イオン銀行カードローンで今すぐ増額する方法と申請する際の注意点
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元 銀行員
銀行の支店勤務にて、カードローン（個人向け融資）の申込み受付・審査・管理などを含むあらゆる業務を経験。10年以上の勤続期間中に、延べ10,000名を超える利用者に適切な提案を行った。
- ✓今月、お金足りないな…
- ✓よし、イオン銀行カードローンを使おう
- ✓あ！限度額が足りない！
何かあったときの緊急用として契約している人もいる、イオン銀行カードローン。しかし、便利だからといって使いすぎると限度額が足りなくなることもあります。
そんなとき、増額という選択肢があります。この記事では増額の申し込み方法や、増額する際の注意点について解説していきます。
イオン銀行カードローンが限度額不足で利用できない
カードローンで借入できる限度額は、契約時の審査で決定します。これは、イオン銀行カードローンも同様です。
そのため、イオン銀行カードローンを限度額を意識せずに度々利用していると、お金が必要というタイミングで限度額が不足してしまう可能性もあるのです。
イオン銀行カードローンの限度額は審査によって決定される
最大限度額が800万円と高額なので、イオン銀行カードローンなら大きなお金を容易に借りることができると思う人もいるかもしれませんが、実際に借入できる金額は審査によって決められています。
審査とは、収入の状況や信用情報を基に、返済能力を判断する手続きのことです。
つまり、現在設定されている限度額はあくまでも「過去に行った審査時の返済能力に則した金額」ということになります。
増額で借り入れできる金額を引き上げる
お金を借りたいのに限度額が不足しているのであれば、増額をするのが適切な対処法と言えるでしょう。
入会時の審査によって決められた限度額は、イオン銀行カードローンの利用実績がない状態で判断された金額なので、本来付与できる限度額より少なく設定されている可能性があります。
イオン銀行カードローンを増額すると金利が下がる可能性もある
増額をすることで、金利が下がる可能性もあります。
銀行カードローンでは限度額に応じた金利の設定がされていることが多く、限度額が一定のラインを超えると、自然と金利が下がるように設定されているのです。
金利を増額によって下げるために重要なポイントは、自分がどの程度の限度額を付与されていて、いくらの限度額になれば金利が下がるかを認識して、申し込みをすることです。
イオン銀行カードローンの金利は限度額に応じて決まっている
イオン銀行カードローンの金利は、付与される限度額によって以下の表のように変動します。
限度額 金利 10万円~90万円 年11.8~13.8% 100万円~190万円 年8.8~13.8% 200万円~290万円 年5.8~11.8% 300万円~390万円 年4.8~8.8% 400万円~490万円 年3.8~8.8% 500万円~590万円 年3.8~7.8% 600万円~790万円 年3.8~5.8% 800万円 年3.8%
たとえば、現状の限度額が10万円～90万円の間に設定されている場合、200万円以上まで増額できれば、金利を引き下げることができるのです。
イオン銀行カードローンの増額方法
- ■限度額を使いきった
- ■まだ完済していないが、まとまったお金が必要に
- ■限度額では必要な金額に足りない
残りの限度額では補いきれない金額が必要になったとき、イオン銀行カードローンを増額するという手段があります。
イオン銀行カードローンで増額する手順が以下のような流れになっています。
- カードローン専用マイページにログイン
- マイページ内のバナーを選択・申し込み
- 増額審査
- メールで審査結果をご連絡
1｜カードローン専用マイページにログイン
イオン銀行カードローンの増額は、カードローン専用マイページから行うことができます。
マイページのログインには、店番（支店名）・口座番号・口座名義人（全角カナ）・生年月日・ローンカードの暗証番号が必要です。
ローンカードの暗証番号を忘れた場合
暗証番号を忘れてしまったという人は、コールセンターに問い合わせてください。
イオン銀行コールセンター ローン専用ダイヤル
「0570-000839」が電話番号です。
年中無休で9:00～18:00の間、受付可能なので平日が忙しい人は土日や祝日を利用して電話してみましょう。
2｜マイページ内のバナーを選択・申し込み
ログインした後は、トップページに表示されている増枠（増額）案内のバナーを選択しましょう。
バナーを選択すると、申し込み画面に変わるので、必要事項を記入してください。
3｜増額審査
増額審査は、申込者の収入状況(年収・他社借入額)や信用情報などを確認します。これらは入会時の審査と同様です。
しかし、増額審査はこれらに加えて、イオン銀行カードローンの利用実績も審査基準になります。
利用実績とは、主にイオン銀行カードローンで返済遅延をしていないか、どの程度の金額を現在借りているのかのことです。
4｜メールで審査結果をご連絡
