横浜銀行カードローンの増額は安易な申込がオススメできない理由
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元 銀行員
銀行の支店勤務にて、カードローン(個人向け融資)の申込受付・審査・管理などを含むあらゆる業務を経験。10年以上の勤続期間中に、延べ10,000名を超える利用者に適切な提案をおこなった。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
FP資格を有し、カードローン・消費者金融および貸金業に関する豊富な知識を持つ編集者。関連法規(貸金業法・金融商品取引法等)の理解を深めつつ、多数のローン経験者へのインタビューや金融機関勤務経験者へのヒアリングをもとにリアルな情報収集を怠らず、自身も当サイトにおいて1,000本を超える記事を執筆。生活に欠かせない「お金」だからこそ最適な意思決定を支援したいという理念のもとに情報発信を行っている。
この記事はこんな人向け |
- 横浜銀行カードローンの限度額が足りなくなった
- 増額をしたいけどどれくらい時間がかかるの?
- 増額をするにはどうすればいい?
横浜銀行ではカードローンを提供しており、契約ができればお金を借りられます。普段から横浜銀行を使っている人にとっては、お金を借りられる身近な手段といえるでしょう。
そんな横浜銀行カードローンでお金を借りていると「限度額が足りなくなった」という事態になることも少なくありません。
増額申請をすれば限度額は増やせるものの、増額にはメリットだけではなく、リスクもあるため、安易な申請は避け、慎重に検討しなければなりません。
本記事では、横浜銀行カードローンで増額をする方法・リスクなどを詳しく解説しますので、申請前に確認しておきましょう。
横浜銀行カードローンとは
横浜銀行 カードローン
口座をお持ちでない場合、ご契約までに開設すればOK!
※申し込みの時間帯によっては翌日以降の対応になります。
※金利は変動金利、限度額は10万円単位です。
横浜銀行カードローンとは、その名の通り横浜銀行が提供しているカードローンです。ATMやスマホアプリから即座にお金を借りられるようになるため、お金を必要とするさまざまな場面で活躍します。
横浜銀行ATMで借入・返済ができるため、普段から横浜銀行を使っている人にとっては特に便利です。
実際の利用限度額は審査で決まる
横浜銀行カードローンの利用限度額は、契約前の審査で決まります。
審査とは、適切な限度額を算出する手続きです。審査を通して、商品設定された10万円~1,000万円(10万円単位)の幅で、横浜銀行や保証会社が利用限度額を決定しています。
利用限度額最大1,000万円というのは、あくまで最大で、多くの収入や信用を得ている人でなければこれだけの融資を受けることはできません。
契約時の限度額は少額になりやすい
初めて横浜銀行カードローンに申込をした人は、比較的少ない限度額になる傾向があります。
前述したように、横浜銀行カードローンの利用限度額には収入が大きく影響しますが、初回だと高収入という理由一つで、大きな限度額になるケースは稀です。
また、カードローンの利用額は信用度合いに比例します。新規申込者はまだ借入と返済の実績がないため信用度は契約当初の段階では高くありません。
横浜銀行カードローンを契約して、その後何度も借入と返済を続けることで信用度合いは上がっていきます。
増額で借入可能額を引き上げられる
「横浜銀行カードローンの契約で決まった初回限度額を使い切ってしまった」という場合は、増額によって利用限度額を引き上げるというのも1つの手段です。
横浜銀行カードローンを契約したときの限度額は少額に設定される傾向にあるため、少しの借入で限度額に達してしまうことも少なくありません。
契約をして、ある程度返済の実績ができていれば、増額申請により利用限度額を引き上げられる可能性があります。
横浜銀行カードローンを増額する方法
横浜銀行カードローンの増額をしてから追加借入するまでの流れは以下の通りです。
- 電話で増額申請
- 必要書類の提出
- 増額審査
- 結果の通知
- 追加の借入
