クレジットカードの請求が払えずカードローンで借りた女性の体験談
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ファイナンシャルプランナー
村上敬
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。公式ページ:「ファイナンシャルプランナー村上敬」
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
FP資格を有し、カードローン・消費者金融および貸金業に関する豊富な知識を持つ編集者。関連法規(貸金業法・金融商品取引法等)の理解を深めつつ、多数のローン経験者へのインタビューや金融機関勤務経験者へのヒアリングをもとにリアルな情報収集を怠らず、自身も当サイトにおいて1,000本を超える記事を執筆。生活に欠かせない「お金」だからこそ最適な意思決定を支援したいという理念のもとに情報発信を行っている。
カードローンはどのような利用をしている人がいるのか、実態を調査するため、実際に借入経験のある方へ、リモートでインタビューを実施しました。
今回は、「クレジットカードの請求が払えず、カードローンを利用した藤田さん(仮名)」と対談をして、カードローンの利用についてお聞きしましたので、ぜひご参考ください。
藤田さん
こんにちは。マネット編集部です。今回はクレジットカードの請求をカードローンで対処した藤田さんにお話をお伺いします。本日はよろしくお願いします。
マネット
編集者
藤田さん(仮名)のプロフィール
項目 |
詳細 |
氏名(仮名) |
藤田 |
年齢 |
27歳 |
職業 |
契約社員 |
年収 |
200万円 |
インタビューを受けていただいた藤田さん(仮名)は、2017年10月にアコムから借入。当時利用していたクレジットカードの請求が払えずに利用したとのことです。
|
藤田さんの借入履歴 |
- 2017年10月:アコムに希望額10万円で申込
- 2017年10月:アコムの限度額50万円で契約
- 2018年10月:気がつくと限度額50万円を満額使用
- 2019年:返済が苦しいと感じて親に完済してもらう
- 2019年:解約を試みるも手続きが難しく断念
- 2019年:再び10万円の借入
- 2020年:利用停止になり、現在は返済に専念
過去に最高50万円の借入をしていたものの、当インタビューをしている現在では、10万円程度の借入になり、返済に専念をしているとのことです。
クレジットカードの請求が払えずカードローンを利用
―はじめに、カードローンを利用したキッカケを教えてください。
藤田さん
はい。クレジットカードの支払いがどうしてもできなくて使いました。
新卒で就職した際に、クレジットカードを作ったんですね。しかし、使い方がちょっと雑だったというか、何も考えていなかったというか...。
マネット
編集者
藤田さん
はい。2回目か3回目かの請求のときには、10万くらい請求がきちゃったんですね。それでマズいってなって、家族にも頼れない状態で、家族以外にお金を借りるのも嫌だったので利用することにしました。
マネット
編集者
藤田さん
後からでも自分で返済できるというのは、カードローンしか思いつかなくて、申込に至りましたね。
マネット
編集者
藤田さん
今思えば、親にそうやって相談をすることも、できたなと思っています。ただ、その時はそんな失敗をしたことを言うのも恥ずかしかったし、時期的に親に相談しづらかったんですよね。
―ちなみにクレジットカードの返済を分割払いとかリボ払いにすることは考えましたか?
藤田さん
分割だったかな?リボは一回したのかな?そのとき、リボ払いについてよく分かっていなくて、一回リボ払いにしたら、雪だるま式に増えていったみたいな感じでした。しないほうが良かったかもしれないですね。
それでも、同じリボ払いのアコムへ申込をしているんですね。
マネット
編集者
藤田さん
私は一ヶ月の手取りが14万円~15万円とかで、どうしても10万円の請求とかになると、本当に生活とかできなくなるので、借入をしたんだと思います。
―ちなみにクレジットカードの返済ができないことに対して、どんな気持ちだったんでしょうか?
