家賃滞納者は要注意|信用情報がブラック化する2つのケース
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貸金業務取扱主任者
地方銀行に8年勤務し、住宅ローン・カードローン・フリーローンなど個人ローンの他、事業性融資・創業融資など幅広い業務を担当。貸金業務取扱主任者の資格を有する、100件あまりのフリーローン、住宅ローン数十件、その他に投資信託・個人年金・国債販売も取り扱った金融商品のプロ。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
FP資格を有し、カードローン・消費者金融および貸金業に関する豊富な知識を持つ編集者。関連法規(貸金業法・金融商品取引法等)の理解を深めつつ、多数のローン経験者へのインタビューや金融機関勤務経験者へのヒアリングをもとにリアルな情報収集を怠らず、自身も当サイトにおいて1,000本を超える記事を執筆。生活に欠かせない「お金」だからこそ最適な意思決定を支援したいという理念のもとに情報発信を行っている。
この記事はこんな人向け |
- 今月の家賃が払えない…
- 滞納するとブラックリスト入り…?
- 何とか回避する方法は…
毎月の固定費の支払いである家賃の滞納は、想像以上に深刻な問題です。どうしても生活費がキツくて支払いができないという状況も起こりえます。
ブラックリストに入るかどうかですが、保証会社が入っている場合は信用情報に履歴が残る場合がほとんどです。逆に両親などに連帯保証人になっている場合は、すぐにブラックリスト入りするという事はありません。
しかし、支払いの義務は原則として無くならないので、すぐにお金を準備する必要がある事に変わりはありません。今回は家賃を滞納した場合の正しい対処法について紹介していきます。
すぐに家賃の支払いが必要な人はこちら
- ヤバい…今月の家賃が払えない
- もうすでに支払い日を過ぎている…
- 誰にも頼れないしお金もない…
そんな状況になっている場合は、待っていても状況は好転しませんし、むしろダメージが蓄積していくだけです。この場合はいち早く管理会社や大家さんに連絡を入れ、お金を準備する方法を考えましょう。
慢性的な金欠であれば経済状況の見直しや引越しを検討する必要がありますが、一時的な金欠であればカードローンで家賃を補填するというのも有効な手段です。例えば「プロミス」のような有名なカードローンであれば、最短で今日中にお金を借りられて、しかも30日間の利息が発生しません。
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家賃を滞納するとブラックリストに登録される条件
賃貸で家賃を滞納した場合、家賃の支払いは契約時に立てた連帯保証人が代わりに支払う義務があります。
連帯保証人は契約者の身内に依頼するのが一般的です。しかし近年、核家族の増加や高齢化が進み連帯保証人をたてられないというケースも増えてきました。そのため、連帯保証人の代わりに家賃を保証する保証会社の利用も増えています。
しかし、保証会社を利用していると、家賃を滞納するとブラックリストに登録されてしまうことがあります。ではどのような条件でブラックリストに登録されてしまうのかご説明しましょう。
保証会社が連帯保証人になっている
保証会社を連帯保証人にしていると、ブラックリストに登録されてしまうケースがあります。
保証会社は滞納した家賃を代わりに支払ってくれているだけなので、滞納した家賃は保証会社へ返済する義務があります。もし、返済しなかった場合には延滞金がついたり、返済遅延ということでブラックリストに登録されてしまったりするため保証会社を利用していて家賃を滞納した場合には、早急に返済をしましょう。
しかし、連帯保証人が保証会社でなくても家賃を滞納するとブラックリストに登録される可能性はあるのでご注意ください。
61日以上、家賃を滞納
連帯保証人が保証会社でなくてもブラックリストに登録されてしまう条件には、家賃の滞納期間が関係しています。家賃の滞納している期間が61日を超えてしまった場合、ブラックリストに登録されてしまうのです。
このような事態を防ぐには、まず賃貸物件の大家へ「いつまでに支払えばいいのか」など支払い方法をご相談ください。
ブラックリストとは信用情報が傷ついている状態のこと
家賃の滞納をした場合、それが信用情報の傷となってブラックリストに登録されてしまいます。
信用情報とは個人の現在のお借入れ情報や過去のお借入れ情報など、個人のお金関連の情報が集められたものです。そのため、保証会社が家賃を肩代わりするような事態になると「傷」と判断されてブラックリストに登録されるのです。
これら信用情報は専門機関で厳重に管理されているため、一般的には公開していません。
ブラックリストに登録されているかどうかは調べられる
家賃の滞納をしてしまったけど、自身が信用情報に登録されているのか知りたい方もいますよね。一般的に公開されていませんが、本人からのお申し込みで確認できます。
信用情報の確認方法はパソコン・スマホ・郵送・窓口での開示が原則となっており、お電話での問い合わせは受け付けていません。確認には手数料がかかります。
インターネットによる開示はクレジットカードの一括払いで1,000円、郵送開示ならゆうちょ銀行で定額小為替証書(1,000円)、窓口開示では500円と確認方法によって手数料が異なることを覚えておきましょう。
信用情報に"異動”と記載があればブラックリスト入り
信用情報に“異動”と記載があった場合、ブラックリスト入りだと判断できるのですが、どの部分に“異動”とあるのでしょうか。
信用情報では利用しているクレジットカードの限度額やお借入れ状況の詳細が載っています。
その中の「お支払の状況」の「返済状況」に“異動”と記載があるとブラックリストに登録されているとご判断ください。
家賃を滞納し、ブラックリストに登録された場合のデメリット
家賃の滞納でブラックリストに登録されてしまうと、新しく賃貸契約を結べなくなったり、スマホ代の分割払いや新規でローンを組めなくなったりするデメリットがあるのです。
家賃を滞納すると今後の生活に大きな影響を及ぼしますのでご注意いただきたい内容です。ひとつずつ詳しくご説明しましょう。
新しい家を借りられなくなる
ブラックリストに登録されてしまうと、約5年間は保証会社を連帯保証人として利用できなくなります。
さらに、このようなネガティブな情報は家賃未払いなど事故を防ぐために、不動産会社同士で共有していることもあります。
そのため、連帯保証人が保証会社でなくても新しく家を借りられなくなる危険性も高まるのでご注意ください。
スマホ代の分割も不可能に
ブラックリストに登録されてしまうと、スマホの端末代を分割払いにすることができなくなります。
スマホ代の分割払いもお借入れと同様の扱いになるため、信用情報をチェックされブラックリスト登録がわかった場合、分割払いはできないのです。
近年のスマホは端末代だけでも5万円以上するスマホもありますし、また分割払いによってご利用料金を割引くサービスも適用されなくなります。
全てのローンが組めなくなる
ブラックリストに登録されてしまうと新しいクレジットカードを作れなくなるだけでなく、全てのローンが組めなくなってしまいます。
いずれはマイホームを建てたい、マンションを購入したいとお考えであっても5年から10年は“異動”は消えません。
家賃を滞納したリスクから、マイホームが持てなくなるデメリットとなるのは辛いですよね。
家賃が払えない時に今すぐできる解決策
ここから先の内容 |
- 家賃を払わないといけないのは分かってる…
- でも、お金がないからどうしようもない…
- こういうピンチの時みんなどうしてるの?
