銀行カードローンの審査に落ちる5つの理由を元銀行員が解説
元 銀行員
銀行の支店勤務にて、カードローン(個人向け融資)の申込み受付・審査・管理などを含むあらゆる業務を経験。10年以上の勤続期間中に、延べ10,000名を超える利用者に適切な提案を行った。
カードローンの審査に落ちないか不安。
身近な「お金を借りる手段」として代表的なカードローンですが、利用にあたっては審査を受けなくてはなりません。
安定した収入があれば誰でも借り入れのチャンスがありますが、過去にクレジットカードなどで滞納した経験があると、どうしても審査は不安になりますよね。
そこで、銀行カードローンの審査について詳しく解説します。
すでに銀行カードローンの審査に落ちてしまったという方には、記事の最後で対処法を解説していますので先にご覧ください。
この記事の目次
銀行カードローンの審査に落ちる最大の理由は信用情報の傷

保証会社が行う銀行カードローンの審査において、最も重視されている要素は信用情報です。
信用情報に致命的なダメージがあると、いわゆるブラック化した状態になり、あらゆるローン審査に通過できなくなります。
なお、信用情報に関する基礎知識をまとめた記事があるので、そちらも併せてご覧ください。
信用情報=過去5~10年間に行ったお金の取引
信用情報とは、個人のお金に関する取引情報を記録したものです。
出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。
銀行カードローンの審査では、この信用情報から返済に対する姿勢が読み取られ、踏み倒しのリスクがあると判断されると否決になります。
記載される金融取引の内容にもよりますが、一度信用情報がブラック化すると5~10年は決してカードローンの審査に通過できません。
信用情報に問題がなければ銀行カードローンの審査は怖くない
反対に言えば、信用情報が無事で安定収入があるなら銀行カードローンの審査は怖くありません。
また、信用情報が傷つくのは大きなお金のトラブルを起こした場合だけであり、普通に生活している分には簡単にブラック化しないものです。
主な銀行カードローン一覧
信用情報に問題がなさそうという方は、例えば下記のような銀行カードローンに目を向けてみてください。
ただし、それぞれ特徴が異なっているので、申し込みにあたっては詳細と公式サイトを確認しておくといいでしょう。
銀行カードローン | 金利 | 限度額 |
三井住友銀行カードローン | 年4.0~14.5% | 10~800万円 |
三菱UFJ銀行 バンクイック | 年1.8~14.6% | 10~500万円 |
みずほ銀行カードローン | 年2.0~14.0% | 10~800万円 |
りそなカードローン | 年3.5~12.475% | 10~800万円 |
オリックス銀行カードローン | 年1.7~14.8% | 10~800万円 |
auじぶん銀行じぶんローン | 年2.2~17.5% | 10~800万円 |
元銀行員が解説!信用情報が傷ついて審査落ちする5つの理由

カードローンの審査の成否を決める信用情報の状態は、信用情報機関に情報開示請求を行えば詳細に確認できます。しかし、開示内容は複雑であり、素人目ではブラックかどうかの判断が難しいのが実情です。
とはいえ、ブラックかもしれないという不安を抱えているなら、それを解消してから申し込むべきでしょう。
実際、信用情報ブラック化の理由はある程度限られているため、5つの項目をセルフチェックすればある程度の判断がつきます。
審査落ちの理由1:他カードローンでの返済遅延
過去にカードローンやキャッシングを利用した経験があり、そこで3ヶ月以上の返済遅延(滞納)をしている人は、即座に審査落ちします。
一部でも返済を行っていたり、3か月以内に遅延状態を解消している場合は望みがありますが、これに該当する場合は申し込みを控えた方が良いでしょう。

