みずほ銀行カードローンを増額する方法と申請する際の注意点
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元 信用金庫職員
短期大学の秘書課程を卒業後、信用金庫で1年7ヶ月間勤務、カードローン審査のサポート業務を担当。金融事務全般も担当し、オペレーターとして数多くのお客様に対応した。第二種証券外務員資格を所有している、金融商品取引のプロ。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
FP資格を有し、カードローン・消費者金融および貸金業に関する豊富な知識を持つ編集者。関連法規(貸金業法・金融商品取引法等)の理解を深めつつ、多数のローン経験者へのインタビューや金融機関勤務経験者へのヒアリングをもとにリアルな情報収集を怠らず、自身も当サイトにおいて1,000本を超える記事を執筆。生活に欠かせない「お金」だからこそ最適な意思決定を支援したいという理念のもとに情報発信を行っている。
この記事はこんな人向け |
- 急な出費があり生活費が不足している
- みずほ銀行カードローンの限度額を増やしたい
- 増額の方法や注意点を事前に知りたい
みずほ銀行カードローンの限度額が足りなくなった場合は、みずほ銀行へ申請することで増額が可能です。
しかし、増額は誰でも申請すれば増えるという話ではなく、審査に通過した人だけが増やせます。また、増額申請をすることによるリスクも生じます。
そこで本記事ではみずほ銀行カードローンの増額について解説します。
みずほ銀行カードローンとは
みずほ銀行カードローン
口座があれば簡単手続き!
みずほ銀行の口座を持っている人は普段のカードでOK!来店不要で郵送物もなしで利便性高く使えます。
みずほ銀行カードローンのご利用は計画的に!
メガバンクの一つでもあるみずほ銀行では「借りる」選択肢として、カードローンを提供しています。
「銀行でお金を借りたい」「普段からみずほ銀行を使っている」という場合には有力な選択肢になります。
みずほ銀行カードローンの限度額は審査で決まる
みずほ銀行カードローンの最大利用限度額は800万円ですが、実際に借りられる限度額は入会時の審査で決まります。審査とは、適切な限度額を算出する手続きです。
審査を通して、商品に設定された10万円~800万円の範囲でみずほ銀行が利用限度額を決めています。
端的にいえば、審査で返済能力をチェックし、申込者の返済能力に基づいた限度額が設定されるということです。
増額で借入可能額を引き上げる
「みずほ銀行カードローンの利用限度額を使いきってしまった」というような場合は、増額し利用限度額を引き上げるのが一般的です。
ちなみに、初回契約の際は限度額が少なめに設定されています。新規申込の場合は、まだ信用度が低い状態だからです。信用は実績や期間を元に積み上がっていくものであるため、リスクヘッジとして低めの設定になっています。
そのため、ある程度の利用実績を積み重ねているのであれば信用度も上がっており、増額申請時に利用可能額が上がる可能性も十分にあります。
増額は金利の面でメリットがある
みずほ銀行のカードローンには、利用限度額ごとに適用される金利が設定されています。そのため、みずほ銀行カードローンで増額をすると、適用される金利が下がる可能性があります。
以下が、みずほ銀行カードローンの利用限度額とそれに対応する金利表です。
ご利用限度額 | 金利(実質年率) |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 年14.0% |
100万円以上200万円未満 | 年12.0% |
200万円以上300万円未満 | 年9.0% |
300万円以上400万円未満 | 年7.0% |
400万円以上500万円未満 | 年6.0% |
500万円以上600万円未満 | 年5.0% |
600万円以上800万円未満 | 年4.5% |
800万円 | 年2.0% |
おおむね利用限度額が100万円上がるごとに、金利が下がっていく設定になっています。
そのため、増額によって金利を下げられそうなら、申請は有効な手段となります。
なお、みずほ銀行で住宅ローンを契約している人は、上記の表よりさらに0.5%の金利引き下げを受けられます。
みずほ銀行カードローンを増額する方法
みずほ銀行カードローンの増額は、すぐにできるものではありません。増額をするにあたっては、以下のような手順を踏む必要があります。
- 増額申請・書類提出
- 申請内容確認
- 増額審査
- 借入限度額の再設定
- 追加借入
STEP1:増額申請・書類提出
みずほ銀行カードローンの増額手続きは、インターネットやアプリ、専用ダイヤルで可能です。
みずほ銀行の公式サイト「カードローンお申込方法」のページからぞ増額の申請が可能です。なお、この手続きはスマートフォン『みずほ銀行アプリ』からでも可能です。
