ゆうちょ銀行で即日借入する方法|審査なしの方法や注意点も解説
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貸金業務取扱主任者・FP
2級FP技能士、貸金業務取扱主任者(第F241000177号)。
大学を卒業後、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修に携わり、実績は計2000本以上。ローン利用者へのインタビューなども多数実施し、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。
奥山 裕基
マネット編集担当/キャッシングガイド
FP資格を有し、カードローン・消費者金融および貸金業に関する豊富な知識を持つ編集者。関連法規(貸金業法・金融商品取引法等)の理解を深めつつ、多数のローン経験者へのインタビューや金融機関勤務経験者へのヒアリングをもとにリアルな情報収集を怠らず、自身も当サイトにおいて1,000本を超える記事を執筆。生活に欠かせない「お金」だからこそ最適な意思決定を支援したいという理念のもとに情報発信を行っている。
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この記事でわかること |
- ゆうちょ銀行でお金を借りる主な方法は4種類
- 一定の条件を満たせば即日・審査なしの借入も可能
- カードローンやフリーローンの取扱いはない
今すぐお金が必要で、借入を検討している人のなかには、「普段から取引しているゆうちょ銀行で借りたい」と考える人もいるのではないでしょうか。
貯金担保自動貸付けやJP BANK カードのキャッシング機能などを利用すれば、最短即日の借入が可能です。また、審査なしで借入できる方法もあります。
ただし、ゆうちょ銀行から即日借入ができるのは、担保となる貯金がある人やJP BANK カードを持っている人などに限られます。借入を急ぐ人は、即日借入対応のカードローンも検討しましょう。
事前に借入できるかが分かる
本記事では、ゆうちょ銀行でお金を借りる方法とメリット・デメリット、即日借入の可否を解説します。
ゆうちょ銀行で即日借入は可能
ゆうちょ銀行でお金を借りる方法はいくつかあり、借入方法によっては最短即日の借入が可能です。
借入方法 | 融資までの 時間 |
審査の有無 | 利用対象者 |
---|---|---|---|
貯金担保 自動貸付 |
今すぐ (担保となる貯金がある場合) |
なし | 総合口座で担保定額貯金や 担保定期貯金を預けている人 |
口座貸越 サービス |
インターネット:10日程度 窓口:2週間程度 |
あり | 満20歳~70歳以下の 安定収入がある人 |
「JP BANK カード」 のキャッシング機能 |
キャッシング枠設定済み:今すぐ キャッシング枠未設定:1週間以上 |
あり (キャッシング枠設定済みなら別途審査不要) |
キャッシング枠を 設定している人 |
かんぽ生命の 契約者貸付 |
即日 (平日9:00~13:59までの受付) |
なし | 解約返戻金のある 保険を契約している人 |
即日で借り入れられる可能性があるのは、貯金担保自動貸付け・キャッシング機能・契約者貸付の3種類です。
ただし、いずれも即日で借入するためには、担保がある、JP BANK カードを持っているなどの条件を満たさなければなりません。そのため、ゆうちょ銀行で即日借入ができるのは、一部の人に限られます。

借入を急ぐ人は、ほかの金融機関が提供するカードローンも検討しましょう。大手消費者金融のカードローンは審査が早く、申込から30分以内で借入できる可能性があります。
マネットが大手消費者金融の利用者におこなったアンケートによると、実際に約9割の人が申込した当日中に借入できたと回答しています。

実際の審査時間は、申込の混雑状況や審査の状況などによって異なりますが、急ぐ場面で有効な選択肢となるでしょう。以下のカードローンでは、最短3~25分程度での借入が可能です。
①貯金担保自動貸付け