貸金業務取扱主任者|林良光
回答2:61日以上もしくは3カ月連続
カードローンの利用者が金融事故(デフォルトと呼ぶこともあります)を起こすとブラック化し、それ以降しばらくの間、正規の金融業社からのローン、クレジットカード、携帯電話端末の分割払いを契約することができなくなります。
金融事故には自己破産などの法的整理や保証会社による代位返済(ローン利用者本人に代わって保証会社が銀行などに支払うことです)などのほか、長期滞納が含まれます。
長期滞納とは、61日以上もしくは3ヶ月以上連続して支払いができない状況を指します。
金融業者は、個人からのローンの申し込みを受けた際は必ず信用調査機関で申込者の信用情報を確認しますが、金融事故は延滞を解消してから5年が過ぎるまで信用調査機関に保存されるのが一般的です。
審査落ちの理由2:クレジットカード代金の滞納
滞納が信用情報に傷を残すのは、キャッシングやカードローンだけではありません。
普段何気なく利用しているクレジットカード、うっかり支払いを滞らせてしまっていませんか?
通常2~3ヶ月以上の滞納をするとクレジットカードそのものが利用停止となりますが、その情報は信用機関に登録されているので、銀行カードローンで審査落ちする理由となるのです。
Q.何回滞納すると審査落ちするか

元 銀行員|武藤英次
回答1:2回以上の滞納は審査に悪影響を及ぼすでしょう
基本的に、クレジットカードの支払い遅れは、1度目ならば信用情報に大きな影響を与えません。しかし、1年間に2度以上の滞納が生じた場合、カード会社によっては金融事故として信用情報に記録を残してしまいます。
もちろん、滞納回数が増すほどに他審査への悪影響は大きくなります。

貸金業務取扱主任者|林良光
回答2:短期の延滞でも3〜4回あると厳しい
長期滞納や自己破産などでブラック化した人が銀行カードローンに申し込む場合、ブラック化してから5年程度は審査に通りませんが、たとえクレジットカードの短期延滞であっても、カードローンの審査では不利になります。
銀行などの金融業社はカードローンなどの申し込みを受け付けると、申込者の返済能力を確認するために、必ず信用情報機関に照会し申込者が既に借りているローンやクレジットカードの利用状況・返済履歴をチェックします。
金融業社によりますが、直近1年程度の期間に3回ないし4回程度の延滞があると、たとえ短期間で解消していた場合でも審査を通るのは難しいと言えます。
滞納はこのようなデメリットのほか、遅延利息も負担しなければなりません。期日管理には十分に注意しましょう。
審査落ちの理由3:携帯料金(本体料金)の滞納
スマートフォンの普及にしたがって増加しているのが、携帯料金の支払い滞納です。
もし携帯料金の滞納に心当たりがあるのであれば、銀行カードローンに申し込みするのは控えた方が良いでしょう。
月額料金は問題ありませんが、本体料金を割賦払いしている場合、その支払いが遅れると信用情報に傷がつきます。
Q.何ヶ月程度滞納すると審査落ちするか

元 銀行員|武藤英次
回答1:基本的に3ヶ月目には審査落ち要因となります
信用情報に影響するのは、スマートフォン本体の端末料金を割賦払いにしている場合です。端末料金の支払いが何ヶ月以上滞納すると問題視されるのかは、残念ながら好評されていません。
しかし、一般的には、3ヶ月以上継続して滞納した時点でアウトとなります。

貸金業務取扱主任者|林良光
回答2:3ヶ月分を滞納するとブラック化
銀行を含む金融業社は、カードローンなどの審査において、その都度、CICなどの信用情報機関に申込者の信用情報を照会します。
申込者が携帯電話、特にスマートフォンを分割で購入し通信費と合わせて月々支払っている場合、その支払い状況は、ドコモやソフトバンク等のキャリアから信用情報機関へ毎月報告されます。
そのため、スマホ端末を分割で購入した人が携帯料金を滞納すると、その情報は信用情報機関を通して金融業社に共有され、審査で不利となります。
特に3ヶ月分を滞納した場合にはブラック化するケースが多いので注意して下さい。
一度ブラック化されると、スマホ端末代金を全額支払ってからさらに5年間はブラックの状態が続きます。
審査落ちの理由4:複数カードローンへの同時申込
短期間に複数の銀行カードローンへ申し込みした場合、その申し込み履歴そのものが審査落ちの理由になり得ます。申し込みをすると信用機関にその情報が登録され、1ヶ月間に一定件数を超えると「申し込みブラック」という状態になってしまい、審査落ちの原因となってしまうのです。
Q.複数社への同時申込が審査落ちにつながる理由