増額審査の結果はメールで通知されます。ドメイン拒否をしている人は「@mail.info.aeonbank.co.jp」からのメールを受取れるように、設定をしておきましょう。
また、限度額が希望通りに引き上げられることもあれば、希望よりも少ないが引き上げられることもあれば、変更できないという判断をされる場合もあるので、注意してください。
この限度額が再設定される際に、先述した金利の再設定も行われる可能性があります。ただし、これは先述したとおり一定の限度額を超たときにのみ、行われます。
イオン銀行カードローンの増額審査
上記で紹介した増額審査について、もう少し詳しく解説します。
増額の審査では、契約内容の見直しが行われます。新規申し込み時に合意した契約内容を見直して、改めて現状の返済能力に適した限度額で契約し直すのです。
しかし、新規申し込み時の審査とは少し基準や内容が異なるので確認しておきましょう。
利用実績が重視される
増額審査は新規申し込み時と異なり、申込者の利用実績が重視されます。利用実績とは、主にイオン銀行カードローンの返済状況や借入額などのことです。
例えば、返済遅延を1回もしたことがない人であれば、限度額を増やしても問題ないと判断されるかもしれません。しかし、返済遅延を何度かしているような人は、増額の審査に落ちてしまう可能性があります。
原則として在籍確認は行われない
入会申し込み時の審査では、本当に仕事をしていて収入を得ているのかを調べるために在籍確認をしますが、増額審査では基本的に在籍確認は行いません。これまでの返済状況から安定した収入を得ていることが分かるためです。
しかし、増額審査でも在籍確認を行うケースもあります。それは、勤務先を変更したというような場合において、申込者の収入状況の変化を把握する必要がある場合においてです。
このように、改めて在籍確認が行われることもあるので、会社に電話連絡が来ると困るという人は注意しましょう。
増額審査は即日で行われるとは限らない
追加でお金を借りたいけど、限度額が足りない。今すぐ増額したい。
このような場合でも、増額の審査は即日で結果が通知されるとは限りません。どのような状況だと、審査に時間を要する可能性があるのか見ていきましょう。
一般的に新規申し込み時の審査より時間がかかる
新規申し込み時の審査と増額審査では、審査基準が異なります。そのため、新規申し込み時よりも審査に時間がかかる可能性は十分にあるのです。
先述したように、増額審査は利用実績も重要な審査基準になります。利用実績や申し込み者自身の情報は、イオン銀行カードローンが把握していますが、信用情報は外部の機関に問い合わせしなければならないので、時間がかかる可能性も考慮しておいた方が無難でしょう。
土日はさらに時間がかかる可能性も
一般的に銀行は平日しか営業しておらず、営業時間も夕方には終了している銀行がほとんどです。
イオン銀行カードローンの増額審査に、どの程度の時間がかかるのかは公式サイトに記載されていません。しかし、一般的な銀行カードローンと同様であれば、土日に申し込みをした場合、審査が行われるのは早くても翌営業日になってしまうでしょう。
たとえば、金曜の夜に申し込むと翌営業日の月曜日まで審査が行われず、審査結果が通知されるのは火曜という可能性も十分にあるのです。
増額審査に落ちやすい人の特徴
審査である以上、増額審査に落ちる人もいます。これは公式サイトにも記載されていることです。
ただし、増額審査に落ちる人には、一般的に共通した特徴があるので、その特徴から対策を立てることも可能です。
特徴1｜イオン銀行カードローンへの返済が遅れている
増額審査は、イオン銀行カードローンの利用実績も審査対象になります。いまイオン銀行カードローンへの返済が遅れている場合、増額してしまうと、さらに借金が増え、返済が期日どおりに行われない可能性が考えられるためです。
また、これまでに返済を数回でも遅れたり忘れたりしたことがあるという人も、増額審査を通過できない人に共通している特徴と一般的に言われています。返済に対しての姿勢に問題がある人の、限度額を増やしても、返済されないリスクを拭いきれないためです。
特徴2｜返済能力が不足している
希望する限度額と返済能力が適切ではないと、審査に落ちてしまいます。
例えば、新規申し込み時よりも年収が低くなっていたり、他社借入の金額が増えていたりする場合、希望する限度額に対して返済能力が不足していると判断され、審査に落ちてしまうのです。
特徴3｜クレカ等の支払いに遅れている
増額の審査は、イオン銀行カードローンの利用実績以外も改めて確認されます。クレジットカードや他のローンの利用状況も、新規申し込み時の審査と同様に審査基準となります。
例えば、クレジットカードの支払いが遅れていたり、他のカードローンの返済が遅れていたりすると、それらの情報は審査で確認されてしまうのです。
仮に、イオン銀行カードローンの返済に遅れていなくても、他のカードローンやクレジットカードの返済を遅れている場合、審査に落ちる可能性があるので注意しましょう。
イオン銀行カードローンで増額する場合の注意点
「自分なら増額の審査に落ちないだろう」
このように思っている人も、少し待ってください。実際にイオン銀行カードローンに増額の申請をするなら、それに伴うリスクを理解してからでも遅くはありません。