貯金担保自動貸付けは、ゆうちょ銀行で総合口座を開設している人を対象としたサービスです。
通常貯金の残高が不足した際に、総合口座の定額貯金・定期貯金を担保として自動で融資を受けられます。担保となる貯金があれば、即日借入が可能な方法です。
項目 | 概要 |
---|---|
金利(年率) | 担保定額貯金を担保とする場合:返済時の約定金利+0.25% 担保定期貯金を担保とする場合:預入時の約定金利+0.5% |
担保 | 担保定額貯金または担保定期貯金 |
借入可能額(上限) | 預入金額の90%以内 ※総合口座1口座につき300万円まで |
借入期間 | 2年(借入日から2年以内に担保とする貯金が満期を迎える場合は、その満期までの期間)※ |
審査 | なし |
※継続預入の担保定期貯金を担保とする場合は、借入期間の範囲内で借入が継続されます。
貯金担保自動貸付けの主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・担保があれば審査なしで即日借入が可能 ・低金利で借入できる |
---|---|
デメリット | ・借入・返済のタイミングを管理しにくい ・通帳を見られると借入に気付かれる ・定期貯金・定額貯金の残高を超える借入はできない |
なお、以前取扱いがあった国債等担保貸付・財産形成貯金担保貸付は、2019年3月をもって新規受付が終了しています。
メリット|担保があれば審査なしで即日借入が可能
貯金担保自動貸付けは、総合口座に定額貯金または定期貯金を預けていれば、借入のための申込や審査が不要なため、即日で借入ができます。ゆうちょ銀行の窓口やATMで必要な金額を引き出しましょう。
店舗・ATMの場所や営業時間は、ゆうちょ銀行「店舗・ATM」から確認できます。
また、貯金担保自動貸付けは、普通預金が不足した際に自動で融資を受ける仕組みであり、借入に手間がかかりません。
メリット|低金利で借入できる
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けは、一般的なローンと比べて金利が低めに設定されています。
借入方法 | 金利 |
---|---|
貯金担保自動貸付け | 担保定額貯金を担保とする場合:返済時の約定金利+0.25% 担保定期貯金を担保とする場合:預入時の約定金利+0.5% |
カードローン | 年1.5~18.0%程度(相場) |
クレジットカードのキャッシング機能 | 年15.0~18.0%程度(相場) |
たとえば、定期貯金(2年)の金利は年0.3%(2025年6月時点)であるため、貯金担保自動貸付けの金利は年0.8%となり、カードローンやキャッシング機能と比べて低水準であることが分かります。
10万円を借入し、毎月4,000円ずつ返済した場合、金利年0.8%と年18.0%では利息に2万円以上の差が生じます。
金利 | 借入期間 | 利息額 | 総返済額 |
---|---|---|---|
年0.8% | 26カ月 | 864円 | 100,864円 |
年18.0% | 32カ月 | 26,260円 | 126,260円 |
貯金担保自動貸付けは、ゆうちょ銀行に口座があり、なるべく低金利で借りたい人にとって有効な借入方法といえるでしょう。
デメリット|借入・返済のタイミングを管理しにくい
貯金担保自動貸付けは、借入に手間がかからない点がメリットですが、借入・返済のタイミングを自分で調整したい人にとっては不自由に感じる場合があります。
借入方法 | 普通貯金の残高を超えて払い出すことで自動的に借入となる |
---|---|
返済方法 | 普通貯金に入金することで自動的に返済される |
上記のとおり、普通貯金の残高が不足する場合に限り、その不足分が自動で融資される仕組みです。そのため、「今すぐお金が必要」という状況になっても、任意のタイミングで借入することはできません。
なお、窓口での払戻しだけでなく、ATMを利用してキャッシュカードまたは通帳で普通貯金の残高を超えて引き出した場合も自動融資の対象です。
また、普通貯金に入金があると自動で返済に充てられるため、返済のタイミングも自分で選ぶことはできません。
デメリット|通帳を見られると借入に気付かれる
貯金担保自動貸付けで借入すると、借入残高が通帳の「現在高(貸付高)」の欄にマイナス表示で記載されます。
通帳を家族などに見られると借入に気付かれる可能性があるため、知られたくない場合は通帳の管理を徹底する、あるいは周囲に知られにくいサービスの利用も検討しましょう。
例えば、大手消費者金融のカードローンは、原則として電話や郵送物なしで利用でき、カードレスで借入・返済ができるなど、プライバシーに配慮したサービスが充実しています。

事前に借入できるかが分かる
デメリット|定期貯金・定額貯金の残高を超える借入はできない
貯金担保自動貸付けは、定期貯金または定額貯金を担保にお金を借りる仕組みであり、担保とした貯金の残高を超える借入はできません。
具体的には、「定期貯金または定額貯金の90%以内、かつ総合口座1口座につき300万円」が借入の上限です。例えば、担保定期貯金の残高が100万円なら、90万円を上限に自動融資が受けられます。
したがって、定期貯金または定額貯金の預入金額によっては、希望額を借入できないケースもあります。
②口座貸越サービス

