横浜銀行カードローンの増額は安易な申し込みがオススメできない理由
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元 銀行員
銀行の支店勤務にて、カードローン(個人向け融資)の申込み受付・審査・管理などを含むあらゆる業務を経験。10年以上の勤続期間中に、延べ10,000名を超える利用者に適切な提案を行った。
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低金利で返済の負担も軽い、魅力的な横浜銀行カードローン。
しかし、限度額が残っていなければ使い物になりません。
そんな状況では「増額」を思い浮かべる方も多いでしょうが、必ずしも希望通りの結果になるとは限らないことをご存知ですか?
横浜銀行カードローンの増額について
横浜銀行 カードローン
30代以上の男性におすすめです。審査は最短即日に結果通知、
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横浜銀行カードローンの借入限度額は10万円~1,000万円(10万円単位)の間で審査をもとに決められます。
上限限度額は銀行カードローンの中でも特に余裕がありますが、最初から最大限度額を借りられるわけではありません。
実際の利用限度額は審査で決まる
横浜銀行カードローンの利用限度額は、契約前の審査で決まります。審査とは、適切な限度額を算出する手続きです。
審査を通して、商品設定された10万円~1,000万円(10万円単位)の幅で、横浜銀行が利用限度額を決定するのです。
利用限度額を決めるために、横浜銀行は申し込み者のいくつかの情報を確かめます。
例えば、その人の収入はいくらか。ローンの利用状況はどうかという点です。これらをもとに、その人の返済能力を見極めて、それに見合った利用限度額を決めるのです。
初回限度額が少額になる傾向
初めて横浜銀行カードローンに申し込みをした人は、比較的に少ない限度額になる傾向があります。
もちろん横浜銀行カードローンの利用限度額には、収入が大きく影響します。しかし、高収入の方だからといって、大きな限度額になるわけではないのです。
カードローンの利用額は信用度合いに比例します。横浜銀行の新規申し込み者への信用度は、契約当初の段階では低いと言えます。借入と返済の実績を作ることで信用度合いは上がるのです。
増額で借り入れ可能額を引き上げる
横浜銀行カードローンの契約で決まった初回限度額を満たしてしまった。このような場合は、『増額』という対処法で利用限度額を引き上げるのが適切かもしれません。
カードローンというのは、個人の信用をもとにしてお金を貸すサービスです。初めて貸す人への信用は低めで、利用限度額も少なめに設定します。
そのため、ある程度利用実績があるのならば、増額申請により利用限度額が引き上がる可能性も充分にあるのです。
横浜銀行カードローンの増額をすると金利面でメリットがある可能性も
横浜銀行カードローンの増額をするメリットは、利用限度額が大きくなることだけではありません。増額をすることで、設定される金利が引き下がるケースもあるのです。
借入金額が増えるほど月々の返済負担も増えます。そうなると利息も多くなるので、金利を引き下げることで返済負担を減らす狙いがあるのです。
もちろん、増額をしたからといって必ず金利が引き下がるわけではありません。しかし場合によっては、これまでよりお得にカードローンを利用することができます。
横浜銀行カードローンの金利は限度額に応じて決まっている
横浜銀行カードローンの増額を行うと、適用される金利が下がるケースがあります。横浜銀行のカードローンには、限度額で適用される金利が変動するのです。
以下が、横浜銀行カードローンの利用限度額とそれに対応する金利表です。
お借入限度額 | 金利 |
100万円以下 | 年14.6% |
100万円超200万円以下 | 年11.8% |
200万円超300万円以下 | 年8.8% |
300万円超400万円以下 | 年6.8% |
400万円超500万円以下 | 年4.8% |
500万円超600万円以下 | 年4.5% |
600万円超700万円以下 | 年4.0% |
700万円超800万円以下 | 年3.5% |
800万円超900万円以下 | 年3.0% |
900万円超1,000万円未満 | 年2.5% |
1,000万円 | 年1.5% |
利用限度額が100万円上がるごとに、金利が引き下がる設定になってしまいます。
金利は、希望して選べるというものではありません。信用に基づいた利用限度額が出され、それに伴って金利が決まります。
横浜銀行カードローンの増額審査を受けるなら注意も必要