元 銀行員|武藤英次
回答1:多重債務のリスクが懸念されるからです
複数のカードローンに申し込んでいるということは、その人が複数社から同時借入する「多重債務者」になるリスクを示します。多重債務は返済困難に陥りやすく、通常より大きな返済能力が求められるので、審査が更に厳しくなるのです。

貸金業務取扱主任者|林良光
回答2:金融業社へ不信感を与える
カードローンへ申し込む方の中には、審査に落ちた場合の保険として複数社へ同時に、もしくはある金融業社で断られた直後に別の金融業社へ申し込みをされる方がおりますが、その情報は、金融業社が審査の際に必ず照会する信用情報機関に残ります。
具体的には、いつどの金融業者のどんな商品に申し込みをしたかまで、登録されます。
審査に通る自信のある人は複数社へ同時申込をしませんし、ある金融業社の審査で落ちた場合でもお金を急いで用立てる必要がなければ、直後に別の業者へ申し込むこともありません。
つまり、同時期に申し込んだ履歴を見た金融業社の審査担当者は、申込者がお金に非常に困っているものと不信に感じます。その結果、審査で落とされるケースが多くなります。
審査落ちの理由5:自己破産などの債務整理
自己破産のような債務整理は、信用情報を即ブラック化させます。
過去10年間で法的に借金問題を解決した経験があるなら、銀行カードローンの利用は諦めるべきでしょう。
Q.債務整理後、どの程度の期間を置けばいいか

元 銀行員|武藤英次
回答1:5~10年は待っておきたいところです
信用情報には、債務整理の記録が5年~10年は残ります。また、債務整理の記録が消えても、すぐにカードローンの審査に通るわけではありません。
信用情報のマイナスは消えますが、プラスの情報も全くゼロの状態になってしまうためです。
信用を最初から積み直さなければならない状態にあるので、比較的契約しやすいクレジットカードなどで、堅実に実績を積み直す期間が最低半年以上は必要となるでしょう。

貸金業務取扱主任者|林良光
回答2:10年後も同じ業者は避けるべき
金融業社は個人向け融資の審査の過程で、信用情報機関に照会し申込者の信用情報をチェックします。
信用情報機関は複数ありますが、債務整理などの事故情報は5年から10年ほど消えません。
ここで注意していただきたいのは、信用情報機関に登録された情報の保存期間と各金融業社に情報が保存される期間が必ずしも一致しない点です。
つまり、10年以上経過した場合でも、債務整理で迷惑をかけたローンカードの発行会社や、そのローンを保証していた消費者金融等には、まだ債務整理の記録が残っているかもしれません。
そのため、仮に5年や10年などの相当期間が経過した場合でも、かつて迷惑をかけた業者以外の金融業者へ申し込んだ方が審査に通る確率は高いと言えます。
銀行カードローンの審査の目的は踏み倒しの防止

銀行カードローンを利用するには、審査を受ける必要があります。この審査の目的は、申込者が「月々の返済を継続できる人物」であるかを確認し、過剰融資を回避することです。
そのため、収入状況や過去に行った金融取引の内容が総合的に確認され、滞納や踏み倒しの可能性があると判断された人は審査落ちします。
そもそも銀行は保証会社に審査を委託している

