親や友人からお金を借りる際の適切な頼み方と注意点

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親や友人からお金を借りる際の適切な頼み方と注意点
この記事に関するアドバイザ

元 銀行員

中川秀人

地方銀行の法人営業担当として6年勤務。主に不動産業や製造業に対する融資を担当しつつ、地元富裕層へのコンサル型営業を行い、中小企業及び資産管理会社のコンサルタントとして総額300億以上を融通。

 この記事はこんな人向けです 
  • どうしてもお金が必要
  • 親や友人に助けてもらいたい
  • でも、どうやって頼めばいいのだろう…

どうしてもお金が無いと困るのに、金欠で対処できそうにない。そんなとき、知人にお金を貸してもらうと考える人も、少なくはないでしょう。

しかし、いざ「あの人からお金を借りよう」となったら、どんな頼み方をすればいいのかわからなくなり、悩んでしまうのではないでしょうか?

この記事の目次

お金が必要、誰かに助けてもらいたい…

家賃の引き落としがあるのに、口座が残高不足。支払い日ギリギリの請求があるのに、財布は空っぽ。
お金を用意できないと、どうしても困ったことになる。

そういった状況では、誰かに助けてもらうという選択肢が挙がっても、全く不思議ではありません。

頼りたくなる相手は親や友人

身近な人で頼りたくなる相手といえば、親や友人が代表的ではないでしょうか。

家族なら無条件で助けてくれる可能性はありますし、快く力を貸してくれる友人もいるかもしれません。

その他にも、兄弟や親せき、職場などの先輩に頼るという選択肢もあるでしょう。

頼み方によっては人間関係にヒビが入るかも

誰に助けてもらうにせよ、お金の貸し借りは人間関係にヒビを入れる可能性があります。

頼み方を間違えれば、お金を貸してもらえないどころか、相手からの信用を失いかねません。

お金の問題を解決しつつ、大事な人との関係値を悪化させない。そのためには、適切な頼み方を心がけるべきです。

誠実な頼み方を心がけよう

親・友人に「お金を貸してほしい」と頼むなら、何よりも誠実であることが重要です。

困っていて、どうしてもお金が必要であること。借りたお金は、必ず返すこと。そういった人からお金を借りるうえで当たり前なことを約束し、そのうえで自分自身を信用してもらう必要があります。

もちろん、誠実であることは、お金を借りるときだけではなく返した後まで一貫すべきです。とはいえ、それを適切に伝えるには、それなりの頼み方を心得ておくべきでしょう。

頼み方のポイント1:ウソを吐かない

何よりも、相手にウソはつかないでください。

なぜお金が必要なのか、いくら貸してほしいのか。お金を借りるにあたっては、相手から色々なことを質問されるでしょう。

その際にウソを吐き、後になって本当のことが発覚すれば、一気に信用を失ってしまう恐れがあります。
あくまでも正直に事情を説明し、助けてくれるよう頼んでみてください。

頼み方のポイント2:いつまでに返すか自分から約束する

借りたお金は必ず、返す必要があります。そして、返済の期日は曖昧にしない方がいいです。
「いつまでに返してくれるのか」がわからないと、相手としても不安が大きく、場合によっては不信感を持ってしまいます。

今後も良好な関係でいるためにも、自分から「いつまでに返すか」を宣言・約束し、必ず実行してください。

頼み方のポイント3:借用書を用意する

最後に、頼む相手が誰であっても借用書を用意しましょう。借用書とは、金銭やモノの貸し借りを証明する書類です。

個人間の貸し借りであっても、借用書があれば法的な返済義務が生じるケースがあります。

書類を用いた契約を結べば、貸し手としても安心感があるので、「借りたお金は必ず返す」という誠意を伝えることができるでしょう。

頼み方以上に重要!借りたお金はしっかり返そう

誠意ある頼み方を心がければ、お金を借りる時点では、人間関係の悪化をある程度防げるでしょう。しかし、最も重要なことは「借りたお金をしっかり返すこと」です。

消費者金融や銀行から借りたお金を返さない場合は、遅延損害金の発生や信用情報へのダメージなど、あなた個人の不利益が生じます。

もちろん、そういったリスクも重大ではありますが、知人から借りたお金を返さないと、「信頼」という簡単には取り戻せないものを失いかねません。

お金を借りる時点で「返す期日」を決めて、その約束を必ず守るようにしてください。

Q.金の切れ目を縁の切れ目にしないためには

元 銀行員|中川秀人

借りたお金は早めに返しましょう

個人間のお金の貸し借りでも、訴訟問題に発展するケースはあります。仮に、友人からお金を借りる際に借用書を作成した場合、それを証拠に民事裁判となる可能性もあるのです。

