アルコシステムが限度額不足でも安易な増額はおすすめできない理由

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アルコシステムが限度額不足でも安易な増額はおすすめできない理由
この記事に関するアドバイザ

貸金業務取扱主任者

手塚大輔

地方銀行に8年勤務し、住宅ローン・カードローン・フリーローンなど個人ローンの他、事業性融資・創業融資など幅広い業務を担当。貸金業務取扱主任者の資格を有する、100件あまりのフリーローン、住宅ローン数十件、その他に投資信託・個人年金・国債販売も取り扱った金融商品のプロ。

 この記事はこんな人向けです 
  • 今月どうしてもお金が足りない
  • アルコシステムから追加融資してもらおう
  • あ!限度額が足りない!

どうしてもお金が必要な状況になった時、頼りになる消費者金融のひとつであるアルコシステムですが、既に限度額いっぱいに利用しているとどうする事もできません。

そういった状況になると「増額」してもらおうとお考えになるかもしれませんが、必ずしも希望通りの結果になるとは限らないことをご存知でしょうか?

この記事の目次

アルコシステムの限度額が足りず追加借入できない…

アルコシステムの詳細
金利 15.0%~20.0%
最高融資額 50万円
貸付条件 20歳以上で健康保険に加入しており、他社借入状況に問題のない方
返済方式 元利均等返済方式
遅延損害金 年率20.00%


お金が必要になった時、即日で融資を受けることも可能なアルコシステム。

この記事をご覧になっている方の中にも、緊急事態をアルコシステムで乗り切ったという方がいることでしょう。

証書貸付方式のため追加借入のたびに審査が必要

アルコシステムは他の消費者金融のようなカードローン方式ではなく、「証書貸付方式」と呼ばれる方法を用いて貸付を行う点を押さえておきましょう。

一般的なカードローン型は、審査を一度行い、限度額が決められ、その範囲内で何度もお金を借りられます。

それに対して、アルコシステムが採用している証書貸付方式とは、契約時に決まった金額を貸す方式です。まとまったお金を一度に借りて、返済をしていきます。例えば、住宅ローンやマイカーローンといった目的別ローンが、一般的にこの方式を採用しています。

証書貸付方式のアルコシステムの場合、「増額=再度の申し込み」と言えるでしょう。

融資額を全て使い切り、追加で融資を受けたい場合には、再び申し込みをする必要があるのです。

アルコシステムで増額(再度申し込み)をする方法

初回に借り入れたお金を全て使い切った場合、増額の申し込みを行わなければアルコシステムからの追加融資は受けられません。

増額するには自分から申し込みを行います。アルコシステムの増額申し込みの流れは以下の通りです。

アルコシステムのホームページで増額申込

本人確認を再度実施し、希望限度額を伝えて増額の申し込みを行います。

増額審査を受ける

限度額の見直しをするために、再度審査が行われます。

メールで増額審査の結果通知

メールで審査の結果通知が行われます。この時、提示された限度額が以前より増えていたら、増額成功です。

利用可能限度額の再設定

提示された限度額内で、必要な金額を借り入れする

申し込み条件を満たさなければ利用できない

上記の手続きを行うにあたっては、アルコシステムが規定しているの増額申し込み条件を満たさなくてはなりません。

以下の条件をクリアできない場合、増額申し込み自体ができないので注意してください。

 アルコシステムの増額条件

アルコシステムの増額を希望する方は、個人情報の取扱いと信用情報機関に登録されることを同意する必要があります。
また、指定暴力団など反社会的組織に属している方は、アルコシステムの増額申し込みを行えません。