実のところ、銀行自身はカードローンの審査をほとんど行っていません。手続きの大半は、それぞれの銀行が提携している保証会社に委託されています。
要するに、銀行カードローンの審査に落ちた人は、保証会社から融資対象外と見なされているのです。
ちなみに、保証会社が担う役割については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
主な銀行カードローンの保証会社
・三井住友銀行カードローン
保証会社:SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
・参考:三井住友銀行『カードローン 商品詳細について』
・三菱UFJ銀行カードローン
保証会社:アコム株式会社
・参考:三菱UFJ銀行カードローン商品詳細pdf
・みずほ銀行カードローン
保証会社:株式会社オリエントコーポレーション
・参考:みずほ銀行カードローン商品概要pdf
・住信SBIネット銀行カードローン
保証会社1:SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
保証会社2:住信SBIネット銀カード株式会社
・参考:住信SBIネット銀行カードローン商品概要pdf
・auじぶん銀行じぶんローン
保証会社:アコム株式会社
参考:auじぶん銀行じぶんローン『商品詳細』
ハイリスクだからこそ保証会社は審査を厳しく行う
保証会社にとって、銀行カードローンの審査を担当することは自社の顧客を審査するより何倍もリスクがあります。
なぜなら、万が一銀行カードローンの利用者が返済困難に陥った場合、保証会社が代位弁済を行って返済を代行しなくてはならないからです。

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代位弁済とは |
代位弁済とは、(保証会社の保証を付けた)キャッシング(カードローン)などを利用し、万が一返済ができなくなってしまったときに、保証会社が、金融機関に返済を肩代わりし、債権が弁済者に移行することです。・引用:ダイレクトワン『代位弁済とは?信用保証協会による代位弁済の求償権と第三者弁済』
銀行が総量規制の影響を受けないことも保証会社にとってネック

保証会社にとって、銀行カードローンが利用者に対して"貸し過ぎてしまう可能性"も、無視できないリスクです。
通常、保証会社を務める消費者金融や信販会社などは総量規制というルールに従い、利用者の年収の1/3を超える融資は行いません。
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総量規制とは |
総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。総量規制の対象となる「個人向け貸付け」とは、個人がお金を借り入れる行為のことです。・引用:日本貸金業協会『総量規制とは』
銀行は総量規制を守る義務がないため、保証を請け負う消費者金融では許容できない金額を融資する可能性があります。そして、貸し倒れた場合のリスクは保証会社が負うわけです。
カードローンの審査の流れと賢いやり方
収入状況と信用情報に問題が無いのであれば、問題なくお申し込みいただけると思いますので、カードローンの審査がどのような流れで行われるか確認しましょう。
- 保証会社によるスコアリング
- 銀行から本人確認電話
- 必要書類の提出
- 警察庁データベースへの照会
- 契約手続き
各段階では、つつがなく審査を進めるための賢いやり方があるので、併せてレクチャーします。
1:保証会社によるスコアリング

審査が始まると、申込者の
- 指名・連絡先など基本情報
- 住所・家族構成など居住状況
- 年収・給料日・勤務先など収入状況
- 他社借入・過去の取引状況など信用情報
をもとにして、保証会社がスコアリングを行います。
いわゆる仮審査と呼ばれる手続きで、所要時間は非常に短く、これは最短数時間で終わることも珍しくありません。
Point.申し込みフォームを正確に記入
スコアリングを問題なく通過するためには、何より正直かつ正確に申し込みフォームを記入することが重要です。
スコアリングは申し込みフォームをもとに実施される審査なので、ここにミスがあるだけで、内容の修正に時間を要するため結果通知が遅れます。
特に、年収状況や他社借入状況に大きなミスがあると、最悪の場合で審査落ちもあり得るので注意してください。
2:銀行から本人確認電話