また、更に友人がお金を返さないことに対して詐欺事件として訴えてきた場合は、刑事事件にも発展し、罰金等も発生するケースもあり得るでしょう。

大事な友人をなくさないよう、借りたものは早く返して信用を失わないように気を付けてください。

できればお礼をしよう

個人的に借りたお金には、借用書でどのように取り決めるかにもよりますが、利息が発生しないケースが少なくありません。しかし、借りたお金を返す際には何らかの形で感謝を伝えるべきでしょう。

「気持ち」としてお金を上乗せしてもいいですし、菓子折りなどを渡すという手段もあります。とにかく、お金を貸してくれて助かったということを、形にして伝えておきましょう。

もちろん、これは義務ではありません。しかし、しっかりと感謝を伝えるだけで、その後の人間関係を良好に保てることもあるのです。

「親や友人に頼る」以外の選択肢も検討してみては?

誠意ある頼み方や対応をしていれば、親や友人の方が力になってくれることもあるでしょう。ただ、親しい相手だからこそ、なかなか「お金を貸してほしい」とは頼み辛いと感じる方も、沢山いらっしゃるかと思います。

とはいえ、お金が足りないという問題も、無視するわけにはいきませんよね。

どうしてもお金が必要だけど、どうしても親や友人にはお願いできそうにない。そういった方は、その他の選択肢も考えてみましょう。

身近に売れるものはないか?

物を売ってお金にするというのは、シンプルかつ人間関係に影響しない手段のひとつです。

使わなくなったアクセサリー、サイズが合わなくなった洋服、飽きてしまったゲームや漫画…。あなたの部屋を見渡せば、もう必要がない物があるかもしれません。

必要な金額に届く保証はありませんが、不要な私物を売れば誰にも迷惑をかけずお金を用意できるでしょう。

給料日まで待つことはできないか?

予定の金額を用意できそうになければ、お金が必要になるタイミングをずらすという手段も検討してください。

何らかの約束や用事があるなら、予定の変更を申し出てみましょう。カード等の支払期限が近いという場合は、支払先に連絡して先延ばしを交渉してください。

「給料日になればお金を用意できる」といった方は、この方法で問題を解決できるかもしれません。

金融機関からお金を借りるという手段もある

私物を売ったけど、必要な金額に満たなかった。期限についても、先延ばしができない。そういった方は、金融機関からお金を借りるという方法を検討してみてください。

親や友人相手の借金と違い、金利に応じた利息の支払いが必要ですが、自分の責任でお金の問題を解決する手段としては適切と言えます。

保証人不要のカードローン

例えば、カードローンを使えば、誰に迷惑をかけることもなくお金を借りられます。
カードローンは保証人を用意することなく利用できるので、親や友人に相談する必要すらありません。

また、カードローンはスマートフォンと免許証があれば借入できるので、「利用しよう」と判断したタイミングにすぐ申し込みできます。つまり、今からでも手続きを開始できるのです。

コンビニATMでお金を借りられる

カードローンは、専用カードを使って提携ATMから現金を借り入れできるサービスです。
大手のカードローンであれば、コンビニに設置されているATMからでもお金を借りられるので、手続きさえ完了していれば手間を掛けずに利用できます。

早ければ今日中にお金を用意できる

ちなみに、大手カードローンには最短即日でお金を借りられるというメリットがあります。

お金を借りる際は必ず「審査」が行われるのですが、大手カードローンの場合最短30分で結果が出るため、スピーディーな借入ができるのです。

すぐにでもお金を用意したい、そういった状況にある方にとっては、特に大きな助けとなってくれるでしょう。

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まとめ

知人からお金を借りるという行為は、気をつけないと人間関係の悪化を招きます。頼み方ひとつとっても、誠意が伝わるよう注意しておくべきでしょう。
もちろん、借りたお金はしっかり返す必要がありますし、できれば何らかのお礼をしておきたいところです。

しかし、どれだけ注意していても、相手によっては「お金を貸してほしい」と頼むだけで人間関係が悪化する可能性があります。
そういったリスクを回避したいなら、物を売ったり期限を先送りにしたりと、その他の選択肢を検討すべきでしょう。

場合によっては、金融機関からお金を借りるというのも適切な判断と言えます。その場合、カードローンが大きな助けになってくれるので、ぜひ手段のひとつとして考えておいてください。

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