収入に大きな変化がなく、利用実績が良好だったとしても、増額を申し込む際は注意が必要です。
カードローンの増額には申し込みをするリスクもあります。増額を望むのであれば、最低限そのようなリスクも把握しておきましょう。
増額の注意点1:提出すべき必要書類
横浜銀行カードローンの増額審査では、必要書類の提出を求められるケースがあります。特に50万円を超える限度額への増額には、収入証明書の提出が必須です。
人によっては収入を証明できる書類をすぐに用意できないという人もいるでしょう。そうなると、急ぎの場合でも必要なタイミングに間に合わないという可能性もでてきます。
増額の注意点2:時間がかかる審査
特に注意すべきは、増額を申し込むタイミングです。横浜銀行カードローンの審査は基本的に2~3日以上かかるので、即日増額はできません。
というのも、銀行カードローンの審査においては警察庁データベースへの照会という工程があり、そこに最低2営業日を要するからです。
申し込みそのものはできますが、数日は余裕を持っておくべきでしょう。
増額の注意点3:増額審査の結果によっては限度額が少なくなる可能性も
増額というのは、必ずしも希望通りの結果になるとは限りません。審査の結果によっては、かえって借入できる金額が減ってしまう恐れもあるのです。
そもそも、増額とは限度額の見直しを行う手続きです。審査次第で、減額や利用停止といった結果にもなり得ます。
増額の注意点4:増額審査中は利用制限がかかることも
もう1点、増額手続きの最中は横浜銀行カードローンの利用そのものが出来なくなるケースがある、という点にも注意してください。
減額や利用停止の可能性がある以上、横浜銀行としても過剰融資を避けなくてはならないので、審査中は利用制限がかかる可能性があるのです。
そうなると、限度額が残っていた場合も、審査結果が出るまで追加融資を受けられません。
増額の注意点5:増額案内が届いても審査に通る保証はない
もし横浜銀行カードローンから増額の案内が届いても、それは増額審査の通過を意味するわけではありません。
一般的にカードローンの増額案内というのは、これまでの利用実績をもとに送られます。
ですが、その時点では審査を行っていません。そのため増額案内を受けても、審査を受けて落ちることもあるのです。
横浜銀行カードローンの増額審査について
上記で解説した流れの中で、増額の可否を決めるのは審査です。カードローンという金融商品は、増額審査を受けて、それに通過して初めて利用限度額が上がります。
安易な増額は、利用者・金融機関、双方にとってリスクを上げるものです。
利用者が無理な借入をすれば多重債務者に。また金融機関は貸し倒れになるリスクがあるのです。
このような事態に陥らないためにも、増額前に審査を行い、その可否を決定します。
利用実績が重視される
横浜銀行カードローンの増額審査は、入会時に確かめられた項目に加えて、『利用実績』も確認されます。具体的にいうと、横浜銀行カードローンで借入・返済をしたという実績です。
借りたお金をきちんと返済しているという実績があなたの信用度を上げます。反対に、返済遅延の経験者は信用度が下がっている可能性があるのです。
また、契約をしてからほとんど借入をしていない人は、充分な実績があるとは言えず、評価に繋がらないでしょう。
原則として在籍確認は行われない
カードローンという金融商品は、一般的には増額審査の際に在籍確認を行いません。
在籍確認の目的は、返済能力の裏付けを取るものですが、返済の実績があれば、その人の返済能力もある程度は見極められます。
反対に利用実績が悪いと思える人は、在籍確認が必要となる可能性が高いでしょう。
そのほか、入会審査のときと勤務先が変わっていると伝えた方や、契約より期間が経っている方は、在籍確認を行われる可能性が高いでしょう。
増額審査は即日で行われるとは限らない
横浜銀行カードローンは増額の手続きをすれば、即日で利用限度額が反映するわけではありません。
増額は申し込み後に審査が行われ、それに通過して初めて利用限度額が反映するのです。
すぐにお金を借りたいという方でも、増額の手続きでは必要なタイミングに間に合わないという可能性もあります。
一般的に入会審査より時間がかかる
一般的にカードローンという商品において、増額の審査は、入会時の審査と比較して時間がかかりやすいと言われています。
なぜなら、入会審査という項目に加えて、これまでの横浜銀行カードローンの利用実績も確かめるからです。
そもそも、横浜銀行カードローンの入会時の審査は、最短即日の審査回答となっています。少なくとも、増額審査はそれ以上かかると考えておきましょう。
土日は更に待たされる可能性も
横浜銀行カードローンでの増額は、土日を挟む場合、審査結果を更に待つ可能性があります。
