銀行でお金を借りる方法|申込先の選び方と審査について解説
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元 銀行員
2000年に都市銀行に入社し、窓口テラー業務を経験。その後も出産・子育てを経て銀行スタッフとして業界復帰。営業として窓口対応業務を経験するだけではなく、個人渉外として営業活動も行う。預金・投資信託だけではなく、保障性保険・一時払い保険などのリスク性金融商品、遺言信託やNISAなど、幅広い金融業務の経験・知識をもつ。住宅ローンといった個人業務全般にも精通する。
- ✓お金を用意する必要がある。
- ✓お金を借りるならどこの銀行がおすすめ?
-
✓審査に通るか正直不安
お金が必要な状況で、銀行からお金を借りようと考えているも、「どこの銀行で借りればいいのか分からない」と不安に感じてはいませんか?また、借入先を選んだとしても審査に通るか分からないことも不安でしょう。
でも、安心してください。審査で見られる箇所は決まっており、「自分が審査に通るのか」は、ある程度予測することが可能です。
この記事では、審査で見られる項目とおすすめの借入先を紹介しますので、是非チェックしてみてください。
銀行ローンの種類は
銀行からお金を借りるとなると、事業者が借りるものというイメージがあるかもしれませんが、個人でお金を借りることはできます。
お金を借りる方法としては大きく分けて、「目的別ローン」と「カードローン」があり、それぞれ特徴が異なってきます。
住宅ローンや事業者ローンが、目的別ローンに含まれます。「住宅ローンなら自宅の購入に」「事業者ローンは開業資金や運転資金など」と、使用用途が決まっており、それ以外には使えません。
申し込みの際に、保証人や担保を用意しなくてはいけない場合が多いことも特徴です。
◆カードローン
使用用途が限られておらず、生活費といった身近な支払いに使用することができるため、幅広いお金の問題を解決しています。
保証人不要・無担保でお金を借りることができるため、申し込みのハードルは比較的低いと言えるでしょう。
多くの人はカードローンを利用している
銀行でお金を借りる方法のうち、多くの人が利用しているのはカードローンです。
カードローンであれば、申し込みからキャッシングをするまで、数日程度でお金を借りることができるため、急なトラブルがある人にとって、強い味方と言えます。
また、借入は1回だけではなく、限度額内であれば、必要なときに必要な分だけ、繰り返し借りることができるのも人気の理由です。
マネットが独自にカードローンについてのアンケートの調査を行ったところ、以下のような結果となりました。
項目 | 詳細 |
---|---|
回答者数 | 1,766名(マネットでのアンケート調査解答者数) |
男性 | 1,255名 |
女性 | 511名 |
該当ページ | //ma-net.jp/card-loan/research |
銀行カードローンで借入した人は「約400名」いることが分かります。
他のカードローンを利用した人の方が多いのは事実ですが、400人近くの人が利用しているため融資を受けにくいということはありません。
審査で行われていること
審査では、ローン申し込み者の「収入状況」や「返済能力に対する姿勢」といった点がチェックされます。
これらを確認することで、予め返済能力が低い人に貸すことを防いでいるのです。
返済能力が低い人に貸してしまうと、将来的に銀行が貸し倒れするリスクや利用者が返済困難な状態に陥ってしまうので、審査はなくてはならない工程だと言えるでしょう。
入力した情報から返済能力を判断する
ローンの申込みでは、いくつかの情報を入力します。これらの情報から、申込者が「金銭的」な面で返済能力があるのか判断します。
・住所や連絡先
・年齢は20歳以上であるか(必須)
・独身か既婚か
◆勤務先情報
・勤務先の会社名
・年収
・勤続年数
・雇用形態
※継続した収入があるかどうかが重要!
