カードローンの借り換えやおまとめとは?メリット・デメリットと注意点
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借り換えやおまとめについて気になっているものの、イメージがつかない人もいるでしょう。
結論、借り換えやおまとめとは、借入先を変更することです。
新規でローンを契約して、そこで借りたお金を使って既存のローンを完済し、以降は新規で契約したローンを返済していきます。
今回は、その借り換え・おまとめについて分かりやすく解説し、以下の点も紹介していきます。
この記事のポイント |
- 借り換えやおまとめのメリット・デメリット
- 借り換えやおまとめを検討する際の注意点
- 借り換えやおまとめにおすすめのカードローン
借り換えやおまとめによって、ローンの返済が楽になる可能性もあります。焦って申込をする前に、まずは借り換えやおまとめの全体像を確認してみましょう。
借り換え=借入先を変更すること
まず、借り換えに関して解説していきます。
借り換えとは、その名の通り、借入先を変更することです。借り換えまでの流れは以下のとおりです。
A社→B社というように、借入先を変えるのです。
では、なぜこのような借入をするのか。理由は人によってさまざまですが、主な目的は大きく3つあります。
借り換えの目的 |
- 利息の支払いを削減する
- 毎月の返済額を少なくする
- 返済に関する利便性を向上させる
かんたんにまとめると、より良い条件で返済をするために、借り換えをします。
カードローンの借り換えをするメリット・デメリット
なぜ、返済に関する悩みが解決されるのか。それを知るためには、借り換えのメリット・デメリットを確認しておくのが良いでしょう。
メリット |
- 金利を下げられる可能性がある
- 毎月の返済額を減らせる可能性がある
- 使えるATMを増える可能性がある
- 毎月の返済日を変更できる可能性がある
デメリット |
- 新たに審査を受ける必要がある
- 毎月の返済が苦しくなる場合がある
具体的には4つのメリット・2つのデメリットがあります。以下でひとつずつ理由を解説しますので、借り換えで悩んでいる人は参考にしてみてください。
4つのメリット
メリット1:金利を下げられる可能性がある
現在借りているものより、低金利になれば、支払う利息を減らすことができます。
もちろんカードローンは利便性の面もあるので、「低金利がすべて」と断言できませんが、利息を減らしたいのであれば、借り換えを検討しても良いでしょう。
たとえば、以下のように条件を良くすることができます。
項目 | A社 | B社 |
---|---|---|
借入額 | 80万円 | 80万円 |
金利 | 年率18.0% | 年率14.5% |
返済期間 | 1年 | 1年 |
返済総額 | 944,000円 | 916,000円 |
利息総額 | 144,000円 | 116,000円 |
差額28,000円
こんな人向け |
- 今ある借入の金利が高い
- 少しでも利息を減らしたい
メリット2:返済額を減らせる可能性がある
カードローンは会社ごとに毎月の返済額が異なるため、借り換えによって毎月の返済額を減らせる場合があります。
カードローンの毎月の返済が多く、生活をしていくのが厳しいという人は、借り換えを検討してみるのもひとつの手です。
たとえば、以下のように毎月の返済額を減らすことができます。
項目 | A社 | B銀行 |
---|---|---|
借入額 | 80万円 | 80万円 |
金利 | 年率18.0% | 年率14.6% |
毎月の返済 | 21,000円 | 16,000円 |
返済期間 | 4年9ヵ月 | 6年6ヵ月 |
返済総額 | 1,196,199円 | 1,240,107円 |
利息総額 | 396,199円 | 440,107円 |
ただし、これには注意点があります。毎月の返済額を減らすと、完済までの期間が長くなり支払う利息の総額が増えるという点です。
期間が長くなると、結果として、支払う利息が多くなってしまうので、一度考える必要があるでしょう。
余談ですが、本当に借金返済で苦しんでいる人は、借入先や専門家に相談するという解決策も検討してみるのが良いでしょう。
こんな人向け |
- 毎月の返済額が多すぎる
- 少しでも返済額を減らしたい
メリット3:使えるATMが増える可能性がある
