荘内銀行カードローンで審査落ちする5つの原因と今からできる打開策
∨【コンテンツの広告表記に関して】
>提携企業一覧
貸金業務取扱主任者
地方銀行に8年勤務し、住宅ローン・カードローン・フリーローンなど個人ローンの他、事業性融資・創業融資など幅広い業務を担当。貸金業務取扱主任者の資格を有する、100件あまりのフリーローン、住宅ローン数十件、その他に投資信託・個人年金・国債販売も取り扱った金融商品のプロ。
- ✓荘内銀行カードローンで審査落ち…
- ✓なんで審査に通らなかったのか知りたい
- ✓お金が必要なのにどうしよう…
まとまったお金が必要で荘内銀行のカードローンに申し込んだものの、まさかの審査落ち…。
どうして審査落ちしてしまったのか、記事内でさっそく確認していきましょう。
荘内銀行のカードローンで審査落ち…
荘内銀行の取り扱うカードローンは、以下の4種類になります。
どれも低金利が魅力的なサービスですが、借り入れするには審査を通過しなければいけません。
申込者の中には、審査落ちしてお金を工面できなかった方がいるのも事実です。
荘内銀行カードローンの審査について
カードローンに申し込む人の中には、「いつも利用している銀行だから問題ないだろう」と考える方もいるかと思いますが、100%審査を通過できる保証はありません。
万が一、荘内銀行の審査を通過できなかったとしても、その理由を教えてもらうことは出来ないルールになっています。
つまり、カードローンの正確な審査基準を把握するのは不可能と言えるでしょう。
返済能力が足りないと審査落ち
荘内銀行のカードローンを利用するには、審査で「月々の返済を問題なく続けられる人」だと判断してもらう必要があります。
例えば、大手企業に正社員として長年勤務しており、クレジットカードなどの支払いなどをきちんと行っている方であれば、問題なく審査を通過できるでしょう。
アルバイトやパート雇用の方は、正社員や公務員の方と比べると審査では不利になりやすい点を理解しておいてください。
審査の一部は保証会社が担当している
荘内銀行のカードローンなので、審査は融資元の荘内銀行がすべて行っていると思われがちですが、実際はそうではありません。
審査の一部は、荘内銀行の保証会社である「フィデアカード株式会社」が担当しています。
保証会社とは
提携金融機関にお客さまが個人向け無担保ローンの申込みをした際、 金融機関における申込審査ののち当社が保証会社として保証審査を行い、その結果を踏まえて金融機関がお客さまに融資を行っています。 お客さまの返済が難しくなった場合には当社が金融機関に対してお客さまに代わり弁済を行う仕組みとなっています。
荘内銀行の保証会社であるフィデアカード株式会社に「返済能力がない」と判断された時点で、残念ながらカードローンは利用できなくなってしまうのです。
返済能力はスコアリング審査で数値化
一般的な保証会社では、スコアリングシステムを用いて返済能力を数値化しています。
統計的モデル(一定のロジック)に基づいて、個人または企業の信用度を点数化(スコアリング化)し、与信可否を迅速かつ中立的に判断するシステムのことをいいます。
具体的には、カードの入会審査(初期与信)では、顧客の属性(年齢・年収・勤務先・勤続年数・居住状況等)や個人信用情報機関の個人信用情報を解析してスコアリング化し、またカード発行後の審査(途上与信)では、利用状況や支払状況をスコアリング化します。
具体的には、申し込みフォームに記入された内容に点数づけを行い、過去の利用者から得た統計データと照らし合わせて合否を決める仕組みです。
スコアリング審査はコンピューターによる自動システムなので、基準を満たせていない人は短時間で審査落ちしてしまうでしょう。
荘内銀行カードローンで審査落ちした5つの原因
荘内銀行側から通過基準が公表されない以上、審査落ちした人はなぜ自分が否決になったのか、具体的な原因を知ることはできません。
しかし、一般的に審査落ちの原因というものは、以下5つに絞り込むことができます。
審査落ちの原因1|申し込み内容に虚偽がある
申し込みフォームに記入された内容は、カードローンの審査を行う上で欠かせません。つまり、申込情報に大きな誤りがあるとその時点で審査落ちしてしまう可能性が出てきます。
多少の誤入力程度なら、訂正を求められるだけで審査落ちには直結しないでしょう。
しかし、意図的な虚偽申し込みが発覚すれば、詐欺の恐れがあるとして審査落ちしてしまうのです。
【注意】虚偽申告をしてはいけません |
- すでに退職した勤務先を申告する、存在しない架空の会社名を記載する、アリバイ会社や実際に在籍していない会社を記載するなど、事実ではない虚偽の申告は、のちに必ず発覚して不正とみなされます。審査に通過できないことはもちろん、発覚後に大きな問題となる可能性もあるため、絶対にしてはいけません。