口座貸越サービスとは、通常貯金の口座残高が不足する場合に自動で融資が受けられるサービスです。貯金担保自動貸付けとは異なり、担保・保証人なしで利用できます。
項目 | 概要 |
---|---|
金利(年率) | 年14.0% |
担保・保証人 | 不要 |
利用限度額 | 10万円~50万円(新規契約は30万円) |
毎月の返済(約定返済) | 返済日:毎月8日 返済額:1万円 返済方法:口座引き落とし |
審査 | あり |
口座貸越サービスの主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・担保・保証人なしで繰り返し借入が可能 ・金利年14.0%で借入が可能 |
---|---|
デメリット | ・審査結果の通知まで10日~2週間程度かかる ・新規契約時の利用限度額は30万円まで ・約定返済額は1万円 |
なお、貯金担保自動貸付けの利用条件を満たしている場合は、そちらが優先されます。貯金担保自動貸付けの利用限度額を超過した際に、口座貸越サービスの自動融資が発生する仕組みです。
メリット|担保・保証人なしで繰り返し借入が可能
口座貸越サービスは担保・保証人が不要のため、貯金担保自動貸付けを利用できない人でも申込が可能です。
区分 | 担保 |
---|---|
貯金担保自動貸付け | 定期貯金または定額貯金 |
口座貸越サービス | 不要 |
貯金担保自動貸付けと同様に、普通貯金を超えて払い出した場合に不足分が自動で融資されます。具体的には、以下のような払出しが対象です。
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自動融資の対象となる主な払出し |
- ATMでの払出し
- 郵便局窓口・ゆうちょ銀行での払戻し
- 口座引き落とし
- 自動送金の引き落とし
- デビットカード利用時
- 即時振替サービス利用時
メリット|金利年14.0%で借入が可能
口座貸越サービスの金利は、年14.0%です。
担保・保証人なしで利用できる分、貯金担保自動貸付けと比べて高く設定されていますが、カードローンやクレジットカードのキャッシング機能と比べると低めの水準です。
例えば、10万円を金利年14.0%と年18.0%で借入し、毎月8,000円ずつ返済した場合の利息額は、以下のとおりです。
金利 | 借入期間 | 利息額 | 総返済額 |
---|---|---|---|
年14.0% | 14カ月 | 8,722円 | 108,722円 |
年18.0% | 14カ月 | 11,565円 | 111,565円 |
借入金額や借入期間などによっても異なりますが、カードローンやクレジットカードのキャッシング機能を利用した場合と比べて、利息の負担を抑えられる可能性があります。
デメリット|審査結果の通知まで10日~2週間程度かかる

口座貸越サービスに申込すると、ゆうちょ銀行および保証会社による審査が実施されます※。ゆうちょ銀行によると、審査にかかる時間は申込から10日~2週間程度です。
※保証会社とは、債務者が返済不能となった場合に本人に代わって返済をおこなう会社です。
申込方法 | 審査にかかる時間 |
---|---|
インターネット | 10日程度 |
窓口 | 2週間程度 |
口座貸越サービスの申込・審査が完了している人にとっては迅速な借入が可能ですが、これから申込する場合は、急な出費に対応しにくい借入方法といえるでしょう。
加えて、通常貯⾦の取引時確認が済んでいない人は、ゆうちょ銀⾏・郵便局の貯⾦窓口での⼿続きが必要です※。
※取引時確認では、住所・氏名・生年月日が記載された本人確認書類の提示、取引を行う目的などの申告を行います。
なお、口座貸越サービスでは、審査結果や契約書類が書面で届きます。
家族に知られたくない人は、ゆうちょ銀行が提供するほかの借入方法か、郵送物なしで利用できるカードローンなどのサービス*を検討しましょう。
デメリット|新規契約時の利用限度額は30万円まで
口座貸越サービスの利用限度額は、10万円~50万円(新規契約時は30万円まで)であり、銀行や消費者金融が扱うカードローンなどと比べて少額です。
実際の利用限度額は審査によって決まるため、希望より低い金額が設定されるケースもあります。
また、貯金担保自動貸付けと同様に自動融資の仕組みであるため、借入・返済のタイミングを自分で管理したい人にとってはデメリットといえます。
デメリット|約定返済額は1万円
カードローンなどのサービスでは、毎月数千円から返済できる場合もあり、比較的毎月の負担が少ない傾向があります。
一方、口座貸越サービスの約定返済額は毎月1万円です。毎月の収入に対して返済額に無理がないかをよく検討しましょう。
ただし、毎月の返済額が大きいと、それだけ借入残高が減りやすくなり、利息を抑えられる可能性があります。

