学生ローンの比較と申込からお金を借りるまでの具体的な流れ
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元 銀行員
銀行の支店勤務にて、カードローン(個人向け融資)の申込受付・審査・管理などを含むあらゆる業務を経験。10年以上の勤続期間中に、延べ10,000名を超える利用者に適切な提案をおこなった。
学生だけど、どうしてもまとまったお金が必要だ。
そんなとき、学生ローンという選択肢を考える方は少なくありません。
しかし、実際に調べてみると「どこで、どうやって借りればいいのか」がわからなくなるのではないでしょうか?
今回は、代表的な学生ローンの一覧を紹介するとともに、申込から借入、返済までの利用方法について解説します。
学生ローンの比較
学生ローンは、奨学金を貸与している日本学生支援機構とちがい、中小の一般企業が運営しています。
具体的にどのような学生ローンがあるのか、代表的なものを列挙します。
金利や限度額を見比べればわかる通り、各学生ローンの商品性に大きな違いはありません。
つまり、学生ローンはメリットやデメリットも共通しています。
学生ローンのメリットとデメリット
借入を考えるとき、本当にその商品を利用していいのかどうかを見極めることはとても重要です。
少なくとも、その商品にどんなメリットがあり、そしてデメリットがあるのかだけは確認しておくべきでしょう。
学生ローンを使う3つのメリット
学生ローンという商品には、主に3つのメリットがあります。
一般的なローン商品には年齢制限があり、未成年は利用できません。しかし、一部の学生ローンは条件を満たせば20歳未満でも利用できるようになっています。
もちろん、20歳以上に限定されている学生ローンも多いので、年齢制限はあらかじめ確認しておきましょう。
両親に内緒で利用できる
学生ローンを利用する際、両親から同意を得る必要は一切ありません。
未成年の学生は両親の同意書が必要なケースもありますが、20歳以上であれば自分の責任だけでお金を用意してもらえます。
利用目的は自由
学生ローン最大のメリットは、引出した現金の用途が限定されていないということです。
バイクやギターの購入費、彼女へのプレゼント代、教習所に通う費用など。よほど不適切でなければ、基本的に自由な利用ができます。
両親に内緒で利用できるというのは、学生にとって大きなポイントと言えるでしょう。
しかし、学生ローンには無視できないデメリットも多数隠されています。
元 銀行員|武藤英次
カードローンの親バレ防止には気を付けねばならない点があります
親に内緒でカードローンを利用しようとする場合、いくつかバレてしまう危険性の潜む場面があります。親バレしてしまう最たるものは返済の遅れで、督促の電話が掛かってきたりしてバレてしまう場合があります。ローンカードの受け取りを無人契約機にしたり、電話連絡先を携帯電話にすることによってある程度、親バレリスクを低減することはできますが、延滞をしてしまえば一気に親バレリスクは跳ね上がってしまいます。親バレせずに完済まで持っていくのは、想像以上に気をつかう必要があるのです。
学生ローンに潜む4つのデメリット
学生ローンを利用するなら、4つのデメリットを必ず頭に入れておいてください。
ここを考慮せずに申込してしまうと、確実に後悔することになります。
学生ローンには、提出しなくてはいけない書類が多いという欠点があります。
学生証はもちろんのこと、ほとんどの場合で免許証などの身分証明書も提出しなくてはいけません。
また、アルバイト代が少ないと給与明細の提出を求められる可能性すらあります。
利用可能額が少ない
学生ローン最大のデメリットは、借りられる借りられる金額そのものが少ないという点にあります。
どれだけアルバイト代を稼いでいたとしても、学生ローンで利用できるのは30万~50万円程度が限界です。
また、法律の都合上年収の1/3を超えた借入はできないという点にも注意しておいてください。
借入に手間がかかる
利用可能金額が少ないだけでなく、学生ローンの借入にはとても手間が掛かります。
特に2回目以降の借入に際しては、アルバイトの状況次第で再審査が行われることも珍しくありません。
