横浜銀行カードローンの審査に落ちる5つの理由と今すぐできる対処法
元 銀行員
銀行の支店勤務にて、カードローン(個人向け融資)の申込み受付・審査・管理などを含むあらゆる業務を経験。10年以上の勤続期間中に、延べ10,000名を超える利用者に適切な提案を行った。
- ✓少しまとまったお金が必要だ
- ✓口座があるし、横浜銀行から借りよう
- ✓え、審査に落ちた!?
横浜銀行カードローンの審査について
横浜銀行カードローンが審査を行う目的は、踏み倒しや返済遅延のリスクを回避するためです。
要するに、申込者が「遅れなく月々の返済を続けられる人物であるかどうか」を確認しています。
しかし、この審査は横浜銀行自身がすべてを担当しているわけではありません。
審査の一部はプロミスが担当している
横浜銀行には、カードローンの審査を行うノウハウが十分にありません。そのため、審査の一部はカードローンの審査の専門家であるSMBCコンシューマーファイナンスに委託されています。
SMBCコンシューマーファイナンスとは、大手消費者金融プロミスを提供している会社です。
プロミスは、審査においてスコアリング審査という自動システムを採用しています。申し込みフォームの内容を自動採点し、一定基準に満たない人は足キリされるわけです。
警察庁データベースへの照会が行われる
横浜銀行カードローンの審査においては、警察庁データベースへの照会も行われます。その目的は、申込者と暴力団・犯罪組織に関係が無いことの確認です。
この手続きには、最短2営業日を要します。そのため、横浜銀行カードローンは、どれだけ早くとも申し込みの翌営業日以降でなければ利用開始できません。
「2日待っても審査結果が来ない…」
この記事を読んでいる人の中には、「審査結果が来ないんだけど、大丈夫なの?」と不安になっている方もいることでしょう。
確かに、審査時間が長引いて結果が来ないということは、担当者が通過/否決の判断に悩んでいる証拠と言えます。
3営業日以上待たされているなら
確かに、銀行カードローンの審査には時間がかかるものです。しかし、3営業日以上何の連絡もないというのは、不自然かもしれません。
担当者が結果を出すことに手間取っているか、審査そのものが停止している可能性もあるでしょう。もちろん、すでに審査落ちしている可能性もあります。
横浜銀行カードローンの審査に落ちる人には5つの理由があった
どのようなカードローンでも、何の理由も無く否決になったりはしません。ただし、横浜銀行は審査基準を公表していないので、具体的にどういった人が審査落ちするのかは、予想するしかないのが実情です。
とはいえ、その審査落ちする原因は、一般的に以下の5つに絞られます。
審査に落ちる原因1:収入が安定していないと思われた
横浜銀行カードローンの審査に通過するためには、安定した収入が無くてはいけません。しかし、何をもって「安定している」と言えるのか?
それは、職種・雇用形態・勤続期間・年収額などから判断されています。
以下の条件に当てはまる人は、それが原因で審査落ちした可能性があるでしょう。
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審査に落ちる原因2:過去5年以内にお金のトラブルを起こした
過去5年間に金融関係のトラブルを起こした人は、それが個人信用情報の傷になっているかもしれません。そういった金融事故情報は、横浜銀行カードローン以外の審査においても否決理由になります。
事故情報の有無は指定信用情報機関に対する情報開示請求でも確認できますが、手数料として1,000円取られます。
開示請求は手間だと感じる方は、以下のブラック診断を受けてみてください。
- ✓他カードローンでの長期返済遅れ
- ✓クレジットやスマホの強制解約
- ✓賃貸の強制退去
- ✓自己破産をしたことがある
こういった経験をしていたり、または何度も繰り返したりした人は、信用情報がブラック化している可能性があります。
ブラック情報は5年間保持されるので、その期間を過ぎなければ他カードローンの審査も通過できません。
審査に落ちる原因3:過去にプロミスで問題を起こした
もし、プロミスでキャッシングしたことがあるなら、その利用状況を思い出してください。プロミスで起こした金融事故は、5年以上たっても横浜銀行カードローンの審査落ち理由になります。
上記の通り、横浜銀行カードローンの審査は一部をプロミスが担当しています。プロミスの社内に、この人は返済を怠る恐れがあるという情報があれば、審査で不利になってしまう可能性があるのです。
審査に落ちる原因4:他社でお金を借りすぎていた
現在複数のカードローンを同時利用しているなら、お金を借りすぎていると思われたかもしれません。実際の借入金額が大したことなくても、複数借入は「返済能力が低い」と思われる原因になります。
また、年収に対して借入金額が多すぎる場合も、返済困難と思われて審査落ちしてしまうでしょう。
Q.何件以上の他社借入が審査に悪影響か

元 銀行員|武藤英次
目安は3件です
カードローンのウェブサイト上で、1分でできる簡単診断といったサービスを目にすることがあります。実際に簡易診断では他社での借入件数と金額を入力するようになっているのですが、他社借入を3~4件以上で入力すると、要相談の判定が出ることが多くなっているのです。「要相談」ですから絶対に借入不可というわけではありませんが、カードローン会社としては多重借入を歓迎していないのは明らかです。年収がどんなに多くても、借入件数次第で要相談判定になってしまいますので、想像以上にカードローン会社が他社借入件数を重視していることがわかります。