◆居住情報
・居住年数
・持ち家か賃貸か
・同居する家族の有無
◆借入希望額・借入目的
・どれくらいの金額を借りたいか
・借りたお金の使い道は
過去にお金の取引でトラブルがあるか確認する
審査では申込者の過去のお金の取り引きもチェックして、「返済に対する姿勢」も判断しています。
過去の取り引き情報は「信用情報機関」で登録されており、銀行や銀行と共に審査を行う保証会社は、審査時に申込者の情報を問い合わせます。
この際、金融事故の情報があると、審査に通過するのは難しいでしょう。
審査に落ちてしまう人の特徴
お金を借りるためには、審査に通過する必要がありますが、審査通過の条件は詳しく公開されていません。
そのため、審査に落ちてしまった人は、自分が審査落ちした理由を知ることができません。
しかし、これまで審査に落ちた人の傾向から、落ちる人の特徴は大きく分けて、以下の5つであることが予測されます。
特徴1|申し込みで嘘をつく人
ローン申し込み時に申告した情報をもとに審査が行われます。申告した情報に誤りがあると、再確認や訂正のみで事が済みますが、申し込み時に嘘の情報を入力してしまうと、審査落ちしてしまうのです。
【注意】虚偽申告をしてはいけません |
- すでに退職した勤務先を申告する、存在しない架空の会社名を記載する、アリバイ会社や実際に在籍していない会社を記載するなど、事実ではない虚偽の申告は、のちに必ず発覚して不正とみなされます。審査に通過できないことはもちろん、発覚後に大きな問題となる可能性もあるため、絶対にしてはいけません。
特徴2|収入が安定していない人
安定した収入があるかどうかという点は、返済能力を判断する上で重要な項目です。
審査に通過するためには「収入額の大きさ」と「収入が継続しているか」という点が大きく関わってきます。
例えば、転職により収入が途切れ途切れになっている人は、収入が安定していないと見なされることもあるでしょう。
特徴3|他社借入が多い人
これから申し込む銀行以外に、既に借り入れをしている場合は注意が必要です。
借入金額や借入件数が多いと、返済能力が困難な「多重債務者」と見なされて審査落ちに繋がるでしょう。
年収の1/3~半分以上の借入残高がある場合や、4社以上の借入をしている場合は、審査に通過する可能性は限りなく低いと言えます。
特徴4|複数社への同時申込している人
審査では、借入件数や借入金額だけではなく、現在ローンに申し込んでいる件数もチェックします。
1ヶ月で同時に3社~4社ほど申込みをすると、「申し込みブラック」と呼ばれる状態になります。
このように複数申し込みをしていると、金銭面で非常に困っていることが予測され、返済ができない可能性も見込まれるため、審査落ちに繋がってしまうのです。
特徴5|過去に金融事故をおこしている人
審査では、信用情報から過去に行ったお金の取引で金融事故があるかどうかも確認されます。
銀行のローンに限らず、クレジットカードの支払いや保証会社を通した支払いで延滞を起こしてしまうと、その情報が最長で5年残ってしまい、審査に通過することができません。
また、返済ができない際に行う「債務整理」という手続きを行った場合は、最長で10年は事故情報が消えないのです。
銀行のカードローンを選ぶ基準
銀行のカードローンを選ぶにあたり、悩まれる方も多いでしょう。
そんな方は銀行カードローンを選ぶ基準として、メインバンクで使用している銀行のカードローンを選ぶことをおすすめします。
いくつか理由がありますが、審査において有利になる可能性があることが挙げられます。
また、利便性の面でも普段利用している銀行なら、返済時に口座の預金移動をすることもありません。
そのため、メインバンクが扱っているカードローンに申込むことをオススメします。
以下に一例として、都市銀行とネット銀行を一部紹介します。
三井住友銀行カードローン
できる大人のもしもの備え!お手持ちのカードで借入・返済できる!
用途自由なので、旅行費にもご利用いただけます!
みずほ銀行カードローン
銀行ならでは納得の低金利と限度額(10万円~800万円)!みずほ銀行のキャッシュカードですぐに利用可能!※みずほ銀行カードローンのご利用は計画的に!
口座があれば、来店・郵送なしのWeb完結!キャッシュカードで借入できるので、周囲にバレずに借りられるから大人気!
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行口座を持っている方は迷わずこちら!ネット銀行のカードローンだから安心!最短翌日で融資可能!
全国のATMからでも返済が可能で便利!借り換えも可能!30代~50代のお客様におすすめ!
auじぶん銀行じぶんローン
ネット上で手続きを済ませたい方におすすめ!
au IDをお持ちの方はお得に利用可能!
※申し込みの時間帯によっては翌日以降の対応になります。
審査が不安な方は銀行カードローン以外に目を向けてみる
どうしてもお金が必要だから審査落ちは避けたい方は、銀行カードローン以外のカードローンにも目を向けてみましょう。
例えば、消費者金融のカードローンに申し込むという選択肢もあります。
もちろん、消費者金融も厳正な審査を行っていますので、絶対にお金を借りられるわけではありません。
しかし、銀行カードローンと消費者金融では審査基準が異なるため、異なる結果がでる可能性があります。
大手消費者金融は成約率を公開しています
大手消費者金融の中には、投資家向けのIR情報として成約率を公開しているものがあります。
代表的な大手消費者金融として知られる「プロミス」や「アコム」の成約率は、おおむね40%前後で推移しています。
残念ながら審査に落ちる方もいますが、多くの方が審査に通過していることも事実です。申し込み先を選ぶ際の選択肢の一つとして、参考にしてみましょう。
簡易診断を利用してみる
一部の消費者金融で利用できる「簡易診断サービス」を使ってみるのもおすすめです。
正式な審査ではありませんが、借入できる可能性があるかどうか数秒で判断できます。
ほとんどの簡易診断サービスは、インターネット上で2~3項目に答えるだけ。早いものだと数秒後には結果を確認可能です。
以下に紹介するカードローンは、簡易診断の結果を確認後そのままお申込みできるので、審査が不安な人は一度検討してみてください。
プロミス
20~30代にオススメ!即日融資ならネット申し込みがおすすめ!