横浜銀行カードローンの場合は、土日にも受付をしています。
増額申し込みの電話
横浜銀行カードローン受付センター
0120-458-014
電話受付時間:銀行窓口営業の9:00~19:00
上記のように、カードローン専用の受付センターもありますが、土日の対応時間は短くなってしまうのです。
そもそも銀行というのは、一般的に土日は営業をしていないのがほとんどです。この点を考えると、対応が翌営業日になることもおかしくありません。
横浜銀行カードローンの増額審査に落ちてしまう人の特徴
上記で解説したとおり、増額をするためには、『増額審査』を受ける必要があります。
そして、その審査では横浜銀行カードローンの利用実績も審査対象であり、入会審査とは全く異なると言えるのです。
そのため入会審査に通った人でも、増額審査に落ちてしまうということもあるのです。
特徴1:横浜銀行への返済に遅れている
横浜銀行カードローンの返済状況が悪い人は、増額審査で落ちてしまう可能性があるでしょう。
カードローンの融資というのものは、金融機関と個人の信用によって成り立っています。
もし横浜銀行の返済に遅れてしまうと、信用が失われて増額審査に落ちやすいのです。何度も返済に遅れていたり、長期滞納したいたりするのなら、その時点でマイナスになっていると考えましょう。
特徴2:返済能力が不足している
横浜銀行カードローンの増額審査では、「望んだ限度額に対して、返済能力が不足している」とみなされると審査に落ちてしまいます。
返済能力とは、「借りたお金をきちんと返済する能力」です。この返済能力というのは、その人の収入や他社借入情報をもとに図られます。
継続安定した収入がない場合は、お金を貸しても返せないと判断される可能性があり、その場合は審査に落ちてしまうでしょう。
特徴3:クレカ等の支払いに遅れている
利用しているクレジットカード支払いや、他のローン返済で遅れている人は、増額審査に通らない可能性があります。
横浜銀行カードローンの増額審査では、信用情報の照会をします。信用情報とは、個人の金融取引に関する記録です。
出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。
クレジットカードやローンに関わる記録が信用情報に載っています。この際に、返済遅延といった記録があると増額審査へ影響があります。
返済遅れのデータがあると、「返済に対する姿勢が悪い人」と見なされる可能性があります。その場合は貸し倒れのリスクが高いと判断され、審査落ちになる可能性があるのです。
横浜銀行カードローンを増額する方法
- ・限度額の上限に達した
- ・限度額がいっぱいだが急な出費がある
- ・いまの限度額では必要な金額に足りない
横浜銀行カードローンの増額は、すぐにできるわけではありません。増額をするには決められた手順を踏む必要があります。以下が、横浜銀行カードローンの増額手順です。
- 増額申し込み・書類提出
- 申し込み確認
- 増額審査
- 借り入れ限度額の再設定
- 追加借り入れ
上記の各行程でどのような手続きが行われるか確かめてみましょう。
STEP1:増額申し込み・書類提出
横浜銀行カードローンの増額申し込み方法は、フリーコールに電話をしなくてはいけません。
横浜銀行カードローン受付センターに電話を掛けると、担当者が応答してくれます。そこで「増額がしたい」と申し込めば、本人確認が行われて速やかに手続きが開始されます。
ナビダイヤルではないので、スピーディーな対応を望めるでしょう。
収入証明書の提出が必要になる
横浜銀行カードローンは限度額が50万円を超える場合、収入証明書の提出が必要になります。
増額をする人は、利用限度額が50万円以上になることがほとんどでしょう。収入証明書を求められる可能性が大きいので、あらかじめ用意しておきましょう。
収入証明書
ご希望のお借入限度額が50万円を超える場合は、現在の収入が確認できる次のいずれかの書類のコピーをご用意ください。(【 】内は郵送等するときにコピーする箇所です)
源泉徴収票【勤務先の会社名の記載のあるもの】
納税証明書【税務署の発行印があるもの】
確定申告書【税務署の受付印があるもの】
住民税決定通知書【市区町村長の発行印があるもの】
STEP2:申し込み内容の確認電話
増額申し込みをすると、横浜銀行カードローンの担当者から電話連絡が来るでしょう。この電話は、申し込み内容の確認と本人確認をするためのものです。
現在の就業状況はどうか、他社借入の状況はどうか、カードローン入会時と比較して変わりがないか確かめます。
状況が悪化して、審査に不利だと感じても、嘘はつかず正直に間違いなく伝えてください。
STEP3:増額審査