スコアリングが完了すると、申し込み先の銀行員から電話があり、
- 具体的にいくらお金が必要か
- なぜお金が必要か
- いつまでにお金が必要か
など、借入希望内容について詳細な確認が行われます。
スコアリングがスムーズであれば、最短で申し込んだ当日中に確認が行われるでしょう。
Point.はっきりとスムーズに対応
この電話連絡は、不正な借入や詐欺を防止する意味もあるので、問われた内容にははっきり堂々と答えてください。
あまりにも要領を得ない対応であれば、申込内容に不審な点があると判断され、審査に悪影響となる恐れがあります。
3:提出書類の確認

電話連絡が完了すると、このタイミングで必要書類の提出ができるようになります。
提出そのものは、スマートフォンを用いてネット上で行えるので、特に難しくはないでしょう。
なお、提出を求められる書類は、本人確認に用いる身分証です。
Point.出せる書類はすべて提出
銀行に提出書類には、身分証のほかに収入証明書もあります。
借入希望額によっては不要となる書類ですが、手元に下記のような書類があるなら、ぜひ提出しておいてください。
- 直近2ヶ月分の給与明細
- 源泉徴収票の写し
- 確定申告書類の写し
こういった書類は、収入状況の正確な確認に利用できるので、審査の精度が高くなります。
場合によっては、借入可能額にも好影響があるので、可能であれば提出しておくといいでしょう。
4:警察庁データベースへの照会

2018年より、銀行カードローンの審査においては警察庁データベースへの照会が行われるようになりました。
顧客情報を照会し、申込者と犯罪組織・暴力団等に関係がないかを確認しているのです。
この手続きには、最短でも2営業日を要するので、審査全体が完了するまでにもある程度の時間がかかるようになっています。
Point.ここまでの手続きをスムーズに行う
銀行が警察庁データベースに照会を行っている間、申込者側にできることはありません。
そのため、ここまでの手続きをいかにスムーズに進められるかが、最終的な審査時間を左右するわけです。
申し込みフォームは正確に記入し、電話にははっきりかつ堂々と答え、可能な限り書類を提出しておいてください。
5:契約手続き

審査結果が通知されると、契約手続きをどのように行うのか選択することになります。
選択肢は、
- ネット上での契約
- 店頭での契約
の2種類です。
Point.お金が必要なタイミングに応じて手段を選択
重要なポイントは、状況に応じて適切な方法で契約すること。
なぜなら、ネット契約をすると初回の借入方法が振り込みに限定され、銀行営業時間内でしか当日中の融資を受けられなくなるからです。
下記に、時間帯別の適切な契約手段を掲載するので、参考にしてください。
審査完了時 | お金が必要なとき | 適切な契約方法 |
平日の日中 | 当日中 | ネット上で契約 |
平日夜間・休日 | 翌日 | 店頭で契約 |
平日の日中 | 翌日以降 | ネット上で契約 |
平日夜間・休日 |
心当たりがない人は3つのポイントを確認