家賃を支払わなければいけないのはわかったが、お金が無い…。そのような場合に、何かできることはないのでしょうか。
ただ指を加えて給料日を待っているだけでは状況は何も変わりません。家賃が払えない時に、今すぐできる対策について考えてみましょう。
まずは大家・管理会社に連絡をする
最初に取るべき行動は、家賃を支払っている大家さんや管理会社に連絡をすることです。お金がなくて、家賃が払えない状況であることをきちんと伝えましょう。
もちろん、連絡したからといって支払いの義務がなくなるわけではありません。
多くの場合は、「いつまでに払えるのか」や「今いくら払うことができるのか」などを聞かれるので、正直に状況を説明しましょう。
家族や友人に相談する
自分の力ではお金をすぐに用意できないという場合は、家族や友人に相談してみるのも良いでしょう。
場合によっては、お金を貸してもらうことが可能です。もちろん、借りたお金は返す必要がありますし、友人からお金を借りるときは人間関係に悪影響がでないよう注意が必要です。
しかし、本当に困っている場合は、素直に相談するのも手段のひとつです。
金融機関からお金を借りる
家族や友人には頼れない…という場合には、「金融機関でお金を借りて家賃の滞納を回避する」という方法を考えてみてはどうでしょうか。
利息はかかるが他人に迷惑がかからない
もちろん、金融機関から借りたお金は、金利をもとに算出される利息を上乗せして返す必要があります。最終的には滞納している家賃以上のお金を支払うしなくてはなりません。
しかし、金融機関からの借入は自分自身の責任で行えるので、家族や友人に迷惑をかける心配は不要です。
カードローンの利用を検討してみては?
具体的な方法のひとつに、カードローンで一時的に立て替えるという方法があります。
カードローンとは、ローン専用カードを利用してATMからお金を直接借入れできる商品です。
無担保・保証人なしで借入れできるので、自分自身の責任で家賃の支払いをどうにかしたいという人に適しています。
カードローンの利用目的は自由で、必要なお金を銀行やコンビニのATMから借りられるサービスです。多くの人がテレビCMなどで見たことがある「プロミス」や「アコム」などがカードローンの大手です。
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カードローン利用者は全国に1,000万人以上もいる
実はあまり知られていませんが、全国にカードローンでお金を借りている人の数は1,000万人以上もいるのです。
あれだけ多くのテレビCMを放送し、全国に1,000以上もの店舗を構えているのは、それだけ多くの利用者がいて、多くの信頼を得ていることの裏付けです。
もちろん使用用途は自由なので、普段の生活費を家賃にまわして、生活の中でお金が足りなくなった時に借りるという方法もアリです。
早ければ今日中に家賃を払える
例えば、審査が早いカードローンへの申込を検討してみてはどうでしょうか。最短で今日中に家賃の滞納の問題を解決することができます。
具体的には、最短20分で審査結果が出るカードローンがおすすめです。このようなカードローンは、無人店舗で即時発行もできるので、できるだけ早く家賃の問題を解決したい人にはおすすめといえます。
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まとめ
家賃を滞納してブラックリストに登録される条件や信用情報についてご理解いただけましたでしょうか。
連帯保証人が立てられない状況で保証会社を利用していても、家賃滞納というリスクはご自身の生活にも大きなデメリットをもたらすことがわかりましたね。
最後にご紹介した解決策も参考になりますが、一番は家賃を滞納しないことが大切です。お借りしている物件の家賃の支払いは、遅れないようにきちんと管理しましょう。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
家賃の支払いの補填としてカードローンを利用する人は非常に多いのが現状です。一時的な補填であればいいのですが、慢性的な金欠になってカードローンの利用が常態化しないように注意しましょう。また、状況によっては今より家賃のやすい所への引越しや、収入を上げるための方法なども検討してみてください。
貸金業務取扱主任者|手塚大輔
61日未満の滞納でもクレジットヒストリーに傷がつく
クレジットカードの延滞が事故情報となるのは61日目からと言われています。このため、60日以内の延滞であればブラックにならないことが多いのです。しかし、クレジットヒストリーというクレジットカードの支払情報の記録には遅れが記録されます。また、カードによっては61日を待たずに契約を強制的に切られてしまうこともあります。 強制解約はこちらもブラックとなる情報ですので、61日未満は大丈夫ということはありません。