増額審査で重視されるポイントとは

アルコシステムで増額申し込みを行う際、初回申し込みとは審査の通過基準に異なる点があります。

どちらも返済能力を確認していることには変わりありませんが、一部の項目で違いがあるのです。

増額審査だからこそ重視される部分や、「収入状況」や「借入状況」などの初回審査と共通するポイントなどを確かめましょう。

ポイント1|利用状況

そもそもアルコシステムの増額審査を通過するには、常に良好な利用状況であることが重要です。

1回の遅れもなく、毎月真面目に返済を続けている方は、増額審査でも好評価の対象になります。

しかし、数日でも返済を遅延してしまった場合は、「利用状況が良好と言えない。」と見なされてしまう可能性があります。

ポイント2|他社借入状況

アルコシステム以外の金融機関でどれくらい借入を行っているのかも重要な審査のポイントです。

例え1社あたりの借入額が数万円単位だったとしても、他社の借入件数が初回利用時より増加している人は、返済能力が低下しているとみなされて増額できません。

また、アルコシステムは貸金業者のため、総量規制が適用されます。そのため、年収の1/3ギリギリの借入残高を抱えている場合も審査落ちとなってしまうのです。

総量規制とは
総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。
総量規制の対象となる「個人向け貸付け」とは、個人がお金を借り入れる行為のことです。ただし、個人が事業用資金として借入れる場合は、原則として総量規制の対象とはなりません。

出典: 日本貸金業協会『総量規制とは』

ポイント3|収入状況

例え数万円単位の増額を希望していたとしても、返済できるだけの収入を得られていると証明されなければ審査を通過できません。

収入は利用者の返済能力を推し量るうえで欠かせない情報であり、限度額の設定でも重要な役割を果たします。

初回契約時は正社員だったのに、増額申し込み時はアルバイトになっているなど、収入環境が悪化してしまった方は、アルコシステムの増額審査に通ることは難しくなるかもしれません。

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【注意】虚偽申告をしてはいけません

  • すでに退職した勤務先を申告する、存在しない架空の会社名を記載する、アリバイ会社や実際に在籍していない会社を記載するなど、事実ではない虚偽の申告は、のちに必ず発覚して不正とみなされます。審査に通過できないことはもちろん、発覚後に大きな問題となる可能性もあるため、絶対にしてはいけません。

ポイント4|信用情報

初回利用時の審査で確認される信用情報は、増額審査においても再度詳しくチェックされます。

なぜなら、信用情報がブラックになっていると、その時点で融資の対象ではなくなるからです。

アルコシステムでの利用状況に問題がなかったとしても、クレジットカードや別の借入先で長期滞納をしたような方は、決して増額できません。

「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。

出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構

増額申し込み時の注意点

利用状況に問題もない、収入面も問題がないから申し込もうとお考えの方もいるでしょう。

アルコシステムの増額審査においては、在籍確認や、審査時間などいくつか注意しなければいけない点があります。

注意点1|場合により在籍確認が行われる

アルコシステムに増額を申し込むと、在籍確認が再度行われる可能性があります。

在籍確認が必要になった場合、職場に電話がかかってくる場合もあるので注意してください。

以下の要素に当てはまる人は、在籍確認が発生する可能性が高いので注意しましょう。

在籍確認の条件

☑転職などで勤務先が変わった
☑収入が初回審査時より下がっている
☑収入証明書を提出していない

注意点2|審査結果次第で減額・利用停止の恐れも

アルコシステムの利用状況によっては、限度額を減らされたり、カードローン自体を利用停止される可能性もあります。

特に、返済を何度か遅延している人にとって、増額は再審査が行われるという点でリスクが大きい選択肢と言えるでしょう。
複数回返済遅延をしている場合、増額を申し込むのは控えるべきかもしれません。

注意点3|利用制限がかかり借り入れ自体ができなくなるリスクも

アルコシステムに増額の申し込みをすると、契約内容の見直しが行われ、残りの限度額すら利用停止になる可能性もあります。

アルコシステム入会時に決められた限度額が「現状の返済能力に則していない」と判断された場合、過剰融資のリスクを回避するために、アルコシステムとしてもある程度の制限をかけることがあるのです。

Q.増額審査を受ける際の留意点は?

