複数のローン370万円を「ろうきん」でまとめて、返済負担が減った|和田さんの体験談
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ファイナンシャルプランナー
村上敬
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。公式ページ:「ファイナンシャルプランナー村上敬」
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
FP資格を有し、カードローン・消費者金融および貸金業に関する豊富な知識を持つ編集者。関連法規(貸金業法・金融商品取引法等)の理解を深めつつ、多数のローン経験者へのインタビューや金融機関勤務経験者へのヒアリングをもとにリアルな情報収集を怠らず、自身も当サイトにおいて1,000本を超える記事を執筆。生活に欠かせない「お金」だからこそ最適な意思決定を支援したいという理念のもとに情報発信を行っている。
はじめは生活費の足しにするために軽い気持ちで借入をしたら徐々に支払いに追われるようになり、別の金融機関に借入を申込をする。
その繰り返しでいつの間にか複数の金融機関からの借入がある状態になり、金利の高さからなかなか元本が減らずにいつ返し終わるのかわからない……。
そんな状況に陥ってしまった場合、「複数の金融機関からの借入を1社にまとめる」という手段があります。
今回は合計4社にまで膨らんでいた借入を、「ろうきん」を利用して返済することになった「和田さん(仮名)」の実体験をお話しいただきます。
小遣いの足しになればとカードローンを利用
複数の借入がある場合は、おまとめローンを利用することで、それぞれの金融機関で適用されていた年15.0~18.0%の金利を下げられます。
まずはじめに、和田さんがカードローンを利用しはじめた経緯から順に伺いました。
項目 |
詳細 |
職業 |
サービス業(借入当時) |
年収 |
400万円(借入当時) |
家族 |
配偶者と2人暮らし |
無意識に使ってしまい結果的に複数社で借入てしまう
マネット
編集者
和田さん
さっそくですが、どういった経緯でカードローンの利用をはじめたのですか?
マネット
編集者
和田さん
今から10年ほど前ですが、結婚を機にお小遣い制になったことがきっかけです。当時の年収はおおよそ400万円くらいで、月々4万円のお小遣いの中から日々の昼食代や飲み会のお金を捻出していました。
マネット
編集者
和田さん
もともと特別な趣味はなく、ギャンブルも一切やらないのですが、とにかく食べることと飲むことが好きでしたので出費が多かったです。
和田さん
当時働いていたレンタルショップの同僚と街に繰り出し飲むことが楽しみだったので、その時にちょっとお金が足りないなという軽い気持ちでカードローンを利用しました。
妻に知られないようにネット銀行を選んだ
マネット
編集者
和田さん
妻に知られるのが嫌だったのと、
金利が低かったのでネットで完結する住信SBIネット銀行のカードローンを利用しました。
和田さん
マネット
編集者
和田さん
これが不思議なもので、気づいたら増えていたという感じなんです。私の場合、生活費は妻に預けていて、自分のお小遣いの足しになればということだけだったので、特別大きな支出が増えたわけではないんですよ。
和田さん
A社から借りた分をB社からの借入で返そうというのではなく、A社、B社両方から借りた分をそのまま使っていたので、その時点で支払いと返済のバランスが崩れていて雪だるま式に借金が増えていったという感じですね。
コロナ禍で収入が不安定になり、ろうきんのおまとめローンを検討
ろうきんのおまとめローンの手続き書
60歳を過ぎても入金機の前に立つ自分を想像して、ゾッとしました
そこから、ろうきんで複数のローンをまとめようと思ったのはなぜでしょうか?
マネット
編集者
和田さん
ろうきんの利用を検討し始めたのは、コロナ禍に入った頃のことです。その頃には運送業に転職していたのですが、コロナ禍なのもあり仕事が激減してしまいました。
和田さん
昇給もなくなり、手当てもカットされるという中で、これ以上給料が下がったら返済しきれないと思いました。
マネット
編集者
和田さん
はい。今のペースで返済を続けたら何年かかるかを計算したところ、返済し終わるのは60歳頃だと気がつきました。その年齢になって入金機の前に立っている自分を想像したらゾッとして、そこから返済に真剣に向き合うようになりました。
ろうきんを利用しローンをまとめたことで、金利はどのくらい下がりましたか?
マネット
編集者
和田さん
和田さんの返済計画書
和田さん
ここまで金利が下げられたのは、住宅ローンやマイカーローンも東海ろうきんで併せて組んでいたからです。借入があるため住宅ローンの審査に通るか心配だったのですが、最終的に審査に通ったのは東海ろうきんだけです。
和田さん
住宅ローンの審査は落ちたけれど、おまとめローンの審査は通ったという信用金庫は何社かありました。
ろうきんで借入をまとめられたので金利が減り、心に余裕ができた
おまとめローンを組むにあたって、気をつけていたことはありますか?
マネット
編集者
和田さん
住宅ローンも併せて組みたかったので、信用情報の履歴が残る24ヵ月の間は返済や支払い忘れがないよう気をつけました。金利が低い銀行系は、必ずチェックされるので気をつけたほうがいいと思います。
和田さん
意外と見落としがちなのが、携帯電話料金の支払遅延ですね。利用料金の支払い忘れは信用情報に載りませんが、本体代を割賦で支払っている場合は、本体代の支払遅延については信用情報に載ってしまうようです。
ローンをまとめたことで、気持ちに変化はありましたか?
マネット
編集者
和田さん
これまでは返済で精いっぱいでした。しかし「東海ろうきんのおまとめローン」を組んで気持ちに余裕が生まれたことで、現在は投資などでどのようにお金を増やすかという勉強に時間を割くことができています。
和田さん
同時に、当時の自分の金銭感覚は完全に狂っていたのだと気付かされました。
ローンを検討している人に向けて一言いただけますか?
マネット
編集者
和田さん
今、複数社に借入があって金利の返済だけで精いっぱいという人は、1度おまとめローンに申込をしてみるといいと思います。
和田さん
審査にお金はかかりませんし、落ちた場合はその原因を探って、次の審査に活かすということもできますよ。
まとめ
今回は4社からの借入を、ろうきんで1本化した和田さんにお話を伺いました。和田さんのように、ろうきんで住宅ローンなどを含めローンをまとめることで大幅に金利を下げて、月々の返済額も抑えられる場合があります。
また、現在複数のカード会社からの借入があり、金利が高く、なかなか元金が減らずに困っているという人は、消費者金融や銀行などでおまとめローンを検討してみてください。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
おまとめローンは返済に専念できるように、追加の借入ができないという特徴があります。つまり、今までのように借入ができません。とはいえ、返済に集中できるため、短期間の完済が目指せます。また、専門家に相談するなどの手段も有効なので、活用してみてください。