※うるう年の場合は366日
③「JP BANK カード」のキャッシング機能
ゆうちょ銀行が提供するクレジットカード「JP BANK カード」に付帯するキャッシング機能を使って、お金を借りる方法もあります。
「ショッピング枠」とは別に「キャッシング枠」を設定していれば、利用限度額の範囲ですぐに借入できる点が特徴です。
項目 | 概要 |
---|---|
金利 | 年15.0% |
担保・保証人 | 不要 |
利用限度額 | 10万円~30万円 ※ゴールドカードは50万円まで ※学生は5万円まで |
審査 | あり(キャッシング枠設定時) |
主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・キャッシング枠を設定していれば審査なしで借入可能 ・必要なタイミングで借入できる |
---|---|
デメリット | ・キャッシング枠の設定に時間がかかる ・振込サービスは振込まで5営業日かかる |
メリット|キャッシング枠を設定していれば審査なしで借入可能
JP BANK カードをお持ちで、かつキャッシング枠がすでに設定されていれば、別途審査を受ける必要がありません。ATMを利用して、即日の借入が可能です。
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借入できるATMの例 |
- ゆうちょ銀行や郵便局のATM
- 三井住友銀行ATM
- みずほ銀行ATM
- 三菱UFJ銀行ATM
- りそな銀行ATM
- セブン銀行ATM
- イオン銀行ATM
※提携金融機関のATMでは、ATM手数料がかかります。
ただし、利用限度額は、10万円~30万円(ゴールドカードは最高50万円)の範囲で審査によって決定されるため、希望する金額を借りられない場合もあります。
メリット|必要なタイミングで借入できる
JP BANI カードのキャッシング機能は、貯金担保自動貸付けや口座貸越サービスとは異なり、借入のタイミングを管理しやすい点が特徴です。
カードローンと同様に、借入したいタイミングでATMや振込を利用して借りられます。ゆうちょATMは全国に3万台以上設置されているため、追加でお金が必要になった際もスムーズに借入できるでしょう(2021年9月末時点)。
デメリット|キャッシング枠の設定に時間がかかる
お持ちのJP BANK カードにキャッシング枠が設定されていない場合や、利用限度額を増額する場合は、申込・審査が必要です。
キャッシング枠を申込するためには、申込書の請求が必要であり、申込書の到着には1週間程度かかります。また、申込後の審査にも1~2週間程度かかる可能性があるため、即日で借りたい場面にはあまり向きません。
デメリット|振込サービスは振込まで5営業日かかる
JP BANK カードのキャッシング機能では、ATMのほかに、キャッシング振込サービスによる借入ができます。
ただし、キャッシング振込サービスは、受付から振込まで5営業日かかります。借入を急ぐ人は、ATMを利用しましょう。
④かんぽ生命の契約者貸付