貸金業務取扱主任者|手塚大輔

返済状況が確かめられます

増額とは、1社でより多くの金額を借りるということです。契約時からの返済状況がよく、消費者金融がさらに多くに金額を借りて欲しいと考える顧客は増額審査も問題なく通過できることもあります。

しかし、返済状況が芳しくない人の場合には、より多くの金額を貸してしまったら消費者金融が貸したお金を踏み倒されるリスクが高くなってしまいますので、増額審査通過は難しくなります。

どうしてもお金が必要な状況、そんな方は…

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「どうしても急ぎでお金を用意したい。」という状況なのに、アルコシステムから融資を受けた分は、全て使い切ってしまった。

このような場合でも、時間がかかる可能性を加味すると、増額をするか悩みますよね。

まずは増額・再度の申し込みをする前に、別の解決策にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

他の消費者金融へ新規申し込みをする選択肢

新しく別の消費者金融に申し込みをするという、選択肢にも着目してみましょう。確かに、入会審査を受ける必要はありますが、増額審査とは異なる仕組みが採用されています

そもそも、審査基準というものは金融機関ごとに個別で設定されているので、「増額審査に落ちてしまった」「増額審査に通過する自信がない」といった方でも、お金を借りられる可能性が残されているのです。

消費者金融のカードローンを検討してみましょう

他の選択肢を検討するなら、消費者金融のカードローンを提供している会社に目を向けるのも良いかもしれません。
カードローンとは、カードを使い銀行もしくはコンビニのATMでお金を借りられるサービスです。振込での融資にも対応しています。

このカードローンは入会審査で限度額が決定し、その範囲内であれば繰り返し借りられるのです。

つまり、必要な金額がなかなか定まらないという人の場合は、貸付証書方式でなくカードローンの方が合っているかもしれません。

大手消費者金融のカードローンなら即日で借りることもできる

おすすめなのは、最短20分審査の大手消費者金融のカードローンです。

インターネット申し込み後、銀行口座への振り込みを依頼すれば、最短で即日融資も見込めます。

増額は手続きで数日以上待たされる可能性があるので注意が必要。すぐにお金を用意したい方は、ぜひ大手消費者金融の利用を検討してみてください。

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アルコシステムの増額に関するよくある質問

Q.アルコシステムは借入限度額を増やすことはできますか?
アルコシステムは、1度の契約で1回の融資しかおこなわないため、利用限度枠を増額することはできません。ただし、現在の借入残高が50万円に満たない場合は、再度申込をすることで、借入できる可能性があります。つまり、50万円の範囲内であれば、再契約をして借入できる消費者金融であるといえるでしょう。
Q.アルコシステムの限度額に達していない場合は必ず借入可能?
アルコシステムの限度額に達していない場合でも、必ずしも借入できるとは限りません。アルコシステムに申込をすると、必ず審査を受ける必要があるからです。すでに借入している人は、初めて利用する人よりも審査に通過できない可能性があるため注意が必要です。
Q.アルコシステムで追加借入ができない場合の対処法は?
アルコシステムの追加借入ができなかった場合は、他の金融機関に目を向けてみましょう。他の金融機関であれば、審査基準が異なるため、新たな融資を受けられる可能性があります。ただし、金融事故を起こしていると、新規契約は難しくなります。

まとめ

アルコシステムは迅速な対応で、緊急時でも役立つ優秀な消費者金融です。

しかし、融資を受けたお金に加えて、さらにお金を借りたくなった場合は、再度申し込みをする必要があります。

確かに、「計画的な借り入れをして、決めたことを突き通す」というなら証書貸付はおすすめです。

しかし、今後必要となる金額が定まらないのであれば、繰り返し借り入れができるカードローンを検討してみてもよいかもしれません。

自身の予定を再考して、適切な借り入れ先を選択しましょう。

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