転職活動中の無職は消費者金融でお金を借りる事ができるのか【ニートや失業中の人は借り入れ可能？】

リストラや本人の希望による転職。いざ会社を辞めてはみたものの、その後来る税金や国民健康保険料、車と住宅のローンと生活費に支払う金額が大きく、転職活動に使う証明写真のお金すら払えなくなってしまう転職者（求職者）がいます。

そんな時に目に付くようになるのが、消費者金融のCMや広告。はたして、転職活動中の無職（失業）の状態でも、お金の貸付をしてもらえるのでしょうか。気になる疑問を、実際の電話およびメール調査から得た情報をもとに、徹底解説していきます。

会社を辞めて転職活動中の人は、お金を借りる際に伝えなければいけない職業は、当然ながら無職（失業中）になります。つまり収入は0となり、今まで生活するのに要した費用は貯蓄からマイナスとなっていき、それに加え転職者活動に要する費用が加算されます。

在職中に転職活動を行った転職者が、次の内定を貰うまでにかかった費用が平均37万円なのに対し、退職後転職活動をした転職者はそのおよそ2倍の金額の約71万円かかったというデータもあげられています。

その内訳は生活費・家賃といった固定費の他、面接時の企業への交通費、スーツを購入する費用などの服飾費もあげられており、最終的に資金不足で証明写真を撮るお金さえなくなったという無職の転職者もいます。また会社を退職してかかる費用の中には、住民税や国民健康保険料といった税金関係にも注意しておく必要があります。

住民税では6〜12月に退職した場合、前年度の所得に対して課されている税額のうち翌年5月までに納めるべき残額を退職時に一括または分納で支払うことになります。
ただし自動的に徴税されるものではないので、一括を選択する際には会社と相談しましょう。分割を選択した場合は役所から納税通知書が自宅に郵送されます。

次に1〜5月に退職した場合、前年の所得に課されている税額のうち翌年5月までに納めるべき残額を退職時に一括支払いとなります。この場合、役所から納税通知書が自宅に郵送されてくるため自身で直接支払いとなります。

また、国民健康保険への加入は退職後14日以内の申請が必要で、申請には退職を証できる書類と年金手帳・印鑑が必要です。

保険料は東京都国立市に住民票があり、本人（夫）43歳・年収550万、妻38歳・専業主婦、子2人（8才・4才）の場合、年額358,735円、月額29,895円が必要となります。

いずれの場合も支払いが難しい場合、支払い期日までに役所で納付相談を受ければ期日の延長をしてもらえる可能性があります。

転職活動中は無職と同様になり資金不足となります。そのため、急遽アルバイトを始めるというケースは少なくありません。しかし会社員であった今までとは違い、1つのアルバイト先の給料では収入が追いつかず掛け持ちでアルバイトをする転職者も多くいます。

すると必然的にフリーターとなり、転職活動にかけることのできる時間が減り、定職が決まるまで期限が延長される可能性ができます。

結局転職までにかかる期間は長い人で7ヶ月以上かかったというケースもあります。その理由は様々ですが、資金計画が曖昧だったためという転職者もおり転職活動に資金計画がどれだけ重要であるかがわかります。

内定者向けローンという仕組みはあるものの、導入している金融機関は限られますし、CMなどで有名な大手カードローンでは、現実的に難しいでしょう。

まずは安定した仕事について、期間を少し置くこと。そうでなければ無職の人がお金を借りるのは、現実的には難しいでしょう。

上記で紹介した消費者金融ですが、無職の人にお金を貸さないのは「総量規制」というものが影響しています。これは貸金業法で定められている法律で、年収の3分の1までしか貸付はできないというルールです。つまり、無職は収入がゼロなので、その状態ではお金を貸してもらえないのです。

要するに、無職相手の融資は法律で禁じられているということです。
実際、無職の方が消費者金融にどれだけ陳情したとしても、結果は以下の通りです。

✓転職したいのに、その活動資金が無い
✓働きたいけどバイトをする時間もない

そういった転職活動中の方も、まずは定職を見つけてください。
もちろん、雇用形態はアルバイト・パートでも問題ありません。

とにかく毎月一定の収入があるという状態になれば、消費者金融に申し込むうえでの最低条件だけは満たせます。

もちろん、仕事をしているからと言って必ず審査に通過できる保証はありません。
しかし、仕事を見つけるまでは、少なくとも借入という選択肢は選べないと考えましょう。

申し込み方法も分かったところで、実際にどのカードローンを選べばいいのか迷ってしまう人に、アルバイトやパート収入でも利用可能な借入先を紹介します。

初めて利用するのであれば、利用者数がトップクラスの大手カードローンを申し込み先候補として考えておきましょう。

転職活動をしているが、どうしてもお金が足りない。
アルバイトやパートは時間に余裕がないのでシフトが不十分で、なおさら資金不足に拍車が掛かっている。

そういった状況で「消費者金融」という選択肢を考える人もいるでしょうが、申し込むかどうかは慎重に判断しましょう。
少なくとも、完全無職の状態では審査に通過できません。

最低限の条件を満たして審査通過できたとしても、借りすぎにだけは注意しておきましょう。