計4社にまで膨らんでいた借入を、「ろうきんのおまとめローン」を利用して返済することになった「和田さん(仮名)」の実体験をお話しいただきます。
おまとめローンとは
複数の借入がある場合はおまとめローンを利用することで、それぞれの金融機関で適用されていた年15.0~18.0%の金利を下げられます。
これはカードローンでの借入に限らず、クレジットカードのキャッシングやその他のローンでも適用可能なケースがあります。
愛知県在住の和田さんにお話を聞きました
愛知県在住の和田さんは奥様と2人暮らしで、サービス業のお仕事をしています。
今回はオンラインでインタビューを実施させていただき、それまでの借入状況や、おまとめローンの利用に至った経緯などを伺いました。
本日はよろしくお願いします。色々とご質問させていただきますね。
マネット編集者
和田さん
1社から借りたら、いつの間にか増えていた
最初はどのような経緯でカードローンの利用をはじめたのですか?
マネット編集者
和田さん
今から10年ほど前ですが、結婚を機にお小遣い制になったことがきっかけです。当時の年収はおおよそ400万円くらいで、月々4万円のお小遣いの中から日々の昼食代や飲み会のお金を捻出していました。
マネット編集者
和田さん
もともと特別な趣味はなく、ギャンブルも一切やらないのですが、とにかく食べることと飲むことが好きでしたので出費が多かったです。
和田さん
当時働いていたレンタルショップの同僚と街に繰り出し飲むことが楽しみだったので、その時にちょっとお金が足りないなという軽い気持ちでカードローンを利用しました。
バレにくいという理由でネット銀行のカードローンを利用
以下はオンラインで実施した実際のインタビュー風景(左:和田さん、右:インタビュアー)です。
マネット編集者
和田さん
妻にバレるのが嫌だったのと、金利が低かったのでネットで完結する住信SBIネット銀行のカードローンを利用しました。
住信SBIネット銀行 NEOBANKカードローン
30秒かんたん診断が便利!
WEBで24時間365日対応可能
「SBI証券口座」保有登録で、基準金利から年0.5%の金利優遇あり
気づいたら4社から借りていた
最初は1社からの借入だったはずが少しづつ増えて…?
マネット編集者
和田さん
その後、マイカーローンを組まれて、さらにプロミス、三井住友銀行カードローンと、気づいたら併せて4社まで増えてしまいました。
マネット編集者
和田さん
私の場合、生活費は妻に預けていて、自分のお小遣いの足しになればということだけだったので、特別大きな支出が増えたわけではないんですよ。
和田さん
A社から借りた分をB社からの借入で返そうというのではなく、A社、B社両方から借りた分をそのまま使っていたので、その時点で支払いと返済のバランスが崩れていて雪だるま式に借金が増えていったという感じですね。
危機感を感じておまとめローンの利用を決意
和田さん
気付いた時には借金の総額が370万円になっていて、さすがにこれはマズいなと感じていました。
そうだったのですね、それでろうきんのおまとめローンを検討したと?
マネット編集者
和田さん
そうですね、もともとろうきんが安いのは知っていたので。
何か、利用の決め手となった出来事はあったのでしょうか?
マネット編集者
和田さん
ろうきんの利用を検討し始めたのは、コロナ禍に入った2020年頃のことです。その頃には運送業に転職していたのですが、コロナ禍なのもあり仕事が激減してしまいました。
和田さん
昇給もなくなり、手当てもカットされるという中で、これ以上給料が下がったら返済しきれないと思いました。
和田さん
そこで初めて、今のペースで返済を続けたら何年かかるかを計算したところ、返済し終わるのは60歳頃だと気がつきました。その年齢になって入金機の前に立っている自分を想像したらゾッとして、そこから返済に真剣に向き合うようになりました。
ろうきんを利用しローンをまとめたことで、金利はどのくらい下がりましたか?
マネット編集者
和田さん
私は「東海ろうきんのおまとめローン」を利用しましたが、まとめたことで金利が1.84%まで下がりました。
和田さん
ここまで金利が下げられたのは、住宅ローンやマイカーローンも東海ろうきんで併せて組んでいたからです。借入があるため住宅ローンの審査に通るか心配だったのですが、最終的に審査に通ったのは東海ろうきんだけです。住宅ローンの審査は落ちたけれど、おまとめローンの審査は通ったという信用金庫は何社かありました。
おまとめ後は金利が下がり返済負担も軽減
おまとめローンを組むにあたって、気をつけていたことはありますか?
マネット編集者
和田さん
住宅ローンも併せて組みたかったので、信用情報の履歴が残る24ヵ月の間は返済や支払い忘れがないよう気をつけました。金利が低い銀行系は、必ずチェックされるので気をつけたほうがいいと思います。
和田さん
意外と見落としがちなのが、携帯電話料金の支払遅延ですね。利用料金の支払い忘れは信用情報に載りませんが、本体代を割賦で支払っている場合は、本体代の支払遅延については信用情報に載ってしまうようです。
ローンをまとめたことで、気持ちに変化はありましたか?
マネット編集者
和田さん
同時に、当時の自分の金銭感覚は完全に狂っていたのだと気付かされました。
複数の借入がある人にはおすすめしたい
ローンを検討している人に向けて一言いただけますか?
マネット編集者
和田さん
今、複数社に借入があって金利の返済だけで精いっぱいという人は、1度おまとめローンに申込をしてみるといいと思います。審査にお金はかかりませんし、落ちた場合はその原因を探って、次の審査に活かすということもできますよ。
色々とリアルなお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
マネット編集者
まとめ
今回は4社からの借入を、ろうきんで1本化した和田さんにお話を伺いました。和田さんのように、ろうきんで住宅ローンなどを含めローンをまとめることで大幅に金利を下げて、月々の返済額も抑えられる場合があります。
また、現時点で複数のカード会社からの借入があり、金利が高くなかなか元金が減らずに困っているという人は、消費者金融や銀行などでおまとめローンを検討してみてください。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
現時点で複数社からの借入がある人は、まずは現状の整理をしましょう。それぞれの金利と残高がどれぐらいで、完済の目処はいつになるのか?などです。そのうえでおまとめを検討する際は、まずは各金融機関のお問い合わせ窓口などを活用すると良いでしょう。