また、みずほ銀行カードローン専用ダイヤルからも申請できます。以下の電話番号に連絡をすれば、担当者が細かな手続きについて解説してくれます。
みずほ銀行カードローン専用ダイヤル |
- 電話番号:0120–324–555
- 受付時間:月曜日~金曜日※ 9:00~20:00
STEP2:申請内容の確認電話
増額申請をすると、みずほ銀行から確認の電話連絡がきます。
この電話にて、申請内容の確認と本人確認が実施されます。現在の就業状況や他社借入状況など、いくつか質問がされますが、その際は正確に回答してください。
STEP3:増額審査
上記の申請内容と電話確認・書類確認をもとに審査が実施されます。なお、審査はみずほ銀行だけでなく、保証会社である株式会社オリエントコーポレーションも関わってきます。
利用者の収入状況や信用情報に加えて、これまでのみずほ銀行カードローンの利用実績も確認されます。
それらの情報を総合的にみて判断をしています。この審査に通過すれば増額はできますが、反対に審査に落ちてしまえば、増額はなく今までの限度額内での利用になります。
STEP4:結果通知・限度額再設定
みずほ銀行カードローンの増額審査の結果は、基本的に登録してあるメールに通知されます。
場合によっては、増額審査に落ちて限度額を変更できない場合や、自分が望んだ金額に至らない程度で限度額増額となる場合もあります。
メールの設定で通知に気が付かないケースもあるので見逃さないようにしましょう。
審査結果がいつまでも来ないという場合はみずほ銀行カードローン専用ダイヤル(0120–324–555)に問い合わせてみましょう。
STEP5:追加借入
増額審査に通過して、限度額を増やすことができたら追加借入をしましょう。
みずほ銀行カードローンの公式ページで振込の依頼、もしくは提携しているATMでキャッシングができます。
増額をしたことにより、これまで以上に借りるお金が増えますが、まずは今後支払う返済金額を確かめて、計画的なご利用を心がけてください。
みずほ銀行カードローンの増額審査の特徴
みずほ銀行カードローンは、希望すれば利用限度額が上がるものではありません。カードローンという金融商品は増額審査を通過して初めて利用限度額があがります。
無闇な増額は、利用者・金融機関、双方にとってリスクが高まります。利用者が無理な借入をすれば返済不能に、また金融機関は貸し倒れになるリスクがあるためです。
このような事態に陥らないためにも、増額前にきちんと審査をし、その可否を決めています。
他社カードローンの利用があると増額できない
みずほ銀行カードローンは増額をするにあたって条件があります。それは、他社カードローンを利用していると増額ができないという点です。
出典: みずほ銀行カードローン|カードローンのご利用限度額を増やしたいみずほ銀行カードローン以外のカードローンをご利用の場合、現在のカードローンのままご利用限度額を増額することはできませんので、みずほ銀行カードローンへの切り替えが必要です。
どうしてもみずほ銀行カードローンで増額をしたいという場合は、他社カードローンをみずほ銀行カードローンにまとめる必要があります。
収入証明書の提出が必要
みずほ銀行カードローンは、限度額が50万円を超える場合、収入証明書類の提出が必要になります。
増額をする人は50万円を超えることが多いでしょうから、用意しておくことが賢明です。みずほ銀行が定める収入証明書類は、以下の3つです。
収入証明書の例 |
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書または課税証明書
- 納税証明書
利用実績が重視される
みずほ銀行カードローンの増額審査は、入会時に確かめられた項目に加えて、利用実績も確認します。具体的にいうと、みずほ銀行カードローンで借入・返済をしたいう実績です。
きちんと返済をしているという実績が信用度を上げ、審査の判断材料になります。反対に、返済に遅れた経験がある人は、信用度が下がっている可能性も否定できません。
また、契約をしてからほとんど借入をしていない人も、実績を築いているとはいえず、評価に繋がりません。
みずほ銀行カードローンの増額審査の注意点
増額手続きはメリットばかりではありません。実はいくつかのリスク・注意点があります。
カードローンの増額を希望するのであれば、リスクも念頭に置いておきましょう。安易な気持ちで手続きをすれば思いもよらぬ後悔をするかもしれません。
1.審査に時間がかかる場合がある
みずほ銀行カードローンの増額審査は、新規契約時に比べると時間がかかりやすいです。
みずほ銀行カードローンで増額審査にかかる時間は明記されていないものの、増額審査は申込者の利用実績を確認するという工程が追加されているため、新規契約時よりも時間がかかるというのが一般的です。
みずほ銀行カードローンの新規契約時は最短当日で審査結果を知らせてもらえるものの、増額では翌日以降になる可能性も十分あると覚悟しておきましょう。