提携しているATMが多いカードローンに借り換えれば、借入・返済に関する利便性が向上します。
現在借入・返済に手間取っている人は、借り換えを検討しても良いでしょう。
使えるATMが限られているという理由で、わざわざ遠い使えるATMまで赴き、入出金をしている人にはおすすめです。
手間を省くため、近くのATMで利用できるカードローンを探してみてください。
また、借入・返済の際の手数料を無くせる可能性もあります。
積極的に追加返済をしたい人は、その回数に応じてかかる手数料が減らせるので、借り換えをしても良いでしょう。
こんな人向け |
- 借入・返済の手段を増やしたい
- 追加返済も積極的にしたい
メリット4:毎月の返済日を変更できる
自分が返済しやすい返済日になることで、お金の管理も楽になります。
今ある借入の返済日に不満がある人は、借り換えを検討しても良いでしょう。
たとえば、みずほ銀行カードローンの毎月の返済は10日です。お給料日が15日という人は、給料日前で管理するのが大変でしょう。このような場合は、借り換えを検討のもひとつの手です。
こんな人向け |
- 給料日と返済日が離れている
- お金の管理をするのが下手だ
2つのデメリット
- 再度審査を受ける必要がある
- 毎月の返済が増える可能性もある
デメリット1:再度審査を受ける必要がある
借り換えをする際も、通常のカードローンと同様に審査はあります。}
せっかく申込したのに落ちてしまう場合もあります。また、必要書類の提出もあります。借入金額が多いので、身分証だけではなく、収入証明書を求められるでしょう。
身分証に記載の住所は現住所と一致している必要があり、違っていれば変更する手間もあります。そのほか、源泉徴収票や給与明細が無い場合は、会社に発行してもらわなくてはなりません。
こんな人に不向き |
- 審査に不安がある
- 手続きを面倒に感じる
デメリット2:毎月の返済が増える可能性もある
借り換えしたは良いものの、毎月の返済額があがってしまい、生活が苦しくなるというケースもあります。(ただし、毎月多く返済する分、完済は早まります。)
カードローンの公式サイトには、借入額に応じた返済額が記載されているので、申込前にご自身の現状の借入額と照らし合わせてみましょう。
こんな人に不向き |
- 借り換え後に返済額が変わるのは嫌だ
カードローンの借り換えをする際の注意点
カードローンの借り換えを検討するうえで、注意するべきポイントが「思い通りの結果にならないこともある」ということです。
いざ借り換えをしてみたら、条件が悪化した、また審査に通過しなかったというケースもあるのです。
このような状態を回避するためにも、事前に借り換え先の条件をよく確認しておく必要があります。
金利が必ずしも低くなるとは限らない
申込をしても、必ずしも低い金利が提示されるとは限りません。
実際、金利は審査で決まります。各金融機関が判断をするので、ご自身が望んだ金利になるわけではないのです。
希望額を借り換えられるとは限らない
これには、消費者金融や信販会社といったカードローン会社が守らなければならない「総量規制」という制度が関係してきます。
総量規制とは、個人に融資できるのは年収の3分の1までという法律です。これは他社もあわせた金額となります。
借り換えようとしても、この年収の3分の1を超える金額は借り換えできません。
たとえば、年収300万円で60万円を借り換えようとしても、審査に落ちる可能性があります。それはどういうことか、詳しくは以下になります。
既存の借入を返済をするために、もう一社から借りるので、一時的にに2社から借りるタイミングあります。この際、年収の3分の1を超える恐れがあります。
上記のような場合は、全額借り換えできないでしょう。
全額借り換えることができるのは、年収の6分の1までと覚えておきましょう。たとえば年収300万円の場合は50万円までが借り換え可能です。
総量規制の影響を受けないケースもある
「借り換え専用のローン」であれば、上記で解説したような借入上限の影響を受けずに借り換えをできる場合があります。
総量規制の例外として、「顧客が一方的に有利な借換え」というものがあります。
シンプルに「借り換えることで利用者の負担が減るローン」のことです。このような借り換えローンは、「総量規制の例外」というかたちで取り扱っているところがあります。