自動引き落としができない
学生ローンには、返済にも手間がかかるという致命的なデメリットがあります。
一般的なローン商品は自動引き落とし返済に対応しているのが基本ですが、学生ローンは毎月自分で指定口座に入金するしかありません。
もちろん、その際に発生する手数料は利用者負担になります。
要するに、学生ローンは使い勝手があまり良くないということです。
商品名には安心感を覚えるかもしれませんが、実際に借りてみると不自由な思いをする場面が多々あることでしょう。
学生ローンの基本的な使い方
これから学生ローンを利用するという場合、具体的な利用方法が頭に入っていないと手続き等で苦労します。
基本的な利用の流れと借り方・返済方法を解説するので、目を通しておいてください。
学生ローン申込の流れ
学生ローンの申込手続きは、以下の流れで進めることになります。
各社で手順が若干前後するケースもありますが、手続きが省略されることは一切ありません。
窓口申込
学生ローンの店頭窓口に来店して、申込用紙の記入と担当者への事情説明を行います。
|
ネット申込
学生ローン公式サイトにアクセスして、申込フォームの記入・送信を行います。
|
電話申込
学生ローンに電話をかけて、手続きに必要な情報の伝達と事情説明を行います。
|
窓口・電話で申込した場合はその時点でヒアリングされますが、ネット申込の場合は担当者から直接電話が掛かってきます。
早ければ当日中に結果がわかりますが、数日待たされるケースもあるので注意しましょう。
窓口で現金受け取り
学生ローンの店頭窓口で、直接希望額分のお金を受けとります。
窓口申込の場合、主な借入方法はこちらです。 |
指定口座に振込入金
指定の銀行口座に、希望額分の入金をしてもらう借入です。
ネットや電話で申込する場合の主な借入方法となります。 |
以上が、学生ローンに申込してから利用開始までの流れです。
所要時間としては、スムーズに手続きができるとしても1日以上は見積もっておきましょう。
審査通過の条件
現在、学生であること
言うまでも無く、学生ローンは学生でなければ利用できません。学生ローンを利用できるのは、基本的に以下のような人たちだけです。
対象の学生一覧 |
- 大学生
- 大学院生
- 短大生
- 専門学校生
- 予備校生
なお、卒業して社会人になった方については、新規の申込は決してできません。
しかし、契約期間が終了するまでは追加借入できる場合もあります。
安定した収入を得ていること
学生ローンは、学業のために貸与される奨学金とは全く違います。あくまでも用途自由の貸付なので、学生といえども安定した収入が無ければ審査に通りません。
学生にとって主な収入源は、アルバイトです。月間2万5,000円以上のアルバイト代がある方は審査に通る可能性がありますが、あまりシフトを入れていない学生は落とされてしまうこともあるでしょう。
審査に落ちる学生の特徴 |
- アルバイト・パートをしていない
- 利用目的が浪費的である
- ヒアリング時に嘘が発覚した
- 希望額が多すぎる
学生ローンにおけるお金の借り方
デメリットの紹介でも軽く触れましたが、学生ローンでお金を借りる方法は窓口で直接受け取るか指定口座に振込入金してもらうかのいずれかになります。
窓口で借りる場合は、審査通過後に直接学生ローン窓口に向かいましょう。振込入金を希望する場合は、手持ちの口座番号を登録する必要があります。
初回については、担当者の案内もあるためさほど迷わずに借入できるでしょう。しかし、注意しなくてはいけないのはもう一度学生ローンを利用するときです。
場合によっては借りるたびに再審査
学生ローンは、2回目以降の借入時に現在のアルバイト状況を報告しなくてはいけないことが多いです。
万が一シフトが減っていたり、アルバイト先が変わっていたりすると、再審査を受けなくては借入ができません。
どれだけ急いでいる状況でも手続きは省略してもらえないので、緊急時には向いていないと言えます。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
フリーターと違い、学生は「アルバイトが長続きしない」という先入観を持たれがちです。これが原因で、学生ローンは利用者の収入状況をマメに確認したがるわけです。