かんぽ生命で保険契約がある人は、契約者貸付を利用できる可能性があります。

項目 | 概要 |
---|---|
金利 | 年2.5% ※2024年10月1日以降に契約者貸付を利用した場合 |
担保 | 解約返戻金 |
借入可能額 | 解約返戻金の一定範囲内 |
審査 | 不要 |
対象となるのは、解約返戻金(還付金)のある保険を契約している人です。以下の保険には契約者貸付の制度がないため、借入ができません。
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契約者貸付の制度がない保険 |
- 定期保険
- 保証期間の設定がない終身年金保険
- 財形商品および確定拠出年金商品
契約者貸付の主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | ・審査なしで即日借入が可能 ・比較的金利が低い |
---|---|
デメリット | ・解約返戻金を超える借入はできない ・保険金から元利金が差し引かれる |
メリット|審査なしで即日借入が可能
契約者貸付は、解約返戻金(還付金)を担保に借入する仕組みのため、審査が不要です。
パソコンやスマートフォンからいつでも手続きでき、最短即日で借入できます。
受け付けた時間 | 振込までの時間 |
---|---|
平日9:00~13:59 | 当日中に振込 |
平日14:00~23:29 | 翌営業日中に振込 |
なお、受付時間は平日9:00~23:29(12月31日~1月3日を除く)であり、土日祝日や年末年始は手続きできません。
メリット|比較的金利が低い
契約者貸付の金利は、カードローンやクレジットカードのキャッシング機能などと比べて低めに設定されています。
2025年4月1日時点の貸付金利は、年2.5%です。実際の金利は、保険の種類や加入時期などによって異なるため、かんぽ生命のホームページなどで確認しましょう。
なお、借入期間内(1年以内)に返済がない場合、借入期間経過後の金利は、借入期間中の金利よりも高くなります。
デメリット|解約返戻金を超える借入はできない
契約者貸付で借入できる金額は、解約返戻金(還付金)の一定の範囲内です。解約返戻金を超える借入はできません。
そのため、契約後の経過期間などによっては、借入できる金額が少ない場合もあります。
かんぽ生命で解約返戻金のある保険を契約している人は、マイページにログインし、「ご契約一覧」の契約者貸付欄に表示された「貸付できる金額」を確認しましょう。
デメリット|保険金から元利金が差し引かれる
契約者貸付を利用しており、保険金や年金の支払事由が発生した際に返済していない貸付金がある場合は、保険金や年金から元利金が差し引かれます。
契約者貸付には決まった返済日がなく、無理なく返済を進めやすい点が特徴ですが、返済計画を立てて利用しましょう。
ゆうちょ銀行での借入が向いているケース
ゆうちょ銀行での借入が向いている一般的なケースは、以下のとおりです。
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ゆうちょ銀行での借入が向いている一般的なケース |
- ゆうちょ銀行がメインバンクの人
- 利息の負担をなるべく抑えたい人
- 借入金額が少額の人
ゆうちょ銀行をメインバンクとして普段からよく取引をしている人には、ゆうちょ銀行からの借入が向いています。
ゆうちょ銀行からお金を借りるためには、定額貯金・定期貯金や普通貯金、JP BANK カードなどが必要となるためです。
また、ゆうちょ銀行では、比較的低金利での借入が可能です。口座を持っており、なるべく利息の負担を抑えたい人は、ゆうちょ銀行での借入を検討すると良いでしょう。
ただし、借入可能額が低めの傾向があるため、大きな金額を借りたい場合にはあまり向きません。一方で、希望借入額が少額な場合には検討しやすい方法といえます。
ゆうちょ銀行で即日借入する流れ
貯金担保自動貸付けを例に、ゆうちょ銀行で即日借入する流れを紹介します。
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貯金担保自動貸付けで即日借入する流れ |
- 総合口座に担保となる貯金をあらかじめ預けておく
- 普通貯金からお金を引き出す
貯金担保自動貸付けは、担保となる貯金があれば、別途借入のための申込や審査は不要です。
借入する際は、普通貯金残高を超えてお金を引き出しましょう。窓口での払出しだけでなく、ATMで通帳やキャッシュカードを使って普通貯金残高を超える払出しをおこなった際も自動融資の対象です。
なお、いざというときに備えて担保となる定額貯金または定期貯金を預入しておきたい人は、以下のものを持参し、ゆうちょ銀行で手続きしましょう。
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手続きに必要なもの |
- 総合口座通帳
- 届け印
- 本人確認書類
ゆうちょ銀行でお金を借りる際の注意点
自分に合った方法で借入し、計画的に返済するためには、ゆうちょ銀行で扱っているサービスの特徴・違いや利息の仕組み、滞納時の影響などを正しく理解する必要があります。
借入前に、以下の注意点を把握しておきましょう。
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ゆうちょ銀行でお金を借りる際の注意点 |
- フリーローンやカードローンの取扱いはない
- 返済ができないとさまざまな影響が生じる
- 借りすぎのリスクがある
フリーローンやカードローンの取扱いはない
ゆうちょ銀行では、フリーローンやカードローンの取扱いがありません。
以前はフリーローン・目的ローンの「パーソナルローン 夢航路」やカードローン「したく」を扱っていましたが、現在は取扱いが終了しています。
フリーローンとカードローンは、担保や保証人なしで利用できるローン商品です。いずれも原則として用途の制限がないサービスですが、借入回数に違いがあります。
フリーローン | 必要な金額を一度に借りて、返済をおこなう |
---|---|
カードローン | 利用限度額の範囲で繰り返し借入ができる |
カードローンは利用限度額の範囲で何度でも借入でき、金融機関によっては最短即日の借入も可能です。