審査に落ちる理由に心当たりがなければ、申し込みの時点で何かしらの問題があったと考えるべきです。
すでに送信した申し込みフォームは確認できませんが、当時の様子を想い出し、以下のポイントを振り返ってみてください。
そして、次のカードローン申し込みに備えましょう。
ポイント1:申し込み当時の勤続年数
銀行カードローンを利用できるのは、収入が安定している人だけです。
この条件をクリアするには、年収が高いことより一定期間以上働いているという事実が重要とされています。
当然、無職の方は借入できません。また、転職したばかりなどで申し込みの時点で貴族年数が短い場合においても、借入れできない可能性が高くなります。
非正規雇用であっても2~3ヶ月以上働いていれば望みがあります。前回申込時より、多少でも勤続期間が長くなっていれば、再度審査を受けた際には、審査は通過できる可能性が高くなる可能性でしょう。
ポイント2:フォームに記入した借入希望額
銀行カードローンの申し込みフォームには借入希望額記入欄がありますが、収入に対して多すぎる金額で申し込むと、踏み倒しのリスクがあるため審査落ちの理由となります。
確かに、前述した総量規制の影響がないため、銀行カードローン自体は理論上余裕をもった融資ができます。しかし、審査を担当する保証会社としては借入金額とリスクが比例するのです。
「カードローン申し込みは必要最低限の希望額で」が鉄則です。
ポイント3:提出した必要書類
銀行カードローンの審査では、特定の書類提出を求められます。例えば、本人確認に必要な身分証明書。
基本的にはスマートフォンで撮影した画像をネット上で送信すれば提出できますが、その画像に不明瞭な個所があると手続きが正常に完了しません。
書類不備は再提出を求められるため、審査落ちに直結することは稀ですが、その他の審査状況次第では否決もあり得るでしょう。少なくとも、審査時間は確実に長引きます。
銀行カードローンの審査に落ちた、それでもお金が必要なときの対処法…
- 借りられないと本当に困る
- でも、銀行カードローンの審査は不安…
- 収入が低くても通るのはどこ?
お金が無いと本当に困るのに、申し込んだ低金利な銀行カードローンはまさかの審査落ち。そんな状況でも、お金を用意できないリスクは無視できませんよね。
どうしてもお金が必要なら、消費者金融の審査を受けてみてください。
カードローン審査の専門家「消費者金融」
消費者金融は個人向け融資をメインに行う金融機関であり、カードローン審査の専門家と言えます。
実際、多くの銀行から審査業務を委託されており、消費者金融は1日に何千人もの申込者を審査し続けているのです。
当然、スコアリングに必要な利用者の統計データは日々充実していき、審査の精度とスピードも成長し続けています。
収入が低くても消費者金融から借りられる
パートやアルバイトなど、非正規雇用で収入に自信が無い方も、消費者金融の審査に通る可能性は十分にあります。
もちろん、無職ではどんな審査も落ちますが、安定していれば低収入であっても問題ありません。
具体的に、毎月2万5,000円程度の収入を得られているなら、審査を過度に不安がる必要はないでしょう。
大手消費者金融は成約率を公開している
審査のプロである大手消費者金融は、投資家向けのIR情報で成約率を公開しています。
アコムの成約率 | |||||
期間 | 21/11 | 21/12 | 22/01 | 22/02 | 22/03 |
新規申込数 | 50,377 | 41,845 | 46,649 | 44,027 | 53,870 |
成約率 | 41.5% | 44.3% | 40.3% | 42.2% | 42.3% |
これは、大手消費者金融アコムが公表している成約率(新規貸付率)です。いまいちピンと来ないかもしれませんが、アコムの利用者数が述べ1,000万人を超えている事実を考えれば、どれだけ多くの人が借入しているのかわかるでしょう。
銀行系の消費者金融なら安心して利用できます
「消費者金融」と聞くと取り立てが怖いのではないかといった不安を感じる方もいるでしょうが、安心してください。
個人にお金を貸しつける会社は利用者に不安や恐怖を与える行為を法律で禁じられており、特に知名度が高い銀行系の消費者金融なら、これに違反することはありません。
また、銀行系の消費者金融には
- ・利用していることが周囲にバレにくい
- ・取り立て行為を行わない
- ・オペレーターの対応が丁寧
といった特徴が共通しています。
加えて、レディースダイヤルを設置している消費者金融も多いので、女性でも安心して利用することができるでしょう。
無利息期間を活用すれば利息を抑えられる
消費者金融は銀行系のカードローンに比べて金利が高いため、「利息を多くとられてしまう」とマイナスなイメージを持たれている方もいるでしょう。
確かに消費者金融の金利は銀行カードローンより高く設定されていて、返済期間が長くなるほど、その分利息を多くとられてしまいます。
しかし、短期間での返済を考えている人の場合、無利息期間のある消費者金融の方が利息を抑えられることもあります。
無利息期間というのは、その名の通り 「利息が発生しない期間」のことを言います。例えば、大手消費者金融のアコムでは「初回契約日の翌日から30日間」が無利息期間となっています。
つまり、この無利息期間の間に返済できれば、利息はかからないため「少額の融資を受けて短期間で返済する予定」「来月ボーナスが入るからすぐに返済できる」といった方は、無利息期間のある消費者金融カードローンを選んだ方が利息を抑えることができるのです。
おすすめのカードローンと審査に関する口コミ
さて、具体的にはどういったカードローンがおすすめなのか。
ここでは、主要なカードローンとそれぞれの口コミを紹介します。
三菱UFJフィナンシャル・グループのアコム
アコム
※.身分証は顔写真付で現住所の記載があるものが必要です。
※.収入証明書は、利用限度額が50万円を超える場合もしくは他社借入れとの総額が100万円を超える場合に必要です。
アコムの審査に関する口コミ