審査に落ちる原因5:申し込み内容に不備が多かった
実は、横浜銀行カードローンで審査落ちする理由で特に多いのが申し込み内容の不備です。
「カードローンへの申し込みは恥ずかしい」という思いがある人などは、名前や住所に細かな誤りが多くなりがちで、その結果正しい審査が行えないケースがあります。
もちろん、多少の記入ミスなら、修正に時間と手間が掛かる程度で済むでしょう。しかし、故意に虚偽申し込みをした場合、詐欺の可能性があるとして審査落ちする可能性があります。
Q.審査落ちの最も代表的な原因とは

元 銀行員|武藤英次
返済能力不足による審査落ちが多くなっています
銀行カードローンは、返済比率(収入の何%までといった内部審査基準)に基づいて審査を行います。そのため、他社の借入なども勘案して、返済能力のキャパシティーを超えると判断された場合、審査落ちとなるのです。また、収入が充分であったとしても勤務期間が短すぎるような場合、安定継続した収入とは認められず、審査落ちの原因となります。
どうしてもお金が必要、そんな方は…
どうしてもお金が必要だけど、横浜銀行カードローンは利用できなかった。
そういった方も、お金を用意できないリスクは無視できないですよね。
本当にお金が必要なら、その他の選択肢にも目を向けてみてください。
他カードローンに申し込むという選択肢
カードローンは、横浜銀行以外にも多数の金融機関が発行しています。
各社で提供されるローンの詳細には違いがありますが、いずれも基本的なサービス内容は横浜銀行カードローンと同じです。
横浜銀行のカードローンの審査に落ちた方は、そういった他金融機関カードローンにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
大手消費者金融という選択肢
カードローンの審査基準は各金融機関で異なります。
その中でも特に、大手消費者金融のカードローンも検討してみてください。
もちろん、消費者金融もしっかりと審査を行っているため、必ずしも借入できるわけではないですが、選択肢の一つとして持っておくとよいでしょう。
銀行カードローンと消費者金融では審査の仕組みや確認される項目が異なるので、仮に銀行の審査に通らなかったとしても、異なった結果が出る可能性も十分にあります。
大手消費者金融は成約率を公開している
一部の大手消費者金融では、成約率を公開しています。
例えば、大手消費者金融の代表格であるアコムが、IR情報で公開している成約率は44.8%です。(参考:アコム『DATE BOOK』)
この結果からも分かる通り、多くの新規の方がお金を借りられている事実があります。
改めて申し込み先を選ぶ際は、こういった点を参考にしてみてもいいでしょう。
大手消費者金融は最短で即日融資もできる
大手消費者金融の審査は最短30分で完了します。
申込みのあと、審査結果がスピーディーに通知されるので、最短で即日融資も可能です。
また、手続きにあたっては特定の銀行口座を開設する必要がありません。
手続き自体に手間が掛からないという点も、メリットのひとつと言えるでしょう。
できれば今日・明日中にお金を用意したい、そのような状況にある方にこそ、選択肢として大手消費者金融も検討してみてはいかがでしょうか。
アコム
※.現状の年収が確認できる書類であれば、源泉徴収票・確定申告書類等の写しも提出できます。
※.身分証は顔写真付で現住所の記載があるものが必要です。
※.収入証明書は、利用限度額が50万円を超える場合もしくは他社借入れとの総額が100万円を超える場合に必要です。
プロミス
※.現状の年収が確認できる書類であれば、源泉徴収票・確定申告書類等の写しも提出できます。
※.身分証は顔写真付で現住所の記載があるものが必要です。
※.収入証明書は、利用限度額が50万円を超える場合もしくは他社借入れとの総額が100万円を超える場合に必要です。
アイフル
内緒で借りたい方におすすめ。
銀行振込で借りたい方におすすめ。
※.現状の年収が確認できる書類であれば、源泉徴収票・確定申告書類等の写しも提出できます。
※.身分証は顔写真付で現住所の記載があるものが必要です。
※.収入証明書は、利用限度額が50万円を超える場合もしくは他社借入れとの総額が100万円を超える場合に必要です。
まとめ
横浜銀行カードローンは、確かに低金利で魅力的な商品です。しかし、審査に通過できなければ決して利用できません。
万が一審査落ちしたら、その理由を教えてもらえないので、焦りや不安を感じてしまうことでしょう。しかし、まずは落ち着いてください。
カードローンの審査基準というのは、各社で異なっています。つまり、他カードローンなら違った結果になる可能性もあります。
例えば、確認項目が違う他カードローンに目を向けてみてはいかがでしょうか?
Q.審査が3営業日以上かかった場合どうすべきか
元 銀行員|武藤英次
一度問い合わせてみてください
地方銀行などの場合、一般的に大手消費者金融系カードローンよりも審査に時間が掛かるケースが多くなっています。とはいえ、3営業日程度通知がないような場合、審査に何らかしらのトラブルが発生している可能性があります。まずは、確認の連絡を入れてみましょう。