横浜銀行カードローンの増額方法は、原則として電話のみです。インターネットでの申請はできません。
連絡先 | |
---|
横浜銀行カードローン受付センター 電話番号:0120-458-014 対応時間:9:00~19:00 |
電話にて申請をし、審査に通過できれば限度額が増額され、追加の借入ができるようになります。
当然審査に通過しなければ追加の借入はできません。申請をすれば必ず増額できるわけではないことは理解しておきましょう。
横浜銀行カードローンの増額審査の特徴
横浜銀行カードローンを利用するには審査が必須です。そのため、申請前に審査の特徴についても確認しておきましょう。
金利は限度額に応じて決まる
横浜銀行のカードローンは、借入限度額で適用される金利が変動します。そのため、増額をすると、適用される金利が下がるケースがあります。
以下が、横浜銀行カードローンの利用限度額とそれに対応する金利表です。
借入限度額 | 金利 |
---|---|
100万円以下 | 年14.6% |
100万円超200万円以下 | 年11.8% |
200万円超300万円以下 | 年8.8% |
300万円超400万円以下 | 年6.8% |
400万円超500万円以下 | 年4.8% |
500万円超600万円以下 | 年4.5% |
600万円超700万円以下 | 年4.0% |
700万円超800万円以下 | 年3.5% |
800万円超900万円以下 | 年3.0% |
900万円超1,000万円未満 | 年2.5% |
1,000万円 | 年1.5% |
利用限度額が100万円上がるごとに、金利が引き下がる設定になっています。
そのため、増額によって金利が低くなれば利息を抑えやすくなります。
利用限度額が60万円以上になると収入証明書が必要
横浜銀行カードローンでは、利用限度額が60万円以上になると収入証明書が必要となります。増額によって60万円以上になる予定なら、事前に収入証明書を準備しておきましょう。
横浜銀行カードローンでは、以下のいずれかが収入証明書となります。
収入証明書の例 |
- 源泉徴収票
- 納税証明書(税務署の発行印があるもの)
- 確定申告書(税務署の受付印があるもの)
- 住民税決定通知書(市区町村長の発行印があるもの)
原則として在籍確認しない
カードローンは、一般的には増額審査の際に在籍確認を実施しません。
在籍確認の目的は、返済能力の裏付けを取るものですが、返済の実績があれば、その人の返済能力もある程度は見極められます。
一方で、利用実績が悪いと思える人は、在籍確認が必要となる可能性が高いでしょう。そのほか、勤務先が変わっている人、契約より期間が経っている人は在籍確認が実施される可能性が高いです。
横浜銀行カードローンの増額審査で起こるリスク
急いではないが「別に審査に落ちても良いから増額申請だけでもしておこう」と考えている人もいるでしょう。
多くの場合、審査に落ちたとしても契約、これまで通り横浜銀行カードローンを利用できます。
しかし、場合によっては、限度額が少なくなったり、利用停止になったりするリスクもあります。リスクも正しく理解したうえで申請しましょう。
1.入会審査より時間がかかる
一般的にカードローンにおいて、増額の審査は入会時の審査と比較して時間がかかりやすいです。なぜなら、入会審査という項目に加えて、これまでの横浜銀行カードローンの利用実績も確かめられるためです。
横浜銀行カードローンの入会時の審査は、最短即日の審査回答となっていますが、増額審査は翌日以降になる可能性も十分あります。
「今日中にお金が必要」という場合では、必要としている予定に間に合わないケースもあるため、急いでいるなら別の方法も検討してください。
2.増額審査の結果によっては限度額が少なくなる
増額の場合、必ずしも希望通りの結果になるとは限りません。審査の結果によっては、かえって借入できる金額が減ってしまう可能性もあります。
たとえば、転職をして収入が減った人、勤続年数が短くなってしまった人は減額もあり得ると考えましょう。
3.利用停止になる可能性も
減額どころか利用停止になってしまう可能性も考えられます。
たとえば、増額の審査時に無職であることが発覚したり、他社借入が増えていたりすると「これ以上の融資はリスクが高い」と判断されてしまい、利用停止になる可能性が高まります。