ただし、借り換え専用ローンは、新規で借入ができず返済のみとなることがほとんどです。借りられるローンは、追加融資を受けて利息の支払いが増えてしまうリスクもあり、利用者が一方的に有利になるとは言い難いためです。
新たに借入しないという人であれば、借り換え専用ローンをご検討ください。
借り換え専用ローンに向いている人 |
- カードローンでの借り換えだと総量規制に抵触する人
- カードローンがあると、つい借りてしまう人
- 今後、返済に専念したいと考えている人
カードローンの借り換え審査
一般的なカードローンの審査と比較して、借り換えの審査は厳しいと考えられます。
理由としては、既に借入があるためです。借入残高が多い分、金融機関側にとって、返済されなかったときのリスクが大きいと考えられます。
他社借入の件数も確認される
この記事で解説した「総量規制」に当てはまっていなくても、借入件数が多いと審査に落ちてしまう可能性があります。
理由としては、多くの借入先があると、金銭的に見て、極度に困っていると考えられるからです。現状の借入枠では足らず、次々と借りている状態で、金融機関は融資するのをためらいます。
たとえば、1件で200万円と4件で200万円では、後者のほうが返済能力は低いとされます。
前者は利用実績のもと信用を得て200万円の枠になったのに対し、後者は信用を得られずに1社からは少額しか融資してもらえないと考えられるからです。
安定収入があるかどうか確認される
年収や勤続年数、職業や雇用形態などが確認されます。これらの項目から、今後収入が途切れることがないか判断をします。
借り換え先の金融機関は、これから返済をしてもらわないといけないので、その返済にあてるお金、つまり収入があるかどうかは必ず確認します。
なお、以前より収入が減っている人は、審査に落ちる可能性があります。
今ある利用枠は、以前審査をうけたときのものです。仮に年収が減少した状態で、申込をしたとしても、借入額と返済能力が見合わないとして断られます。
これまでの返済実績が見られている
借り換え先の金融機関は、これからお金を返してもらわなければならないので、「きちんと返済をする人物なのか」という点については慎重に確認します。
確認の方法としては、「信用情報」を確認します。信用情報とは、お金に関するあらゆる記録を登録したデータです。
カードローンやクレジットカードなどの借入・返済の記録が登録されていて、金融機関は審査の際に必ず、このデータを確認するのです。
今ある借入・返済の実績も筒抜けになります。もし仮に返済に遅れた記録があると、審査に落ちる可能性があります。どの金融機関も返済をしない人物には、お金を貸したくありません。
ファイナンシャルプランナー|飯田道子
使っていないカードローンは解約する
審査に通りたいなら、虚偽の申請は絶対NGです。特に複数の会社から借入ている場合は、正確に申請しましょう。ただし、借入先が多いときは審査が不利に。借入先はまとめましょう。また、今使っていないカードがあるときには、解約をお勧めします。カードローンは、枠があるだけでも利用していると判断されるので不利になります。
借り換えで毎月の返済額を抑える方法
毎月の返済額を抑えたい人は、借り換え先の条件をよく確認しましょう。
確認の方法ですが、まず自分が今借りている金額を確認しましょう。
次に、借り換え先の公式サイトを見てください。
毎月の返済額がいくらか記載されているはずです。合計でいくら借りている場合は、ひと月にこれくらいは返済してください、と決まっています。
たとえば、各社カードローンの毎月の返済額は以下のとおりです。「最低返済額」というのは、ひと月に最低でもこれだけは返してくださいという意味です。
公式サイト | 最低返済額 | 金利 | 毎月の返済日 | 融資時間 | |
---|---|---|---|---|---|
詳細は こちらへ |
1,000円 | 4.5 ~ 17.8% | 5日、15日、25日、末日から選択 | 最短3分 | |
詳細は こちらへ |
4,000円 | 4.5 ~ 18.0% | ・毎月1回(約定日制) | Webで最短25分融資の可能※ | |
詳細は こちらへ |
4,000円 | 3.0 ~ 18.0% | ・毎月1回(約定日制) ・35日ごと(サイクル制) |
最短18分 | |
詳細は こちらへ |