審査落ちの原因2|収入が安定していない
荘内銀行のカードローンでお金を借りる以上、「毎月返済していけるだけの安定した収入」がなければ審査を通過できません。
安定収入の有無を判断する際には、下記のようなポイントを確認されると考えておきましょう。
返済能力(収入の安定性)の判断項目 |
- 勤続期間
- 雇用形態
- 業種/職種
- 会社規模(売上高や従業員数)
- 直近の年収
特に重要なのは勤続期間で、いくら年収が高かったとしても転職して1ヶ月も経っていない状況では、安定性が低いと見なされて審査落ちする可能性があります。
審査落ちの原因3|他社からの借入が多すぎる
カードローンの審査では、他社からの借入状況も確認されます。
借入件数や金額があまりにも多すぎると、返済能力が十分でない多重債務者と見なされる可能性があるので注意してください。
下記のような場合は、審査通過が困難になると考えておきましょう。
✓4社以上から同時に借り入れしている
審査落ちの原因4|同時に複数社申し込んでいる
意外と知られていませんが、短期間に複数社へ申し込んでいるケースも、場合によっては審査落ちに繋がる可能性があります。
正確な数値は公表されていませんが、一般的には1ヶ月に4社以上のカードローンに申し込んでいる場合、「申し込みブラック」として扱われてしまうのです。
申し込みブラックの方は、多重債務状態に陥る可能性を危惧されるので、場合によっては審査落ちしてしまうでしょう。
審査落ちの原因5|過去5年間に金融事故を起こしている
荘内銀行のカードローン審査では、申込者の信用情報から、過去におこなった金融取引状況も確認されます。
出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。
信用情報内に金融事故の記録が残っていると、その時点で返済に対する態度に問題があると判断され、審査落ちは免れません。
では、金融事故とは一体どのようなものなのか、具体的には以下のようなトラブルが該当します。
✓クレジットの支払いを長期間忘れていた
✓スマホ料金の支払いを長期間忘れていた
✓奨学金を長期間返済していなかった
✓保証会社が関係する支払いで滞納した
特に、保証会社が審査を担当している他社カードローンやクレジットカードでトラブルがあった場合、審査通過は困難だと考えておきましょう。
荘内銀行のカードローンの審査基準を解説
前述したような様々な理由から審査落ちしてしまうのですが、その原因は通過基準を満たせていないからです。
とは言え、荘内銀行や保証会社から審査基準が公表されることはないので、正確な内容は把握できません。そこで、専門家から一般的なローン審査の基準を伺ってみました。
審査基準1:基本的な貸付条件を満たしている
荘内銀行のカードローンの審査を通過するには、大前提として年齢制限や収入などの利用条件を満たしている必要があります。
・お申込み時の年齢が満20歳以上で、完済時の年齢が満70歳未満の個人の方
・安定した収入がある方
基本的に、荘内銀行が取り扱う各カードローンでは上記の条件をクリアしておく必要があります。
該当しない方は申し込んでも審査を通過できませんので、注意しておきましょう。
審査基準2:信用情報に問題が無い
荘内銀行のカードローンの審査を通過するには、信用情報に問題がないことも大切なポイントです。
万が一、信用情報機関に登録されている記録に問題があると、「返済の意思がない」と見なされてしまうので、残念ながら審査には通りません。
信用情報機関のひとつであるCICでは、上記のような書類で自身の信用情報を確認できます。
Dの部分に「異動」と記載していなければ、信用情報は特に問題ないと判断できるでしょう。
審査基準3:申込内容が正確である
荘内銀行のカードローンの審査を進めるにあたって、申込内容が正確であることも大切なポイントです。
年齢や住所、勤務先や年収などの申込内容に間違いがあると、正確な審査を行うことが出来ません。場合によっては審査落ちしてしまう可能性もあるでしょう。
申込内容が正確であるかどうかは、本人確認書類との照合、場合によっては在籍確認の電話連絡によって判断されます。一般的には、以下のいずれかがあれば問題ないでしょう。
|
これらの書類照合や会社連絡によって確認されるので、申込内容に間違いのないよう記入しなければいけません。
Q.なぜ銀行ではなく保証会社が審査を担当する?
貸金業務取扱主任者|手塚大輔
保証会社が銀行側の融資リスクを負う
保証会社の保証が付くことによって、銀行側のリスクは実質ゼロになります。
これは、ローン返済が一定期間履行されない場合、保証会社が債務者に代わって銀行へ融資残金を返済してくれる「代位弁済」という措置が行われるためです。
このような背景があるので、銀行は保証会社の保証が付けば、社内ブラックなどの事情がない限り、個人融資に応じてくれるでしょう。