ユーザー評価





申し込んですぐに審査が終わる
アコムのカードローンのいいところは、申し込んですぐに審査が終わったことです。申し込んだその日に審査が終了し、10万円をその日のうちに手にすることができました。あまりに早かったので驚きました。待たされる時間がつらいと思いますが、その日のうちにお金が手に入るので、全く問題がありませんでした。
利用したカードローン | アコム | ||
---|---|---|---|
借入金額 | 12万円 | 金利 | 年10.0% |
審査時間 | 即日 | 借入事実の把握 | 誰も知らない |
重視した点 | 借入金利、借入スピード |

ユーザー評価





アコムはむじんくんが便利でキャッシングしやすいです
普通のサラリーマンなら、安心して審査に臨み、融資が受けられる点です。在籍確認などは当然ありますが、その点も配慮して行ってくれます。
利用したカードローン | アコム | ||
---|---|---|---|
借入金額 | 10万円 | 金利 | 年18.0% |
審査時間 | 3時間以内 | 借入事実の把握 | 誰も知らない |
重視した点 | 審査の容易さ、借入スピード、口コミ・評判 |

ユーザー評価





会社に電話があったけど誰にもバレませんでした
職場に電話がかかってくることがずっと気になっていました。審査は職場での在籍確認があるって聞いていたので。確かに電話はかかってきましたが、名前を確認したくらいの短い電話でした。審査もパス出来ましたし、ひと安心でした。
利用したカードローン | アコム | ||
---|---|---|---|
借入金額 | 20万円 | 金利 | 年18.0% |
審査時間 | 覚えてない | 借入事実の把握 | 誰も知らない |
重視した点 | 会社の知名度・信頼性、口コミ・評判 |
SMBCコンシューマーファイナンスのプロミス
プロミス
※.身分証は顔写真付で現住所の記載があるものが必要です。
※.収入証明書は、利用限度額が50万円を超える場合もしくは他社借入れとの総額が100万円を超える場合に必要です。
プロミスの審査に関する口コミ

ユーザー評価





プロミスは契約申し込み時の審査が早くて対応もとても親切
融資までの時間が掛からなく審査が終わるとすぐに借り入れができる、又対応が早く親切なところも良かった。 返済時もネットからの返済可能で時間がないときの返済にも便利。
利用したカードローン | プロミス | ||
---|---|---|---|
借入金額 | 5万円 | 金利 | 年18.0% |
審査時間 | 当日中 | 借入事実の把握 | 誰も知らない |
重視した点 | 会社の知名度・信頼性 |

ユーザー評価





プロミスは審査がスムーズに進み電話での対応が親切だった
審査が早くてすぐお金を借りられたことが良かった。後はなんといってもオペレーターの方が親切でとても話やすかったです。 完済した時も、オペレーターの方が一緒に喜んでくれました。
利用したカードローン | プロミス | ||
---|---|---|---|
借入金額 | 50万円 | 金利 | 年17.8% |
審査時間 | 即日 | 借入事実の把握 | 誰も知らない |
重視した点 | 会社の知名度・信頼性 |