1,000円 | 3.0 ~ 18.0% | 5日、15日、25日、末日から選択 | 最短15分※1 | |
詳細は こちらへ |
返済は月1,000円から※。 ※金利が年率8.1%以下の方の場合 |
1.4 ~ 14.6% | 希望の毎月返済日を指定可能 | 最短翌営業日 | |
詳細は こちらへ |
‐ | 2.0 ~ 14.0% | 毎月10日 | 数日 | |
詳細は こちらへ |
2,000円(10万円以内の場合) | 1.9 ~ 14.5% | 1日、12日、20日、27日(※)から選択可能 (※楽天銀行口座を返済口座(登録口座)に登録した場合) |
最短翌日 | |
詳細は こちらへ |
1,000円 | 1.7 ~ 14.8% | ・10日 ・月末日 |
数日 |
どのカードローンも、借入の残高が大きくなるほど、毎月の返済額も大きくなる仕組みになっています。表記されている返済額は、あくまで最低返済額のため、お金に余裕があれば追加で返済することも可能です。
毎月の返済額を抑えると結果的に利息が増える
返済額が多く、毎月の生活が本当に苦しいのであれば、借り換えを検討してみて良いでしょう。しかし、安易な考えで返済額を減らすのは考えものです。
たとえば、毎月遊ぶお金が欲しいからと、返済額を減らすのは推奨できません。
理由としては、返済額が減ると返済期間が長引き、結果として支払う利息が多くなるからです。
利息の計算式 |
- 利息総額=借入金額×金利÷365日×利用日数
完済までに支払う利息は、上記の式で概算できます。借入金額が大きいほど、返済期間が長いほど、利息は多くなるのです。
「毎月どれくらいの返済額に抑えるのか」と「どれくらいの期間で完済するのか」については交換条件です。まずはご自身でシミュレーションして計画を立ててみましょう。
借り換えで支払う利息を少しでも抑える方法
完済までに支払う利息を削減するためには、「低金利で借りること」と「毎月の返済額を増やすこと」の2点が重要です。
具体的には、「低金利のカードローンに借り換えて、かつ繰り上げ返済に注力する」というのがポイントになります。
カードローンの返済額は、まず利息の支払いに充てられ、残りの分を元金の返済に充てます。もし低金利になれば、利息も減り元金へ充てられる分が増えるのです。
そうなると、 元金が減り、それをもとに算出する利息も減るので、返済に勢いがつきます。
カードローンの金利の幅を確認しましょう
どのカードローンも金利の幅が表記されています。その範囲からを超えることはないので参考にしてみてください。
たとえば、金利が年率2.0%~14.0%と記載してあるカードローンは、どんなに高くても14.0%です。現在の借入が18.0%の場合は、低金利になるでしょう。
利用限度額が多いほど金利が下がる可能性もある
カードローンにもよりますが、利用限度額ごとに適用される金利が公式サイトに表記されているケースもあります。
たとえば、以下のように公式ページに記載があるのです。
カードローン | 借入額100万円以下 | 100万円超~200万円以下 | 200万円超~300万円以下 | 300万円超~400万円以下 | 400万円超~500万円以下 |
アコム |
年*7.7%~18.0% | 年*7.7%~15.0% | 年*7.7%~15.0% | 年*4.7%~7.7% | 年*4.7%~7.7% |
三菱UFJ銀行 |
年*13.6%~14.6% | 年*10.6%~13.6% | 年*7.6%~10.6% | 年*6.1%~7.6% | 年*1.8%~6.1% |
みずほ銀行 |
年*14.0% | 年*12.0% | 年*9.0% | 年*7.0% | 年*6.0% |
楽天銀行 |
年*14.5% | 年*9.6%~14.5% | 年*6.9%~14.5% | 年*4.9%~12.5% | 年*4.9%~8.9% |
オリックス銀行 |
年*12.0%~14.8% | 年*5.0%~14.8% | 年*5.0%~12.8% | 年*4.5%~8.8% | 年*4.5%~8.8% |
このような表を参考に、どれくらいの金利になるのかを確認してみましょう。確認をしてみると、「今の金利のほうが低い」となる場合もあります。
複数社の借入がある人はおまとめローンを検討
ここからの内容 |
- おまとめローンに申込したい
- おまとめローンをする方法は?