藤田さん
最初の3、4ヶ月は自力で頑張ったんですけれども、毎月クレジットカードの支払いで生活費が足りなくなって、またクレジットカードに頼るという生活が続いていたので、リセットしたいという気持ちで使ったんですね。
カードの返済が遅れるとどうなる。というリスクの面は気にしていましたか?例えば、信用情報に傷がつくなど。
マネット
編集者
※信用情報とは・・・個人のクレジットカードやローンに関する利用履歴。ローン会社が審査の際に参考とする情報。大幅な支払い遅れの情報があることは、いわゆる「傷」「ブラック」とも呼ばれ、そうなると新たにカードが発行できない、または使えないという状態になる。
藤田さん
その時は信用情報について聞いたことはあったんですけど、それよりもお金は返さなくてはいけないなと軽い感じでいました。
1か月で7万円8万円の請求で払えないとなると、次の請求の時にはどうなってしまうんだろうという気持ちでした。
確かに1ヶ月払えないと、2ヶ月分になりますからね。
マネット
編集者
藤田さん
そういう事になると、1度払いそびれたら、次に言われても多分無理だから、その時に絶対払うっていう気持ちはすごい強くて、払えなくなったら終わると思っていましたね。
マネット
編集者
藤田さん
はい。それでも結局、クレジットカードのVISAカードを使っていたんですけれども、払えずに今は利用できなくなりました。除名されたというか。転職をする際に、一時期収入が減るじゃないですか。そのときに払えなくなりましたね。
マネット
編集者
藤田さん
VISAでは試していないですが、最近友人から車をもらいまして、その関係でETCを入れなくてはならなくて。ETCってクレジットカードと紐付けが必要なんですが、JCBでは通りましたよ。VISAは審査に落ちるのが怖くて、申込していないです。
申込をした際の状況
詳しくお話いただきありがとうございます。少しカードローンの話に戻して、当時の状況をいくつか質問いたします。
マネット
編集者
―申込をした際は運転免許証を提出したんですね
藤田さん
はい。インターネットで提出したような記憶があります。書類を写真撮影して。紙の書類は郵送した記憶がありませんね。
マネット
編集者
藤田さん
3年前にインターネットで提出することはほとんどなかったので、スマホでこんなのするだけでいいんだと感じることがありましたね。それで申込のハードルが下がった感じがあります。
―申込をする際に周りの人にバレることはありましたか?
藤田さん
申込をする際も周りの人にバレることはなかったですね。
例えば、申込の際に会社への電話連絡があると思うのですが、同僚にもバレませんでしたか?
マネット
編集者
藤田さん
そうですね。ただ、「アコムです」とは言わないので、大丈夫だろうなと思いました。
電話をとって、名前を聞かれて、「私です」と言ったら、すぐ終わりましたね。
電話を取り次いでくれた方とかに、なんの電話だったんですか?とか言われなかったんですか?
マネット
編集者
藤田さん
頻繁に電話がかかってくる会社だったので、取り次いでくれた方に何も言われなかったですね。
アコム以外のJCBカードを作った際は「JCB」というので、カード作ったの?と言われましたが、アコムのときは何もなかったです。
―現在、新規契約時の会社と変わっているとのことですが。
藤田さん
はい。実は新卒で勤めた会社は1年で辞めて、今は別の会社で働いています。
マネット
編集者
藤田さん
あのー...。伝えようとは思っているのですが、現状伝えてはいませんね。職場は、変わりましたが年収が変わっていないので、まぁいいかなという感じでいます。
※こちらはカードローン利用者の声を直接記載したものであり、当メディアが推奨しているものではございません。カードローンをご利用中の方について、勤務先が変更となった場合はすみやかに借入先に申告する必要があります。
ちなみに転職して勤務先が変わったら、借入先から申告してくださいというような書類やメッセージは届きましたか?
マネット
編集者
藤田さん
いえ、何も来ていませんね。ただ仕事が変わったことを借入先は知りようもないと思いますよ。自分から伝えないと。
気がつくと限度額50万円をフルで使っていた
―契約の際に限度額50万円を提示されたようですが、どのように感じましたか?
もともと10万円、クレジットカードの請求のために、と申込をしたカードローンですが、限度額50万円と聞いてどうでしたか?
マネット
編集者
藤田さん
これは自身で50万円と設定したのではなく、私の年収200万円をもとに50万円と出たんだなぁと思いましたね。
マネット
編集者
藤田さん
本当は、10万円で良いのにな、と思いました。ただ、最終的に50万円までいってしまって。
足りないから借りて、足りないから借りてとしていたら、次の月も苦しいし...。となりましたね。
マネット
編集者
藤田さん
いえ、基本的にはブランド品とかも買わないで、ギャンブルとかもしていませんね。
本当に生活費が足りないからクレジットカードで支払って、そのクレジットが支払えないから、カードローンで借りてという流れになりましたね。
やはり、限度額50万円使えると思って、使った感じでしょうか。
マネット
編集者
藤田さん
そうですね。やはり1万円だけ借りて、を繰り返していると、あっと言う間に20万円、30万円になりますね。
マネット
編集者
藤田さん
そうですね。1年くらいで、それくらいにはなっていたかもですね。
特に私は楽天銀行の口座を持っていて、その場合リアルタイムでお金を借りることができるんですよ。他の地方銀行とかだと、受付が平日昼間とかじゃないですか。
ですけど、楽天銀行への入金だといつでも借りられるので、「あー明日は土曜日だから1万円借りよう」ってなるんですよね。
マネット
編集者
藤田さん
やっぱり、土日ってお出かけするから、お金ってあったほうが良いじゃないですか。でも、借入が窓口なら、「今は借りられないや」と諦めるんですけど、楽天銀行にしていたものだから、毎週ちょっとずつ借りてしまったんですね。
マネット
編集者
藤田さん
そうなんですよ。最初に契約する際には「アコムか...」という後ろめたい気持ちだったんですが、一度契約をすると借りるのに1万円も5万円も関係ないという気持ちになるんですよね。
―アコムを選んだ理由はそういった利便性の面ですか?