借入を急ぐ人は、最短即日融資に対応したカードローンも検討しましょう。
返済ができないとさまざまな影響が生じる
ゆうちょ銀行には、毎月の決まった返済日がない借入方法もあり、都合に応じて返済しやすいことが特徴ですが、返済ができなくなるとさまざまな影響が生じます。
借入方法 | 返済日・返済方法 | 返済が遅れた場合 の主な影響 |
---|---|---|
貯金担保自動貸付け | 借入期間中(※)に普通貯金への入金によって返済する | 担保とした貯金が払い戻されて返済に充てられる |
口座貸越サービス | 毎月8日に口座引き落としで返済する | 遅延損害金(年19.0%)の発生など |
JP BANK カードのキャッシング機能 | ショッピング枠の利用代金の支払日に口座引き落としで返済 | 遅延損害金(年20.0%)の発生など |
かんぽ生命の契約者貸付 | インターネット、郵便局またはかんぽ生命支店で返済手続きをおこなう | 保険金額の減額など |
(※)借入期間は貸付日から2年(借入日から2年以内に担保定期貯金・担保定額貯金が満期を迎える場合は、満期までの期間)です。ただし、継続預入の定期貯金を担保とする場合は、貸付期間の範囲内で貸付も継続されます。
担保としていた貯金が払い戻されて返済に充てられたり、本来の利息よりも多くの遅延損害金が発生したりする可能性があるため、滞納時のリスクを正しく理解して計画的に返済を進めましょう。

借りすぎのリスクがある
貯金担保自動貸付けや口座貸越サービスは、普通貯金から払い出すだけで自動的に借入となります。
また、JP BANK カードのキャッシング機能は、利用限度額の範囲で繰り返し利用できる仕組みです。
いずれも借入の自由度が高く、便利な反面、借りている感覚が薄れやすい点に留意しなければなりません。借金であることを忘れず、本当に必要な金額だけを借入しましょう。
よくある質問
まとめ
ゆうちょ銀行の借入方法には、貯金担保自動貸付けや口座貸越サービス、キャッシング機能などがあります。
借入方法によっても異なりますが、金利が比較的低く設定されているため、利息の負担を抑えたい人にとって有効な選択肢となるでしょう。
借入方法によっては最短即日借入が可能ですが、すぐに借入できるのは、担保がある人やJP BANKカードでキャッシング枠を設定している人に限られます。
よって、借入を急ぐ場面では、ほかの金融機関が提供するカードローンなどを利用したほうがスムーズに借入できる可能性もあります。
各サービスの特徴を理解し、目的や借入までの時間などを踏まえて自分に合った方法を選択しましょう。
登録番号:関東財務局長(11) 第01024号
日本貸金業協会会員第000003号
電話番号:0120-09-09-09
貸付条件
貸付利率:4.5%~18.0%(年率)
※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
融資限度額 :1万円~500万円
返済方式:残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式
必要書類:運転免許証等
※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合)
返済期間・回数: 最長10年・最大120回
※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は変動します。
利用対象:満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)
収入条件:安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)
遅延損害金: 20.0%(年率)
担保・保証人: 不要
※ご契約には所定の審査があります。貸付条件を確認し、借入と返済のバランスを考えて計画的に利用しましょう。
無利息に関して
365日間無利息
※初めてのご契約
※Webでお申込み・ご契約、ご契約額が50万円以上でご契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録が完了の方
60日間無利息
※初めてのご契約
※Webお申込み、ご契約額が50万円未満の方
無利息の注意点
・初回契約翌日から無利息適用となります
・無利息期間経過後は通常金利適用となります
・他の無利息商品との併用不可