- できれば即日利用したい
複数の金融機関から借入があり、毎月の返済が厳しいと感じたときに検討するのが「おまとめローン」です。
おまとめローンで借入をまとめることで、返済日が統一するといったメリットがあります。今回、このおまとめローンに関して、即日利用できるのか解説していきます。
おまとめローンとは複数の借入を一本化するローンのこと
複数ある借入を一つにまとめるローン、これをおまとめローンと呼びます。
金融機関によって返済日が異なる場合があるため、いくつかの借入があると資金管理に苦労します。それぞれの利息や毎月の返済額も異なると、なおさら覚えてくおくのが大変でしょう。
このような場合におまとめローンを利用することで、返済における手間が軽減でき、今後の返済計画が立てやすくなるのです。
おまとめローンを利用するメリット
おまとめローンを利用する目的は、毎月の返済負担を減らすことですが、具体的なメリットは以下の3つに大別できます。
メリット |
- 毎月の最低返済額を軽減できる
- 返済日の統一で資金管理が楽になる
- 現在の借入より低金利になる可能性がある
A社は15日に2万円、B社は27日に5千円、C社は4日に1万2千円…。と、このように借入が複数ある場合は、覚えておくのに苦労します。毎月の返済を覚えているのが難しい、もしくは、複数の資金の管理をするのが大変…。
このように感じている人は、おまとめローンを利用を検討してみましょう。
おまとめローンの方法
おまとめをする方法は、金融機関が”おまとめ専用ローン”と定めている金融商品を利用する方法と、金融機関が通常の借入用に提供しているローンを”おまとめローンとして”活用する方法です。
方法1|おまとめ専用のローンを活用する
金融機関の中には、おまとめ"専用"のローンを取り扱うところが存在します。このおまとめ専用ローンは、借入に特化した商品です。
おまとめローンを提供する金融機関が、あなたの借金を代わりに返済して、その後、あなたがおまとめ先の金融機関に返済をしていきます。
ただし注意点をして、おまとめ専用のローンはまとめた借入を返済するだけで、新規借入ができない傾向にあります。つまり、これから返済をしていく中で"何があっても追加で借入しない"という、気持ちで利用しないといけません。
方法2|一般のカードローンをおまとめとして利用する
おまとめをするもう一つの方法は、一般のカードローンを"おまとめとして"利用する方法です。「新たに金融機関でまとまったお金を借りて、今ある借入を返済する」この流れを自分でおこないます。
これには注意点があり、極度に借入総額が高額であると利用できない可能性があります。一般のカードローンを利用するため、おまとめ専用ローンと異なり、サービス上は追加で借入できることになります。
そのため、現状借入がたくさんある人が、さらに借りてしまうリスクも考えられるため、審査に落ちてしまう可能性があります。
借り換えやおまとめローンにおすすめの金融機関は状況によって異なる
借り換えやおまとめローンはその特性上、審査に時間を要する傾向があります。そのため、できる限り条件い合う融資を受けられる金融機関を選びたいでしょう。
そこで、借り換えとおまとめローンでそれぞれオススメの金融機関を紹介します。
借り換えなら銀行カードローンが適している
カードローンの借り換えを検討するのであれば、借り換えも可能だと宣伝しているカードローンを選択しましょう。
そのように宣伝している場合は、借り換えの人でも利用できることを想定した条件になっているからです。
おすすめなのは銀行カードローンです。そもそも設定している金利が低い傾向にあり、返済についても利便性が高いと言えます。
商品名 | 金利 | 限度額 | 対象 |
---|---|---|---|
東京スター銀行 「スターワン 乗り換えローン」 |
年9.8〜 14.6% |
30万円~ 1,000万円 |
ローン全般 |
西日本シティ銀行 「NCBおまとめローン」 |