藤田さん
アコムを選んだ理由というのは、窓口で対面で手続きをしなくても良いという点で選びました。
マネット
編集者
藤田さん
はい。都会のほうがどうか分からないんですが、私の田舎のほうではビルでもない支店でもない、お店みたいな感じのところで返済とかできるんですよ。ATMみたいなのがあって。
そこに車を止めて入っていくんですよ。
入り口は見えないようになっているんですけど、目立つ車だと恥ずかしいなと思って。あと、知り合いだと車でバレてしまうのかもしれないと思って、ネットでできるアコムを選びました。
マネット
編集者
藤田さん
やっぱり、銀行に行って窓口で書類を提出するとかだったら、借りなかったと思いますね。それだったら、恥を忍んで親に言ったかなという感じですね。
金利とかもあると思うんですが、そういう点では選ばなかったんですね。
マネット
編集者
藤田さん
当時は社会人なりたてで、金利18%と聞いて、何も思わなかったですね。今になると高いなとは思いますが、当時は何も感じませんでしたね。
借りるときに30日以内に利息がゼロ円になるサービスをやっていて、「あぁそうだ1ヶ月で返せば良いんだ」と軽い感じ思ってはいましたね。
返済が苦しく親に相談して50万円を返済してもらう
―今は借入が10万円ということですが、40万円返済したんですか?
藤田さん
いえ、実は借入額50万円までいったとき、もうどうしようもなくて鬱病・ノイローゼ気味になってしまって、仕事も辞めるってなったんですよ。
その際、実家に戻るってことになったんですが、そのとき正直に親に相談して、全額払ってくれて、一旦ゼロになったんですよ。
マネット
編集者
藤田さん
はい。必要になって借りてしまいました。これまで一回も完済をしたことがなくて、解約の方法をめちゃくちゃ調べていたんですけど、結構解約しにくくて放置していたんですよね。
マネット
編集者
藤田さん
そこで解約をしていれば、また新しく一人暮らしをする際に借りなくて済んだんですけど、情報が残っていて借りてしまったんですよね。それが今の10万円なんです。
マネット
編集者
藤田さん
そうなんです。逆に払いすぎたのが30円くらいあって、それを窓口でもらう必要があって、諦めるという方法がなくて。プラスマイナスをゼロにしないと、やめさせてくれなかったので。
それだと窓口に行かないと、解約ができませんものね。そこに行くのがハードルが高いですものね。
マネット
編集者
藤田さん
そうなんですよね。そこに行くのが嫌で放置していたんですけど、それでまた借りるようにするシステムなんだなと思います。
利用停止になって返済に専念することができている
―現在も借入額は増えているんでしょうか?
藤田さん
これは私の悪い癖なんですけれど、最近はアコムへの返済を忘れてしまって。3回かな?4回かな?返済を忘れてしまって利用停止になったんですよ。
マネット
編集者
藤田さん
元々限度額が50万円あったんですけれども、今は10万円になっています。 この限度額も返済をするだけで借入はできないようになっています。
マネット
編集者
藤田さん
はい。なんか管理画面みたいなところで、たまたま見たら、注意書きといいいますか、「これ以上借りることはできず、返すしかできませんよ」と記載されていたんですよ。
マネット
編集者
藤田さん
私はアコムから「これ以上借入することはできませんよ」と言われた時に、気持ちが楽になりました。ああ、これ以上借りられなくなったのかという感じです。
その10万円がストッパーになっているんですね。50万円のときは増額は検討したんですか。
マネット
編集者
藤田さん
50万円のときも一度増額について調べたことはあるんですけど、その50万円がストッパーになっていて増額はしなかったです。
―もう借入はしないと考えていますか?