ユーザー評価





大手のプロミスは評判も良く安心して借入できた
とにかく審査時間が一時間ほどで早く、そのまま即日融資も出来た点が凄く良い点だと思います。申し込みもWEB上で簡単に出来るのも、忙しかった時だったので助かりました。
利用したカードローン | プロミス | ||
---|---|---|---|
借入金額 | 10万円 | 金利 | 年17.8% |
審査時間 | 1時間以内 | 借入事実の把握 | 誰も知らない |
重視した点 | 審査の容易さ、借入スピード、会社の知名度・信頼性 |
SMBCグループのSMBCモビット
SMBCモビット
金利 | 年3.0~18.0% |
融資時間 | 最短即日※ |
借入・返済 できる場所 |
コンビニの提携ATM |
ご契約時には、以下2種類の書類をご用意ください。
|
※.現状の年収が確認できる書類であれば、源泉徴収票・確定申告書類等の写しも提出できます。
※.身分証は顔写真付で現住所の記載があるものが必要です。
SMBCモビットの審査に関する口コミ

ユーザー評価





モビットはアルバイトでも即日融資できる程審査が早い
審査が早いのが良いところです。あと即実融資も余裕でできるところが良いと思います。簡単にキャッシングできるのも良いところ。
利用したカードローン | SMBCモビット | ||
---|---|---|---|
借入金額 | 11万円 | 金利 | 年18.0% |
審査時間 | 即日 | 借入事実の把握 | 誰も知らない |
重視した点 | 審査の容易さ、口コミ・評判 |

ユーザー評価





モビットは審査結果が出るまでが遅いがWeb完結は便利
実際にモビットにして良かったのは、やはりWEB完結を利用しての契約がスマートでした。 10秒自動簡易審査で簡易審査の結果がすぐに分かったし、そこから融資可能の結果が出るのも早く午前中の申込みでしたが、午後には自分の口座にお金を振りんでもらえた事は本当に助かりました。
利用したカードローン | SMBCモビット | ||
---|---|---|---|
借入金額 | 30万円 | 金利 | 年18.0% |
審査時間 | 30分以内 | 借入事実の把握 | 誰も知らない |
重視した点 | 三菱UFJ東京銀行に口座を持っていればWEB完結で申込みが出来たから |

ユーザー評価





金利は普通だがモビットは即日でキャッシングできて便利
申込みに対する対応がとても速く、審査が当日中に判明したので、気分的にもかなり和らぐことになってよかった。事前に10秒簡易審査できたのもありがたい。
利用したカードローン | SMBCモビット | ||
---|---|---|---|
借入金額 | 50万円 | 金利 | 年18.0% |
審査時間 | 即日 | 借入事実の把握 | 誰も知らない |
重視した点 | 借入の容易さ、返済の容易さ、会社の知名度・信頼性 |
銀行カードローンの審査に関する質問
まとめ
銀行カードローンの審査は、保証会社がほとんどの工程を請け負っています。これはハイリスク・ローリターンな業務なので、必然的に審査のハードルは高くなるのです。
この点が改善されていない裏には、ほとんどの銀行にカードローンの審査のノウハウが無いという事情があります。
どうしてもお金が必要という状況に置かれた利用者にとって、これは"融資の可能性低下"と"審査スピードの鈍化"というデメリットを招いているのです。
反対に言えば、カードローンに関するノウハウが十分に蓄積されている消費者金融を選べば、このデメリットは解消できます。審査に不安があるなら、そういった点を考慮してカードローンを選んでください。
Q.どの程度の遅延でブラック化するか
元 銀行員|武藤英次
回答1:3か月延滞でほぼ審査落ち確定です
一般的に、カードローンの遅延が問題視されるのは「3ヶ月以上継続して遅れている場合」です。また、遅延3ヶ月以内であったとしても、カードローン会社の判断で強制解約などの措置がとられると、その時点で金融事故化が決定し、他審査に通過できなくなります。