注意点1｜増額審査には時間がかかる可能性も
イオン銀行カードローンの増額審査は、結果がすぐに分かるとは限りません。審査の基準が入会時のものとは異なるため、申し込んでから審査の結果が通知されるまでに数日以上かかる可能性もあります。
「今すぐにでもお金が必要」
このように切迫した状況の人にとって、増額は適切な選択肢とは言えないかもしれません。
注意点2｜限度額が50万円を超える場合、収入証明書が必要
50万円を超える限度額を希望する場合、収入証明書の提出を求められる可能性があります。
イオン銀行に提出できる収入証明書・以下のいずれかのご年収（収入）を確認できる書類
①源泉徴収票（前年度）
②直近3ヵ月以内に発行された給与明細2ヵ月分
③住民税の課税決定通知書
※ 個人事業主、法人代表者の方はお借入れ金額にかかわらず、必要になります。
（ご用意いただく書類は③です。）
※ ①②は社名表記のあるものでお願いいたします。
※外国籍の方は永住権の確認の取れる在留カードまたは特別永住者証明書
50万円を希望する場合は、あらかじめ用意してから申し込みをすると、スムーズに手続きできるでしょう。
注意点3｜増額打診の電話やメールが来ても必ず増額できるとは限らない
場合によっては、増額をカードローン側から打診してくる場合もあります。
一般的には利用実績が良いユーザーに、打診が行われると言われていますが、打診があったからと言って、必ずしも増額審査に通過するとは限らないのです。
あくまでも、利用実績だけを見て判断しているので、信用情報などは確認していません。そのため、実際に申し込みをしたら、信用情報に問題があって、審査に落ちてしまうという可能性も否定できないのです。
どうしてもお金が必要、そんなときは…
- 「先延ばし出来ない支払いがある」
- 「遊びに行きたいのに、お金がない」
- 「必要なものがあるのに、お金が足りない…」
お金を用意できないと困るのに、イオン銀行カードローンの限度額では足りない。しかし、増額は時間がかかる可能性があり、お金を借りられる目処が立てにくい。
でも、お金を用意できないという問題は残ったまま。そのような場合は、他の選択肢も考えてみましょう。
他のカードローンに新規申し込みをするという選択肢もある
イオン銀行カードローンを増額するという方法は、必要なお金を借りるまでに時間が掛かる可能性があります。
必要なお金を借りる方法は、増額だけではありません。他のカードローンに新規で申し込みをするという選択肢もあります。
この選択肢は複数の金融機関を利用することになるので、より計画的な利用が必要です。
大手消費者金融なら手間がかからない
他のカードローンに新規で申し込みをするのであれば、大手消費者金融のカードローンがおすすめです。
大手消費者金融のカードローンに新規申し込みをするのであれば、借り入れ希望額を50万円以下にすることで、収入証明書の提出をしなくて済むことが多いです。
増額の場合は、基本的に収入証明書の提出が必要になるので、収入証明書を発行するのが面倒という方には大手消費者金融のカードローンに新規申し込みをするという選択肢は適しているかもしれません。
審査が早いので今日中にお金を借りられる可能性がある
イオン銀行カードローンの増額審査は数日かかる可能性があります。しかし、大手消費者金融のカードローンに新規申し込みをするのであれば、最短20分で融資を受けられるかもしれません。
審査が早いといっても、あまりにも遅い時間に申し込みをした場合、審査は翌日になってしまいます。
そのため、利用すると決めたら早めに行動しておいた方がいいでしょう。基本的には申し込みをした順番に審査を行うので、早い時間に申し込みをすればするだけ、融資を受けられる時間も早まります。
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まとめ
イオン銀行カードローンは、非常に低金利なカードローンです。しかし、限度額不足になることもあります。
お金を何とかして用意しなければいけない。でもイオン銀行カードローンの限度額では足りない。そのような場合、問題を解決する方法は増額だけではありません。他のカードローンに新規申し込みをするという選択肢もあります。
少なくとも、増額では「お金を用意しなければならない時間・日付」までに間に合わない可能性が拭いきれません。審査の早いカードローンに新規申し込みをすれば、最短1時間で融資を受けることができます。
Q.増額時と入会時の審査はなぜ内容に差があるのか
元 銀行員｜武藤英次
増額は再借金を申込むようなものでもあるためです
個人的にお金を貸し借りするような場合、完済するよりも前に「もっと貸して」と言われた相手は「大丈夫かな」と大いに心配になることでしょう。カードローン会社も同様な考え方をするのはある意味当然と言え、増額申込みの場合の審査は入会時審査よりも慎重になるのは必然なのです。仮に返済に行き詰まっての苦し紛れの増額である場合、増額した分も返済に行き詰まる危険性は高く、カードローン会社としては増額により大きなリスクを負わねばなりません。そのような事態は回避せねばならない事情があるため、増額審査は入会時審査よりも慎重に審査されることとなるわけです。