そのため、増額できず金銭的な問題がさらに大きくなるケースもあります。もしも、リスクを避ける場合は、増額以外の選択肢も検討しましょう。
元 銀行員|武藤英次
増額審査では利用実績が重要視されます
増額審査では、入会時と異なり借入・返済の取引実績が重視されます。返済に遅れが無いか、一定期間以上利用しているか、過度な借入はしていないかなど、様々な角度から審査され、優良顧客かどうか判断されるのです。
具体的には、適度に借りてしっかり返済している利用者が特に高い評価を得られます。
すぐにお金が必要な人は他社カードローンを検討してみよう
横浜銀行カードローンは、横浜銀行を普段から使っている人にとっては使いやすいカードローンです。そのため、限度額が足りなくなったら増額をするというのは自然な流れでしょう。
しかし、増額には少なからずリスクがありますし、そもそも増額審査に時間がかかってお金が必要なタイミングに間に合わないケースもあります。
そのため、場合によっては他社カードローンも検討してみましょう。
他カードローンに新規申込するという選択肢
たとえば、他カードローンへの新規申込を検討してみてはいかがでしょうか?
もちろん、入会審査は受けなくてはなりません。しかし、その確認項目は増額審査と異なっています。また、カードローンの審査基準というものは各社で個別に設定されるものなので、増額審査に落ちたという人であっても借入できる可能性は十分にあるのです。
新規申込の方が手間が少ない
前述の通り、増額をするにあたっては、収入証明書を求められることがあります。手元に書類が無い場合、用意するだけでも時間がかかってしまうことでしょう。
しかし、収入証明書なしで利用できるカードローンを選べば、面倒な思いをすることはありません。※
※審査状況や希望額によっては提出を求められるケースがあります。
横浜銀行から借りている金額を把握しておいてください
1点、他カードローンの申込にあたっては、横浜銀行カードローンで借りている金額をフォームに記入する必要があるので注意してください。
借入金額は、横浜銀行マイダイレクトで確認できます。
借入金額を把握したら、以下の審査が早く手続きがシンプルなカードローンを参考にしてみてください。
公式サイト | 審査時間 | 金利 | 申込方法 | 無利息期間 | 土日の審査対応 | |
---|---|---|---|---|---|---|
詳細は こちらへ |
最短3分 | 4.5 ~ 17.8% | ・WEB ・自動契約機 ・電話 |
初回借入日から30日間 | ||
詳細は こちらへ |
最短18分 | 3.0 ~ 18.0% | ・WEB ・自動契約機 ・電話 |
初回契約日の翌日から30日間 | ||
詳細は こちらへ |
最短20分※1 | 3.0 ~ 18.0% | ・WEB ・自動契約機 ・電話 ・郵送 |
初回契約日の翌日から30日間 |
※審査の結果によっては希望に沿った金額にならないケースもあります。
横浜銀行カードローンの増額に関するよくある質問
まとめ
横浜銀行カードローンは増額することで、より多くのお金を借りられるようになります。しかし、増額にはある程度のリスクがあるため、お金が足りないからといって増額をするのが最適とは限りません。
特に増額審査は時間がかかる傾向にあるため、急いでいるならほかのカードローンへの新規申込も検討しましょう。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
「A社で増額できなかったので、一時的にB社のカードローンを利用した」という人は意外に多く、私も過去にそうした人をたくさん見てきました。しかし、2社以上の併用は返済負担が増えるリスクがあるので、可能であれば1社に留めるのが理想です。あくまでも一時的な手段として捉えておきましょう。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
審査の際は年収や勤続年数、他社での借入状況などを見て利用限度額を決定しています。年収が高い人・勤続年数が長い人なら利用限度額は大きくなる傾向にあります。