上記の申し込み内容と電話確認、書類確認をもとに審査が行われます。
なお、審査は横浜銀行だけでなく、保証会社であるSMBCコンシューマファイナンスも関わってきます。その審査では利用者の収入状況や信用情報に加えて、これまでの横浜銀行カードローンの利用実績も確かめられます。
それらの情報を全てあわせて判断するのです。この審査に通過すれば増額はできますが、一方で審査に落ちれば、増額は失敗となります。
STEP4:結果通知・限度額再設定
横浜銀行カードローンの増額審査の結果は、基本的に登録してある電話番号に通知されます。申し込み直後は、電話に出られるようにしておきましょう。
場合によっては、増額審査に落ち、限度額を変更できない場合や、自分が望んだ金額に達しない増額となるケースもあります。
電話の設定の関係上、着信がされないケースもあるので、しっかりと電話の設定は確認しておきましょう。審査結果がいつまでも来ないという方は、自ら横浜銀行に問い合わせてみましょう。
STEP5:追加借入
増額審査に通過して初めて、限度額を増やせます。それを公式ページにて確認したら、追加借入をしてください。
横浜銀行カードローンの公式ページで振込の依頼、もしくは提携ATMで借入ができます。
増額をしたことにより、これまで以上に借入をするかもしれません。しかし、まずは今後支払う返済金額をきちんと把握し、計画的なご利用を心がけましょう。
どうしてもお金がないと困る、そんな人は…
- ・そういえば家賃の支払いもまだだった
- ・外せない用事があるのにお金がない
- ・友達にお金を借りたままだった...
お金がないと本当に困るというのに、手元の横浜銀行カードローンは限度額不足。そんな状況でも、増額は安易におすすめできません。
とはいえ、お金を用意できないリスクを無視するわけにはいかないでしょう。
どうしてもお金が必要なら、その他の選択肢も検討してみてください。
他カードローンに新規申し込みするという選択肢
例えば、他カードローンへの新規申し込みを検討してみてはいかがでしょうか?
もちろん、入会審査は受けなくてはなりません。しかし、その確認項目は増額審査と異なっています。
また、カードローンの審査基準というものは各社で個別に設定されるものなので、増額審査に落ちたという人であっても借入できる可能性は十分にあるのです。
新規申し込みの方が手間が少ない
前述の通り、増額をするにあたっては、収入証明書を求められることがあります。手元に書類が無い場合、用意するだけでも時間がかかってしまうことでしょう。
しかし、収入証明書なしで利用できるカードローンを選べば、面倒な思いをすることはありません。※
※審査状況や希望額によっては提出を求められるケースがあります。
早ければ今日中にお金を借りられる
ぜひ検討してみてほしいのは、審査が早いカードローンです。最短20分で審査が終わるカードローンなら、早ければ今日中にお金の問題を解決できるでしょう。
銀行カードローンの増額には2営業日以上かかるので、時間が無い方には特におすすめです。
今日・明日中にお金が必要。そういった状況にあるなら、ぜひ審査が早いカードローンに目を向けてみてください。
横浜銀行から借りている金額を把握しておいてください
1点、他カードローンの申し込みにあたっては、横浜銀行カードローンで借りている金額をフォームに記入する必要があるので注意してください。
借入金額は、横浜銀行マイダイレクトで確認できます。
借入金額を把握したら、以下の審査が早く手続きがシンプルなカードローンを参考にしてみてください。
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まとめ
横浜銀行カードローンは、確かに金利が安くて便利なサービスです。しかし、使い続けていれば限度額不足になることもあるでしょう。
そういった状況では、増額という選択肢もあります。増額すれば十分な借入もできる可能性がありますし、場合によっては金利が下がります。
しかし、そのためには審査に通過しなくてはなりません。入会時とは異なる項目が確認される審査なので、注意が必要です。
場合によっては、他カードローンに目を向けた方がいいかもしれません。審査が早いカードローンなら今日・明日中の借入も可能なので、ぜひ利用を検討しておいてください。
Q.増額審査で最も重視される要素とは
元 銀行員|武藤英次
利用実績が最重要視されます
増額審査では、入会時と異なり借入・返済の取引実績が重視されます。返済に遅れが無いか、一定期間以上利用しているか、過度な借入はしていないかなど、様々な角度から審査され、優良顧客かどうか判断されるのです。
具体的には、適度に借りてしっかり返済している利用者が特に高い評価を得られます。