年4.5~ 15.0% |
10万円~ 500万円 |
ローン、 クレジット カード |
栃木銀行 「とちぎおまとめ ローンスッキリ」 |
年6.8~ 14.6% |
10万円~ 500万円 |
ローン |
百十四銀行 「114おまとめローン」 |
年4.8~ 14.5% |
1万円〜 |
ローン、 リボ払い |
auじぶん銀行 カードローン 「借り換えコース」 |
年0.98~ 12.5% |
100万円~ 800万円 |
ローン、 リボ払い |
りそな銀行 「りそなフリーローン」 |
年1.7~ 14.0% |
10万円~ 1,000万円 |
自由 |
みずほ銀行 「多目的ローン」 |
変動金利5.875% 固定金利6.85% |
10万円~ 300万円 |
自由 |
イオン銀行 「フリーローン」 |
年3.8~ 13.5% |
10万円~ 700万円 |
自由 |
おまとめローンならスピード重視の消費者金融を選択
一方でおまとめローンなら融資のスピードを重視し、消費者金融が適しています。
多くの場合、最短即日中に審査結果が出るため、現状を早い段階で改善できるでしょう。
商品名 | 金利 | 限度額 | 対象 |
---|---|---|---|
アイフル 「かりかえMAX」 |
年3.0~ 17.5% |
1万円~ 800万円 |
消費者金融、 銀行ローン、 リボ払い |
アコム 「借換え専用ローン」 |
年7.7~ 18.0% |
1万円~ 300万円 |
貸金業者の借入 |
レイク 「レイクdeおまとめ」 |
年6.0~ 17.5% |
10万円~ 500万円 |
貸金業者の借入 |
プロミス 「おまとめローン」 |
年6.3~ 17.8% |
300万円 | 貸金業者の借入 |
SMBCモビット 「おまとめローン」 |
年3.0~ 18.0% |
800万円 | 貸金業者の借入 |
中央リテール 「おまとめローン」 |
年10.95~ 13.00% |
500万円 | 貸金業者の借入 |
ORIX MONEY おまとめローン |
年3.0~ 17.8% |
50万円~ 800万円 |
消費者金融、 銀行ローン、 リボ払い、 キャッシング |
※金利は2024年2月現在のものです。
まとめ
今ある借入の返済が厳しいと感じている場合は、カードローンの借り換えやおまとめを検討してみるのもひとつの手です。
借り換えやおまとめをすることによって、金利を下げることができたり、毎月の返済額を少額にできたりします。
しかし、必ず思い通りになるわけではありません。申込をしても、金利や返済額が変わらないケースもあるのです。
このような状況に陥らないためには、事前に借り換えやおまとめの検討先のホームページから、金利や返済額をよく確認しておきましょう。
また、審査も通るとは限りません。収入が安定していない、既存の借入で返済遅延を起こしている。という状態だと、「返済能力の低い人物」とみなされて、審査落ちになる可能性があります。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
借り換えに関してはメリットも多いですが、後悔がないように前後の契約内容をしっかり比較しましょう。比較せずに安易に借り換えをすると、メリットを享受できません。また、借り換え以外の方法も視野に入れて動く必要があります。人によっては借り換えよりおまとめローンが向いている場合もあります。様々な比較をしたうえで後悔しない借り換えをしましょう。
ファイナンシャルプランナー|飯田道子
迷ったらシミュレーションしよう
毎月の返済が多いと感じている、少しでも返済額を減らしたいなら、借り換えを考えても良いでしょう。借り換えの目安は、現状よりも低金利のものであることが鉄。ただ、返済条件によっては、新たな返済額が減ったことにより返済期間が延び、総返済額が増えてしまうということがあります。借り換え前には、必ずシミュレーションするようにしましょう。