藤田さん
そうですね。あの...。結構、本筋の話とはそれるんですけど..私は大人になってADHDだと判明したんですよ。
ようはお金の管理できない。忘れてしまうので、病院にかかったところ、そのように診断されたんですよ。
ただ、私のように、そういうかたはカードローンに走りがちだと聞いています。だから、もう利用したくありません。
マネット
編集者
藤田さん
はい。あとから、「そういうことだったんだ...。」と感じました。あと未だにそういう風に忘れることがあるんで、返済計画をたてようと思います。
何か返済を忘れないようにする工夫はしているんですか?
マネット
編集者
藤田さん
私は本当にお金の返済とか期日をすぐに忘れてしまうので、ケータイでリマインダーをかけていますね。
その日だと間に合わないことがあるので、2、3日前にかけるようにしています。
マネット
編集者
藤田さん
LINEでそういうスケジュールを通知してくれるのがあって、私はLINEの赤い通知が気になるタイプなので、そのアカウントからリマインドをしていますね。それを毎月設定しています。
マネット
編集者
藤田さん
なんか「リマインくん」というアカウントがあって、そこに登録すると教えてくれますね。これは結構便利で、他の生活にも使っていますね。
―現在の返済のペースはあがっていますか?
藤田さん
そうですね。今の職場に就いて期間が長くなり、お給料も上がったので返済のペースを早めるようにしていました。
マネット
編集者
藤田さん
ただ今コロナウイルスの関係で...。私はホテル関係に勤めていて、まる一ヶ月出勤とお給料なしになって、そういうわけで今少し返済が滞り始めているなという感じです。
マネット
編集者
藤田さん
なんかそういうマイページ管理ページを見たんですけれども何もそういうのが見つからなかったですね。
私は大学時代の奨学金を借りているんですが、それはお給料がなくなったり、下がったりした人は1年間支払いをお待ちしますよという連絡がきて、じゃあアコムもあるんじゃないかって思ってみたんですけど、見当たらなかったですね。
マネット
編集者
藤田さん
ただ、電話をして相談をすれば、なんかそういうのもやってくれるみたいですけど、電話するのは嫌だったんですよね。こういう事になるって思ってなかったんで結構辛い状況ですよね 。
カードローンを利用した感想
―では最後にカードローン使ってみて、良かったですか?悪かったですか?
藤田さん
そうですね。良いところはないですね。できることなら利用はしなかったですね。
はじめの無利息期間とか30日以内に返せば、利息ゼロみたいなのが確かに良いんですけれども、それでも登録はしてますからね。3万円足りないってなったときに、借りてしまいますから。
マネット
編集者
藤田さん
一回借りられたら、また借りられると思える場所があるということがイケないですね。今回は完済したら、解約して二度と借りられないようにしようと思います。
まぁもともとはクレジットカードを使いすぎたのがよくなかったですし、そこからアコムに行ったのも全部後悔しています。
―何かカードローンを検討している人にアドバイスがあればよろしくお願いします。
藤田さん
いろいろな理由があると思うんですけれども、私にみたいにクレジットカードの使いすぎが恥ずかしくて借りる人もいると思います。
ただ、社会勉強だと思って、頼れる親がいるのであればお願いをするなどしてみてください。
マネット
編集者
まとめ
今回は「クレジットカードの請求が払えず、カードローンへ申込をした藤田さん(仮名)」にお話を伺いました。
実際にインタビューをしてみて、ちょっとした借入から使いすぎになるのは注意しないといけないと感じます。
これからカードローンを検討する皆さんは、まず計画を立てて、無理のない借入ではないのか注意してください。
今回はカードローンを悪いと感じた人でしたが、複数の方にインタビューしており、必ずしもカードローンを悪いと感じる人だけではありませんでした。重要なのは計画を立てて、無理のない借入をすることだと思います。
マネット
編集者
※当記事はカードローン利用者の体験談をもとに記述したものであり、当メディアのスタンスを決めるものではございません。また、特定の商品を蔑むものではございません。くわえて、分かりやすい情報を提供するよう努めておりますが、インタビュイーの言及であり、内容を保証するものではございません。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
クレジットカードの支払いが遅れそうな際にカードローンで立替する方法は有効な手段ですが、それ以外を検討できる人はそちらを利用しましょう。カードローンでの補填は一時的な解決にしかならず、さらに返済負担が大きくなるためです。そもそものクレジットカードの使い方を見直すなど、別の方法も実践しましょう。