30日間"無利息期間"があり!カードレスでも可能だから郵送物なし!
プロミスの成約率は37.6% | |
成約率とは、新規申込者の中で実際に借り入れできた人数の割合を示す数値です。 ちなみに、プロミスの成約率は37.6%となっており、たくさんの方に利用されていることが分かります。(2021年8月時点) |
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3項目を入力すれば借入できるかすぐ判断! | |
プロミスの「1秒パパっと診断」を使えば、生年月日・年収・他社借入金額を入力するだけで簡易診断してくれます。 「お借入可能と思われます。」という表示が出れば、借入できる可能性はあるでしょう。 |
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スマホユーザーにはアプリローンがおすすめ | |
プロミスの「アプリローン」は、手持ちのスマホひとつあればキャッシングできるサービスです。 審査落ちしてお急ぎの方でも、ネット申し込み後にアプリをDLすれば、セブン銀行ATMですぐ借入できます。 |
アコム
来店不要で最短20分融資可!周りにバレずに内緒で借入れ可能!
三菱UFJフィナンシャル・グループだからサービスが充実!初めてなら「最大30日間金利0円」でコンビニ利用も可能!
3秒診断で借入できるかすぐ分かる | |
審査の前に、借入可能か分かる「3秒診断」を受けられます。入力項目は、年齢・年収・他社借入額のたった3つだけ! 「お借入できる可能性が高いです」と出た方は、審査に通過する可能性があります。 |
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年収の3分の1までなら借りられます | |
キャッシングの借入額合計が、年収の3分の1を超えない範囲であれば、借りられる可能性あり! すでに他社で借入経験のある方でも、2社目、3社目としてアコムをご利用しているケースもあります。 |
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全国で174万1,000人が利用している | |
アコムの利用者数は、業界トップクラスの174万1,000人となっています。(2023年12月末時点) 利用できるATMも幅広く、24時間365日借入ができるため、非常に人気の高いサービスです。 |
アイフル
初めての利用なら最大30日間の利息ゼロ!
バレずに使いたい人ならアプリが充実している安心・信頼のアイフルで。
4項目を入力すれば借入できるか1秒で分かる | |
申し込み前に、借入可能か分かる「1秒診断」を受けられます。入力項目は、年齢・年収・雇用形態・他社借入の金額だけ! 「ご融資可能かと思われます」が出た方は、そのまま申し込み可能。審査結果と融資金額を算出してもらえます。 |
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アイフル独自のピッタリ診断もおすすめ | |
他社ではあまり目にしないサービスですが、申込者の状況に応じて「あなたにピッタリのお借り入れ方法」を提示してくれます。 「今日中にお金が必要か?」「午前・午後どちらに時間がとれるか?」など、あなたの状況にピッタリ合った借り方を提案してくれます! |
銀行から融資を受ける際によくある質問
まとめ
お金を用意する必要がある。そんな状況の際は銀行でお金を借りることを考えるでしょう。しかし、誰もがお金を借りられるとは限りません。
安定した収入や過去の金融トラブル、現在の借入状況といった様々な項目から、返済能力があると判断された人がお金を借りることができます。
申し込みの前に、まずは自分が審査に通過する条件を満たしているのかを確認してみましょう。
Q.収入の継続の目安とは
元 銀行員|浮田理恵
長く就ける仕事をしておきましょう。
収入に継続性があるか判断する基準のひとつとして、勤続年数を確認します。保険証の発行日付や源泉徴収票から確認します。例えば、転職を繰り返している、定職についていないアルバイト、フリーターなど。すぐに仕事を辞めてしまう経歴を繰り返していて、今現在もなお不安定であれば信用することができなくなります。ですので、勤続年数は長ければ長いほど審査には有利になります。審査をする立場からすると、限られた情報の中で審査をしなければなりませんので、重要な情報となります。他には個人事業をしていると収入が安定しない事もあるので、事業内容や確定申告などから継続的に収入を得られる業務内容であるか確認をします。