学生ローンの返済方法
前述の通り、学生ローンに自動引き落としはありません。カードを利用したATM返済等にも対応していないので、学生ローンが指定する口座に直接入金するしか支払い方法が無いのです。
注意しなくてはいけないのは、銀行の営業時間内にしか入金できないということ。平日の14時以降に入金すると、翌営業日の支払い扱いになります。
マネット編集担当/キャッシングガイド
奥山 裕基
休日と返済日が重なった場合は、期限が延期されます。本当に注意しなくてはいけないのは、金曜日が返済日になったときです。14時を過ぎると、少なくとも2日以上の遅延を余儀なくされます。
実際に多くの学生が利用しているのは学生ローンではない
- 免許を取りたいけどお金がない
- サークルの合宿前なのに金欠だ
- バイト代では欲しい物が買えない
どうしてもお金を用意したい、しかし学生だから解決策が思い浮かばない。そういった状況でも、安易に学生ローンに手を出す前に、それ以外の選択肢にも目を向けてみてください。
成人している学生が利用しているのはカードローン
実際に借入を考える成人している学生は、学生ローンよりもカードローンを利用しているケースが増えています。
カードローンとは、学生ローンと同じく限度額の範囲内で自由に現金を借りる、用途自由のローン商品です。しかし、使い勝手や利用条件を比較するとカードローンの方が圧倒的に優秀と言えます。
特に「学生ローンという名前に安心感があるから」という理由で利用を検討していた方は、以下の比較表を見て本当に賢い選択肢はどれかを考え直してみてください。
比較項目 | カードローン | 学生ローン |
---|---|---|
親の同意 | 不要 | 不要 |
利用目的 | 自由 | 自由 |
提出書類 | 身分証明書のみ | 学生証 身分証明書 |
利用金額 | 最大500万 ~800万円 |
最大50万円 |
審査時間 | 最短20分 | 1日~3日程度 |
借入方法 | ATM借入 口座振込 窓口で受取 |
口座振込 窓口で受取 |
返済方法 | 自動引落とし ATM入金 振込入金 |
振込入金 |
再審査の タイミング |
増額申込時 | 追加借入時 |
このように、どの項目を比較してもカードローンの方が洗練されていることがわかります。
初めてお金を借りる学生の方にとっては、どのローン商品も不安が残るものかもしれません。しかし、だからこそ経営規模が小さな中小業者である学生ローンより、大手企業が発行しているカードローンを使った方が安心です。
ただ、カードローンは成人していないと利用できないので、未成年の人は学生ローンを利用しましょう。
本当に学生が使っているカードローンとは?
では、実際に学生人気が高いカードローンを紹介します。
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まとめ
学生ローンは、両親にバレずにお金を用意できる方法のひとつです。スムーズに手続きを進められれば、最短で当日中にお金を用意してもらえるでしょう。
しかし、学生ローンは使い勝手が悪いことについては頭に入れておいてください。商品性に着目するなら、カードローンという選択肢の方が安心してお金を用意できます。
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元 銀行員|武藤英次
社会的信用の大切さを理解してから借りましょう
学生にとって金融機関からお金を借りるという体験は、生まれて初めてであるケースが多いでしょう。中には親や友達からお金を借りたことがある方もいるかもしれません。親であれば少々返済が遅れたり、場合によってはチャラにしてもらえる場合もあるでしょう。友達でも少々の遅れなどは笑って許してもらえるかもしれません。しかしながら金融機関からのお金の借入は、そういった口約束的なお金の貸し借りとは全く異なる法律上の契約を伴う厳格なものなのです。軽い気持ちで無計画にお金を借りて返済に行き詰まってしまうと、想像以上に大きなペナルティーを受けることになります。しっかりとお金の勉強をしてから借りても遅くはありません。