2.限度額を引き下げられる可能性がある
みずほ銀行カードローン増額審査では、これまでの利用実績も判断材料にします。「借りて期日通りに返済する」という流れを続けていればプラスの実績を作れますが、場合によっては、滞納をしてしまい利用実績が悪くなってしまっている人もいます。
このように滞納によって利用実績が悪い人は、増額をするどころか減額処分や利用停止にされてしまう可能性もあります。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
収入が減っていたり、転職をしたりすると、返済能力が低下していると判断されて、減額・利用停止になることもあります。無職になっていたり、他社カードローンで滞納をしている人も同様です。
3.案内があっても増額できる保証はない
みずほ銀行カードローンから増額案内が来ても、それは増額審査の通過を意味するものではありません。
増額の案内がくる例 |
- 半年以上みずほ銀行カードローンを利用している
- 返済実績が良好である
- 他社からの借入残高が減っている
一般的に増額案内というは、これまでの利用実績から導き出した優良と思われる顧客に対して送られるものです。しかし、あくまで表面上優良と思われるだけであり、実際の審査をしているわけではありません。
審査をするのは、増額案内を受けて実際に申請をした後です。
いざ増額審査をおこなった際に、他社借入が増えていたり、収入状況が悪化していたりという状況が発覚すれば、増額審査には落ちてしまいます。
すぐにお金が必要な人は他社カードローンを検討してみよう
みずほ銀行カードローンの増額審査には時間がかかる可能性がありますし、そもそも増額をするどころか減額・利用停止になってしまうリスクも存在します。
そのため、急いでいる場合や、利用停止のリスクを避けたい場合は、別のカードローンの新規契約も手段の1つです
新規契約なら無利息期間が利用できる
新規契約の場合、一定期間無利息のサービスを実施しているカードローンがあります。
たとえば、大手消費者金融のプロミスでは、契約後借入の翌日から30日間は無利息期間が設けられています。
大手消費者金融の場合は、適用金利が年18.0%程度と高めの設定になっていますが、無利息期間によって利息が軽減できます。
そのため、短期間であれば、消費者金融のほうが利息を抑えてお金を借りられます。一時的な対応として有効な手段です。
審査が早いカードローンなら即日で借りることもできる
一部のカードローンは、最短で申込をした当日中にすぐに融資を受けられます。また、たとえ審査に落ちたとしてもみずほ銀行カードローンの契約内容には影響を及ぼしません。
以下に融資スピードが早い人気のカードローンをまとめているので、ご自身に合った商品を探してください。
公式サイト | 審査時間 | 金利 | 申込方法 | 無利息期間 | 土日の審査対応 | |
---|---|---|---|---|---|---|
詳細は こちらへ |
最短3分 | 4.5 ~ 17.8% | ・WEB ・自動契約機 ・電話 |
初回借入日から30日間 | ||
詳細は こちらへ |
最短18分 | 3.0 ~ 18.0% | ・WEB ・自動契約機 ・電話 |
初回契約日の翌日から30日間 | ||
詳細は こちらへ |
最短20分※1 | 3.0 ~ 18.0% | ・WEB ・自動契約機 ・電話 ・郵送 |
初回契約日の翌日から30日間 |
みずほ銀行カードローンの増額に関するよくある質問
まとめ
みずほ銀行カードローンの利用を続けていると、限度額が足りないことなどをきっかけに、増額を検討することがあるかもしれません。
増額はいわば限度額の再設定であるため、審査があることはもちろん、利用状況などによっては現在の利用限度額よりも少なくなってしまうこともあるため、注意が必要です。
どうしても急な出費でお金が必要なときには、大手消費者金融カードローンを検討してみましょう。最短即日ですぐに融資をしてもらえますし、無利息サービスによって利息も抑えやすいです。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
みずほ銀行カードローンにて増額する際は、通常のカードローンより求められる条件が多くあります。増額するほど必要なことが増えますが、しっかりと下準備と利用実績があれば申請が受理されますし、金利を低く抑えられる可能性があります。
元 信用金庫職員|高澤志保
銀行にとって「増額申込」は「再審査申込」です
利用者にとって、増額申込は「単なる限度額の引き上げ依頼」でしょうが、金融機関にとっては違います。
増額申請はそのまま「再審査の申込」となり、現時点の経済状況を踏まえたうえで、もう一度返済能力を確かめる必要があります。
以前より高額の枠をつけるには、より高い返済能力が求められるため、新規申込時よりも審査基準が高くなります。